「ん…」
自分に身を寄せる骨ばった体躯の感触で目を覚ます。

睦み合っている時はただ互いの上昇する温度を感じるだけだった。それが今は冷やりと肌寒い。体温の低い、ロキの痩躯を手のひらで撫で、はみだしたブランケットを掛けなおす。
「…ッ…」
目覚めたと同時に感じた違和感の正体に漸く気付く。日毎に要求される体位は淫らなものになり、様々な角度から尻を突かれ、俺は過度の快楽のあまり、気を失うことが多くなっていた。昨日の夜も両の足首を左右に大きく押し広げられたはしたない姿のまま、幾度も幾度も激しく犯されながら失神し、柔らかく温かい萎えた弟の肉根が挿入されたままの状態で朝を迎えてしまっていた。

「……」
亡き母にも失踪中の父にも決して見せられない互いの姿に額を抑え、溜息をつく。こうして"女"として抱かれるようになってから、よりぶるっ…と肉付きの良くなった尻は無意識にロキを誘うようで、その長大な男根で、指で、舌で常に桃色のむちむちとした穴中を味わわれてしまっていた。白く細長い、弟の指だけで年輪状のひだひだを入口から最奥まで執拗に擦られ、達することを強いられた夜もあった。そうして必ず達して柔らかくなった敏感なひだ肉を硬く膨らんだロキのいちもつでずるッッ…!と容赦なく押し開かれ、ずぽずぽと執拗に肉の輪を貫かれた。雄の卑猥な肉棒で身体をとろけさせられる感覚は強烈で、褒めるように俺の長い黄金の髪を撫でられながら、はしたない悦び声が何度も何度も自分の唇から溢れ、ぱんぱんと激しく小刻みに女のように大きな肉尻の上で肉棒を抜き差しされ、ぬちゅぬちゅぐちょぐちょと寝室中に響き渡る恥音を立てながら、獣同士のような卑猥な交尾をされ続けてしまっていた。
肉厚でむちむちとした桃色の肉の輪はすっかり弟好みにむんむんと熟れ、男の両手でも覆いきれないほどの大きな真白い肉尻とそのはざまにむちっ…と色づく、ぬぷぬぷとくわえこむ事を好む淫らな肉穴は、今やただ一人の兄弟の為の受精器と化していた。

「参ったな…」
心情を思わず口にしてしまう。幾度か経験しているものの、日の高いうちに犯されるのはどうしても嫌だった。だがどうみても今の状態はそれを促すものだった。注がれたぬめる精液の感触に眉を顰め乍ら、暫し思案に暮れる。このまま例えロキを起こし、抜くことを頼んだとしても、悪戯好きの義弟がそう素直に従うとはどうしても思えなかった。

「んっ…」
熱の混じる声を漏らしながら、ロキの自分ほどではないものの、十分に逞しい胸板に手を充て、ずるっ…と僅かに肉棒を抜いてみる。
「ふっ…」
萎えてもなお長く太い男根が柔らかいまま、年輪状のひだひだをずるんっ…とこすり上げ、犯される感触を思い出したはしたない自分の肉尻が否が応にもびくびくと反応してしまう。
「あっ…あ…」
もどかしい刺激だった。びんびんに勃起した硬く太い肉茎の表面で征服するようにずりゅ!ずりゅ!と激しく敏感なひだ肉をこすられる感触を思い出し、肌が熱を持っていく。
「あっ…ああッ…!」
なんとかずるっ…と半分以上抜いたものの、亀頭冠の張りだした肉エラが穴中でひっかかり、それを抜こうとするとやわらかくそのエラでぬちゅぬちゅとマッサージするようにひだ肉をこすられてしまい、思わず熱く自分を抱いた男にすがりつき、肉悦で豊満な肉尻ごとビクビクと身体を震わせてしまう。

「んっ…!」
内側に含んだままの弟のいちもつが徐々に硬くなっていく。
「んっ…!んんうっ…!」
ずるっ、ずるっ、と何とか長大な肉茎を最後まで抜こうとするものの、肉尻の中で硬く膨らんでいくその淫らな肉棒の感触にうっとりと瞳を甘く濡らしてしまう。
「んくッッ…」
いつも腸道の入口から最奥までひたすら女のように大きな肉尻を犯され続けた。常にロキは俺を支配する者が誰なのかを分からせるように激しく執拗に、熟れた肉壺を自分の勃起した巨大な男根でずんずんと貫き続けた。俺がどうしても感じてしまう場所を探り当てると一晩中、その部分を攻め続けた。弟が満足してぬぼっ…と肉根を抜く頃にはいつも俺はびくびくと受精で身体を震わせ、種付けと挿入で達してしまった桃色の肉ひだをひくんっ…ひくんっ…とむっちりとした両の肉尻のはざまから淫らに晒し続けてしまっていた。

「あっ…あっ、あっ…!」
漏れる声が止まらなくなっていく。自分が縋りつく男が目覚めぬことを祈りながら、恥ずかしいほど大きなむちむちの肉尻を上下に動かし、徐々に勃起していく弟の逞しい肉棒を年輪状のひだ肉でぬぽぬぽと味わい始めてしまう。
「あっ…いいっ…いいッ…!」
挿入されたままの卑猥な形をした肉棒を使ったはしたないオナニー。昼夜問わず犯されることも、様々な場所で襲われることも、思わず頬を赤らめるような要求される淫らな体位も、俺を見つめる妙に熱の籠った灰緑の瞳も、その全てが嫌だった。ただもう二度とたった一人の大切な兄弟を失いたくはなかった。だから受け入れた。それだけの筈だった。

「あっ…あっ!あうっ!あんっ!」
完全にぶるっ…!!と穴中でロキのものが勃起する。いつものように突き刺して欲しかった。肉厚な肉の輪を無遠慮に亀頭がぐぬりと押し開き、ずるんっ…!と敏感な肉のひだひだを一気に逞しい肉茎ですりあげられ、一番感じてしまうひだ奥のしこりを容赦なくズポズポとつついて欲しかった。
「んうっ!んうっ!んんうっ…!!」
もう目覚めているであろう弟の顔を正視できず、真っ赤な顔で瞼を閉じながら、はしたないほどがくがくがく…!とと豊満な肉尻を前後左右に揺り動かしてしまう。
「あんっ!あんっ!あんっ!!」
ぐりゅんっ…!とその度に様々な角度からぬめる熱く逞しい肉棒にひだ肉をこすられる感触がたまらなかった。自分の肉尻のはざまにある腸道のひだはすっかり、肉茎に犯されることに慣れきってしまっていた。びっちりと全面に太い血管の浮いた肉竿で容赦なくずちゅずちゅと敏感な媚肉をこすられるたび、あんあんと喘ぎながら、悦びではしたなくいつも俺は浅ましい笑みを浮かべてしまっていた。

「んうっ!んうっ!あんっ!あんううっ…!」
ロキの逞しすぎる肉棒を使った卑猥な自慰を抑えることが出来ず、小刻みに腰を振り続け、女のように大きな肉尻でじゅぷじゅぷと長大な肉棒を味わい続けてしまう。
「あっ!ああッ!ああんっ…!!」
待ち望んだ硬く張り詰めた剛直でずりゅずりゅと容赦なくひだ肉を犯され、酷く甘い雌声とともにくぱっ…、と穴奥が熱く開ききってしまう。
「あッッ…!」
冷やりとした舌が自分の太い首筋をゆっくりと舐めていく。上掛けに覆われているとはいえ、まるで男娼のような自分の淫らな振る舞いに羞恥で唇を強く噛みしめる。
「あっ!あんッ!あんっ!ああッ…!!」
だがもう腰の動きを止めることが出来なかった。むちむちとした酷く肉付きのいい両の太ももをがばりと大きく左右に開き、最奥のしこりを突いてもらいたくてがくがくと懸命に豊満な肉尻を揺すってしまう。
「あっ!あっ…!」
くぱっ、くぱっ、とみだらな雌収縮を繰り返す穴奥にどうしても弟の充血した亀頭があたらず、もどかしい思いに眉根を寄せる。ぐぱりと凶悪なまでに肉エラの張った亀頭でずりゅずりゅと年輪状のひだ肉をしごかれ、犯されることはたまらない快楽だった。だがやはりどうしても、一番雌として感じてしまう部分にびんびんに勃起した雄の亀頭をあてて欲しかった。そうして激しくずぽずぽとひだ奥を貫かれたかった。

「ロキ…ッ…」
目を開け、涙の膜が張った瞳でいまだ顔の見えぬ弟を見つめ呼びかける。長い黒髪の隙間から見える、首筋に吸い付いたままの紅い唇は僅かに口端が上がり、笑みを湛えていた。
「たのむっ…奥を突いてくれ…っ…頼むから…」
寝台の上で大きく開いた両脚に力を込め、弟を受け入れたままの肉尻を相手の恥部に擦り付ける。
「んうっ…!」
白い指が頤を掴み、ぬるりと蛇のような舌を潜り込まされる。
「んっ!んうっ!んうッッ!」
ずんっ!ずんっ!と力強いピストンが始まり、最奥と口腔を同時に犯される。
「んうううっ!!!」
びくっ!びくんっ!とロキに貫かれている身体が大きく震えてしまう。ずるんっ…!と大蛇のような大きく太く逞しい男根が犯されきったむちむちのひだ肉を容赦なくかき分け、充血した亀頭がひだ奥のぷるりとしたしこりと強く押しつぶす。
「あっ…ああっ…」
互いの唾液を垂らしながら唇を離し、恍惚でうっとりとした声を漏らしてしまう。恥ずかしいほど大きな肉尻をみちっ…!と奥の奥まで雄の逞しい太竿で犯され、雌としての悦び顔で自分を抱く男の怜悧な美貌を見つめてしまう。

「兄上…」
「あっ!ロキッッ…あっ!あんっ!ああんッ!」
常よりも熱の籠る声で名を呼ばれ、ぶちゅぶちゅと激しく小刻みに肉尻の奥をつつかれる。年輪状に熱く開ききったひだ肉をからめとるようにして肉竿でごりゅごりゅとしごかれ、最も弱い最奥の部分を充血した逞しい亀頭でずんずんと貫かれ、豊満な肉尻が完全に雄の男根に屈し、むんむんと雌の肉壺として浅ましく熟れきってしまう。
「んうっ!んうっ!んんうっ…!!」
陽光に輝く金糸の髪に何度も口づけを落とされながら、女のように酷く大きな肉尻が激しい肉のピストンでぐちゅぐちゅに攻められる。
「あっ!あふっ!ああんッッ!!」
幾度も幾度も執拗にずるうううううっ…と長太い巨根が肉の輪の入口から最奥のひだ肉まで抜き差しを繰り返し、敏感なひだひだがめくれあがるほどの激しい抽挿を繰り返す。
「うくんっ!うんっ!あううッ…!」
ずん!ずんっ!!と時折強くひだ奥のしこりを勃起した亀頭で犯され、その度に恥ずかしくてたまらないのに口元は笑みを湛え、ぶびゅっ…!と潮噴きの様に自分の肉竿から精を噴き上げてしまう。

「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
みちっ…と根元まで弟の逞しい剛直を含まされた豊満な肉尻がぱんぱんぐちゅぐちゅとハメ音を立てながら前後左右に揺れまくる。
「あっ!あっ!ああんッッ」
徐々に抜き差しが早く激しいものになり、貫きながらぶくんっ…!とロキの巨大ないちもつが更に膨らみ、種付けされることを宣告されてしまう。
「んうッ…!!んんうっ…!」
むっちりとした恥ずかしいほど大きな尻たぶのはざまで射精するためだけに何度も何度もくぱっ…と卑らしい形に肉穴が拡張され、中のひだ肉を雄汁ごとぐちゅぐちゅにかき回される。
「ひんっ!あッ!ああんっ…!!」
今にも射精しようとするびんびんに勃起した肉茎にずるっ!ずるっ!と敏感なひだ肉を犯されながら、発情でぶびゅっ…!とひだ奥から恥ずかしい愛液がにじんでしまう。
「やあッッ…」
完全に雌として身体が陥落した証。新たに生じた淫らなぬめりに聡い弟が気付かない筈がなく、蜜壺と化した肉壺をじゅぽっ!じゅぽぽぽっ…!!と味わう様に力強くピストンされ、豊満な肉尻を勃起した肉棒でずるんっ…!と犯し尽くされてしまう。
「やッッ!!やっ!やっ!やああッ…!!」
ずぽずぽ、ずぽずぽ、ともうすぐ種をつける合図として最も弱いひだ奥のしこりを突く間隔が異常に早いものになる。奥で達することを既に覚えてしまった浅ましい自分の肉茎が再度ぶるんと反り返り、熱くねばつく種のしぶきをかけられる瞬間をぶるぶると竿突きで揺れまくる肉尻とともに待ち望む。

「兄上…」
「やああああッッ…!!!」
名を呼ばれると同時に耳たぶを強く噛まれる。だが痛みに意識が向いたのは一瞬で、ずんッッ…!!と容赦なく勃起した亀頭でひだ奥を突かれ、そのあまりの気持ちよさにはしたない雌声とともにびゅくんっ!と自分の肉竿から精が噴きこぼれ、同時にぶちゅううっ…と最初の種がむちむちとした酷く大きな肉尻の奥につけられてしまう。
「ひあっ!? やあああッッ!」
がばりと両の膝裏を抱えられ、肉尻がぐりっ…!と上向きになり、より性器同士がぬちゅんっ…と結合した恥ずかしい交尾姿でびゅくびゅく、びゅくびゅくとロキの子種を注がれる。
「やっ!やあッッ…!!」
種を飲めば飲むほど、より豊満になる自分の肉尻が忌まわしくて、腰を動かし種付けから逃れようとするものの、より強く弟の痩躯に拘束され、びゅるるるるるうううっ…と酷く長い射精を味わわされてしまう。
「やあああっ…」
びちゅ、びちゅううっ…、と敏感な年輪状の肉ひだに犯す男の種が熱くしみていく。
「やあっ!やあっ!やあっ…」
嫌がる声が出るものの、かけられる種の熱さに瞳が発情で濡れてしまう。ぱくんっ、ぱくんっ、と浅ましい雌収縮を繰り返す腸道が子種をぶちゅっ!と浴びせられるたび、悦びでびくんびくんと収縮し、嬉しそうにむちゅっ…と種をつけ続ける逞しい肉竿に突起状のひだひだを吸い付かせ、新たな雄の種を淫らな煽動でねだり続ける。
「あっ!ああッ…!」
はしたないほど大きな肉尻の中がぬるぬるの種でいっぱいになり、根元までにゅるううっ…と勃起肉棒をくわえ、男の欲望のままに思う存分ぶちゅぶちゅと種付けされまくった恥ずかしい雌の姿をさらしてしまう。

「兄上もやっと私が欲しくなったのか…」
揶揄いの言葉とともに噛まれた耳朶を舐められる。ひだ奥を執拗に犯されたことで自分の欲望は治まったものの、未だ萎えぬ弟の肉棒にじわじわと不安が湧いてくる。
「もっ…、もういいだろうロキ。朝になったんだ…今日も父上を探さないと…」
「私の肉棒を使ってあんなにはしたないオナニーをしてた癖に…まるで今のアンタは貞女のようだな」
「あっ…!ああッ!!」
突如激しく挿入したままの腰を動かされ、甘い痺れに全身を覆われながらぶるぶると豊満な肉尻を揺り動かしてしまう。
「ひあっ!あっ!あんっ!ああんッ…!!」
「不和だった私達がこうして仲良くしているんだ…父上もきっと少しの間は許してくれるさ…」
「ひんっ…!」
ずるんっ…!!とずる剥けの亀頭で種でぬめるひだ奥を容赦なく貫かれる。今度は弟の肉棒自体を味わわさせるように、ゆっくりとした動きで腸道を入口から最奥までひだ肉をかき分けながらずりゅうううっ…と犯される。
「んううっ…んううっ…!!」
何度も味わって異様に太く長く、前面にびっちりと太い血管が浮きまくった卑らしい太竿だった。亀頭冠の肉エラの膨れはいつも敏感な自分のひだ肉をずりゅずりゅにいじめ抜き、ロキの竿の味をたっぷりと豊満な肉尻で味わわされてしまっていた。

「兄上の身体はもう私のものだ…」
発情で発熱したように熱い身体を持て余しながら、ぼんやりと弟の宣告が耳を流れていく。それは違う、と言葉にしたかった。だが新たな抽挿が容赦なく肉尻の奥で始まり、俺は熟れきった身体を貪られながら、涙目で耐えることしか出来なかった。