朝陽の中で蜂蜜色に輝く髪を撫でる。
濃厚な夜を過ごしたとは思えぬほど兄の寝顔は清廉で、穏やかに眠るその唇をそっと自身の唇で覆い、ぷるりとした表皮を堪能する。

「んっ…ん…」
軽く歯で薄紅色の下唇を噛むと官能がわずかににじむ声が兄から漏れる。アスガルドの王、オーディンが私に与えた花嫁。全てを見通すことのできる隻眼はこうなることを予見していたのだろう。花冠を被り、自身の妻として口づけを受ける兄の姿を寛大な父はただ静かに見守っていた。

「んうっ……」
下肢を探ると艶を帯びた吐息が兄の唇から漏れる。掌に吸い付くほどきめ細かな白肌を持つ肉尻がぷるぷると揺れ、その酷く大きなむちむちとした尻たぶのはざまをにちっ…と左右に広げると、私が昨夜吐き出した子種が桃色の穴ひだの中で幾重にもねとっ…と白く糸を引いていく。

「ん……」
深い眠りの中にありながらも男の手で悪戯されていく刺激で徐々に兄の肌が熱を持ち始める。昨日までは未貫通の生娘の肉穴だった。それが今や兄の腸道はくぱっ…と私の勃起した一物の形に入口から穴奥まで卑猥に変じ、挿入を待つかのようにひくひくと中の肉厚なびらびらをひくつかせていた。巨人の血を引く男の巨大な肉棒によって破瓜を奪われた兄は、一夜にして雄の竿でその大きなむちむちの雌尻を肛門性交によってずにゅずにゅと躾けられ、男に穴を常にずぽずぽとはめられ続けないと満足しない淫らな雌の身体になってしまっていた。

「兄上…これで中の種をかきだすからね…」
穏やかに語り掛けながら兄の武骨な手を取り、びんびんに勃起した自身の巨大な肉棒を握らせる。
「あっ…あっ…」
ごりゅっ…!とその掌に興奮で男根にびっちりと浮きあがった太い肉筋をすりつけると、握らされた夫の竿の熱さと太さにおびえの混じる淫声が無意識に兄の唇から漏れていく。

「挿れるよ…」
背後から大柄でむちむちと肉付きのいい身体に抱き着き、何度も雄の肉棒を受け入れた貫通ずみの肉穴ににゅぶぶぶっ…と自身の勃起竿を含ませていく。

「んうっ…!」
ぬらぬらとした卑らしい艶を持つ肉厚な桃色の肉の輪が凌辱を厭うようにぎゅっ…!と竿を締め付け、だが硬く巨大な亀頭によってずりゅッッ!!と一気に穴奥まで支配されてしまう。
「あっ…!ああっ!!」
父母と民からの愛を一心に受けて育ったすこやかな兄の身体は驚くほど淫靡な味がするものだった。まるで男娼のようにぷるぷるとした突起状のひだを使って肉尻全体で男の竿を締め付け、懸命に一物の根元から亀頭までにゅぐにゅぐと愛撫をほどこし、はしたなく漏れる雌声とともに肉厚な桃色のびらびらで美味そうに男根を食み、豊満な肉尻をみだらにぶるぶると揺らしながら穴奥への種付けをねだる。むちむちとした女のように酷く大きな肉尻に反して細い腰がぬらぬらと犯される官能で揺れ動き、奥の一番いい部分をずにゅっ…!と突くと勃起した自分の竿を丸見えにさせながら、びゅる!びゅる!と何度も雌としての蜜をあさましい淫声とともに竿から噴きあげ続けた。

「あ、なにっ…ロキ…」
挿入で漸く目覚めた兄を羽交い絞めにし、亀頭冠のびんびんにはりだした肉えらでむちむちの肉ひだに残る白い雄汁をにゅくにゅくとかきだし始める。
「やっ!ああっ!やあっ!やんっ!」
兄の臀部と自分の陰部がぴったりと重なり、交尾以外の何物でもない卑猥な動きで小刻みに熟れた肉尻が突き上げられる。
「あっ!あうっ!あんっ…」
中の敏感な桃色のびらびらが乱暴に硬い肉えらでしごかれ、種付け済みの白濁とした小種をぶぽぶぽとかきだされていく。身体はもう何一つ衣装を身につけていないものの、まだ兄の頭にはかろうじてヴェールと百合の花冠が飾られたままだった。清楚な花嫁の姿を残したまま、むちむちとした恥ずかしいほど大きな肉尻の竿の形にぬっぽりと開いた桃色の肛門から、雄の吐き出した白くけがれた種をずにゅずにゅとびんびんに勃起した肉棒でかきだされ、あんあんと切なげにあえぐ兄の姿は酷く劣情を煽るものだった。
「やあ!あうっ!あっ!あんッ……!!」
無言で腰を激しく上下に振り、熟れた肉穴からにゅぐにゅぐと種をかきだす。ぶぷっ、ぶぷぷぷっ…!と何度も挿入される肉尻からかきだされる子種とともに恥ずかしい結合音が漏れ、大きな肉尻を淫らにぶるぶると揺らしながら、羞恥で兄の耳殻がうっすらと染まっていく。

「んうっ……!」
どれくらいの間、そうしていたのか。男の猛り切った巨大な肉棒にしごかれまくった熟れたむちむちの桃色のびらびらの中から名残惜し気ににゅぶんっ…と湯気のあがる自身の肉竿を抜いていく。そっと名を呼び、腰を労わるようにして撫でるとふるっ…と兄の恥ずかしいほど大きな肉尻が切なげに揺れ、ぐっぽりと弟の竿の形に開いた穴ひだからかきだしきれなかった子種が甘い呼吸とともにとろっ…と垂れていく。

「ロキ…まだ時間はあると思うか…?」
肉悦で甘くかすれた声がそう私に問いかける。
王族としての祝宴はまだ一日を過ぎたばかりだった。長く盛大な婚礼の祝宴は今日も続き、水汲み場には葡萄酒が置かれ、戸外では市井の者たちに食事が振舞われ、棒引き、闘鶏、騎馬槍試合、山車による活人画や世俗劇――。まるでミッドガルドのジュール・グラ(肉食の日々)のようにあらゆる類のごちそうや歌や踊り、大騒ぎが国の至る所で繰り広げられていた。

「ああ、どうして…?」
汗の味がする兄のうなじを背後から舐める。言葉にせずとも互いの心と体の高ぶりが肌を通じて伝わってくるようだった。
「かきださなくていいから…お前のびんびんに勃起した竿を挿れて欲しい…」
直接的な淫語を口にしながら兄の二本の指が自らの肉穴をくぱっ…と広げる。竿の形に穴中が卑猥に開いたつやつやとした桃色の肉ひだの中で白い子種と発情した兄の腸液が混じり、半透明のねとねととしたねばついた糸になり、ぬるうっ…と年輪状に重なるびらびらのすきまを糸となって垂れていく。一番突いてほしいひだ奥が尻穴の中でひくんっ…と亀頭による凌辱を待つかのようにみだらにひくつき、生娘だったとは思えぬ淫蕩さで肉尻を震わせる。

「いま沢山してしまうと宴には出れぬかもしれないよ…」
欲を感じさせぬ声音でささやきながら、ぴたぴたと痛いほど勃起した自身の男根を兄の肉尻のはざまに押し付ける。
「ふふっ…そうなったらお前が俺を抱き上げて祝宴に連れて行ってくれ」
閨の中での睦言とはいえ、勇猛果敢な戦神である兄が男としての矜持を捨て、妻として自身に強請る姿は私の支配欲を十分に煽るものだった。

「んっ…んっ…」
背後からしっとりと濡れた唇を奪うと素直に悦びの声をにじませる。
「あっ!ああんッ…!!」
そのまま一気に貫くとあさましい雌声とともに淫らな笑みを兄は見せ、肉厚な桃色の肉の輪がぬぽぬぽと勃起男根をくわえ、食み、ぶびゅっ!とはしたないほどの量の精を自分の肉棒から噴き出し始める。
「あっ!あっ!あん!あん!」
「そんなに男の竿の味がいいのか?兄上…あんたの肉棒からひっきりなしに蜜が垂れてくるじゃないか…」
「あんっ!いいっ!ロキッ!出る!出るううッ…!!」
夫の勃起した巨大な肉棒の虜になるあまり、からかいの言葉すらもう兄は聞こえていないようだった。背後からけだもののように伸し掛かり、うつ伏せにさせ、女のように大きくむちむちとした白い肉尻をぱんぱんぱんっ!と異様な速さでうがちつづけると桃色の肉すぼまりがはめられた悦びできゅんきゅんと締まり、だらしのない雌声とともにびゅるっ、びゅるっ、と兄の竿から蜜がこぼれていく。
「あんっ!あんっ!あんうっ……!!」
常に天真爛漫で、大らかな慈悲の心を持つ、この兄の豊満な肉尻を何人の男が味わいたいと思っただろうか。夫に竿で完全に穴奥までしつけられ、むちむちとした肉付きのいい身体全体が雌としての快楽に堕ち、生娘だった肉体が娼婦のように常に男を欲しがり、濃厚な肉欲のとりこになったとしれば、更に歪んだ欲望を持つ者たちは増えるだろう。だが実際に兄の身体を味わえるのは私だけだった。すべてを許され、伴侶としての愛を一身に受けるのはこの私だけだった。

「あっ!あっ!あっ!」
女のように大きな肉尻のくぱっ…と竿の形に開ききった桃色の熟れた肉厚な肉穴を、肉筋のびっちりと浮いた赤黒い太竿で上から押し潰すようにしてずにゅずにゅと犯され、徐々に上がる声が甘く高く、交尾中の雌犬のようなよだれとともに頻繁に唇からこぼれ始める。
「あんっ!あっ!あっ!あっ!」
一番"雌"になる敏感なぷるりとしたひだ奥を亀頭でずりゅっ…!と強くこすりあげると完全に陥落した白いむちむちの雌尻がびくびくと痙攣し、穴中にある年輪状のびらびらがぎゅううっ…と締め付け、子種をしぼりとろうとする。そのままずっ、ずっ、と穴奥を突くと勃起した男の竿の形にみだらに開いた肉穴がくぱくぱと物欲しげに収縮し、一番欲しいであろう種付けをあえてせずにひくつく雌穴をずぽずぽとはめ尽くす。
「ひうっ!ひんっ!やっ!やああッ!」
過度の快楽からぽろぽろと抗いの涙が兄の青い瞳からこぼれ始める。いまだヴェールと百合の花冠を纏った花嫁姿のまま、女のように大きな肉尻を激しくずんずんと勃起竿ではめまくられる兄の姿がたまらなかった。これからは自分の欲望のままに兄を抱き尽くすことができる。人がすぐ側にいる場所でも兄の下半身をあらわにさせ、恥ずかしがる兄に雌としての交尾を受け入れさせ、激しい竿突きで中の肉壁がとろとろになるほど思い切り乱れさせてみたかった。

「あっ!あんっ!あんっ!あっ!もう駄目だッ…だめえええ…」
甘く切ない雌声を漏らしながら白くむちむちとした肉尻がはざまからのぞく桃色の肉穴で赤黒い竿をぬっぽりと含んだ淫らな姿のままびくびくと痙攣する。中の年輪状のびらびらが勃起した男の太竿をきつく締め付け、その極上の締め付けのままに大量の子種を放出させるとひだ奥に熱い子種をそそがれた兄の肉尻がびくびく、びくびく、と種付けされる刺激で揺れ続ける。
「あっ…あうっ…」
たっぷりと中出しした後、ぬぽんっ…と音を立てて種付けずみの肉穴から巨大な竿を抜くと、すっかり自身の竿穴と化した兄の肛門が犯された嬉しさでみだらにひくんっ…と中の桃色のひだひだを震わせる。

「ロキ…」
かすれた声で呼ばれ顔を近づけると、乱れた吐息と共に激しい情交のせいで乾いた唇を頬に押し当てられる。
「俺の中にお前の種がしみていって気持ちいい…」
素直な喜びが滲むその言葉に、抱いたばかりだというのに強い渇望が自分を覆いそうになる。
「んっ……」
兄の唇を優しく舐め、潤すことでその愚かな欲望を沈めていく。

「なあロキ…あとで侍女に用意させるから共に湯浴みをしよう」
「ああ、ならそれまではどうする?」
「こうしていよう」
仰向けに寝返った兄が悪戯好きの少年の顔で自身のヴェールと花冠を外し、私の下腹部に顔を近づけ、萎えた陰茎を唇でしごき始める。
「駄目だ、兄上。だめだよ…」
すぐにぶるん!と勃起した肉棒を嬉しそうに手で包み、兄みずから肉穴にあてがおうとする。勿論私の言葉に効力はなかった。愛らしい妻のみだらなおねだりに自戒が保てるわけがなく、私は再度兄の狭くむちむちとした心地いい肉穴に己の肉棒をうずめ、犯された悦びで乱れ続ける兄の痴態を見つめながら、最愛の者を手に入れた歓喜で目を細めるのだった。