――――キーンコーン――――



授業終了のベルが学園島に鳴り渡る

太陽に照らされる綺麗な校舎

放課後の賑やかな教室




そこでハネっ毛を揺らしながら思いっきり両腕を上げて背伸びをする伊藤啓太の姿があった。小さく唸ると腕を下ろし、さっきまで眠気を促していた数字や文字の羅列ばかりの教科書をたたむ・・・・と肩をポンッと軽く叩く大きな手。啓太は後ろを振り返って相手を見上げるとニッと口の端を上げて微笑む。

「和希・・・俺、今日こそダメかと思った。すっごい眠くなっちゃってさぁ」
「はははっ啓太、そんな調子じゃあ授業・・・・置いてかれるぞ。」
「なんだよっ和希のイジワルっ」

いつも通り二人で楽しそうに話しているときだった・・・・廊下から小さな響きが教室に伝わり・・・・それは時間がたつにつれて大きなものに・・・・・

バッターーーンッ!!!

「啓太ぁーーーいるかぁ!?」

激しく大きな音を立ててドアが開いたと思ったら、そのドア枠の真ん中に赤毛の少年がたっている・・・・・その名は、滝 俊介。小さな肩を大きく揺らしながら呼吸を繰り返す・・・しかしその表情はいたって明るく爽やかな笑顔である。
啓太は驚きのあまり瞳を何度か瞬きし思わず大きな声を出してしまう。

「俊介っ!?どうしたんだよ・・・一年の教室に・・・っ」

と、ここまで言ってあっと周囲を見ると啓太は・・・・クラスメイトの白黒した瞳に恥ずかしげに肩を竦める。和希は腕を組みながら呆れ顔で滝から啓太を守るように立つ。

「もぅ、また啓太を使うのはやめてくださいよ?」
「げっなんで分かったんや!?」
「先週もデリバリーのバイトの手伝いを啓太に頼んだでしょう?」
「しょうがないやろ!?俺も身が一つなんやっ・・・なぁ啓太ぁ〜助けてぇ」

自分よりも体格のいい和希にアウアウしながらも情けない声を出して啓太にすがる。
啓太は苦笑すると和希の後ろからヒョコッと顔を出し滝にニッコリ微笑む

「いいよっ・・・・俺、手伝うよ俊介っ」
「ほんまにーー!ありがとぅ・・・・ほな早速いくでぇー!」

みるみる元気な笑顔になった滝は覗いている啓太の腕を掴むと素早く引っ張り教室から出て行こうとする。啓太は咄嗟に鞄を持つのが精一杯で不服そうな親友の表情を確認する事もできないほどだった。




嵐が過ぎ去った後の教室は、いまだに目を白黒させた生徒と唸る親友の姿があったとか・・・・・











「えっ・・・・本当にこれ飲まなきゃいけないんですかぁ!?」
「うん。薬が二種類あるんだけどね・・・身体に害はないはずだから大丈夫だよ。ただ、一つはカプサイシンも入っているものだから少し辛いかもしれないけど・・・」
「う・・・・海野先生・・・・」

可愛い顔をして本当にとんでもない薬を作る海野先生を目の前に、滝と啓太はにじむ汗を額に感じていた。隣で小さく固まる滝に啓太は軽く小突きヒソヒソと話す。

「おい・・・・俊介。このために俺を呼んだのか・・・・?」
「死ぬときは一緒やで・・・啓太・・・・」

微かに震える滝に啓太はもう何も言えなくなる。啓太は意を決して薬の入った紙コップを手に取ると滝に目配せをして促す。滝もゴクリと小さく息を飲むともうひとつの紙コップを手に取った。

「せーのっ」

掛け声を合図に一気に飲み干す。そんな姿を海野先生はニコニコしながら見守っていた。

「どう?どう?」
「どうって・・・・・これ・・・か・・・辛ぁーーーー!!!!」

滝は思いっきりむせると涙を流し、科学実験室内に設置してある簡易キッチンにかけこむ。
そんな哀れな先輩の姿に啓太は苦笑いして今度は自分になにかあるんじゃないかと胸をドキドキさせていた。

「どう?伊藤君・・・・何か変わらない?」
「へ・・・・えっと・・・何もないみたいです。」

拍子抜け。
特に身体に異常は見られない。自分は運がよくて本当に良かったと啓太は胸を撫で下ろした。鳴り止まない小さな先輩の叫びを哀れに思いつつ・・・・・











てくてく啓太は一仕事終えて寮の夕日の差し掛かる廊下を歩いていた。

「七条さんは部屋にいるかなぁ」

と、その瞬間。

ドクンッ

脈に血が熱く通り心臓を揺らす。

ドクンッ

その鼓動はだんだん早く

「な・・・・・なに・・・・!?・・・身体が・・・熱い・・・・」

胸元をギュッと握り締め啓太は呼吸が荒いままに座り込む・・・・
やばい・・・これっ・・・・薬の副作用!?
啓太は完全にうずくまると身体をかけめぐる熱に耐えていた。
・・・・・・・・と、ふいに身体が一気に軽くなったと思うと次の瞬間には視界が真っ暗に・・・・・。

・・・・な・・・・なにコレっ・・・・

モゾモゾと囲まれる布の中から飛び出し、その物体を振り返る・・・そこには見慣れた赤い制服の上着と緑のネクタイ・・・そしてズボンに・・・・パンツ。
なななななななななな・・・・・な・・・

「みゃーーーーー!!」(なんだこりゃーーーーーー!!)

叫んだ声もなにやら可笑しい・・・・自分の身体を見下ろすと薄茶色の毛が目に映る。
俺・・・こんなに毛深かったっけ!?も・・・・・もしかしてっ

「みゃ?」(猫になってる?)





頭が本当に混乱してくる。さっきまでいつも通りだったのに・・・・・
とにかく、この洋服なんとかしなきゃっ変に思われちゃう。
啓太は四足で歩き始めると、制服を口に咥えて懸命に移動させはじめる。当たり前に慣れない身体にぎこちないままどうにか一つ一つ近くの大きなプランターの裏に隠してしまう。
あ〜あ・・汚れちゃうかもしれないけど・・・とにかく今は元の姿に戻ることを考えなきゃ・・・・。

と、ふいになにやら悲しくなってしまう・・・・こんな時にも無性に逢いたくなる・・・

「にゃ・・・・」(七条さん・・・・・)
「おや?こんな所に子猫が・・・・」

へっ!?声がしたほうに思いっきり首を上げると、そこにはとっても逢いたかった人の笑顔・・・・七条さんっ・・・・
啓太は嬉しくて七条の元に近づいていく・・・・七条は優しい瞳で微笑むと啓太の両脇に両手を差しこみ抱き上げて目線の高さに持ってくる。

「これはこれは可愛い子猫ですねぇ・・・迷いこんだんですか?」
「にゃあにゃあっ」(七条さん、俺ですっ!伊藤啓太なんですっ!)
「頑張って歩いて来たんですね。」
「にゃ〜・・・・」(あぁ・・・全然通じてないよ)

啓太はガックリと肩を落とす。
トノサマとは話が通じているように見えたけど・・・やっぱりダメかぁ・・・・。
そんな啓太の様子を見て七条はクスリと笑うと

「ふふっ・・・・お腹が空いたんですか?僕の部屋に来ますか?」
「・・・・・・・・・にゃっ」(・・・・・・・・はいっ)

言葉がダメならと啓太は首を縦に振る。七条はその様子に紫の瞳を細めて嬉しそうにすると啓太を抱きかかえたまま自室へと歩いていった。











いつもよりも大きく感じるベットの上で伊藤啓太は小さな身体を丸めていた。
そこにソッと置かれるミルクの入った丸くて平らな器・・・喉の乾いていた啓太は素直に身を起こすとミルクを舌を出して飲み始める。その姿をニコニコしながら七条は傍に座って見つめていた。

「美味しいですか?」
「にゃあっ」(はいっ)
「おやおや、これでは僕の言葉が分かるみたいですね・・・・・ふふっ」

本当に楽しそうな笑顔の七条。啓太は少しまた寂しく感じてきた。胸がつまりそうにだってなる・・・・この笑顔は啓太自身にではなく可愛い子猫に向けられるもの・・・
七条さん・・・・こんなに傍にいるのに・・・・
大きな空色の瞳を細めると啓太は俯きベットに頭を下ろす。自然と尻尾がうなだれる。

「どうしたんですか?」

俯く啓太を見て七条はフワフワした猫毛を優しく撫でる。気持ちよい手の感触を感じながら・・・・撫でられるたびに涙が出そうになる・・・

「・・・・・君を見ていると誰かさんを思い出しますね・・・・」
「にゃあ・・・・・」(七条さん?)

啓太は顔をパッと上げて七条を見上げる。その視線の先はさっきよりも心なしか柔らかく優しそうな笑顔に見える。

「そう・・・・伊藤君を・・・・君みたいにこんなに気持ちの良い毛並みで、透き通った空色の瞳をしている・・・んで・・・・・」

と、ギシッとベットが軋んだと思ったら次の瞬間、七条の瞳が丸くなって静止する。
どうしたんだろう・・・・?
啓太は首を傾げて相手を心配そうに見つめていると、次の瞬間には七条はニッコリいつもの笑みに戻っていた。その笑みもなんだか、さっきよりも近い感じがする。

「可愛い子猫ですね・・・・ほらっ・・・鳴いてみせて下さい?」
「にゃあっ」

あれ・・・・?なんか声がさっきと違うというか・・・俺の声そのものというか・・・・。

ん?
んん?

啓太は恐る恐る自分のベットについている両手を見下ろす。
と・・・・そこには立派な人の手が二つ・・・・・・・
暫く思考が追いつかない・・・・
啓太は両手を凝視したまま固まっているとそこに企みを含む七条の声・・・・。

「本当に猫の尻尾と耳がお似合いですよ?伊藤君・・・・」
「えっ・・・・・えぇーー!?」

見れば双尻には薄茶色の尻尾が揺れている・・・慌てて頭に両手を添えると柔らかい耳がしっかり存在している。
なんでこんな半端に元に戻るんだよーーー!!しかもさっき猫になってから服なんかつけてないし!ぷ・・・・・プランターの裏だしぃーーーー!!
心の叫びもむなしく、啓太は急に恥ずかしくなって全身が苺色に染まっていく。そしてすぐにベットのシーツに隠れようとした・・・・が七条が啓太の両手首を掴みそれを逃がさずベットに押し倒す。その時、ミルクの入った器がひっくり返り啓太のお腹を濡らしてしまった。

「凄くいやらしい姿ですね・・・・伊藤君・・・・」
「七条さん・・・あの・・あのこれはぁっ!」
「理由は後で聞きます・・今は、とにかく君を抱きたい・・・・っ」
「えっ・・・・な・・・・んっ・・んんぅっ」

激しいキス・・・それでもねっとりした舌は啓太を翻弄していく。その度にベットと身体の隙間から覗く尻尾が揺れる。
七条は一気に身体にまとわりつく衣服を脱ぎ捨てると直接肌を合わせてミルクで濡れた啓太のお腹を滑るように上下に動かす。時折、啓太の胸の突起が七条の胸板に擦れその度に身体をピクッと跳ねさせて喘いでしまう。

「あぁ・・・っ・・・し・・ちじょさっ・・・・」
「啓太君・・・」

今度は七条自身が啓太自身を押し付けるようにくっつけ上下に揺れるものだから啓太は堪らず足を開いて腰を無意識に揺らしてしまう。その姿を見て妖艶に微笑むと七条は何度も何度も根元から先端にかけて自身を擦りつけていく。

「あぁんっ・・・やぁんっ・・・おみ・・・さっ」
「・・・気持ちいい?啓太君・・っ・・・・・」
「そんなっ・・・・・言えなぃっ・・・・あぁっ」

七条は更に腰を早めていきながら揺れる尻尾の根元を片手でやんわり掴む、と・・・啓太は更にびくびくッと身体を震わせた。

「ふふっ・・・ここも感じてしまうようですね?」
「強く・・・握らないでぇ・・・・っ・・・あっやぁん」
「強くって・・・・・こうですか?」

いつもと違う感覚に啓太は眩暈を起こしそうな気持ちになる。
そのまま身体を後ろにひっくり返され啓太はベットに腰を突き上げたまま伏せるような体勢になる。
・・・・この体勢は・・・・絶対に恥ずかしい部分が丸見えになってる!?

「いやっ・・・いやぁっ・・・」

懸命にこの体勢をどうにかしようと啓太は身じろぎながら首をイヤイヤと振るが七条の大きな手はそれを許さない。それどころか尻尾がフリフリ動く姿に更に煽られて息が荒くなってしまう。七条は自分の身体がどんどん熱く興奮しているのを感じながら顔を啓太の双尻に埋めた。

「わぁっ・・・!?」

ビクリッと一度大きく身体を震わせると次の瞬間には啓太は七条の舌の感触を双尻の間に感じて動きが止まる。そうしてすぐにその巧みな舌の動きに思わず集中してしまう。
それどころか羞恥とは逆に双尻を揺らしてしまうほどだった。

「あ・・・・あぁ・・・・んぅっ」

蕾の周囲を舐めていた舌はだんだん浅く中に入り込む。中をほぐすように出し入れを繰り返し入り口をグショグショに濡らしていく。気づけば七条の両手は啓太の双尻を割るように押さえながら頭を揺らしている。
・・・・・七条がゆっくり頭を上げると・・・・口から溜め息をもらし・・・・・・・・・

「あぁ・・・・・すごい・・・啓太君。」
「お・・・おみさん・・・・・」

濡れて微かに光る双尻を相手に突き上げたまま猫の尻尾をふり・・・・羞恥に赤くなった頬に涙ぐんだ瞳・・・・・そんな可愛い顔を後ろに向けながらもその頭には猫の耳が飾ってある・・・なんて壮絶な光景。

「ねぇ・・・・・啓太君。僕におねだりして?」
「お・・・・ねだり?」
「はい・・・・僕のがココに欲しい・・・でしょう?」

七条はツーーーッと人差し指で啓太の双尻をなぞると身体がまたピクリと小さく震える。そんな姿に七条はクスリと微笑んでしまう。
もう快楽を求める色に染まった瞳はもう七条臣の姿しか見えなかった。

「ココに・・・・・・」

愛らしい唇が震えながらも動き始める。七条は小さな声も絶対に逃さないといった風に静かに微笑を浮かべながら耳を澄ます。

「ココに・・・いれて・・・・下さい。」
「何をですか?」

イジワルな質問。啓太は涙が伝う頬が空気にさらされてひんやりするのを感じながらグッと息を詰まらせるものの・・・その唇の動きが止まりそうにはない。

「ココに・・・いれてぇ・・・七条さんの熱いのが欲しい・・・・・」

ここまで口にすると啓太は恥ずかしくてギュッと瞳を強く閉じる。
七条は勢いよく啓太の双尻を鷲掴むと一気に自分自身をその熱い中に収めた。

「あーーーーっ・・・あっ・・・・おみさんっ」
「ふっ・・・・・キツイですね・・・・けいた・・・・っ・・・・さぁ、どうして欲しい・・・ですか?」
「おみさっ・・・・・動いてっ・・・俺の中でいっぱい動いてっ」
「・・・・・はい。こちらに僕のミルクをたっぷりと入れて差し上げますよ」

ニッコリ微笑むと七条の下半身が激しく前後に揺れ始める。その度に啓太の身体はベットのスプリングの軋む音と共にガクガク震えクセ毛も一緒にユラユラ揺れた。啓太は両手できつくシーツを掴み身体を渦巻く快感に懸命に耐える。
七条は時折前後左右にも腰を動かし、予想外の突き上げに啓太自身はどんどん雫をたらし、だらしないそれがシーツにシミを作っていく。

「発情した猫みたい・・・・」
「あんっ・・・あぁんっ・・・おみさぁっ・・・・ひゃっ」
「あぁ・・・・あまり持ちそうにありま・・・・せん・・・・・」
「おみさん・・・俺も・・・もぅダメ・・・ダメぇっ」
「たくさん飲んでくださいねっ」

七条は更に激しく腰を小刻みに動かす。
啓太はたまらず先に自身を膨らませると先端を白濁した液をベットにたたきつけた。
その瞬間、蕾も一気に収縮し七条自身を甘くしめつけ、何度か敏感な啓太の身体をを揺らした後、勢いよく熱い欲望で啓太の中をいっぱいにした。















「おやおや・・・伊藤君。可愛い耳・・・なくなっちゃいましたね。」
「へっ・・・・・・・そうなんですか?」
「はい。尻尾も・・・・・ないみたいですよ。」
「・・・・・良かったぁ・・・」

ベットで裸のまま一緒に布団を胸元までかぶって情事の後のまどろんだ雰囲気で満ちていた。啓太はポワッとした思考のまま七条の胸元に自分の頬をスリッと擦り付けると七条が引き寄せるように肩にまわした手に優しく力を入れた。

「猫になっちゃった時・・・・・・とっても七条さんに会いたくなっちゃって・・・」
「伊藤君・・・・」
「だからあの時、とっても嬉しかった。・・・・・七条さん、ありがとうございます・・・」
「僕こそ・・・・お礼を言いたいくらいですよ。」
「え・・・・・なんでですか?」
「だって・・・・・」

そっと啓太の耳元に七条の唇が近づく・・・・・

「とっても美味しい伊藤君を頂きましたから・・・・」

啓太の頬は一瞬にして赤く染まると・・・その顔を隠すように更に七条の胸元に顔を埋めた。そんな可愛い啓太の仕草に満足そうに微笑みながら恋人に聞こえないように呟く。

「その薬・・・・・是非また使わせて頂きたいですね・・・・」

確か明日はデータ整理の手伝いで海野先生と会うはず。
そう考えると口元が緩んできて仕方がない七条の様子に啓太は全く気づくことなく、このまま夢をみることとなる。



その夢には輝くような笑顔の七条が出てきたとかなんとか・・・・・・・




























































くくくくく薬ネタについに手を出しましたよ!M歩さん!(笑
猫ちゃんが大好きな七条さんに
猫ちゃんになっちゃった啓太君を差し出してみました。
いやぁ思ったとおり大興奮の七条さんでしたね(ぉぃ
この調子で啓太にどんどんいろんな格好をさせたいと思いますvv