Cold
Water
「ジャジャーン!」
スヴァルトアールヴヘイムに降り立った時のように得意げに声を上げる。
雑然としたニューヨークの町中で対峙したソーはそんな私を見つめ、暫くは茫然と立ち尽くしていた。黒いフードのついたジャケットに着古したジーンズ。アスガルドの第一王子だったとは思えないほどの質素な姿にもかかわらず、以前と変わらず兄は凛々しく美しかった。
「ロキ…」
絞り出すような声が漏れ、大柄な体躯に強く抱き締められる。うなじに熱く濡れたものが触れる感触があった。相変わらず涙腺の緩い兄をあやすように抱き、やれやれと溜息を漏らす。感傷的な再会にはしたくなかった。私の心は喜びに溢れていた。今、兄の傍には誰もいない。アスガルドに連れてくるほど愛していたジェーンも、ソーにとってはもう過去の存在になってしまっていた。
右腕の前腕に私の名を掘り、喪に服する寡婦のように私を想う兄の姿をずっとこの空の上から眺め続けていた。やっと"それ"が手に入る。私の微かな笑みに気付いたのか、眦が赤いまま、ソーも照れたように笑う。
「ある人物を探しているんだ。お前も来るか?」
手書きのメモを見せられ、頷くと明るい笑みが濃い髭で覆われた顔に浮かぶ。
「俺はお前が死んだとずっと思っていたんだ。用事がすんだらちゃんと説明してもらうからな」
年長者然とした態度でそう兄が窘める。時間はたっぷりとあった。一度だけソーの思慕につけこみ、抱いた身体の感触を思い出す。ぶるぶるとした肉厚な左右の尻たぶが私を根元までくわえる感触にたまらず、兄の中で達するとソーはぼろぼろと涙をこぼした。痛いか、と吐息交じりに聞くと無言で兄は頭を左右に振った。身体よりも心が痛むのだと、手に入れた幸福感で満たされていた私は何も気付くことが出来なかった。初めて抱かれたことで混乱しているのだと思った私は出来うる限りの慎重さでソーを抱き続けた。兄の大きな肉尻は何度も中出しされたヨトゥンの種でやがて一杯になり、気をやる寸前の朦朧とした顔のソーを見つめながら自分の巨大な肉竿をずるりと抜き、ヨトゥンの男のものになったことを兄の身体に刻みつけるために再度それを強く肉穴に突き入れ、望まぬ射精をする兄の鳴き声を聴きながらどろどろになった肉ひだの中に更に子種をびゅくびゅくと容赦なく注ぎ続けた。
久方ぶりに間近で見る兄の筋骨逞しく、むちむちとした肉付きのいい身体を見るとそれだけで強い淫欲が湧いてくる。支配され身体の隅々まで征服され、"雌"として屈したソーの泣き濡れた顔を見つめながら自分の萎えた肉根をずるりと抜く瞬間をもう一度味わいたかった。そうして子種と唾液でべとべとになった兄の唇に触れ、幸福な口づけを味わいたかった。私の名が刻まれた右腕をそっと見つめる。虜囚の証でもあるそれは、何度眺めても私に喜びを与えるものだった。
「何故書かれた住所に何もなかったんだ?」
「さあね。人間といってもインヒューマンだ。人々の"恐怖"から迫害を受けることがある。彼は慎重を期しているんだろう」
メモに記されていた住所は只の空き地だった。自身の魔力で探ってみても扉すら感知出来ず、兄は癇癪を起しつつもそれなりに辛抱し、檻の中の動物のようにうろうろと辺りを歩き回った後、諦めてその場を立ち去った。あの時どこからか探る視線は向けられていた。味方か敵か。それを吟味しているかのようだった。決裂したアベンジャーズのヒーロー達のように"善"の存在だからといって信用することにはリスクがある。ソーのおおらかさとすべてを信じ、受け入れる部分は好ましくもあり、不安の種でもあった。自分以外の何者かに兄が裏切られ、傷つけられることは出来れば回避したかった。
「明日また行ってみればいい。私も付き合おう」
シャワーを浴び、用意されたガウンを身に着け、濡れた黒髪を拭きながらそう告げると一瞬で兄の顔に笑顔が浮かぶ。太陽のように明るく、人懐こいその笑みをずっと見ていたくなる。私たちの関係がおかしくなる前は頻繁にこんな顔を見ることが出来た。傲慢だったソーが地球に追放されてから、兄があの女と出会ってから、その関係は永遠に変わってしまった。
「兄上はまだいいのか」
モスグリーンの天井と何も貼られていない白い壁、少し埃のある木目の床に乱雑にクッションが置かれたライトブラウンのソファ。読みかけの新聞、何らかのレンジフード。キッチンカウンターの上に置かれた数本の酒瓶、帽子かけにかけられたムジョルニア。
恋人が長期間いないことを伺わせる、華やかさにかける室内を見回しながら声をかけると仄かにソーの耳殻が赤くなる。
「シャワーだよ」
「…そっ、そうだなッ」
何かをいう前に冷めた声で促すと焦りから兄の無骨な指ががりがりと結われた黄金の髪を掻き、慌ただしくバスルームへと消えていく。その後ろ姿を見ながら自然と溜息が漏れる。戯れとも言える一度だけの情事が、どうやら私にだけでなく、ソーにとっても鮮烈な記憶として残っているようだった。自分を抱く"雄"として私を意識する兄に暗い愉悦が湧いてくる。
汗をかいたままの身体をそのまま抱いても良かった。私に犯された後の汗まみれの肌を舐めるのも好きだったし、汗と雄の精が濃厚に匂う中で獣じみた交尾をするのも酷く楽しそうだった。だがこれで、今日は何もないと兄は安堵するかもしれなかった。そうして警戒心を解いた身体を、私以外誰も受け入れたことのなかった肉穴をふたたび押し開きたかった。離れていた時間を補うように、戸惑うソーの顔を眺めながら、たっぷりと兄の中に自分をうずめたかった。
「つまりダーク・エルフの剣で刺されてもお前は死ななかったんだな」
「ああ、そうさ。早合点したアンタは酷く動揺していたけどね」
「嫌な奴だな…お前はあの時真っ青な顔で、息も荒くて…」
私が息絶える瞬間を思い出したのか、ソーが辛そうに眉根を寄せる。湯上りの兄の姿は昼間以上に私の目を楽しませるものだった。まだ水気の残る肌に紫のTシャツが張りつき、柔らかな胸の先端がぷくりと盛り上がり、布地に透ける様は容易にソーのむっちりとした豊かな胸筋を連想させるものだった。柔らかな素材で出来たグレーのハーフパンツは丈が短く、肉付きのいいむちむちとした太ももをほとんど隠すことが出来ないままだった。抱いた時にじっくりと観察した立派な男根と女のように大きな肉尻、ひくひくと肉厚な肉の輪を震わせる初物だった桃色の肉穴を思い出す。べろりと舌を出し、左右に広げたその穴によだれを垂らすとひくつく肉ひだにどろっ…と私の唾液が流れ込み、その刺激だけで過敏なソーは瞳を潤ませ、あっ、あっ、と甘く熱い嬌声を自分を抱く男に何度も聞かせてしまっていた。そうしてその晩、私は欲望のままに貫き、兄の声が枯れるまで淫声をあげさせ続けた。ぼんやりとした顔で虚空を見つめ、内も外もどろどろになった姿で横たわる雷神の姿は酷く雄としての自分の欲を満足させるものだった。私に突かれ過ぎたせいで卑らしいペニスの形にくぱっ…と開ききってしまった肉穴からはソーが呼吸をするたび、ひだにたっぷりと種付けをした後のヨトゥンの子種がぶびゅっ…!と溢れ、"男"の味を知った極上の兄の身体はずっと眺めていたいほど私に強い興奮と所有欲をもたらすものだった。
「俺はずっと…あれから死んだお前のことばかり考えて…」
縞模様の布地がついたウッドチェアに座るソーに近寄り、跪く。悲嘆にくれる姿をアスガルドで観察していた事は、今の兄にはとても言えないことだった。強い悲しみとともに私を想うソーを見るたび、邪神としての加虐に喜びを感じる心と兄弟としての愛しさが募り、自分でも判別しがたい感情が常に私を苛んでいた。
「どうしてすぐに知らせてくれなかった?本当は生きていると…」
少し日焼けした頬に手で触れる。澄み切った空色の瞳が私を見つめ、その美しい青におのずと惹かれていく。
「すまない。もっと早くアンタに言うべきだったな」
たった一度の謝罪で簡単に兄の頑な心が解ける。いつもそうだった。何度裏切られても、結局ソーは私を信じてしまう。私が愛しいから、大切だから。私はどうなのだろうか。女の影が兄から消える瞬間を待ち続け、そうしてソーの前に現れた。多くの寓話がそうであるように、悪役に幸福な結末はない。それでもそれを追い求め続けるのだろうか。
「兄上……」
我慢できず少し強引に唇を奪う。驚いたのか強く兄の目が瞬き、私の纏うガウンに緊張した手付きで抑えるようにして触れてくる。下から唇を重ね、柔らかな舌をゆっくりと味わう。絹糸のような見事な金色の長い髪がさらさらと雨のように私の肌に落ちてくる。
「んっ…んっ…」
やはり私のものだ。ソーの口腔から漏れる甘い吐息を感じながらそう考える。
「だめだ…っ…ロキ…こんなこと…」
「どうして…?一度は受け入れてくれたのに…」
つれない兄に焦れ、ハーフパンツの短い裾の隙間に指をすべらせる。
「あっ……!!」
一瞬で兄の頬が羞恥で染まる。
驚いたことにソーは下着を身に着けていなかった。私とこうなることが分かっていた。"女"として抱かれることを覚悟していたのに私を拒む兄が憎くて、滑り込ませた指で萎えたソーの肉茎を忙しなく抜いていく。
「あっ!ああッ!ロキ…ッッ!」
「暫く女がいなかったんだ。溜まっているんだろう…?」
「あッ!ひっ…!!」
嫌がりながらもあえぐ兄の声にぞくぞくとする快感が私を包む。誰よりも勇ましい戦神を雌として嬲る興奮はどの悦びにも代え難いものだった。
「あっ!ああっ!」
「アンタのペニスを女のクリストリスだと思ってじっくり眺めてやる…この大きな肉豆からはしたなく潮を吹くところを私に見せてみろ…」
「嫌だッッ!やっっ…!!」
空いているもう片方の手でハーフパンツをずらし、ぶるっ…!とすぐに硬く勃起したソーの肉棒をひたすら小刻みにこすり続ける。
「あっ!あんっ!あっ!」
ずらしたパンツの隙間からのぞく桃色の肉穴に思わずごくりと唾を飲み込む。相変わらず初物のような色をした初々しい肉穴がむち…っ、と女のように大きく白い尻たぶのはざまで息づき、誘うようにひくひくと淫らに肉壁をひくつかせる。ソーの肉穴は膣のように中のひだがからみつく名器で、初めて中で出した瞬間、交尾させられる雌犬のように兄はぶるりと舌を出し、泣きながら肉ひだに私の種をぶちゅぶちゅとつけられ続けた。熱い、熱い、と常時では考えられないような舌足らずな声で何度もあえぎ、抵抗をあきらめさせるようにずんっ…!とひときわ強く貫き、ひだ奥にどろどろと種をかけ、ぱんぱんに勃起した肉棒で濃厚な種付けをし続けるとそれを悦ぶかのように桃色の肉ひだがきゅんきゅんにひくつき、私のペニスを亀頭ごとうねるようにひだで揉みこみ、酷く大きな肉尻を前後左右に揺り動かしながら美味そうにずぽずぽと義弟のペニスを食み続けた。
「兄上…もう尻の穴がひくひくとひくついているぞ…そんなにアンタは私に犯されるのが好きなのか…?」
からかうと頬を紅潮させながらソーが私を睨む。だが強引な手淫ですぐにその険も薄れ、"女"として貫通済みの肉厚な肉穴とクリトリスと化したペニスを私に視姦されながら甘い声を上げ続ける。
「あっ!あっ!やああああッッ…!!」
暫く抜いた後、膨らんだ亀頭冠の溝を親指の腹でぐっ…!と力強くひねり上げると、呆気なく私の眼前で兄が淫らな潮吹きを見せつける。
「んうっ!んううううっ!」
溜まっていた濃い精子が女の膣から噴射される潮のように嬲られたソーのペニスから勢いよく吹きあがり、その潮吹きにあわせてひくひくと肉穴のひだも淫らにひくつき、中のつやつやとした桃色の肉ひだが犯す男の前でくぱっ…と僅かにあらわになる。
「ひあっ!ロキッ!? やああああうッ!!」
たまらずむちむちとした肉付きのいい尻に顔をうずめ、ぬぶりと自分の舌を穴に突き入れ、ぬぽっ、ぬぽっ、と兄の敏感なひだひだをかきまわすようにして中の肉ひだをじっとりと味わい始める。
「いやだっ!いやだッッ!あんっ!あひっ!ひんッ…!!」
むっちりとした尻の中のひだを犯されたソーが途端に雌としての艶を見せる。ミルクを舐める猫のようにせわしなく舌をかき回して肉ひだをなぶり、穴をずんずんと責めると、その度に何度も甘く熱い鳴き声とともにぶるぶると逃げるように兄の豊満な肉尻が上下左右に激しく揺れ、紫色のTシャツごしにソーの乳首がぷるんっ、と肥大勃起し、まるで責めさいなんで欲しいかのように卑らしく布地をぶるっ…!と押しあげる。
「駄目だっ!ロキッ!ひだ舌で吸っちゃだめっ……!ねとって舌が貼りついてるッ…!やっ!やっ!あっ!あんっ!おかしくなる!ひだこりこりされるとおかしくなるっ!舌だめ!だめえええッ!!あっ!あんっ!ああんッ…!!」
相変わらず敏感すぎる肉付きのいい身体と初心な生娘のようなその反応に、ガウンの中でびんびんに自分のペニスがそそり立つ。どうしてこんなに卑らしい身体で女を抱けていたのかが不思議で仕方がなかった。胸と尻が恥ずかしいほどに大きく、肉穴の中は狭く熱く精子をしぼりとるようにしてにゅぐにゅぐと蠢き無意識に子種をねだる。男に抱かれるために生まれたような卑猥な身体をしているくせに、異性しか愛せない義兄に憎しみが募っていく。
「ああッッ…!」
ウッドチェアの上で両足を左右に大きく広げさせ、大きな音を立てて肉穴に吸い付く。ひだににじみ始めた発情であふれた腸液をじゅるうううっっ……!と激しく執拗に吸い上げると犯される雌の顔でソーが涙を眼の淵から溢れさせ、羞恥で赤らむ顔を隠すように私からそむけ、びくん、びくん、と肉付きのいいむちむちの身体を震わせ、両の乳首をびんびんに勃起させたまま、心とは裏腹に甘い声を漏らしながら、じゅるっ、じゅるっ、と肉壺から溢れる蜜を卑らしく吸われ続ける。
「んっ…!んううっ…!!」
女のように大きなむちむちの肉尻に好きなだけ顔をうずめ、中の敏感な肉ひだをれろれと舐めしゃぶり、たっぷりとすすり尽くしたあと、ぬぽっ…とよだれと腸液交じりの舌を抜き、ひだひだを執拗に犯された兄の顔をじっと眺める。
「もっ、もういいだろっ…」
心身ともに私に堕ちたことを確かめるために見つめたソーの顔にはまだどこか強情な部分が残されていた。自分が予想していたよりも強い失望が私の中で生じ、強引な凌辱で右足のふくらはぎまでずり下がっていたハーフパンツを強引に引き下ろし、兄の手を掴み、立ち上がらせる。
「あッッ…!」
当然足腰に力の入らなくなったソーが起立できるはずもなく、呆気なくその大柄な身体がくたりと私にすがりつく。
「兄上、まだ欲しいんだろう…?」
甘い声で囁くと兄からの応えはなかった。だが肉尻に手を伸ばし、ぐにりと揉みこむとびくりと身体が震え、熱い吐息が零れるのが何よりの証だった。初めて抱いた時から多淫だということは分かっていた。ひだ奥をずぽずぽと力強く突くと無意識のうちにソーはアスガルドの王子とは思えぬほどはしたない笑みを浮かべ、大きな肉尻の最奥にある肉のひだで貪欲ににゅくにゅくと雄の子種をしぼりとり続けた。
「さあ、寝室に行こう…」
あやすように声をかけ、ゆるく手を握る。逡巡する兄の右耳を軽く噛み、ねろりと舌を突き入れる。これからすることを暗示させるようにぬるぬると耳孔に舌を出し入れし、勃起した乳頭の先端を着衣越しに軽くこする。
「んうっ…」
指に刺さるほど硬く勃起した胸の先端を二本の指でつまみあげると抗う空気がやっと薄れ、代わりにとろりとした怪しい潤みが空色の瞳に滲み始める。
「んッ……!」
もう堕ちることを確信し、激しく唇を奪う。執拗な口づけのあと、二度目の誘いを耳に注ぐと素直に首が縦に振られ、笑みながら手を引き、寝室へと連れていく。
「あっ…!あああああッッ!!」
久しぶりの挿入に泣き叫びながら貫かれる兄の姿をうっとりと見つめながら腰を振る。腹這いにさせ、むちむちとした女のように大きな肉尻だけ掲げさせた姿でぴとっ…、と自分の勃起したぬるぬるの亀頭を押し当て、熟れ切った肉穴を上下ににゅくにゅくとこすりあげた。それだけで皺の少ない桃色の肉厚な肉穴が雄のペニスを待ち望んでひくひくとひくつき、欲しがりな義兄に一息に私は肉棒を突き入れ、ソーの望むものを存分に与え始めた。
「あっ!あっ!やあッ…!!」
僅かに残された戦神としての矜持からか、挿入されたペニスを嫌がるように豊満な白い肉尻が汁まみれの黒ずんだ巨大な男根をぬちゅりとくわえながら、ぶるぶると卑猥に目の前で揺れる。それを罰するようにさらに兄の身体に覆いかぶさり、ずりっ!ずりっ!と激しく硬い肉茎で中の年輪状に重なるぬるぬるの肉ひだをかきまぜ、びくびくとソーの身体を雌としての膣痙攣で震わせ、雄と雌の濃厚な交尾を味わわせる。
「やっ!ひんっ!ひッ!あんっ!あんっ!やあああんッッ!!」
私の舌で散々吸われ、かきまぜられ、ぐちょぐちょになぶられた敏感な桃色のひだを反り返るほど勃起した巨大な男根で背後からずちゅずちゅに突きまくり、むちむちの肉穴を中のひだがめくれるほど貫き続ける。
「ひっ!ひっ!ひんっ…!!」
突くたび、ぶるっ!ぶるんっ!と種汁を飛ばしながら激しく揺れる大きな白い肉尻をぐっと手で掴み、兄の嫌がる声を心地よく聞きながらくぱっ…と左右の尻たぶを広げ、ぬらぬらとした肉厚な桃色の肉の輪をむき出しにさせる。
「ふふっ…兄上、アンタがうまそうに尻の穴で私のペニスを食んでいるところが丸見えだよ…」
そう告げられ、びくりと震える肉付きのいいむちむちとした身体と振り乱れる見事な金糸の髪、ぼろぼろと悔し気に動揺の涙を流す青い瞳が私の目を楽しませる。そのままむき出しにさせた桃色の肉厚な肉穴めがけ、力強くぶるんっ!とぱんぱんに肉エラの張った亀頭を突き入れ、最奥のぷるりとした肉ひだのしこりを忙しない速さで獣のようにずにゅずにゅと突き続ける。
「嫌っ!やあっ!やっ!やっ!やんっ!やああ…っ!!」
一番弱い部分をせめられたソーの声に雌としての媚がとろりと混じる。もっと突いて欲しいことを悟った私が引き締まった兄の細腰を掴み、雄と雌の交尾以外の何ものでもない姿でのしかかり、ぱんぱんと激しく抽挿を繰り返し、ひだ奥をぶるぶるとこすり上げ、女のように大きなソーの肉尻を自分のペニスでじっとりと味わい、兄のむちむちの肉穴に"雄"の肉棒の味を徹底的におぼえこませる。
「やっ!あんっ!あんっ!ひんっ!奥ッッ…おく駄目だっ…!そんなに突いたらっ…やっ!ひんっ!ひいんッッ…!!」
いうことを聞かせるようにぐりぐりっ…!とより強くひだ奥のぷるりとした桃色のしこりをこすりまくるとソーの口から漏れる抗いの声が止まり、代わりに笑みの形にあがった口端からだらしなく舌が垂れ、凌辱を悦ぶように女のクリトリスと化した兄の男根がぶるっ…!と頭をもたげてくる。
「あっ!あんっ!あんっ!はっ…ひんっ…!」
こうなるともう後は犯し尽くすだけだった。肉付きのいいむちむちとした尻を好きなだけズポズポと突き上げ、中の敏感なひだひだを勃起したペニスでぐちゅぐちゅにかきまわし、狭く熱くねっとりとしたソーの卑らしい名器を堪能する。時折ぬぽんっ…と大きな恥音を立てて自分のペニスを抜いては犯しきった兄の肉穴がだらしなく子種を垂らす姿とひくひくとペニスを待ちわびてひくつく桃色のひだひだがぬるんっ…と私の勃起したペニスの形に卑らしく拡張されたことを確認し、またずるんっ…!と大蛇のような勃起した肉棒を突き入れ、あんあんとあえがせ、はしたない雌奴隷として高貴なアスガルドの王子であるソーをしつける。
「あっ!あんっ!あんっ!あううっ!!」
尻穴を犯されることでクリトリスと化した肉棒から潮を吹くことを覚えた兄が何度も何度も私に犯されながらびゅくびゅくと射精を繰り返す。その度にきつく締まるひだひだに促され、自分の硬く大きな亀頭からぶっ、ぶっ、と熱い先走りの汁が垂れ、敏感な肉ひだにそれをぬちゅりとかけられたソーが甘く大きな嬌声をあげながらむちむちの肉尻を官能で上下に大きく揺り動かす。その姿にたまらず更にペニスを奥に突き入れ、ぬちゅぬちゅに汁まみれのひだ奥をこすり、黒ずんだ自分の亀頭とひだ奥のぷるぷるにしこった桃色のしこりで何度も卑らしい肉の口づけをむちゅっ、むちゅっ…、と執拗に繰り返し、みだらに兄をあえがせる。
「やっ!やあっ!やあああッ…!」
ソーの恥ずかしいほど大きな肉尻がずるんっ…!と根元まで私のペニスをくわえる様は何度見ても卑らしく、れろれろと背後から兄の柔らかな舌を舐めしゃぶりながら肉膣と化したソーの雌穴をぱんぱんぱんっ!とすさまじい速さでうがち、豊満なむちむちの肉尻をぶるぶると竿突きで震わせる。
「あひっ!あひんっ!あんっ!あんうっ!」
胸と尻が恥ずかしいほど大きい極上の身体が雄と雌としての交尾で激しく前後に揺れる。口を離し、どろっ…と私の唾液まみれにされた犯された兄の舌と口腔を満足げに見つめたあと、自分の唇で汗で貼りついたソーのTシャツをめくりあげ、勃起し、びんびんにしこった桃色の乳頭に強く背後から吸い付き、搾乳のようにぬちゅぬちゅと前後に乳芯をあさましい速さで抜きあげる。
「あっ!あうっ!あんっ!あんっ…!」
兄の口から漏れる"雌"としての濡れた淫声にたまらず豊満な肉尻を責めるピストンが更にせわしないものになり、びんびんにエラの張った亀頭がよりぐぱっ…!とソーの中で開き、私の肉エラでたっぷりと兄の敏感なひだひだがこすられ、むちむちの肉尻が犯される快感で何度もぶるんっ、ぶるんっ…とみだらに痙攣し、発情したソーの腸液がひだの一枚一枚にびちゅっ…とにじみ、完全に"男"を知った受精器へと変えられていく。
「あっ!あんっ!ああっ…!!」
長く濃厚な交尾に自分の射精が間近になり、兄の狭くむちむちの穴の中で私の肉棒がぶるんっ、と大きく膨張する。もうすぐ種付けされることを知ったソーが観念したかのように頭をくたりと寝台のシーツに押し付け、根元までぬぶりと突き入れられた雄のペニスを熟れ切った桃色の肉ひだで再度ひくんっ…と年輪状に重なるひだひだを震わせながら包みこむ。子種を射精するために肉玩具として兄の身体を扱うことを暗に許され、雄としての興奮のままに肉付きのいいむちむちの肉尻を激しいピストンでぶるぶると後ろから突きまくり、敏感な肉ひだをにゅぷにゅぷとかき混ぜ、種をつけるためのひだ奥をよりくぱっ…と卑猥に広げさせていく。
「あっ!あっ!あんっ!あんッ…!ロキだめっ!はげし……ッ」
兄に非難されればされるほど興奮が増し、腰を振ることが止められなくなり、けだもののようなあさましい速さでソーの熟れきったひだ奥をずんずんと突きあげる。
「あうっ!あうっ!あんっ!あんっ…!」
男の舌でいたずらされ、更に卑らしく肥大勃起した桃色の乳頭が、豊満な肉尻への突きにあわせてぶるんぶるんと勃起した乳芯を上下に大きく揺らす様をねっとりと視姦し、最後により強くぐりっ…!と桃色のむちむちとした卑らしいしこりを亀頭でこすりあげ、そのままびくっ…と兄の上で身体を震わせる。
「ひあッ!? やああああああ!!」
部屋中に響き渡る甘く熱いソーの大きな嬌声に、ようやく自分の亀頭から大量の子種が兄の敏感な肉ひだめがけて噴き出したことに気づく。びゅるっ、びゅるうううっ…とびくびくと震えるソーの豊満な肉尻の中で種を出すことは強い快感を私にもたらし、びっちりと自分のペニスに貼りつくひだひだを小刻みにこすり上げながらぶちゅぶちゅと種付けすると兄の女のように大きな肉尻が甘い悲鳴とともにぶるんっ…と征服させられた証に震え、すぐにびちゅっ…!とクリトリスと化したソーのペニスから種付けされる悦びで白い雌蜜がたっぷりと溢れてくる。
「兄上、いいよ…相変わらずアンタは最高だ…」
「あっ!やあああっ…!!」
注がれる子種の熱さにぼろぼろと涙をこぼしながら、大量の種がぶちゅぶちゅと敏感な兄の桃色の肉ひだにかけられる。
「お尻に種付けされるのが大好きなんだね…私も酷く気持ちがいいよ…二人で何度も何度もこのままの姿で射精しようね…」
笑みながら囁き、ずぷっ!ずぷんっ!と力強く兄の肉尻を背後から突きながら種を肉ひだにびちゅびちゅとつけまくる。
「あっ!あひっ!ひんッ……!」
敏感な穴中に雄の子種をかけられるたび、おもしろいほどソーの大きな肉尻もびくびくと震え、中で種を出されながら兄もまたぱんぱんに勃起した自分の肉棒から精をぶちゅっ…!と噴き上げる。
「やっ!やあっ!ひんっ!ひんっ!やあああああッ…!!」
ヨトゥンである私の長く濃い中出しにソーの射精頻度が叶うはずもなく、最後は透明な汁をだらりと垂れたペニスからとろとろと垂らしながら濃厚な種付けを兄が肉穴に受け続ける。
「あっ…あっ…」
女のように大きなソーの肉尻は中で執拗に出された私の子種でぱんぱんになり、ずるりと音を立てて萎えた巨大な肉棒を引き抜くとぶちゅっ…!と白濁とした泡混じりの私の種が卑猥な形にぱくぱくと開いた兄の桃色のひだ奥から溢れ、むちむちの尻たぶや太い腿に垂れていく。
「兄上、中に出しすぎてしまったね…穴がこんなにぱくんと私のペニスの形に卑らしく広がって…ひくついてる中の肉ひだも淫水焼けして…かきだしきれないほど私の子種でどろどろだ…」
「んっ…んっ…」
私の言葉が聞こえているのか、いないのか。陶然とした表情で兄が肉尻を震わせ、犯されきって白濁とした子種でぬるぬるの桃色の肉ひだがひくひくとひくつく様を、女のように大きな肉尻のはざまからむちっ…と私に見せつける。
「中が私の種がぐちょぐちょになってしまったからね…少し休んでまたペニスを入れて、ひだにびちょびちょについた子種ごとかきだしてあげる……兄上が望むなら、アンタの卑らしいぷるぷるのひだ奥も好きなだけ突いてあげるね…」
汗の匂いがするすべらかな黄金の髪に優しく口づける。"雌"として受精した刺激でびくびくと震える肉付きのいい大柄な身体にも背後から緩くすがりつき、紅潮した頬を柔らかく吸っていく。
「兄上…」
少しずつで良かった。こうやって睦み合えばいずれは頑なな兄の心もほどけ、私を兄弟ではなく恋人として愛するようになる筈だった。無言で幾度も頬に口づけ、種付けで身悶える身体を抱きしめ、うっとりと瞼を閉じる。
昔から自分の中にある願い――だがもしそれが叶うことがないならば、ソーはどうなるのか。
もしそうなれば、誰も訪れることのない場所に兄は閉じ込められ、永遠に欲望の傀儡として扱われ続けることになるだろう。ソーが壊れても決して手放さなず、愛を囁き、肉欲のままに犯し、永劫ともいえる二人だけの時を私は楽しみ続けるのかもしれなかった。
太陽のような兄がそうなることは流石に少し憐れに思えた。おおらかで温かく、時に愚かともいえる勇気を持って人々を救う雷神。
自分の欲しいものはたった一つだけたった。その一つだけの願いが何故今も叶わないのか。
"今度こそは叶う筈だ"
無意識に浮かんだ言葉は酷く虚しく、暖かな兄の肌に頬を摺り寄せることで私は自分の心を繋ぎ止めるのだった。