そう広くないベットに沈む二人分の重み

さっきまでの激しい動きに翻弄されたシーツの波の間に

このまま包まってしまいたいくらいの心地よい疲労感

しっとりと濡れた肌と肌が擦れあってしまうほど密着し

少し駆け足気味の心と心が共鳴しあう

その一つ一つが愛おしさを募らせ

顎にフワリとあたる恋人の柔らかい髪に音も無く、口付けが落とされた。







「伊藤君・・・大丈夫ですか?」

羽のように優しくゆっくりと落ちてくるテノールの囁きに、啓太は小さく頷くと甘えるように七条の大きな胸元に鼻先を軽く擦り付けた。七条はそんな恋人の様子にひどく優しい笑みが零れてしまう。

「さぁ・・・身体を洗いましょう?立てますか?」
「・・・・・はい・・・・・ぁっ」
「おっと・・・」

起き上がろうとした啓太の身体が揺らいだのを見てすぐに七条の両手が支えた。激しい情事の後のため、やはり上手く力を入れることが出来ない啓太は頬をほんのり赤く染める。

「すみません。俺、後でいいですから。七条さんが先に・・・」
「せっかく君といるのに一人でシャワーですか?そんな寂しい思いを僕にさせるつもり?」
「え・・・・だって、俺・・・・立てな・・・」
「大丈夫です。こうすればいいでしょう?」

綺麗なウインクをすると七条はベットから降り立ち、啓太をお姫様抱っこをするように抱き掲げた。「わぁ・・・っ」驚きの声を上げた啓太は咄嗟に七条の肩に両手を回し必死でしがみついたので、七条は苦笑して啓太の額にチュッとキスをした。
一つしか変わらない歳の差なのに、力の差は歴然としていて・・・・・七条の男らしい姿に啓太はなんだか悔しいような、恥ずかしような、嬉しいような・・・・複雑な甘い気持ちになりつつ、抱かれたまま浴室へと大人しく運ばれた。






「ここに座っていてくださいね。」
「はい・・・・ありがとうございます。」

座らせられたのは、浴槽の縁。冷たいタイルが双尻の温度を奪い、微かに触れる蕾を潰すものだから少しだけ妙な気分になってしまう。啓太はフルフルと首を横に振って雑念を払うとコックを捻って温度を調整する恋人に目を向けた。温かそうな湯気が立ち込めて視界に微かなガウスをかけていく。
七条はシャワーを啓太の足元にかけると「熱くないですか?」と首を傾けて尋ねてきた。

「はい。・・・・あっでも自分で出来ますっ」
「でも暫くは立てないでしょう?僕にやらせて下さい。」
「だ・・・・大丈夫ですっ。」

啓太は慌てたように言うと壁に手をついてヨロヨロと懸命に立ち上がった。すると同時に双尻から太股にかけて伝う液体の感触。壁に両手をついて寄りかかりながら、啓太は青い瞳を大きく開けるとパッと自分の背後に視線を落とした。そこには、情事の時に自分の中に注がれた七条の欲望の雫がトロリと滴っている。瞬間、眉を潜めた啓太の顔はみるみる赤く染まっていった。隠そうにも、しっかり双尻を七条に向けて立っているので、それもままならず・・・・蕾に力を入れてみるもののダラダラとはしたなく、白い液体が注がれた分は溢れてきてしまう。

「あぁ・・・っ・・・・・・」

激しい羞恥心に襲われ啓太は涙目を伏せて身体を震わせる。七条はどう思っているんだろうか・・・啓太の思考はそれだけがグルグルと回ってしまう。タイルを打つシャワーの音と動機だけが耳を支配した。

「伊藤君・・・・。」

啓太は相手の呼びかけに恐る恐る視線を上げる。すると一瞬我が目を疑ってしまう光景が広がっていた。座り込んだ七条が両足を微かに広げて片手で七条自身を扱いていたのだ。

「な・・・っ七条さん、何やってるんですか!?」
「伊藤君はもう立ち上がれないほどなのに、可愛い伊藤君を見ていたら僕自身が大きくなってしまったものですから・・・・」
「だ・・・だからって・・・・っ」
「本当は君の中に入りたいんですけどね・・・・・せめて君の可愛い姿を見ながら・・・・。」

言いながら七条はどんどん激しく自身を扱き上げていく。その中心はしっかり大きく立ち上がっていてみるみる腫上がっていき先端がヌラヌラと光帯び始めていた。熱い甘い吐息が浴室内に響き、その様子に啓太はゾクリと身体が熱くなっていくのを感じると同時に、七条自身から視線を外せないまま喉を鳴らしまう。
高揚とした七条の表情は壮絶な雄の色気を放っていた。瞳を細め、口端を軽くあげながら強請る。

「ほらっ・・・啓太君・・お尻を見せて・・・・僕ので濡れた可愛いお尻・・・」
「や・・・・やだぁ・・・・!」

甘い恋人の声に、ブンブン首を左右に激しく振った。
浴室にむせ返るようなほど立ち込める湯気に酔ったかのか・・・・・・恋人のいやらしく挑発するような姿に、あれほど欲望を放出した啓太自身も、プルリと震えながら起ち上がりはじめていた。
羞恥を感じるよりも、ただ・・・ただ恋人が欲しいと蕾が疼く。
啓太は壁に手をついて振り返るように七条を見つめた。
その瞳は潤んでいて誘うように、そして急かすように腰を揺らしてしまう。

「やだ・・・・・臣さんっ・・・・・そんな所でしないでっ」
「啓太君・・・・」
「・・・・っ早く・・ソレを俺の中に入れて・・・・お願・・・」
「いいんですか?」

切羽詰ったような声を絞り出す啓太に、七条は余裕がない表情ながらもクスッと微笑むと股間から手を放して立ち上がり、啓太の腰に両手を添えた。宛がわれる熱いモノに啓太がブルブルっと期待に身体を振るわせたとき、ふいに七条自身が啓太の蕾ではなく、股の間を擦りはじめた。前後される度に下部からヌチャヌチャと水音が鳴り快感の火がともるものの、予想外の刺激で啓太は戸惑いを隠せない。

「あぁ・・・っ・・そこじゃない・・・臣さぁ・・・・」
「後ろからでも啓太君のが大きく膨らんでいるのが分かりますよ・・・・」
「あ・・ひゃあ・・・・ダメ・・・恥ずかしい・・・・っ」

いやらしい言葉に耳からも侵されながら、大きくて長いモノが啓太の股間を滑る感覚に下部がどんどん濡れてしまう。時々、陰袋を突き上げられ、その度に鼻にかかるような甘い声が口から漏れてしまう。このままイってしまうんじゃないかと思うくらい、七条も何度も何度も啓太の股に自身を擦りつけた。

「だめっ・・・・あぁん・・・入れて欲しいって・・・・」
「ふふっ・・・入れた後どうしましょうか?」
「やぁっ・・・そんなの言えな・・・・・・っ・・・はぁっ・・・」
「言わなきゃこのままイきますよ?」
「やだやだっ!・・・あぁ・・・っ」

泣きそうなほど追い詰められて啓太は最後の理性を手放す。
快感にさいなまれながら、弱弱しい声を出して啓太は懇願した。

「うぅっ・・・・・・俺の中・・・掻き回して・・・突いてっ・・・・お願いっ・・」
「分かりましたっ・・・・では」

グチュウと音を立ててやっと啓太の望む場所に七条自身が入り込む。先ほどの情事で放った液体も手伝ってスムーズに奥まで一気に貫いた。

「あーーーーっ・・・・すご・・・っ」
「さぁ・・・・君の中でイかせてもらいましょう」
「あぁっ・・・・あんっ・・・あっあっあっ」

身体が持ち上がってしまいそうなほどに揺すられ、啓太の両足の力が抜けていき、双尻を思いっきり突き上げるような体勢のまま出し入れを繰り返される。結合部分の水音とシャワーから吹き出る水音が重なり合い、啓太の羞恥をひどく煽った。

「うわぁっんっ・・・んっ・・・んぁあっ」
「あぁ・・・気持ちいいですよ。啓太君・・・・・っ・・・」

啓太は必死で力の抜けそうな両手を壁についていた。
七条は両手で啓太の胸の突起を弄り始めると腰を更に激しく動かして啓太を刺激する。啓太は同時に責められてあっけなく高みに上らされていった。そしていつの間にか自ら振っていた腰をくねらせ七条自身を程よく締め付けた。

「あっイく・・・・あぁーーーっあぁんっつ」
「啓太・・・・っ・・・・」

啓太の感極まった喘ぎを合図に、二人の動きがグゥッと止まると同時に白濁したものが飛び散ったのであった。


















身体を隅々まで洗い終えた二人は仲良く新しいシーツの広がるベットに潜り込んでいた。
啓太は少しだけのぼせた身体を休ませながら頬を軽く膨らませる。



「俺がそばにいるのに・・・一人でしないで下さいね。」


少しすねている様な甘えた声・・・・
七条は瞳を丸くしてすぐに細めて微笑むと、申し訳なさそうに肩を竦めた。

「すみません。君を気遣ってのことだったんですが・・・・」
「分かってます・・・・でも、イヤなんです。その・・・・俺だって・・・・」
「・・・・なんですか?」

ゴニョゴニョと口ごもると啓太は顔を真っ赤にして七条の胸元に頬を寄せる。そして小さな・・・小さな声で呟く。

「俺だって・・・七条さんが沢山欲しいなぁって思うんですから・・・・」
「伊藤君・・・・ふふっ・・・・そんな事を言われてしまうと図に乗ってしまいそうです。」
「乗ったっていいんですっ・・・だって俺、七条さんのこと大好きなんですからっ」
「僕も大好きです。」
「ん・・・・・・」

重なり合う唇。激しく奪うようなものではなく、このまま蕩けてしまうような甘い甘い優しいキス。
啓太の下唇を唇だけで甘噛みするように何度も刺激した後、吐息をはいて唇を離した。啓太の表情は夢心地のように上気していて、その唇の赤みはキスの余韻でうっすらと光っていた。
鼻先がくっついてしまいそうなほどの距離を保ったまま七条はニッコリと微笑む。


「では、これからは何時でもどこでも僕としたくなったら言ってくださいね?もちろん僕もそうしますから。」
「なっ!?・・・・それはダメですっ!」
「おや。図に乗ってみたんですが・・・」
「どこでもって・・・・・そんなのダメに決まっているじゃないですかぁっ」


赤面した啓太は困ったように首と両手を振る。
しかし断られても七条は、変わらず笑顔のままだった。
むしろ、とても穏やかで甘い表情をしていて・・・・




肩を微かに揺らした恋人の楽しげなテノールの声が降ってくる。






「それは残念。」




































今回のテーマはヌルヌルとバックから擦ることですド━| o|。゚+.ヾ(・∀・)ノ゚+.゚|o |━ン
はい、変態ですね・・・・なにがって七条さんがですよvv
啓太がしたくなるのを分かっていてワザと目の前で一人エチです。(*´д`*)ハァハァハァアハァ
啓太も誘い上手になっていきますねv臣効果ってやつですv