長年、義兄であるソーに対して恨みを抱いていた私はある行為をすることで自身の怒りを鎮めていた。兄は私に甘い。それはいついかなる時でも変わらなかった。弟として兄に接し、調合した催眠剤入りの酒を今やアスガルドの王である男に飲ませる。強烈な催眠効果のあるそれで眠りに就いた兄を犯す日々。それはアスガルド亡き後の難民船の中でも変わらなかった。
「兄上」
呼びかけて完全に眠った事を確認し、寝台の上に横向きに寝そべる兄の身体から下衣と腰布をはぎ取る。真白くてぶるんっ、と弾力のある大きな肉尻。そのはざまを指で左右に押し開き、初々しい桃色をした肉厚な肉の輪をあらわにさせる。
「……」
もうすでに半勃起している自分のペニスを片手でしごく。兄の肉の輪は数えきれないほど犯してきた。睡眠中の凌辱を繰り返すうちに兄の身体は私のペニスに馴染み、今では挿入しただけではしたなくイッてしまうようになっていた。何度犯しても、欲望のままにずにゅずにゅと肉壺を貫いても、初々しい桃色のままの肉の輪と肉ひだ。それはまるで処女の振りをする淫蕩な娘のようで酷く興奮してしまう。
「挿れるぞ…っ…」
横向きに寝そべる兄を背後から抱きすくめ、ずるんっ…!と自身の長大ないちもつを肉の輪に含ませる。
「んうっ…」
犯されたことでびくりと震える肉付きのいい身体が堪らなかった。
「相変わらず大きくてどスケベな肉尻だな……私のペニスをずりずりとむちむちの尻たぶではさんでいるじゃないか…」
ぱん!ぱん!と大きく音を立てて抜き差ししながら兄を貶める言葉を投げつける。
「んっ…んんっ…」
数回に一度ひどく気持ちのいいむちむちの肉ひだがきつく締まり、はしたなくイッたことを私に知らしめる。
「これがいいんだろ…?こうされるのが…ッ…」
兄の筋骨たくましい上半身に反して細い腰を掴み、乱暴にズンズンと早い抜き差しを繰り返す。
「あっ…あっ…」
最奥のしこりをぐりっ!としごき上げると長大な自分のペニスを肉ひだのびらびらでぐちゅんっ…!と卑らしくしめつけ、また豊満な肉尻が肉ひだごとはしたなくイッたことを指し示す。
「ふん!ふん!ふんっ…!」
眠る兄の前では自分の男としての欲望を隠すつもりはなかった。健やかに眠る顔がズンズンズポズポと激しくチンポ慣れした肉肛門を犯されるうちにうっすらと汗ばみ、頬が徐々に染まっていく。長年躾けてきた兄の肉穴は今や極上なほどに熟れ、うれしげに年輪状のびらびらが常に挿入されたいちもつをずにゅずにゅとしごき続ける。元々大きかった尻もヨトゥンの雄による種付けで最近ますます豊満さを増していた。さすがに大きすぎる肉尻が気になるのか、育ち続ける己の臀部を不快げに見つめる兄を見つけたこともあった。義弟の種で肉尻が育っているとも知らぬソーの姿は私に更に欲情を植え付けるものだった。中出しは常に行い、注いだ後も肉ひだに種付け汁を馴染ませるために自分のペニスを長時間抜かないことも多くなっていた。そうすることで更に受精したぬるぬるの肉ひだは敏感になり、益々兄の肉尻は外も中も極上の肉便器と化していた。
「くっ…!出る!出るぞ…ッ!」
睡眠中の兄には決して咎められることのない中出し。膨張したいちもつの形に受精させられることを感じ取った兄の卑猥な肉ひだが、イク寸前のようにきゅうきゅうと肉竿を締めつけだす。
「くっ…!!」
「んうっ…んうううっ…」
悲し気な声を出しながら、眠る兄がぶちゅっ!ぶちゅっ!と肉の輪の中に中出しされていく。類稀な防衛本能からか、中出しから逃れようと女のように大きな肉尻が眼前でぶるぶると震え、根元まで挿入されたいちもつをぐちゅっ…と押し出そうとする。
「んうっ……!」
その歯向かう生意気な仕草に興奮を覚え、更に最奥までずるりと勃起したちんぽを挿入し、完全に犯す雌として兄を抑え込む。
「んっんうっ…んんっ…」
喘ぐ声が甘く早いものになる。最奥のぷるりとした肉のしこりを充血した亀頭で執拗に押しつぶし、兄の感じる肉具を徹底的に犯しまくる。
「んうっ…んんっ…んうっ…」
過度の肉悦で挿入されたいちもつを押し出す抵抗がなくなり、ぱくぱくと卑らしく収縮する穴中が雌としての種付け穴としてむちっ…と眼前にさらけ出される。
「まったく…兄上は寝ていも跳ねっかえりだな…このどスケベな穴にチンポで栓をしてやろう…」
「んうっ…んっ…」
豊満なむちむちの肉尻がヨトゥンのペニスによる激しい抜き差しでぶるぶるに揺れまくり、ズンズンズニュズニュと恥ずかしい結合音が室内に響き渡る。そうして最奥までずにゅっ…、とチンポを挿れた状態でぶびゅっ!ぶびゅっ!と中出しを繰り返し、眠る兄の肉ひだをヨトゥンの種汁まみれにさせていく。
「んうっ…んううっ…んっ…」
日なたと蜂蜜、それに僅かに柑橘系の果皮の匂いがする兄の肌を背後から舐め上げる。この雄を誘う体臭と豊満な身体で幾らでも中で射精できそうだった。時折パンパンと抜き差ししながら最奥で中出しを繰り返し、種付けで淫らにイク兄の肉ひだの締まりを堪能し続ける――。
「そろそろいいか…」
何度も中出しし続けた兄の肉の輪からずるりと自分の長大なペニスを抜いていく。
「んっ…」
完全に自分のものになった兄の身体からくったりと力が抜け、むちむちとした真白く大きな肉尻のはざまからどろりと中出しした精液が垂れてくる。今日も種付け後に長時間自分のいちもつを抜かず、ヨトゥンの濃厚な種汁を兄の肉ひだに馴染ませ続けた。時々ぐちゅっ、ぐちゅっ、と中出し汁を自身の萎えた長大なペニスでかき混ぜ、敏感な熟れた肉ひだにヨトゥンの種をねっとりと沁み込ませた。この交尾でまた兄の肉尻は卑猥なほど大きくなるに違いなかった。眠ったままの兄が熟れた肉壺を挿入された肉竿ごとにちっ…と締め付け、じゅるっ、じゅるっ、と恥ずかしいハメ音を出しながら男の勃起したチンポを肉ひだで貪欲に味わうことも多くなっていた。眠りながら性奴として調教され、雄を求める姿に変えられた兄。その姿は私を憐れませ、同時に男としての欲望を激しく刺激するものだった。
「んっ…んうっ…」
泣きぬれたような声が兄から漏れる。受精したばかりの豊満な肉尻に顔をむちゅっ…と押し付け、舌で自分の種を掻き出していく。
「あっ…あっ…あうっ…」
連日ハメ尽くされた身体が疼くのだろう。桃色の肉厚な肉の輪を舌でれろれろとしごくたび、誘うように大きな二つの尻たぶがむちっ…、むちっ…と顔に押し付けられ、もっと大きくて硬くて逞しいもので内部のひだひだをズポズポにしごかれることを望み始める。
「あっ…あっ…」
自分の兄でありながら、私の躾けた雌だとも思うと奇妙な愛おしさがこみ上げる。発情あらわな痴態にまた自身の肉棒が勃起してしまいそうだった。だが長時間の性交は目覚めを促す危険もあった。名残惜し気にぬぽんっ…と舌を抜き、種が掻き出されたことを確認し、汚れた下半身を丁寧に布で拭う。兄が私の反感を買えば買うほど、眠らされ激しく犯される。憤りを凌辱で静める。それはあまりにも卑劣なことなのかもしれなかった。だが今や私の心を一番に落ち着かせるものだった。薄赤く染まった熱の残る頬に自身の頬を擦りつける。他人の体温をこんなにも心地よく思える事が酷く不思議だった――。