Light of hope 







「今日は良くやったなロキ」 
手のひらで弟の漆黒の髪を撫でる。少し微笑む顔が子供だった頃を思い出させる。
アスガルドの崩壊――大勢の民を率いての航行。行き先を地球と決めたものの、受け入れられるかはどうかは分からなかった。
有事を想定し、まだ長剣を扱えぬ子供達に短剣を用いた剣技の指南を頼むと弟は快く了承した。
王座を得られぬ燻りがまだどこかであるのではないかと思う俺にとって、その姿は些か想定外なものだった。希求されること自体を弟は自ら楽しんで受け入れているようだった。

「子供達の顔を見たか?みなお前を尊敬して――」
「ああ、兄上。私も話を続けていたいんだけれど…」
熱心に話す俺の唇に細く白い指が押し当てられる。
「そろそろ褒美が欲しいんだ」
「そっ、そうか――」
自身も且つて浮かべたことのある、男としての欲望にぬめる瞳が俺を見る。テーブルには幾本かの飲みかけの酒。床に点々と散らばる互いの衣装。寝台の上に寝そべる弟とそれに跨る素裸の自分。初めて弟を受け入れたのはこの難民船での生活が始まった直後の頃だった。ロキの裏切りを案じる俺に対価があれば裏切ることはないと、そう弟は甘く囁いた。人の"それ"とは明らかに違うヨトゥンの陰茎を見せられ、恥辱と戸惑いで目を反らした。ロキは覚えさせるようにわざとゆっくりと俺を貫いた。何度か抜き差しされ、中で生温かい何かが拡がると、明らかに俺の身体は異変を来した。体中が鋭敏になり、肌は熱く、初めてにも関わらず俺は貪欲に弟を求め始めた。
"凌辱するように突いて欲しい"
自らたっぷりと中出しされた肉の輪を押し開き、ひくつく中の具を見せながらそうねだると長く逞しい肉茎が貪るように何度も俺を荒々しく貫いた。受精後、弟の前で種付け済みの身体をびくびくと震わせ、酷く濃い子種を肉穴から垂らす姿は強い屈辱を齎した。だがその思いを凌駕するほど、ヨトゥンとの性交は蠱惑的なものだった。

「んっ……」
腰に手を宛がわれ、支えられながら既に熱く勃起した太く硬いペニスの上に腰を下ろす。
「んっ…んっ…」
まだ完全にほぐれていない肉の輪は先走り汁の滲んだ亀頭を含めずにつるつると滑ってしまう。何度も弟のもので拡張された桃色の肉の輪。酷く長く太いペニスが中に欲しくて穴ひだまでひくひくと疼いてしまう。大きすぎる二つの尻たぶをぶるぶると揺らし、何とか肉の輪にむちゅりとロキの亀頭を含ませる。
「ああッッ!!」
その瞬間強い力で自分の腰が押され、一気に穴の中ほどまでずるうううっ…とロキのペニスが入ってしまう。
「はっ…あっ…」
気持ちが良すぎて瞳が甘くとろけてしまう。唇の中に弟の冷たい指が潜り込み、口内の粘膜をぐちゅぐちゅと嬲られながら、軽いピストンで徐々にヨトゥンの巨大な肉竿が最奥まで押し込まれる。
「ふっ、んっ、んんっ」
ずるっ、ずるっ、と敏感な年輪状の肉ひだをかきわけて進むイチモツの感触がたまらなかった。一日抱かれなかっただけで身体が疼いてしまう。中で射精が始まり、大量の種をつけられ始めると奇妙な泣き笑いの顔を見せてしまう。弟の両手でも収まり切れないほどの大きすぎる自分の肉尻。長年厭っていたそこは弟のペニスを受け入れることで絶妙の肉具に変化してしまっていた。大きく逞しいイチモツをはさみこみ、しごき、ぷるぷるとした二つの尻たぶで種付けを淫らにねだる。時には弟の顔にさかさまに跨り、豊満な尻たぶをむちゅりと押し付け、はざまにある肉穴の中をべろべろと舌で舐めしゃぶられることもあった。そうして舌技でとろとろにとろけた中を腹につくほど反り返った肉棒で一気に押し開かれた。自分が自分でも恐ろしくなるほどの深度で堕落していくのが分かる。だがもう留まる術が見つからなかった。

「はっ…ああっ…」
根元までぶるっ…と肉の輪にペニスをねじ込まれ、中の肉ひだ全体でぴくぴくと身動くヨトゥンの長大ないちもつの感触を堪能する。
「兄上…いつも思うんだ…アンタのここは最高だって…」
柔らかな笑顔でロキが話しかける。
「もっと早くに兄上の身体を味わうべきだった…」
「あっ!あっ、あっ、あっ…」
ゆっくりとひだひだをこねるように抜き差しが始まり、ぎゅっ、と弟の痩躯に縋りついてしまう。
「そうしたら何度も衝突することもなかったのに…」
「んっ…」
犯されながら自分の唇をロキの血のように紅い唇に押し付ける。ロキはキスが上手い。それもこうなってから知ったことだった。種付けされる瞬間は良く何度も舌で舌をなぶられた。征服され陥落しきった瞬間の俺の反応を口内の粘膜越しに感じ、愉悦を覚えているようだった。口づけでたっぷりとヨトゥンの雄の唾液を飲まされると酩酊したような状態になってしまう。そうしてそうなると大抵目を背けるほど恥ずかしい体位を取らされ、弟と濃厚な交尾をさせられてしまう。自分がヨトゥンの"雌"にされてしまった自覚は十分にあった。日中でも隙があればすぐにロキは自分を誰もいない場所へと誘い込む。そうして下衣だけを脱がされ、性急な性交を味わわされてしまう。荒々しい抜き差し、力強い射精、事後は頻繁に口づけが齎された。場所は必ず鎖骨と鎖骨の間。紅玉に似た赤い痕がそこに色づいた。自分の黒い短鎧では絶対に隠れない部分。ある時から王である自分に想いを告げる娘達は現れなくなっていた。秋波は感じる。だがもう俺が誰のものなのかを分かっているようだった。

「兄上…」
うっとりするほど甘いキスに唇がじん…と痺れてしまう。
「んっ!んっ…んんっ…」
とろけきった顔で弟を見つめたまま、我慢出来なくなった弟が俺の腰をがっちりと掴み、激しい抜き差しを初めてしまう。
「あっ!ああっ!あんッ…!」
初めは屈辱と戸惑いがあった。今でもまったくそれを感じない訳ではなかった。特定の恋人がいる訳ではない自分が今はこうして弟のものになり、堕落した肉悦を甘受し続ける。"これ"がある限り、ロキは裏切ることはないという。それならばこうした関係を続けるだけだった。決して肉悦に自分のすべてが支配された訳ではないと、そう信じたかった。

「兄上…兄上…」
「ロキッ…ロキッ…」
ぶるっ、ぶるんっ、と勃起した逞しいいちもつの上で大きすぎる肉尻を淫らに揺らしながら呼びかけに答え続ける。
「ひんっ…!」
ぐりッ…!といちもつの先っぽが最奥にある肉ひだを刺激し、途中にある卑らしい肉豆まで硬い肉茎でぐりゅっ…としごかれてしまう。
「あっ…あッ…ロキっ…!」
自分の両手を弟の身体の両側につき、娼婦のように大きく両股を左右に開き、結合部を丸見えにさせたまま上下に小刻みに動く。
「んうっ、んうっ、んっ…!んんうっ…!」
ヴァルハラへと旅立った父が自分達を見ていないことを祈りながら、肉厚な肉の輪で逞しいいちもつをニュルッ、ニュルッ、としごき、中のひだひだがびっちりと膨らんだ肉茎でずにゅ!ずにゅにゅっ…!と犯される感触を堪能する。
「あっ!あっ、ロキっ…ロキッ…」
はしたない、とそう思いながらもズコズコとあさましく上下する自分の腰の動きを止められなくなる。
「あっ!ひっ…あっ!あんっ!」
豊満な肉尻がぶるんっ、ぶるんっ、といきり立つ勃起肉棒の上で大きく動き、にゅぶにゅぶと結合音を立てながらヨトゥンのいちもつが根元まで、雄の肉棒で拡張された肉厚な肉の輪にずるんっ…!と押し込まれる。

「あうっ!あんっ!あんっ!あっ!」
ひたすら淫らな笑み顔で弟を見つめ、結合部を丸見えにさせながら腰を動かし、ずにゅっ!ずにゅうううっ…!と極太の肉棒が自分の肉穴の中で出入りを繰り返す感触を堪能する。
「あっ!あっ!あんっ!ああッ…!」
気持ちが良すぎて更に激しく豊満な肉尻をびんびんに勃起したロキの肉竿の上でじゅぽじゅぽと上下させてしまう。

「んっ!んっ!んうっ!んうっ!」
中の具がめくれあがりそうな程ずんずんと拡張されきった肉の輪でいちもつをしごき、根元までねじこまれるたび、ブルッ、ブルッ、とよだれまみれの舌を物欲しげに突き出してしまう。
「あっ!あんっ!あっ!あっ!」
種付けを誘う様にずちゅずちゅとほじりまくる雄竿を大きすぎるむちむちの二つの尻たぶでくちゅんっ…とはさみ、中の肉びらごとビンビンの巨根をにゅりっ、にゅりっ、と恥音を立ててしごき、雌の性奴以外のなにものでもない淫らな肉奉仕を見せつける。
「あっ!ああっ!あっ!ああッ…」
犯されることで両の乳頭がぶるんっ…!と搾乳を望むように大きく肥大してしまう。
官能で口端からよだれがひとしずく零れ、肉の輪の粘膜を欲望のままにズチュズチュと犯し続ける逞しい雄根の感触だけをひたすら拾っていく。
「んうっ!んうっ!んううっ…」
豊満な真白い肉尻をぶるっ…!と上向きにし、犯しやすいように穴ひだに入れた力を抜き、ぽってりと熟れた桃色の肉の輪を欲情した雄にズン!ズン!と好きなだけほじらせる。
「あっ!ああッ!あんっ!あんっ…!」
出し入れする動きが異様に早くなり、むちむちの肉穴をぐちょぐちょに犯されまくってしまう。
「あんッッあんっ!あっ!あっ!あんっ!」
「兄上…なんてはしたないんだ…」
「あひっ!ひんっ!ひいんッッ…!!」
荒々しい吐息とともに組んだ両腕で腰をがっちりと拘束され、雌として交尾させられている事が丸分かりの恥ずかしい結合姿でぱんぱんと激しく竿を出し入れされる。

「ひんっ…!ひんっ…!」
ずりゅ!ずりゅ!と自分の内壁を犯す硬く膨らんで長くて太いいちもつの感触がたまらなかった。とろけきった顔で残された片目を閉じ、浅ましくぶるりと出した舌をねちょねちょと吸われながら、ズブブブブブッ…と執拗に肉の輪を犯される。
「んっ!んうっ…ロキッ!? 駄目だそこっっ…!」
腸道のなかほどにある前立腺の膨らみまで硬い肉茎でずりずりとこすられ、恥ずかしくてたまらないのに卑猥な笑顔でぱん!ぱんっ!と自ら豊満な肉尻を大きく上下に動かし、ヨトゥンの雄竿による種付けをうながしてしまう。
「あっ!あっ、あっ、ああっ…!」
「兄上…」
行為を止めようとしながらも言葉とは裏腹に娼婦のようにかくかくと腰を振り、弟のいちもつを貪欲に味わう自分の姿に興奮したロキがピストンの強さを酷く荒々しいものに変えていく。
「ひっ、ひんっ!ひんっ…!」
中のびらびらをかき分けるようにして逞しい肉棒がぬちゅぬちゅと激しく出し入れされ、二つのむっちりとした尻たぶのはざまでぶくんっ!と射精間近の肉棒が大きく膨らんでいく。
「あっ!あああっ!」
とろけきった雌顔でロキを見つめてしまう。
いつも極限まで膨らんだそれを最奥に押し込まれ、びくびくと震えながら種付けさせられる。眼帯に口づけされながらビュクッ、ビュクンッ、と種を植え付けられることもあった。弟の労りと欲情を同時に感じる行為。眼前の相手に対する自分の思いが兄弟としての親愛なのか、違うものなのかが分からなくなってしまう。

「ロキッ…あっ、あっ、ロキっ…」
じっと弟の顔を見つめながらぶるぶると肉尻を揺らし、射精間近の肉棒を肉の輪でぬぽぬぽと卑らしく抜き続ける。
「んっ、んっ…あっ…ああっ…!」
ピストンが激しくなり、ロキの痩躯の上で自分の肉付きのいい身体ががくがくと揺らされる。
「あっ!あんっ!あんっ!あっ!」
揺すられることで自然に自らの重みでずるんっ…と最奥まで弟の肉棒をくわえてしまい、いつでも種付け可能な雌の状態にされていく。
「はっ、あっ!あっ!あんっ!んうっ…」
種付け直後の堕ち具合を確かめるために唇がぬるんっ…と吸われ、ぐちゅぐちゅと卑らしく舌が絡み合わされる。
「んっ…ふっ…」
いつも肉びらへの中出しが始まると、舌の根がびくりと震え、熱い吐息と共にだらりと口中で陥落した舌が垂れさがってしまう。そうして肉穴へ種付けされたことで放心状態の舌を我が物顔でぐちょぐちょと貪られてしまう。
「あっ!あっ!あんっ!あっ…」

「んうっ!んっ!あんんうっ…!!」
ひと際大きな征服されきった自分の声が室内に響く。
「んんッッ」
強い抜き差しが短く行われ、びゅくんっ…!と大量の何かが肉穴の中で広がっていく。
「はへっ…らめっ…」
舌を食まれながらも抗いの言葉を漏らすと観念させるようににゅぐんっ!と逞しいいちもつが最奥のしこりを強くすりあげる。
「ふあっ…!」
びゅるるるうううううっ…と刺さるほどの強さで濃いヨトゥンの精液が肉びらの中にかけられ、その熱く淫らな心地に無意識にあえぎながら大きすぎる肉尻をぶるんっ、ぶるんっ、と悦ぶように揺らしてしまう。
「あうっ…あっ…んうっ…」
種付けで陥落した舌のひくつきを味わわれながら、ぽってりと熟れた肉の輪から幾筋もの精液が垂れていく。

「はっ…あっ…」
「兄上…日毎に気持ちよさが増してるんだ…兄上もだろう…?」
「んっ…」
噛むようにして鎖骨の合間を唇で吸われながら弟が囁きかける。
これでまた抱かれたことが明らかになってしまう。かきだせぬほど執拗に肉ひだに種を注がれたことも周囲には見透かされていそうで、受精の余韻に浸りながらも屈辱に眉根を僅かに寄せてしまう。
「ほら、まだこんなに出る…他の誰を抱いてもここまで欲情はしないのに…」
「あっ…あっ…」
大きすぎる肉尻の中でぶびゅっ、ぶびゅっ、と何度も何度も力強い射精が繰り返され、肉のびらびらすべてがすべてがヨトゥンの種汁まみれにされてしまう。

「んっ…んうっ…」
「ああ、兄上…そんなに私のものを締めつけないでくれないか…また膨らんでしまうだろう…?」
「ちっ、違うっ…んっ…ああっ…ちがうんだッあっ、あっ、」
種を植え付けられるのが気持ち良すぎて無意識に肉厚な肉の輪をきゅっ…とせばめてしまう。どくどくと脈動する萎えた弟のいちもつが締め付けたことでわずかに膨らみ、受精で敏感になった肉ひだの中で勃起する感触にびくびくと身体が震えてしまう。
「やあっ…あっ…」
とろけきった雌声と共によだれがとろりと口端からこぼれていく。
「兄上、何をしてるんだ?まったく…」
「あっ!あっ、あっ、やっ、ああッ…!」
自分の意志に反して淫らに腰が動きだす。ねっとりと肉の輪で雄芯を包み、にっちゅ、にっちゅ、と淫肉のびらびらで半勃起した竿を
しごき始める。
「あっ、あっ、ああっ…!」
長大な竿をぬぽっ…と含んだ肉の輪の動きを止められなくなる。弟がじっと見ている。それが分かっているのに恥ずかしい粘膜でいちもつをむちゅっ…とくわえ、にっちゅ、ぐっちゅ、と交尾音を立てながら雌畜として淫らな肉奉仕をしてしまう。
「んっ…んんっ!あんっ!あんうっ!」
ブプププププッ!と汁を飛ばしながら完全に勃起した雄のいちもつを肉厚な肉の輪っかでハメまくり、ひんひんと声をあげる。
「あっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
ヨトゥンの種と自分の身体の相性が酷くいいのか、いつも種付け後はより乱れてしまう。もっと犯されて、もっと先っぽにある穴からびゅくびゅくと子種を注いで欲しくなってしまう。
「兄上、仕方がないから付き合うよ…自分で自分のいい所に私のペニスを充てて味わうんだ…」
にちっ…、とはちきれんばかりに大きな二つの尻たぶを両手でわし掴まれ、鎖骨の合間にまた唇を押し付けられる。
一度すれば、一度だけ、二度すれば二度だけ弟はそこに痕を残していく。今日は何回抱かれたのか、そんなことまでみなに知られてしまうのは屈辱だった。
「あっ、あっ、あんっ!あっ…!」
だがもう腰の動きを止められなかった。酷く柔らかく微笑むロキに見つめられながらはしたない速さでズポズポと腰を動かす。腸道の中ほどにある卑らしい肉豆に肉茎がぐちゅんっ…!と当たり、最初の"いい所"を俺は甘ったるいよがり声とともにロキに教えてしまうのだった。