「ロキ、今なんて言ったんだ…?」
恋人の口から語られた言葉を理解できず、聞き返す。
「言った通りさ。私達ヨトゥンはアスガルド人よりも遥かに聴力が優れている。アンタの仲間達には何も聞こえなくても、この閨での声は巨人達には筒抜けなんだ」
「……ッッ」
久方ぶりのロキとの再会の後、まるでアスガルドで行われるような豪奢な宴が氷の神殿内にある大広間で催された。俺の秘密の恋人がヨトゥンヘイムの王だと知ったファンドラルの動揺は激しく、何度か不穏な空気がロキと幼馴染みの間を漂っていた。停戦協定の維持と待ち続けた恋人との再会に大いに気を良くした俺は宴を楽しみ、杯を重ね、気づけば王の寝室へと運び込まれてしまっていた。
「私の配下を納得させるにはアスガルドの王子であるアンタを"私のもの"だと知らしめる必要があるからね…どちらの立場が上かなんて古来から男たちが気にかけていた部分だろう?我らは誇り高き一族だ。アスガルドの王位を持つ者を"所有した"と分かれば、ヨトゥンとしての彼らの矜持も満足する筈さ…」
したたかに酔い、上手く動けない身体から器用にロキが着衣を剥いでいく。
「待ってくれロキっ…!」
「明日は私に抱かれた身体で巨人達の前に現れるんだ…王の"女"だと分かれば彼らの態度も軟化するだろうしね…」
「あっ!やああああッッ!!」
ぬぷんっ…とわが物顔で男の冷たい舌が疼く肉穴に入り込み、自分の太い前腕で塞ぐはずの声が呆気なく漏れてしまう。
「随分ひだ肉がひくついてるな…熱く脈打ってねっとりと舌に絡みついて……ソー、そんなに私の肉棒が欲しかったのか…?」
自分の女のように大きくむちむちとした肉尻に背後からずっぽりと顔をうずめたロキが、にちにちと卑らしく中のひだ肉をこねまわしながらねっとりと言葉を発する。
「ちがっ!欲しくないっっ!ひっ!ひうッ!? あっ!あんっ!あんっ!あんんっ…!!」
直接的な言葉で嬲られ、思わず羞恥から来る拒絶が漏れてしまう。
「こんなに中が疼いて…むちむちに熟れた卑らしい身体で私を誘って…宴で供されたどの料理よりも美味しそうに見えるよ…」
「あっ!やあッ!あんっ!あんっ!あんッ…!」
ずっと待ち望んでいた肉悦だった。れろれろと敏感なひだ肉をしゃぶられ、抑えることの出来ない甘い声とともに肉穴の中がとろとろにとろけていく。ぶるんっ!と恥ずかしいほど両の乳頭も勃起し、硬く冷たい氷の床に押し当てられたことで更にぶるぶると大きく淫悦で肥大していく。
「あっ!あんっ!あんっ!」
「寝台の上で最初は愛し合いたかったけれど…いいよね?ソー…。ずっと触れたかったんだ。もう我慢できない…」
自分の腰がぐっ!、と強く背後から掴まれ、ずるりと舌が引き抜かれる。肉尻だけを掲げた、まるで交尾させられる雌犬のような態勢に屈辱で頬が染まる。そこから逃げ出そうと両腕に力を入れた瞬間、ずるんっ!とうずくひだ肉をかき分けてロキの猛々しいものが力強く挿入される。
「やああああああンッ!!」
頭の中が肉悦で真っ白になり、挿入された悦びでびしゃっ!と自分の肉棒からはしたなく精が垂れてしまう。
「ああ…相変わらず酷く心地がいいよ…狭くて熱くてひだ肉が私のいちもつにぬぷぬぷに絡みついて……"一人遊び"もずっとしていたのかな…?すっかり"ここ"が排泄のためだけの穴じゃなくなってるね…ヨトゥンの男の勃起した男根を受け入れてぬちゅぬちゅにひだ肉で竿をしごくためだけの卑らしい膣口になってる…」
ぐっ、と青く透き通る肌を持つ痩躯が俺の身体に深く伸し掛かり、ぱんぱんと激しく腰を振り始める。
「やっ!やっ!やっ!」
ぶちゅっ!ぶちゅっ!とすさまじい勢いで太すぎる逞しい男根が俺の肉穴を激しく犯し、穴ひだがくぱっ…と卑らしくヨトゥンの勃起男根の形に拡張されていく。
「やっ!やあっ!やあああッ!」
自分の大きすぎるむちむちの肉尻にびんびんに太い血管の筋が浮いた青黒い巨人の肉棒がずりゅりゅっ…!と何度も根元まではめられ、にちゅっ!にちゅんっ!と敏感なひだ肉を逞しい肉竿が容赦なくこね回す。
「やあああんッ!!」
眉根を寄せ、口端から悦楽のよだれを垂らしながら、中の年輪状に広がるひだひだをこすられ、むちっ、むちっ…、と男の肉棒によってひだ肉が卑らしく熟れ、よりむちゅっ…と発情した腸液を滲ませながらロキの逞しい男根にひだひだが絡みついてしまう。
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!!」
ぶるぶるに勃起肥大した桃色の乳頭も胸ごとわし掴まれ、執拗に揉みこまれながらひだ肉をぐちゅぐちゅにかきまわされ、ぱんぱんぱん!と激しくとろけた雌穴を反り返るほど勃起したヨトゥンの一物で何度も何度も犯される。そのあまりに激しい雌としての性交尾に二度目の精が呆気なく自分の肉棒から噴き出し、ロキの目の前で、巨人達に恥ずかしい交尾音を聞かれている中で、ひだ奥をずぽずぽと浅ましい早さで突かれながら、雌としての悦びの射精を何度も何度も肉棒からぷしゃっ…!と噴き上げてしまう。
「やっ!あっ!あんッッ…!!」
初めて挿入された時も俺はロキのあまりにも卑猥な形をした猛々しい男根にすっかり支配され、ひだ奥をずんっ!ずんっ!と力強く突かれながら、女のように犯される悦びで大きな肉尻をぶるぶると震わせ、失禁のようにびしゃびしゃと自分の肉棒から精を漏らしてしまっていた。ヨトゥンの精は雄の匂いが強く、黄みを帯びた酷くどろりとした汁で、所有物としての印のように大量に肉穴に注がれると、発情で頭に靄がかかり、もっと男の肉棒が欲しくてはしたない程大きな肉尻をぶるぶると震わせ、年輪状に重なる中のひだひだをひくひくとひくつかせてしまう。巨人の子種の味は強烈で、何らかの催淫効果もあるのか、会えない間、抱かれていない身体が酷く疼いていたのもその所為かもしれなかった。そうして今、ロキに激しく抱かれると何も考えられなくなってしまっていた。自分の嬌声がすべて巨人達に聞かれている。その事実を頭のどこかで認識はしているものの、ひだ奥をずんずんと突かれて、むっちりとした肉尻を左右に振りながら、あんあんとよがる自分の淫声をとめることが出来なかった。
「ロキッ!ロキいっ!!あっ!あんっ!あんッ!ああンッッ!」
「中がすごくひくついてきた…もう子種が欲しいんだね…今沢山あげるからね…」
「あっ!あああんっ…!!」
ぶくんっ!と自分の女のように大きな肉尻の中でより硬く太くヨトゥンの男根が膨張し、あさましい速さで中の年輪状に広がる敏感なひだ肉をぐにぐにと肉の輪の入口から最奥にあるひだのぷるんとしたしこりまで満遍なくこねまわす。ずるんッ…!!と敏感なひだひだをかき分けながら最奥まで一気に突かれるとびりっ!と俺の肉棒にまで淫らな痺れが走り、男の勃起したいちもつで肉尻をずんずんと激しく突かれながら雌として達したくて仕方がなくなってしまっていた。
「駄目だっ!ひだ駄目え…っ!そんなに肉棒でかきまわしたらっ…おかしくなるっっ!お尻おかしくなる…!ひっ!あんっ!あんっ!あんうううッッ!」
「ふふっ…アンタは"私の女"だ…」
暗く愉悦に満ちた声が耳孔に注がれ、ずちゅんっ!と巨大な勃起亀頭が敏感なひだ奥の桃色のしこりを上下に乱暴にこすりあげる。
「やッ!やああああああンっっ!」
全身が性器になったような快感が自分を襲い、びくびくと自分の男根から精を噴き上げながらヨトゥンの男の種付けを許してしまう。
「やっ!やあっ!やああッッ!!」
ぶちゅっ!とむちむちとした俺の大きな肉尻の中でロキの勃起した男根が勢いよく弾け、こすられすぎて赤みを帯びた桃色の肉ひだに大量の黄みを帯びた精の濃い種がびちょひちょにしみていく。
「ひうっ!熱いっ!あんっ!あんっ!あついいっ…!」
ヨトゥン特有の青黒い色をした巨大な勃起男根が根元まで俺の中にずっぽりと埋まり、種付けしながら背後からよりずんずんと受精して更に敏感になった桃色のひだ奥を突いてくる。
「んひっ!ひんっ!ひいんっ!もう突かないでくれロキ…っ!受精されて中が敏感になってるんだ…っやっ!あんっ!あんっ!ひだが亀頭でぷるぷるされてるっ…駄目だっ!そんな激しいのだめッッ!あんっ!あんっ!やあああんッッ…!!」
くぱっ…と腸道が激しい抜き差しで完全にロキの男根の形に熱く開ききる。犯す男の勃起した男根の形に開いてしまった淫らな自分の肉穴が恥ずかしくて必死にくちゅっ…と穴を閉じようとすると、更にずんずんと激しく肉棒をはめられ、受精でひくつく中のひだ肉をたっぷりと犯されてしまう。
「やあっ!あんっ!あんっっ!!」
そうしてその度にぶぶぶっ…!と容赦のないロキの種付けがむちむちの大きな肉尻の中で始まり、ヨトゥンの男のいちもつの形にぱくぱくと穴ひだが開いたまま、ひだ奥のぷるりとした敏感なしこりをずん!ずん!と激しく突かれ、びちゅびちゅとひだひだに種をつけられ、受精器以外の何ものでもない恥ずかしいはめ穴にされてしまう。
「あんっ!あんっ!あんっ!」
搾乳のように勃起した俺の桃色の乳頭がくにっ…!と引っ張られ、、前後に卑らしくしこられ始める。敏感な乳頭とひだ奥で感じる淫らな肉悦に部屋中に響き渡る甘い淫声とともに数度目の射精がぶびゅっ!と自分の肉竿から噴き出し、ぴとっ…、と執拗にロキの硬い亀頭がむちむちのひだ肉のしこりに押し当てられたまま、びゅくんっ!と大きく鈴口からヨトゥンの子種を噴き上げる。
「ああああああンっ!」
ぬめる熱い種が一斉に敏感なひだ奥のしこりにかけられる刺激でぶるんっ!ぶるんっ!とロキの子種まみれの俺の肉尻が淫らに激しく震え、青黒い男根をくわえた桃色の肉の輪の隙間から観念したかのようにぶびゅっ…!と種付け済みの精子がはしたなく溢れ出す。
「あっ…あっ…」
無意識に笑みの形に上がった口端からよだれがとろりと垂れていく。
尻穴が奥の奥までとろけてしまうほど、ロキの肉棒は太くて逞しくて卑らしくて、酷く気持ちが良かった。明日はくぱっ…と王の勃起したいちもつの形に淫らに穴中が開いたまま、この大きな肉尻を巨人達の前に晒さなければならなかった。衣装を着ているとはいえ、今夜の浅ましい淫声と、にちゅにちゅぐちゅぐちゅと常に漏れていた恥ずかしい結合音で、たっぷりとロキに自分が"雌"として種をつけられた事は明白だった。ひだ肉にヨトゥン王の黄みがかった濃い子種をびちゅっ…としみ込ませた身体で王子として振る舞い、激しい交尾で何度も何度も"女"にされた肉体をロキの配下の者達にじっとりと見られなければならなかった。
「ずっとここにアンタを留めておけたらいいのに。私の側にずっと…」
種付けをされながら背後から甘く唇をついばまれる。想う気持ちは一緒だ、と。そう小さく答えるとヨトゥンの姿をしたロキの顔が奇妙に歪む。
「ソー、私のものだ――私の…」
「あっ!あッッ…!!」
激しい抽挿が再び始まり、快楽の波に飲み込まれる。交尾される雌犬のように浅ましい姿勢で背後から伸し掛かられ、ヨトゥンの王に犯される。自分がロキの所有物であることを現すように、男の突きに合わせて腰を淫らに振り、甘く熱い声を上げ、身も心もどろどろに溶けていく。
「ロキっ…愛してる…ッ…」
抱かれながら告げると、うがつ動きがより深くなる。目もくらむような肉悦と恋人と愛し合う幸福で何も考えられなくなる。強烈なヨトゥンの精力の前に、アスガルドの次代の王でありながら、浅ましい性奴へと堕ちてしまいそうだった。だがただ一人の大切な恋人の前でだけならば、それも良かった。再びロキの青黒い肉棒がたっぷりと尻奥ではじけ、同時に自分の肉棒も悦びの精を噴き上げる。中のひだ肉で"雌"として達することを完全に覚えた身体を褒めるように、ロキの青い手が受精で震える肌を緩く撫でさする。自分が手配した深緑の衣装を明日は着るように密やかに囁かれ、ぶびゅっ、ぶびゅっ、と絶え間なく続く大量の種付けに淫らに耐えながら首肯する。共に眠ることを望むと青く透き通る細い腕が自分の身体を背後から抱き寄せる。ひだ奥のぷるりとしたしこりにずんずんと亀頭の鈴口から出る子種で卑らしく受精させられながら何度も唇をついばみあう。
"私の太陽"
眠りにつく間際、そう呟く声がひっそりと聞こえた。眠気で鈍る頭ではその意味を理解できず、ただ微笑むと柔らかく自分の黄金の髪が撫でられる。酷く幸せだった。そう感じながら青い肌を持つ痩躯に抱かれ、俺は眠りについた。