Hologram Rose 





 
「おお、久しぶりだな…」
南極でのマスターズオブイーヴルとの対戦後、私とロキは王宮の自室で対峙していた。
ロキの活躍は実際に素晴らしいもので、その助力で仲間達を助けることが出来た。褒美が欲しいという言葉は、謀反を起こす前の兄弟でのある習慣を思い起こさせた。いつかは止めなくてはいけないもの。だが家族を裏切る前のロキは従順で素直だった。弟として愛らしくて仕方がなかった。昔のようにロキが望めば、自分は与えてしまうだろう。そういう予感があった。

「…っ…」
寝台の上に座り、胴鎧を脱いだ状態の私の胸にロキが手を伸ばす。些か乱暴に乳房が掴まれる。鍛錬で発達した胸筋。同じ男のそこを触って何が楽しいのか。だが昔と同じくロキは興奮しているようだった。
「相変わらず大きなおっぱいだ…乳輪も大きめで桃色でもう乳首が勃っているじゃないか…」
「こっ、これは外気に触れたからだ…ッ…」
「ククッ…兄上…私の舌使いを思い出したのだろう…?」
そういって蛇のようにちらりと弟が舌を出す。
「あっ…あッアッ…!」
自分よりも遥かに細く小さな身体が私に抱き着き、強引に乳頭にしゃぶりつく。
「あっ!ロキッッ…!そんなに強くっ…あっ!あっ!」
「ククッ…戦場では絶対に勝てぬ兄上を閨で打ち負かすのが好きなんだ…」
「あひっ!ひっ!ひんっ…!!」
じゅぽっ!、じゅぽっ!と大きな水音を立てて勃起で肥大した両の乳頭を交互にしゃぶられ、吸い尽くされる。昔から弟にされていた悪戯。乳腺は当の昔に開発され、乳首をこねられるだけでじわりと自分の雄芯は熱を持ってしまう。
「ほうら兄上…いつものように自分のちんぽを勃起させながら私に乳首を犯されるといい…」
「ああッ!」
ずるっ…!と音を立てて、下衣の一部が剥かれ、自分の男根のみがはみ出た姿にさせられる。
「私に乳頭を犯されながら熱いミルクをびゅくびゅくと噴き零す兄上が好きなんだ…」
「んひっ…!!」
ごりゅっ…!と音を立ててレイプするように舌で乳穴を犯される。
「あんっ!あっ!あんっ!あんっ!」
自分の金色の瞳が涙で潤んでいく。快楽を感じることに罪悪感を覚えてしまう。だがどうにも気持ちのいい行為だった。弟に乳頭を音を立ててズチュズチュと吸われ、舌先でまるで膣への挿入のように敏感な乳穴をほじられると自分の肉付きのいい身体がぶるぶると震えてしまう。
「あんっ!あんっ!だめだっ…!!」
ずこっ、ずこずこっ、と乳穴を犯す速度が早くなる。
「ひんっ!ひんっ!ひいんッッ!!」
触れられてもいない自分の男根から熱い汁が飛び散っていく。
「ふあんっ…!」
ひと際強く乳穴を犯され、半ば笑んだ顔でびゅくんっ!と大量の射精をしてしまう。
「あっ!ああッ…」
肉悦で朦朧としていく身体をゆったりとした仕草で撫でられる――。







「…ロキ?何を…?」
射精と乳辱による衝撃で気を失っていた私は伸し掛かる弟の感触で目を覚ました。
「兄上…もう我慢できない…」
「…ッッ!? 」
自分の厭うほど大きな肉尻にぐちゅりと巨大な何かがあてられる。着衣はすべて取り払われ、大きく足を広げさせられた姿。経験のない自分にもわかる。これはどう見ても――。
「ふあっ…!」
散々貫通させられ、弟のよだれでべとべとになった肥大乳頭をまたにゅぐにゅぐとしゃぶられる。
「んっ!んうっ…」
そこへの刺激に完全に油断した私の肉尻に熱く逞しい何かが乱暴に入ってくる――。
「ひあっ!やめろっ…!」
「大人しくしろ!兄上ッ…ここも私専用の"穴"にしてやる…ッ」
「あっ!ああッ!」
涙が頬を伝っていく。気を失っている間に何かを盛られたのだろう。身体はほとんど動かず、ずぬっ…ずぬっ…と酷く太いものが肉尻のはざまにあるむちりとした肉の輪をこじあけようとする。
「やめてくれっロキッ…!頼むから…っ」
「ハハッ!兄上のその顔、ぞくぞくするよ…!アスガルド一の強靭な戦士がただの雌になるがいい…ッ!」
「ひんっ!!」
強い痛みの後、酷く卑らしい形をしたものがずるっ…!と肉の輪をかきわける。
「これが兄上の処女の穴か…実に気持ちがいい…」
「あっ、あっ…」
亀頭だけが自分の酷く大きな肉尻のはざまにぬぷっ…と押し込まれる。顔を僅かにあげて接合部に目線を向ける。痩躯の弟のものとはとても思えない長く硬く逞しい男根。びっちりと浮かんだ血管。全部入れられたらどうなるのか――途端、恐怖が自分を支配し始める。
「抜けっ…!ロキっ!あっ!ああっ!」
意志に反して年輪状の中の肉ひだにずるんっ…!と半ばまで弟の勃起男根が挿入されてしまう。
「いつも男達が…アスガルドの兵士たちが兄上のでかいおっぱいとケツを見て何を考えてたと思う…?みな兄上を犯したくてうずうずしてたんだ…私は何度も兄上の名を呼びながら自分のいちもつをしごく兵舎の男達を見たことがあるぞ…」
「そんな嘘だっ!あっ!あああッ!」
最奥までどちゅっ…!と長大な男根が挿入され、その衝撃で背が弓なりに反ってしまう。
「ひあッッ!!!」
「私達が抱いていた欲望を味わうがいい、兄上――」
「まっ!待ってくれッッ!アッ!ひんっ!」
ぱんぱんぱん!と上から押さえつけるようにして激しい抽挿が始まっていく――。


「あっ…あっ…あっあっ」
自分の閨に力なく喘ぎ声が響いていく。
「あっ!あっ!ああんっ…」
大量の種付けでぐちゅぐちゅになった肉の輪をぶぽぶぽっ!ぶぽぶぽっ!と音を立てて逞しい男根がほじり続ける。
「ひんっ!」
そうして上から強くプレスされ、その状態での肉穴への中出し。
「あっ…あっ…」
ぶちゅううううっ…!という卑らしい種付け音とともに、自分の肉尻の最奥に大量の種が植えつけられていく。
「やっ!ひんっ!ひんっ!ひいんっ…!!」
そのまま射精されながら敏感な年輪状の肉のびらびらを太すぎる肉竿でずるんっ!ずるんっ!と犯され、ぶるぶるっ、ぶるぶるっ、と恥ずかしいほど自分の大きな肉尻を震わせながらたっぷりと穴を犯されてしまう。
「ひっ!ひっ!ひいんっ!」
そうしてまたロキの身体が重く伸し掛かり、びゅく!びゅくっ!と強烈な中出しを繰り返す――。



「ああ、兄上…まだ出したりないよ…」
「……」
ぶちゅっ、ぶちゅっ、と乳房に吸い付きながら、名残惜し気に弟が肉尻を撫でていく。ぽってりと男根に犯されたことで熟れてしまった肉の輪からドロッ…と弟の中出しした子種が垂れ、思わず身震いと共に涙を滲ませてしまう。
「兄上…私が奥まで入れたらあんなにキツク穴をしめて…あんあんとよがりながら私のチンポでぐちゅぐちゅにハメられ続けて…」
「違うっ…私はお前の卑劣な術中にかかっただけだ…!」
「ククッ…私はただ身体の自由を奪っただけだよ…まさか誰よりも高貴な兄上が男に種付けされると同時にアヘ顔でイクだなんて…自分の肉の輪をぐちっ…と指で押し開きながら中の具を見せて…雄チンポでハメ尽くされることをねだるなんて…誰が想像できたと思う…?」
「やめてくれっ…!」
「フフ…兄上、これでまた私は地下牢に戻るよ。だがいつでも助力が必要ならば私を呼ぶがいい…」
「あひんっ…!!」
最後の交合を欲した弟に無理やり肉棒を挿入されてしまう。
「勿論"これ"が欲しい時もね――」
正常位でねちっこく腰を振られながら話しかけられる。
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
酷く小刻みで早い抜き差しが始まり、胸を乳飲み子のように吸われながら恥ずかしいほど大きな肉尻を逞しい肉棒で責めたてられてしまう。
「あッ!あっあっ!ああうッ…!!」
ぶびゅっ!ぶびゅっ!と肉厚な桃色の肉の輪と弟の肉棒のすきまから熱い種付け済みの汁がひっきりなしに垂れていく。
「あっ!ああんっ!あんっ…!」
自分でもどうして微笑んでしまうのかが分からなかった。乳穴を舌でずんずんと犯され、肉の輪をずぼっ!ずぼっ!と激しく犯されながら、弟専用の"穴"へと私は堕ちていくのだった――。