Tasty
「ロキ、それは駄目だ」
今日も形ばかりの抗いを兄が続ける。子供の頃からの二人だけの秘密。"それ"がとても気持ちがいいということに親密過ぎた幼い私達はすぐに気付き、以来この遊びを続けてきた。成人する年齢が近付くにつれ、ソーはこの遊びにおける自分の立場が不満なようだった。だがその不満とは別に兄の身体は益々肉付きが良く成長し、はちきれんばかりの豊満な胸と肉尻で私をより魅了するようになっていた。
「兄上、どうしてもだめなのか…?」
ソーはいつでも私の願いを拒否することが出来ない。こうして力なく、弱弱し気に懇願すれば了承するのは目に見えていた。
「……」
悩む顔が揺れ、寝台の上に座る兄の艶やかな金糸の長髪がさらさらと音を立てて厚みのある肩に流れていく。頬はうっすらと赤く、侍女によって両端が丁寧に編み込まれた髪型はまるで乙女のようだった、彫刻のような見事な体躯が長衣の上からでもはっきりと分かり、裾から覗く健康的に締まった足首が退廃とは別種の色気を醸し出す。
「兄上だってこれが大好きじゃないか…」
そっと近づき、同じように寝台の上に腰かける。
「…ッ…」
体温の高い肌に指で触れ、その指先を胸元にすべりこませると乳首はすでに膨らみ、指に刺さるほど硬くなっていた。こりこりと敏感な肥大乳頭を刺激すると多淫な兄の瞳が徐々に濡れてくる。あともう少しだった。自ら貫通済みの肉の輪をくぱりと押し開き、勃起したいちもつの挿入をねだるまで。充血した亀頭を持つ肉竿を根元までむちゅりとくわえて離さず、はしたない笑顔で雌犬のようにあえぎまくるまでもう少しだった。
「あっ…あっ…」
日なたの香りがする兄の豊かな髪に横から顔を埋め、両方の乳頭を強く刺激する。前後にさすると更に吐息が甘く乱れ、ぴん、と大きく膨らんだ乳芯が卑猥な勃起状態をあらわにさせる。
「兄上…」
「……」
恭しく兄から長衣をはぎ取り、交尾を過剰に好む肉感的な身体をさらけ出させる。
「んッ…」
腰布の中に手をもぐりこませ、半勃起した兄の肉竿をしごき始める――。
「あっ!あっ!あっ!」
兄の部屋の中で淫蕩な雌声が大きく響く。数度目の交尾は兄を壁に立ったまま押し付け、背後からの挿入で中を味わう。
「ひんっ!駄目だッ…あんっ!あんっ!あっ!あっ!ああんっ…!!」
兄の娘のような髪型はまるで姫君のようで、厳格な王の与り知らぬ所で、淫蕩な雌にうぶな姫を変貌させていくようで興奮してしまう。大きな肉尻がはざまにある肉厚な肉の輪をずぽずぽと種汁を噴き上げながら貫かれるたび、ぶるんっ!ぶるんっ!と大きく揺れ、内部の媚肉を犯されて興奮する兄の痴態を丸見えにさせる。
「あひっ!あひんっ!ひんっ!ひいんッ…」
ずるんっ…と根元までいちもつを挿入されるのが好きな兄にあわせて、自分の体重をかけて長大な男根を押し込み、ぬぷぬぷと気持ちのいい抜き差しを繰り返す。
「あっ!嫌だっ!そんなっ!やっ!あんっ!やああんッッ!」
むちむちにはちきれんばかりに育った二つの尻たぶをぐっと掴み、レイプするように乱暴に小刻みに肉の輪をずぷずぷとぱんぱんに膨らんだ竿でしごきあげる。
「やあっ!やっ!やっ…!」
頬を真っ赤に染め、恥ずかしがり嫌がりながらもぶるっ…と兄の唇から肉悦で舌がはしたなくはみ出していく。
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ…」
男の両手でも収まりきらないほどの豊満な肉尻と、数え切れぬほどの交合で熟れた肉の輪は常に私の雄としての欲望を煽るものだった。
「んうっ!んうっ!あんっ!あんッ!」
どんなに抗っても肉尻の最奥にズンッ!と勃起竿を押し込めると途端に抗いが止み、後はあんあんあひあひと悦び声を溢れさせながら肉の輪をぬちょぬちょに犯され出す。中出しされることも酷く好み、年輪状の肉ひだの中でぶくんっ!と射精の為に更にいちもつが膨らむと、種付けされてしまう悦びで、小水のように兄の肉竿から甘い喘ぎ声とともにびゅくびゅくと精液が垂れ始める。ぶちゅっ!ぶちゅんっ!と容赦のない中出しで呆気なく兄の肉ひだのびらびらがはしたなく絶頂をびくびくと迎え、雌としてぱくぱくに受精穴を収縮させながら豊満な肉尻にぶちゅぶちゅと種付けされていく。
時には平時であれば目を背けるほどの卑猥な体位を取らせ、ぐちょぐちょに犯しまくったこともあった。細い両の足首を掴みあげ、上からがっちりと覆い被さり、ただ肉の輪が犯される悦びしか感じなくなるまでズニュズニュにハメ尽くしたこともあった。今では兄に勃起した自分の陰茎を無理やり握らせるだけでうぶだった姫君ははしたなく発情し、頬を染めながらごしごしと雄のいちもつ欲しさに肉竿をしごくまでになっていた。挿入を焦らすと肉の輪の中にずちゅんっ…と逞しい竿を挿れて欲しくて、弟である私の前で豊満な肉尻をぶるぶると切なげに揺らし、むちっ…とそのはざまにある肉厚な貫通済みの肉の輪まで押し開いてまで見せつけるようになっていた。子供の頃から繰り返していた"秘密の遊戯"は、今や兄を淫蕩な"女"に仕立て上げてしまっていた。
「あんっ!あんっ!あっ!あんっ!あんっ!」
背後から覆い被さり、獣の交尾のようにがくがくと腰を揺らし、壁に押し付けた兄を責め立てる。何度達しても貪欲に兄の大きすぎる肉尻はきゅうきゅうと肉の輪でキツクいちもつを締めつけ、卑猥なひだひだの動きでにゅぼにゅぼと肉竿を執拗に肉壺の中でしごき、雄の種を肉びらにぶちゅうううっ…と吐き出させる。陰嚢が空になるほどの本格的な射精が始まると、虚空を見つめながら嬉し気にぶるっ…!と舌を出し、びくっ、びくんっ、と雄に種付けされ続ける感触を女のように大きな肉尻で味わい続ける。そうして更に豊満な肉尻を持つ中出し好きの姫君に育ってしまう。
「あんっ!いいっ!いいッ…気持ちいいっ…」
肉悦に屈した兄はもうよがり声しか漏らせなくなっていた。大きすぎるむっちりとした肉尻が目の前でぶるんぶるんに揺れ、更なる挿入と数度目の中出しをねだり始める。
「あんっ!あんっ!あんっ!かたくておっきいのが…ッ…中をズンズンってほじってくるっ…あひっ!あひいんッッ…!」
むちむちした真白く豊満な肉尻の最奥にある敏感な肉のしこりを充血した亀頭でズンッ…!と押しつぶし、嬉し気に舌をはみ出させる兄を見ながら、激しくいちもつ好きの貪欲な肉壺を犯しまくる。
「あんっ!あんっ!あんっ…!」
豊満な二つの尻たぶのはざまをびんびんに勃起した肉竿が浅ましい速さでズプズプと前後し、その度に肉厚な肉の輪がよだれを垂らしながらきゅうきゅうに締め付ける。
「ひっ!ひうんっ!ひんッ!」
種付けのためにぶくりと自分のいちもつが更に硬く膨らみ、肉竿に吸い付いていた淫蕩な肉のびらびらをぐりゅっ…!と刺激する。
「あっ…あっ…」
中出しされる悦びで淫蕩な兄の桃色の唇からとろりとよだれがこぼれ、根元までずるんっ…と挿入された男の長大な肉棒を大きすぎる二つの尻たぶでむちっ…と左右から挟み込み、肉厚な肉の輪でぬぷっ、ぬぷっ、とびんびんに勃起した雄竿を従順にしごく。完全な服従のしるし。雌として種付けをねだる仕草。それを目にし、思わず無意識に笑みを浮かべてしまう。
「あうんっ!あんっ…!!」
嬉し気なよがり声とともに兄の豊満なむちむちの肉尻が充血した肉棒でズコズコに犯され、ぶちゅうううっ…!!と激しい中出し音を立てて肉びらが容赦なく種付けされまくる。
「あひッッ!ああんっ!あんっ!あんううッ…!!」
淫蕩な笑み顔を見せる兄が男から種付け中の肉尻をぶるぶるに揺らしながら感じまくり、種をつけられたことで達した兄の肉竿からぽたぽたと精液があふれてくる。
「いっぱいあふれてくるっ…あっあっ…ロキッ…気持ちいいッ…ぬるぬるって種をつけられるの気持ちいい…ッ…」
言葉通り、きゅんっ、きゅんっ、と淫蕩な兄の肉壺が何度も収縮し、ずんずんと肉の輪をほじられ、ぶちゅぶちゅと種をつけられながら、いちもつ好きの姫君として豊満なむちむちの肉尻が挿入された雄の肉棒ではしたない絶頂をびくびくと繰り返す。
「あんっ!あんっ!ロキもっとハメてくれ…ッ…俺の穴ハメ尽くして…っ…すけべなひだひだに種汁をびちょびちょにかけて…ッ…あっ!ああんっ…!」
兄の望み通り、女のように大きな肉尻をぱんぱんと攻め立てる。はしたない速さで抜き差しを繰り返すと、犬の交尾のような野卑な結合に恥じらう顔を兄が見せる。
「あひんっっ…!」
だが射精を始めると完全に淫蕩な雌の顔に変わり、ぶるっ!ぶるんっ!と濃厚な交尾で肉尻を大きく震わせ、結合部からぶちゅっ!ぶちゅっ!としぶきのように中出し汁をあふれさせる。
「あっ…ああッ…!」
今度抱く時は有無を言わせず強引に襲い、ソーに浅ましい結合を味わわせることを考える。服を着たままの挿入。肉具として揺さぶられ続ける身体。望まぬ中出し。そのどれをも始め兄は抗い、厭うはずだった。だが一度目の中出しが済めば、どんな淫らな体位も連続種付けもこの豊満な肉体は受け入れる筈だった。ハメまくられた肉の輪をむちむちの両の尻たぶのはざまからひくひくとのぞかせ、全身が雄の種にまみれた姿で、寝台の上に横たわる浅ましい笑み顔の兄の姿を想像する。
愛すべき、そして軽蔑すべき淫蕩なアスガルドの姫――。
誰よりも雄々しい雷神の秘密を知るのは私だけで良かった。その秘密ともにこれからも睦まじく過ごし、己の伴侶として兄を手に入れるつもりだった。