想像しなかった訳じゃないけど それは、予想以上に物凄くて・・・・・・ 「伊藤君。今日、一日僕のことを避けてましたね?」 ギクリっと啓太は肩を強張らせた。 声からはとても落ち込んでいるようには聞こえないものの、隣に座る恋人から寂しげな空気が漂ってくる。啓太は慌てて両手を顔の前でブンブン左右に振りながら真っ赤な顔の眉をしかめた。 「そ・・・そんなことないですよっ!!」 「そうですか?・・・・だって今朝一緒に登校した時も僕の顔をみてくれなかったし、会計部にも顔を出してくれなかったでしょう?」 「僕は寂しかったんですよ・・・?」という追い討ちのような言葉に、ぐっ・・・・と一瞬息をのんでしまった。 そうなのだ。図星なのだ。 七条の言っていることは当ってるだけに啓太はますます困った表情をして相手から視線を外して傍にあったクッションを握り締めた。 結果的には避けるような感じになってしまったことは素直に認める。 想いがやっと通じ合って、啓太も合意した上で、初めて過ごす二人の甘く激しい夜の情事を行った。それはあまりにも無垢な啓太の想像を遥かに超えていて、次の日は立てなくなってしまうほどで・・・・。 やっと、登校できるくらいになったものの、気恥ずかしさからどんな顔をして恋人と向かい合えばいいか分からなくなった上、へたに七条の顔を見てしまうと頭にリアルによぎる昨夜の情事映像を思い出してしまい・・・・直視できなくなってしまう。 そんな状況に陥っていた。 「せっかく君と一つになれたと思ったら・・・・どうしてですか?」 「そ・・・っ。それは・・・その・・・っ」 情事をソフトに告げられて啓太は耳まで真っ赤に染める。 まさか、想像以上に凄すぎて恥ずかしくて顔が見れないなんて口が裂けても言えない。 だが啓太はこれ以上相手を困らせてもいけないと、気合をいれてグッと七条を懸命に見つめなおした。 改めて見つめても本当に見惚れてしまうほどの素敵な人・・・・・・・。紫の瞳も綺麗で、ふせる睫も長く・・・サラッとした銀髪に形のいい唇・・・こんな綺麗な人に俺は・・・抱かれたんだ。普段の温厚な雰囲気を一掃して激しく腰を揺らして俺の中を甘く獣のように求める・・・・そんな姿は夢だったんじゃないかとも思うが、それと同時に腰にくるこの雰囲気はとてもリアルで、湧いた勘違いもしっかり排除してくれる。 そう自覚した途端に頬が沸騰しそうになり、啓太は再び視線を落とした。 それをどうとったのか、七条は瞳を大きく開いたかと思うと、すぐに伏せて肩を竦ませる。 「僕はそんなにヘタだったんでしょうか・・・」 「なっ!!そんなことないですよっ!とっても気持ちよか・・・・っ」 ポツリと呟かれた言葉に瞬時に驚いた啓太は、両手で拳を強く握って思わず力説気味になってしまい、ハッと空色の瞳を大きく開いて気づいた時にはもうおそく、自分の大胆だった発言に羞恥でいっぱいになりシオシオと縮まるように身体を竦めた。 視界に入るのは、手に持っていたはずのクッション。 落としながら口走っていた自分の勢いを伺わせ、ますます肩身が狭くなってくる。 俺ってば・・・なななななに言ってんだーっ!! 自分で自分に叱咤しつつ見えない恋人の反応が気になってチラリと上目遣いに見ればそこには、先ほどと打って変わって妖艶に微笑む七条の顔。ほら・・・今にも悪魔の羽と尻尾が揺れそう。 「とっても・・・なんですか?伊藤君・・・・」 「えええ?ええ?えっとぉ・・そのっ・・・・」 だんだん七条の唇が慌てる啓太の耳に近づいてくるのを吐息で感じる。啓太はビクッと肩を揺らして自分の手の上を撫でるように動く七条の大きな手にゾクリと背中に甘痒さを感じた。 そしてもう一度、啓太の耳を弄る様に温かい吐息が耳を掠めた。 「とっても・・・・なに?啓太君・・・言ってください。」 ペロリと舌で舐め上げられ啓太は「ひゃ・・あ・・」と思わず声を洩らした。その事に自分自身で驚いたのか啓太は何度か瞬きをすると口元を片手で抑える。七条は少々首を傾げるとその手を無理やり引き離して耳を舌でいたぶり続けたのだ。 耳たぶをプルプルと舌先で弄ったかと思えば下から舐め上げて甘噛みしてチュルッと吸い込む。耳を攻められるだけで啓太は充分下部に熱を集め始めていた。その間も小さく声が漏れてしまい更にそれが啓太を追い詰めていた。 「や・・・・やだっ・・・しちじょさんっ」 「どうして・・?ここも熱くなってるのに?」 言うと布越しに下部をやんわりと握られ、身をよじっていた啓太は身体を仰け反らせる。それでも七条は容赦なくキュッキュッと強弱をつけて撫で上げた。ますます固みを持つ自分自身にますます啓太は瞳を潤ませて七条を睨みこむ。それがどれだけ七条を煽っているのかもしらないで・・・ 「やぁっ・・・だって・・・変な声が・・・でちゃう・・・」 「変ではありませんよ?だってこんなに可愛いじゃないですか。ふふっ・・・・」 あまりにも愛らしい発言をする恋人に、七条は思わずクスリと微笑んでしまう。 「あぁ・・・・いやぁ・・・恥ずかしい」 「可愛い・・・啓太君。・・・・」 「んっ・・・・んんぅ・・・・・はぁ・・・・」 啓太の喘ぎ声を塞ぐようにキスをしながら七条は器用な手つきで啓太を脱がしにかかる。ポンポンと衣服が投げ出され、気づいたときにはシャツを羽織ったまま下部は晒され、そのままベットに横たわらせられた。はぁはぁとキスの余韻に上気させた瞳で見上げる啓太からは壮絶な色気が漂っている。七条は苦笑すると肩を竦ませた。 「本当は・・・・今日は我慢するはずだったんですが・・・・ね」 「しちじょ・・・さん?」 「昨日の今日で、あまりにもがっつきすぎかとも思っていたんですが、ダメですね・・・君を目の前にすると場所に関係なく脱がせて喘がせたくなってしまいます。」 「だ・・・・ダメですよっ!そんなの・・・」 「ええ・・・分かってます。僕だって啓太君の綺麗な肌を誰にも見られたくないですしね。それでも君とやっと想いが通じ合ったことが、こんなにも僕を急き立てるようです。」 軽くウインクをすると七条は、その昂ぶりを啓太の太股にグリっと押し付ける。啓太は「あ・・・・」と小さく呟くと瞳を愛おし気に細めた。 こんなにも求められてる・・・・そう感じるだけでますます啓太自身の膨らみも増した。 七条の手がシャツ越しに啓太の胸の突起をさぐる・・・・そして指にかかった途端に少々強めに摘み上げた。すると啓太の背中が微かに反った。 「あぁっ・・・・」 「布越しでも分かりますよ・・・・触って欲しいんですよね?」 キュッキュッと摘みながら啓太の首筋を生温かい舌がねっとりと舐めては吸い上げる。チリっとした痛みも股間に直に刺激を送り、啓太は首を左右に揺らして快感に耐えた。 その隙に七条は大きな手をシャツの下から潜り込ませると大きく開き上げて直に突起を指先で弾き、クリクリッと微動させながら捻りあげたので啓太の身体がピクピクと小さく痙攣を起こした。 「あぁっ・・・はぁっ・・・はぁあっ」 「ここが好きなようですね・・・。もう芯がこもってる・・凄い・・・」 「言わな・・・でぇっ・・・」 七条に触ってもらうまで分からなかった快感に瞳が濡れてしまう。 啓太は荒い息をはきながら無意識に腰を誘うようにくねらせてしまったので七条は口の端をあげて「いやらしい・・・」と囁いた。瞬間、啓太の表情が曇る。 「俺・・・いやらしいですか・・・?こんな俺・・・・ヤになっちゃう・・・?」 「啓太君?」 「やっぱり変・・・ですよね・・・・こんなに感じちゃうの・・・」 啓太は初めて情事を過ごした後、あまりにも自分が感じすぎた事実に困惑していたのだ。自分の知らない快感。しかも初めて聞く自分のか細い声にも驚いたことも啓太にとって大きな衝撃だった。 七条は一瞬、驚きで身を固くするも、すぐに啓太に覆いかぶさって少々荒っぽく啓太に口付けをした。突然の恋人の行動に啓太は追いつけないまま必死で激しいキスを受ける。舌先で啓太の口内は隈なく舐めては吸い上げ続け、唇を離した時には白い糸が伝うほどだった。はぁ・・・と熱い呼吸をすると、掠れた色気を含むテノールで七条は啓太に囁きかける。 「啓太君・・・・変なんかじゃないですよ・・・・僕は君に気持ちよくなってほしいんですから。」 「・・・変じゃ・・・ない?」 「もちろん。それどころか魅力的過ぎて僕は眩暈を起こしそう・・・・君が好きです。」 「臣・・・さん。・・・・・俺も」 やっと視線を合わせながら柔らかく微笑んだ啓太を優しく見つめて七条もフワリと微笑んだ。そして、自分の衣服を脱ぎ捨てると再び啓太に覆いかぶさりキスを施しながら下部を片手でユルユルとしごき始める。啓太はくぐもった声を上げながら大きな背中に両手をまわして、戸惑いながらも足を広げる。 「あぁん・・・っ・・・あっ・・はぁ・・・」 「蜜がどんどん溢れてきますね・・・もうココはグショグショですよ。」 分かりますか?と言い七条は啓太自身を扱きながら、あいた片手で先端をクリクリと突いた。するとますます雫が流れて幹と七条の手を濡らしていく。 そして次の瞬間には、濡れた七条の指が啓太の蕾を捉えていた。入り口をやわやわと刺激されながら中に浅く出入りを繰り返す。 「ん・・・・んぁ・・・・・あん・・」 「熱く可愛く・・・僕の指を咥えていますね・・・もっと奥にいれてみましょうか・・」 「あぁっ・・・・入って・・くる・・・・」 グリッと奥に指をねじ込まれて啓太の腰がビクビクと跳ね上がる。七条は快感にうなされる恋人の表情を確認すると何度もイイ所を指で突き上げはじめたので、啓太の下部が上下に揺れ始めた。中を刺激する指もだんだんと増えていき、三本ほど難なく飲み込むところで一気に蕾から指を引き抜くと、啓太の小さな悲鳴とともに、蕾は物足りない様子で収縮を繰り返していた。 膝裏を抱え上げるように持ち上げられて七条自身が蕾を突く・・・・啓太は目元を赤く染めたまま強請るように七条を見上げた。七条の表情は余裕そうに見えるものの固く大きくなった七条自身が興奮を物語っている。そう思うと七条の呼吸もよけいにひどく荒く聞こえてくるような気がした。 「あん・・・・・臣さん・・・・」 「啓太君・・・・」 名前を呼び合うのを合図に七条自身が身をすすめはじめる。 まだ慣れない異物感に啓太は眉を苦しげにひそめるものの充分に解された蕾は嬉しそうに飲み込んでいった。根元までゆっくり時間をかけていれられた後、暫く七条は啓太の髪を撫でたり、額にキスを落としたりと啓太の負担を少しでも和らげるようにしていた。そしてユラリと腰を微動させるてみる・・・・ 「んぁ・・・・・」 「大丈夫ですか・・・・?啓太君・・・」 「ん・・・だいじょ・・・ぶ。だから・・・」 「はい。では辛くなったら言って下さいね」 額に雫を作りながら七条はニッコリ微笑むと腰を前後に動かし始めた。突き上げられるたびに耳に掠める啓太の喘ぎ声にだんだんその速度も速くなってしまう。と・・・一定のポイントを大きな先端で突き上げたとき啓太の口から感極まるような凄い喘ぎが漏れた。啓太は首を左右に激しく振る。 「あぁ・・・やっぱりココですか・・・・啓太君の好きな場所・・・ほら・・っ」 「あはぁ・・っ・・・ダメっ・・・そこダメェっ」 「どうして?凄い気持ちよさそうですよ・・・ふふっ・・・」 「やぁんっ・・・あぁっ・・あっあっあっ」 リズムよく何度も大きなモノでジュブジュブと突き上げられて啓太の蕾はギュウギュウ七条自身を刺激する。「くっ・・・」と七条の口端からも熱い吐息が漏れてそれが更に啓太を追い詰める。七条の両手が啓太の腰をしっかりと抱いて自分の腰に打ちつけるように動かしたためにパンパンと下肢のぶつかり合う音が室内に響きわたった。太股もプルプル震え、つま先にまで力を入れてしまう。 「ああああっ・・・あぁーで・・・出るっ・・・くぅっ」 その瞬間、啓太の身体がビクビクっと震え上がったと思うと、啓太自身から白い液体が勢いよく飛び出し、七条の腹を汚す。白い肌に白い液体がまとわりついている様にドクンと心臓が高鳴った。 「あと、少し・・お付き合いくださいね・・・・っ」 「あっ・・・あぁぁあっ・・・あああんっ」 イったばかりの敏感な身体をこれでもかと揺さぶると、低く七条が呻きを上げて啓太の中に熱いものを放ったのであった。 「気持ちよかったですか・・・・・?啓太君・・・・・」 「は・・・・はい・・・・」 少々ボンヤリした啓太の瞳を見て微笑むと七条はチュッと首筋に跡をつけるようにきつめにキスを落としたので、啓太は甘い痺れに「ぁ・・・・」と小さく身をよじる。同時に中で大きく固みを持つ七条自身に気づき、カアァァと顔が赤く染まった。そしてオズオズと上目遣いに七条を見上げる。 「七条さんの・・・・・・」 大きくなってる・・・・・ そう感じた啓太は、恥ずかしくなってしまい真っ赤な顔を伏せた。 恋人の反応に七条は嬉しそうに頷くと、腰をゆるやかに前後に掻き回し動かしてみる。 啓太の身体はその動きに合わせる様に前後に揺れる。 「あ・・はぁ・・・・・ま・・また・・・・・」 「いやらしい僕は・・・・・・嫌ですか?」 さっきの啓太の質問と重ねるように尋ねてくる恋人。その間にも啓太の中を大きくなったものでやわやわと刺激をくりかえす。荒くなってくる呼吸のまま啓太はフルフルと首を振ると愛おしそうに恋人に抱きついた。 「嫌なんかじゃ・・・な・・・・・。あぁ・・・・っ・・・俺も七条さんに気持ちよくなってほしいからぁ・・・・」 「可愛いことを言われると、明日も立てなくさせてしまいそうですね・・・・」 「え・・・・?し・・・・あぁんっ」 啓太の疑問が吹き飛ばされるくらいの快感の波がまた再開され啓太は背中をしならせて下部を繋ぎあう。ベットのスプリングも気にならないくらい乱れ喘ぎ・・・・その晩も何度も七条の熱い雫を身体の中で感じたのであった。 想像しなかった訳じゃないけど それは、予想以上にやっぱり物凄くて・・・・・・ 啓太は明日もきっと 恋人の顔を直視できない。 エチーを久しぶりに書いたわけですが妙にこだわりが多くて 長文になりそうなのを根性で抑えてみました(笑 あのですね・・初Hも大切なんですが二回目ってのもなかなか萌えるんですよ?(誰に言ってんだ 初めての記憶がある分の羞恥というかね・・・そういうのを感じて頂けたら嬉しいですv |