「伊藤君。お誕生日おめでとうございます。」













目の前に、ふんわりと差し出される物は

薄いピンクに透明感のある花が模様が散りばめられている包装紙に

甘い赤色のリボンが可愛く添えられている大きな箱


啓太は嬉しさと期待に胸を膨らませながら、その箱を受け取る。


「ありがとうございますっ!開けてもいいですか?」


首を傾けて伺うと、視線と微かな首の動きを合図に促され、包装を解いていく

恋人の柔らかい笑顔に、ますます輝きが備わった気がした。

















「これ・・・・服だぁ・・・・」


薄い紙に包まれた中から出てくるのは
チェックの半そでYシャツに、落ち着いた色のTシャツにズボン
少し考えて・・・啓太は瞳を大きく開いて呟く。


「あ・・・これ・・・っ。あの時の・・・・」


目線の高さまで服を持ち上げながら啓太は思い出す。
確かにこの服は見覚えのあるものだ。
デートの時に一緒に歩いていて偶然に見つけた小さなショップ
そこで啓太はショーウインドウに飾ってあるTシャツを一瞬見つめていた。
「欲しい」とか「いいなぁ」とかそんな言葉を口にした覚えはなく
ただ、見つめただけ・・・・いつのことだったかは啓太にさえ思い出せないのに・・・・・
不思議でいっぱいといった表情の啓太を見下ろし、七条は顎に拳をあてながらクスリと小さく微笑む。

「伊藤君。これが欲しいなぁっていう顔で見つめていましたよね?」
「どうして・・・・」
「おや?もしかして僕の勘違いでしたか?」
「いえいえいえいえいえっ!そ・・・そんなことないです!俺、欲しいなぁって思いましたっ!」

微かに困惑するように七条の眉が上がったと同時に
啓太は必死で首をブンブン振りながら、そうではないことを伝える。
そして一呼吸おくと改めて箱の中の衣服に視線を落とした。

「でも、まさか気づいてただなんて・・・思ってもみなかったから・・・・」
「驚きましたか?」
「はい・・・っ。でも、欲しいなんて、口にもしなかったのに・・・どうして?」
「それは・・・・・」

七条の指先がチョンと、啓太の唇に添えられる。
同時に啓太は惜しみなく空色の瞳を相手に向けながらも頬をほんのり赤く染めあげた。

「伊藤君の愛らしい瞳が・・・・教えてくれたからですよ。」
「お・・・・・俺の目?」
「はい。」

七条が啓太の唇に添えていた手で。、ふんわり頬を撫で上げる。
啓太は、不思議に思いつつも少々擽ったそうに肩を揺らすと、気恥ずかしそうに「そ・・・そうなんですか・・・」と小さく呟いた。




ふと・・・・視線を落としてみると、底には新しいスニーカーまで入っているようだった。驚きのあまり、肩を軽く竦ませてしまう啓太は、クリッと瞳を上げて、変わらない笑みをたたえる七条を見上げる。

「こんなに、たくさん!?」
「ひとつ服を選んでしまったら、コレも似合いそうだなぁと・・・・気づいたら次々選んでいました。」
「気づいたらって・・・・こんなにもらっちゃっていいんですか?」
「もちろん、君のために選んだんですから・・・・それとも・・・・」

慌てる啓太を他所に七条は、笑顔を消して眉をひそめて視線を落とす。
ふせた瞳を被さる長いまつげが綺麗に震え・・・・・美しく項垂れた。

「迷惑でしたでしょうか?」
「そ・・・!そんなことないです!とっても嬉しいですからぁ!」

再び啓太は勢いよく首を左右にブンブン振った。
七条はニッコリ微笑むと「良かった・・・」と小さく呟き、啓太に顔を近づける。

キス・・・される・・・・・

そう感じた啓太はふと瞳を閉じるが、予想に反して恋人の甘い吐息は耳元に移動した。
耳たぶが震えそうなほどに近い七条の唇。
啓太は「ぁ・・・・」と声を漏らすと相手の言葉を待つ・・・

「この服・・・明日のお出かけの時に、着て見せてくれませんか?」
「明日の・・・・・?」
「上から下まで・・・全部・・・・僕の用意した衣服を残らず身につけて欲しいんです。」

なんて甘くて蕩けそうな囁き

話しながらも、時々耳たぶにかすめる七条の唇にドキドキしながらも啓太は瞳を細めて頷いた。
同時に、七条の微笑みが深くなる。この時、七条の背中で黒い悪魔の羽が揺らいだのを啓太は気づくことはなく、恋人の吐息に耳を傾けて抱きしめられ幸せそうに瞳を細めると嬉しそうに微笑む。


「さて・・・それでは、美味しいケーキの次は君を頂きましょうか」
「し・・・七条さん・・・・・」

少し身体を離したとはいえ、至近距離で魅せられる恋人のおどけたようなウインクに、啓太は胸のドキドキを抑えられない。早鐘のように高鳴る心の音が、自分の耳に聞こえてくるほどだ。
だんだん唇の距離が縮まっていく・・・・・形のよい唇が目に入りフルリと肩を微かに震わせた啓太は、瞳を閉じて唇にあてられる温かい感触に酔う。両腕で相手にしがみつきながら、何度も角度を変えあって舌を交える。ジュッと舌と雫を吸われる度に首筋に痺れるような感覚が渦巻いた。

「ん・・・・・・・んぅ・・・・・・・はぁっ」
「・・・・・・・・啓太君・・・・・大好きですよ。」
「はぁ・・・・・俺も・・・・・・大好きです。」

口付けを解き、扇情的に赤く色づいた啓太の下唇を甘噛みしてペロリと舐める時には、しっかりと啓太の息は上がっていた。大きく肩を揺らして七条に身を寄せるようにもたれる。七条は眉を微かに上げると、啓太を軽々と抱きかかえて静かにベットに横たわらせた。

同時に、これから起こることの合図のようにスプリングが鳴った。



























「ふふっ・・・・こんなに足を広げてしまって・・・そんなに気持ちがいいんですか?」







「はぁっ・・・・・ああっ・・・気持ちイ・・・・・っ」



「ほら・・・・ここですかっ・・・・・」
「あぁああぁ・・・・・そこっ・・・だめぇっ!」
「だめ・・・・ですか?」

激しく突いていた七条の腰の動きが緩む。啓太は涙目で自分の間で蠢く妖艶な笑みをたたえる恋人を恨めしそうに睨んでしまった。その様子に七条が笑顔を崩さないままに肩を竦めると、啓太の両足首を掴んで、大きく割って上に高く持ち上げたので、啓太は悲鳴のような喘ぎ声をあげて眉をひそめる。

「だめ・・・・なんて言うからですよ。」
「ひ・・・・だってぇっ」

首をイヤイヤするように左右に振る啓太の瞳からは雫が零れ落ちる。
七条は慰めるように啓太の片足の太股にチュッと口付けしながら愛おしそうに啓太を見つめた。
啓太は懇願するように必死で視線を合わせる。さっきからユルユルとしか動いて貰えず腰が微かに強請るように揺らいでしまう。

「ちゃんと・・・・して下さっ・・・・」
「素直になるまで、おあずけです。」

キッパリと言われてしまい啓太は口ごもってしまう。




「口で言わないと分かりませんよ。」
「そんな・・・・・・・・・・っ」
「さぁ・・・・・言って下さい・・・その愛らしい唇で・・・」




こういう時の七条はイジワルだと啓太は思う・・・・。

啓太の表情で欲しい物さえ分かってしまう恋人。
それは、誕生日の贈り物も選ぶことができるくらいで・・・・・・
なのに、優しい笑みをたたえながらも、あえて啓太に恥ずかしい事を言わせようとするのだ。
時々、挑発するように奥に時々あたる七条自身に、どんどん理性が解されていってしまう。

「欲しい・・・・ですからぁ」

ついに観念した啓太の唇が動き始める。

「どのようにして欲しいんですか・・・・・?」

七条の声も自然に興奮で上ずってしまいそうになるのを感じブルリと身体を震わせてしまう。

「七条さんので・・・・奥をいっぱいグチョグチョって・・・・して欲しいですっ」
「上手に言えましたね?啓太君・・・・ふふっ・・・・その物欲しそうな表情・・・・・・堪らないですね。」
「ああっ・・・あぁんっ・・・・そんな・・・いきなりっ」

七条の突き上げが再開して啓太の身体が激しく前後に揺れ始める。七条が奥に届くたびにプルプルと啓太自身が、だらしない雫を放ちながら揺れ動いた。顔も身体も綺麗な人が、自分を求めて、股の間で腰を前後しているという視覚的刺激は毎回のことながら啓太を更に煽り興奮させる。たくさん七条を感じたくて、自然に足も大きく開いてしまう。
何度も何度も出入りを激しく繰り返されて、啓太の蕾は大きな七条自身を柔軟に包み込みつつ、ほどよく締め付けて七条を刺激した。

「啓太君の・・・好きなトコロもいっぱい擦ってあげますねっ・・・・して欲しいでしょう?」
「お願い・・・・・・っ・・・・いっぱい擦って・・・いっぱぁい」
「ほらっ・・・ほらっ・・・・・気持ちいいいですか?」
「イイっ・・・・あぁっ・・・あっ・・・あっ・・・・」

七条の片手が啓太の胸の突起を捻ると、更に啓太の声が高まる。
その間にも七条の腰中心部と啓太の蕾からズチュッズチュッと水音が室内に響いていた。震える太股が艶かしく、下部の激しさを物語っていた。
そしてグジュリッとひときわ深く七条自身が啓太の奥を突き上げた瞬間、啓太の身体がビクビクッと跳ね上がるように揺れ、啓太自身からも白濁したものが飛び散ったのであった。

「はぁ・・・・はぁ・・・・も・・・・・だめ・・・」
「そんなこと言わないで下さい・・・だって僕のがまだでしょう?」
「そんな・・・・・・わぁっ・・・・・」

大きさが変わらない七条自身を身体の中で感じ啓太は小さく息を飲む。

「だめ・・・・なのにぃ・・・・・ひぁっ」
「いけませんか?」
「だって・・・・んっ・・・んんっ・・・・」

イったばかりで力が抜け気味の啓太の身体をまた緩くやんわりと突き上げる七条自身。七条は首を傾けると微笑みながら、啓太の奥に自身を埋めると耳元に口を寄せる。

「本当に・・・・・だめ・・・なんですか?」


啓太の弱い部分の耳から首筋にかけて
流れる甘い誘惑に身体が期待を抱いてしまう。クタリとしていた啓太自身も芯を持ち始めてしまっていた。啓太は口を小さく尖らせると上目遣いで観念してしまう。






「・・・・・臣さん・・・・・・・・ズルイです。」





分かってるはずなのに・・・・・こんな風にされたら俺がしたくて堪らなくなるって・・・・
啓太は唸りをあげると涙目で相手を見上げる。

「今日は啓太君の誕生日ですからね・・・・君の望むものを僕はたくさんあげたいと思いますし・・・・。」

艶やかに微笑む七条は啓太の涙を唇で吸い込むと
額に、こめかみに・・・・鼻先に・・・頬に口付けをしながら唇を移動していく。
そして唇に触れようとする直前に動きをとめると吐息をはきながら囁いた。




「啓太君も・・・僕が欲しいでしょう?」





ああ・・・・・・黒い羽が揺れ動く

イジワルを言って恥ずかしい事を言わせようとしたって

それでも愛してやまない啓太の恋人

愛しい愛しい啓太の恋人








啓太はモジ・・・と腰を揺らすと

恋人の望むまま

自分の思うままに言葉を口に紡いでいく。











「七条さんが・・・・・欲しいです・・・・・・・・・」

































七条さんは啓太に恥ずかしいことを言わせて興奮したりします。(断言かい!殴
なので分かっていてもあえて質問するし、イジワルなことだって・・・・・・vv
あぁ〜興奮すんなぁ(変態
啓太、遅くなったけどお誕生日おめでとう!これからもお幸せに!