長い睫毛が悔し気に時折震える。
恵まれた長身、力強い眉、しっかりとした鼻梁、精悍な面立ち。どこからどうみても雄々しい若者でしかない兄は連夜奴隷として私に抱かれ、身体は慣れぬ交わりに悲鳴を上げていた。

「膏薬を持ってきたんだ」
昨夜もこの原始的な装飾が施された部屋で飽きるまでソーを抱き続けた。自分の勃起したペニスを無理やり咥えさせ、胃の腑に大量の精液を流し込んだあと、嫌がる兄に伸し掛かり、何度も貫いた肉穴を欲望と共に犯し尽くした。女のように酷く大きな肉尻を上から押さえつけ、小刻みなピストンで年輪状のひだ肉の卑らしい絡みつきを堪能し、抜いてくれと懇願するソーの声を聞きながら、最奥に種を植え続けた。

「明日の試合に支障があっては困るからね」
毒々しいまでに赤い天鵞絨のシーツの上に横たわる兄に話しかける。剣闘士としてのソーはグランドマスターの最も執着する優秀な戦士の一人だった。大金を払い、夜の蹂躙は許されたものの、試合に支障が出れば、これ以上抱くことは拒まれてしまうだろう。この星を出るまで、私は兄の身体を堪能したかった。ソーが私の味を覚え、それを欲しがるようになるまで徹底的に貶めてしまいたかった。
「触るなっ…!」
寝衣をめくりあげると、それだけで兄が声を荒げる。確かにソーが憤るだけの材料はあった。存外に初心な兄が思わず目を背けるような卑猥な性具を用意し、じっくりと昨夜それを使った。ソーは最後、玩具ではなく生の"あれ"が欲しいと臆面もなく泣き叫んだ。長時間嬲られ、もう正常な判断もできなかったのだろう。だが私にはそれで十分だった。いきり立つペニスを荒々しく挿入すると、兄の恥ずかしいほど大きな肉尻はびく!びくんっ!と強く揺れ、私は初めて兄の中の淫肉が淫らにイッた感触を堪能することができた。イッたことできゅんきゅんと切なく締め付ける年輪状の粘膜はより私を煽り、ソーが過度の快楽に意識を失ったあとも、豊満な肉尻をズニュズニュとつき続けた。

「兄上、手当をするだけだから…」
興奮で声が上ずりそうになる。恋情を自覚してから長い間欲していた兄の身体はまるで麻薬のようだった。肉づきがよく、口も尻穴も肉厚で締まりがよく、びゅくびゅくと大量の精液を流し込むと呆気なく屈服し、どんな凌辱もどんな体位も淫らに受け入れる。昼間は太陽のように明るく輝く顔が夜は淫蕩に頬を染め、ペニスを出し入れされるとはしたない笑みを浮かべてしまう。肉棒をくわえこむことに慣れた肉ひだは指で左右に押し広げると、雄の男根を欲して卑らしいひくつきを見せ、ぬるぬるに濡れた肉壁を私に見せつける。夢中になるなという方が無理な話だった。

「あっ…あっ!」
たっぷりと膏薬を掬った指で赤く熟れた肉の輪をぬぽぬぽとしごき上げる。酷く大きな肉尻が挿入口をいたずらされたことでブルンッ…!と大きく揺れ、その肉感的な尻たぶが淫らに跳ねる様に思わず目を細めてしまう。もうペニスが欲しくなったのだろう。閉じた瞼の端がうっすらと紅くなる。また昨日のように、連日続けてきた行為のように、嫌がる声を聞きながらソーのむちむちの大きな肉尻を犯したかった。根元までずるんっ…!と肉棒を挿入し、獣の交尾のように浅ましく腰を振り続けたかった。
「あっ!あうっ!あっ!ああっ…!」
豊満な肉尻をぶるぶると左右に振り乱しながら、膏薬を塗った指に兄の肛門が犯される。
「ふふっ…薬を塗ってるだけなのに…どうしてそんな声が出るんだ…?」
うがつ指を早くするとはしたない嬌声とともに内壁がイク寸前のようにびくびくと痙攣し始める。
「こんなにひだがきゅんきゅんと卑らしく指に吸い付いて…これじゃ上手く塗れないじゃないか…」
「あっ!違っ…!あっ!ああっ…!」
指で犯しながら太い首筋に舌を這わせる。
「兄上…もう私は兄上がイク時が分かるんだ…ほら…イキたいんだろう…?」
「あっ!あっ!あっ!あああッ…!!」
ぐっ…!と強く指で奥をこすりあげると、赤いシーツを強く掴んだまま、ソーの豊満な肉尻がぶるっ…!とひと際大きく揺れる。ずるりと膏薬にまみれた指を抜き、左右の親指で熟れた肉厚な肉の輪をむちっ…と押し広げると、ちょうどはしたなく肉ひだがイク瞬間が丸見えになる。
「あっ!ああッッ…!」
年輪状の桃色のひだひだがぬるぬるの淫肉を見せながらきゅん、きゅん、と卑らしく収縮する。
「あっ…あっ…」
恥じ入る声を出しながら、そのイッてひくつく肉ひだの最奥から透明な滴がぶびゅっ…!とあふれ、年輪状の肉ひだを更にぬめらせる。
「んっ…あっ…」
呼吸にあわせて豊満な肉尻のはざまにある肉の輪がぱくっ、ぱくっ…と雌として卑らしく収縮し、発情で分泌した腸液がとろっ…と赤いシーツに垂れていく。


「兄上…手当はしたからね…」
自分の指で兄の重く大きな肉尻が"女"として達したことに満足し、労わるように肩に触れる。
「…ッ…」
まだ寝衣の下部はめくりあげたままだった。長衣のそれが臍の辺りまでめくられ、私のペニスを何度も慰めた重量のある肉尻と分泌した汁を垂らしながらひくつく肉穴、ぱんぱんに張った太い太ももが丸見えになった姿は、まるで襲われたばかりの貞女のようで私に雄としての優越感を与えていた。

「もう終わりか…?」
逡巡があるのだろう。赤いシーツを握るソーの武骨な手に力が入る。
「さあね…兄上次第かな…」
横向きに寝転ぶ兄に後ろから緩く抱き着き、着衣越しに十分硬くなったペニスをむちむちとした肉尻にすり付ける。
「…ッ…」
ソーの肉穴は度重なる凌辱で完全に"入り口"と化していた。肉厚な肉の輪にずるりと肉棒を挿入させ、何度も肉竿でひだをずにゅずにゅとしごき、最奥での中出しと同時に肉穴の中のひだひだが卑らしくイクように徹底的に躾け上げた。
「明日も試合があるし、無理はさせるつもりはないよ…」
惚れ惚れするほどの凛々しい顔に唇を押し当てる。寝衣の上から肉尻と同様に豊満な胸を揉みしだき、生地越しに勃起した乳頭をつまみあげる。
「ただアンタが欲しいなら…」
ぶるんっ…!と肥大した乳頭の先っぽが刺さるほど硬くなり、つまむ指を楽しませる。
「…っ…」
短い吐息が漏れ、無言で熟れた大ぶりな尻がにちっ…と自分のペニスに押し当てられる。

"無理をさせるつもりはない"
その言葉に幾分安堵したのだろう。ただ一度突いて疼く肉穴を慰めてもらうことを兄は欲しているようだった。竿穴として徹底的にずこずこと肉穴を犯され、豊満な肉尻を交尾でぶるぶると激しく上下に揺らされながら、何度も猛り切った肉棒で肉ひだが卑らしくイク事を強いられ、年輪状のひだひだがぶびゅぶびゅと腸液を分泌しながら卑猥な種付けをされ続けるソーの肉付きのいい雌畜姿が脳裏に浮かぶ。
こちらの欲情が鎮まるまで相手をさせられることになるとは、憐れな義兄はまだ気付いていないようだった。