interracial





ロキが父上の血を分けた者ではないことは分かっていた。
血潮が透けるほどの青白い肌、漆黒の髪、灰緑の瞳、上背はあるものの、男にしては頼りないほど華奢な体躯。
父の面影が何一つない容姿に加え、歴戦の勇士であるオーディンの息子でありながら槍も剣も弓も、弟は扱うことが出来なかった。

口さがない者たちは絶えずロキを陰でからかい、噂した。スヴァルトアールヴヘイム、ヨトゥンヘイム、ニフルヘイム。呪われた地から王が連れ帰った忌み子ではないか、と。徐々に自分と父の影で病んでいく弟を俺は止めることが出来なかった。そうしてある日ロキは姿を消した。王宮からも、アスガルドからも。打ちひしがれる父母に更なる哀しみをもたらさぬよう、弟を失った慟哭は心の底に沈め、俺は懸命にロキを探した。だがどこにも弟はいなかった。幾つもの年月が過ぎ、やがてホーガンの故郷ヴァナヘイムから奇妙な話が流れてきた。灰青の肌を持つ異形の巨人が夜半の草原や湖岸に時折現れるという。人々に危害をくわえることはないものの、その姿は禍々しく、凶兆なのではないかと噂されているとのことだった。

何故その話に惹かれたのかは分からなかった。ただ無性にその怪物を見てみたい、とそう思った。

ホーガンと数人の兵士と共に俺はヴァナヘイムに入り、噂の流れた村を、湖を、草原を旅し続けた。美しい自然が広がる平和な国。平時であれば心和ませる情景も何一つ自分を慰めはしなかった。配下の者たちが疲れている。しばらくこの村で休んだほうがいい。ホーガンに進言され、漸く無理な行脚を強いていることに気付く。昼夜問わず馬を走らせていた自分の体にも大岩のような疲れが伸し掛かっていた。旅籠の主人の持成しで質素だが温かい食事にありつき、久方ぶりに寝台の上で身体を横たえる。だが身体は疲弊していても心は弟を探す欲に支配されたままだった。仲間たちが眠りについた夜更け、そっと宿を抜け出し、この村に来る前に見えた鬱蒼と樹木が生い茂る森林に馬を走らせる。なにか異様な影がその暗闇の中で蠢いたように思えた。俺は急いで森の奥へと向かっていった。ふいに大木のように巨大な影が自分の前に立ちふさがり、驚く馬から放り出された俺は地面に強く身体を打ち付けた。灰青の大きな手が自分に伸ばされ、気を失う俺を抱えあげる。見知った色の瞳が自分を見つめている気がしていた。








「んっ…ん…」
口に何かを押し込まれる。干した果実のようにねっとりと甘く、奇妙な痺れを舌にもたらす。口に含みたくはなくて首を振ると、強く顎をつかまれ更に柔らかく甘いそれを食べさせられる。
「ん…ん…」
異様な熱気が身体を覆っていた。全身から噴き出る汗が肌を伝っていく。重装ではないものの、有事に備え、武具を身に着けていた筈だった。だが身体を覆うそれらの感触はなく、生まれたばかりの姿のような心もとなさを感じていた。

「あッッ…!」
不意に自分の肉竿に何かが触れ、焦りと共に目を開けるとおぞましい光景が自分を待っていた。
「お前は……」
自分を灰緑の瞳で見つめる異形の巨人。自身の倍ほどの身の丈を持つ巨躯が押しつぶすようにして伸し掛かる。
苔むした岩肌がかがり火に照らされ背後に浮かぶ。洞窟の中にいるのだろう。どこか湿る空気が肌を撫で、月明りは見えず、わずかな光源は火の灯りだけだった。自分の両腕は後ろ手につる草のようなもので縛られ、着衣はすべて地面の上で細かに破りつくされていた。

「その瞳…その色…ロキ…なのか……?」
どのような姿に変じていても再会を喜ぶ筈だった。だが巨人は不気味に沈黙を守り、奇妙に熱い吐息を自分の頬に吹きかける。
「俺だ…ソーだ…!お前の兄だぞ、ロキ。みな心配していたんだ。まさかこの国にいるとは思いもしなかった…さあ腕の戒めをほどいてくれ。共に国へ帰ろう。そのような姿に変じた要因はきっと母上が解決してくださるからな…」
鋭く重い咆哮が巨人の口から洩れた。それは怒りに満ちたものだった。
「うわッッ!」
乱暴に肉竿がつかまれ、ごしごしとしごかれる。
「やめ!ロキ…ッ…んむうっ!!」
驚愕で目を見張る。岩のように硬い唇が自分の唇を奪い、舌をねっとりとねぶる。
「んむううっ!んうううっ!!」
びくんっ!と強い衝撃が自身の下部を伝う。どろっ…と自分の肉竿から垂れた熱い子種が肌を流れていく。

「あっ…なぜだ……」
尻をびくびくと震わせ、びゅるっ、びゅるっ、と竿から蜜を垂らしながら茫然と声を漏らす。唇を犯されただけで精を吐いた自らの痴態を信じることが出来なかった。初めに含まされた甘い果実。あれに原因があるのかもしれなかった。急いで唾液を吐きだすものの、その大半は自身の胃の腑に滑り落ちてしまっていた。ぐるっ、と短く吠えた巨人が自分の両の足首をつかみ、強引に左右に押し広げる。ぶるんっ!とその反動で女のように太い腿と尻肉がはずかしいほど大きく揺れる。
「嫌だ!いやだあッッ…!!」
むちんっ…と尻のはざまに現れた桃色の肉穴を鼻息が触れるほどの距離までぐっ、と巨人が顔を近づける。
「ひうっ!」
肉厚なぬめる舌がぬるんっ…と穴ひだをなめる。その性感帯を犯される感覚に汗のにじみはじめた白い巨尻がびくんっ!と男の下で揺れてしまう。おっ!、おっ!、とどこか喜ぶ雄たけびが黒ずんだ醜い唇からのぼり、にやりと下卑た笑みが頬に浮かぶ。そのまま、べろっ、べろっ、と何度もむちむちとした恥ずかしい穴のしわを一枚ずつなめしゃぶられてしまう。
「やっ!あうっ!あうっ!」
べろべろ、べろべろ、と徐々にその間隔が早くなる。

「んっ!んうっ!んうっ!んうううっ!!」
催淫効果のある果実を食べさせられ、自分の身体は少しも肉欲を拒否することが出来なくなっていた。全裸で女のように太い腿を左右に腱がうかぶほどぶるん、とおっぴろげられ、肉厚な桃色の肛門を湯気がでるほど激しく舌でぬちゅぐちゅとなめしゃぶられ、恥ずかしいしわをぐりゅっ…とひろげられ、ひくつく中の肉ひだを丸見えにされながら、尻の穴を絶えず犯され続ける。
「んああああああううっ…!」
不意に尻の穴の中に入れた舌でじゅうううううう…!と発情であふれ始めた愛液を吸われ、突起状のびらびらを卑らしく舌の表面でぐちゅぬちゅにしごかれまくってしまう。
「だめだ!ロキッ!あっ!あっ!あん!あんっ…!だめだ!だめえええ…ッッ!!」
淫らな笑みを浮かべながら精いっぱいの抵抗でぶるんっ!と勃起した肉竿ごと重量のある肉尻をふるわせる。分厚く硬い舌にごりゅごりゅと敏感な肉ひだをこすられまくり、種付け用の雌にされる心地がたまらなかった。

「だめッだめッ!おれっ…これ以上されると女になるっ…!もどれなくなる…ッッ!!」
ぶりゅっ!ぶりゅっ!と花びら状に重なる肉ひだを勃起男根のように硬く太い舌がこすりあげ、生娘だった穴ひだを奥までぬぽぬぽと犯しつくす。洞窟の中に自分の甘い悲鳴と巨人の下卑た雄たけびが重なり、よりぐりッッ…!と顔を俺の肉穴にすりつけた巨人が音を立てて発情でにじんだ尻穴の愛液をすすり、淫らなよがり声をあげさせる。
「あっ!あうんっ!あうっ!あうううっ…」
雄が食すための蜜壺として俺のむちむちと女のように大きく張りのある肉尻が肛門姦でぬちゅぬちゅと味わわれ続ける。
「あうっ!あうっ!あうっ!あうんっ!」
ひときわ肉ひだをしゃぶる舌の動きが早くせわしないものになり、たぷたぷと穴舐めにあわせて揺れる豊満な尻の中にある敏感な粘膜がすべて舌でこりこりとしごかれ、ぬちゅぐちゅに犯され、完全に雌の性具にされてしまう。

「んくううううっ…!!」
ひと際ぐりゅ!と強く桃色の穴ひだをしごかれ、奥の奥までむちむちのびらびらを犯される。
「ふっ…ああああああんッッ!」
両足首を巨人の大きな手に掴まれ、ぶるっ!と恥穴が丸見えになるほど押し開かれたままの哀れな雌畜姿のまま、強く揺れる身体とともに自分の足指がぎゅうっ…と快楽でちぢこまる。
「ふっ…うっ…!」
びゅるっ!びゅるっ!と二度目の吐精が自身の腹を濡らし、たっぷりとほぐれたむちむちの尻穴に見たことがないほどの巨大な一物が押し当てられる。
「ひッ!だっ、駄目だ!そんなのはいらないッ…!!」
雌として俺に種付けしたい巨人がぐふぐふと呻りながら押しつぶすようにして巨躯で伸し掛かる。どこにも逃げ場はなかった。やがて完全に覆いかぶさった巨大な身体がずんっ!と激しく腰を前後に揺らし、自分の口から漏れる悲鳴とともに女のように大きな俺の肉尻が童子の腕ほどもある灰青の剛直を受け入れる。

「おっ!おっ!あっ!あっ!おっ…ッ」
ずぬッッ…!と限界まで中のびらびらをひろげられた尻穴が痛かった。だが犯され熟れきったむちむちの肉びらはすぐに巨人の卑猥な巨根に屈してしまう。
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ…」
巨人の陰部と自分の豊満な肉尻がすきまのないほど重なり合い、ぶちゅびちゅと激しい結合音を立てながら前後左右に揺れ動き、竿と受け入れる穴を互いの汁だらけにしながら交尾しまくる。男の舌では届かなった自分の尻の最奥にある肉ひだの突起をずんっ!と荒々しく青黒い亀頭でこすりあげられ、また自分の足指をちぢこめながら、はめ穴を締め付け、びゅるっ!淫らに雌蜜を竿から垂らしてしまう。

「あんっ!あん!あっ!あんっ!」
上から幾度も激しくぶぶぶぶっ…!と挿入された竿が雌になるひだ奥に振動をあたえるように揺らされ、重量のある肉尻がぬっぽりと巨人の巨大な勃起一物をくわえたまま、たぷんたぷんとせわしなく上下に揺れ動く。そのままたぷたぷっ!たぷたぷたぷッ…!と肉尻の振動が小刻みに激しくなり、女のように大きくむちむちとした肉尻が何度もやわらかい穴をうがたれ、くぱあっ…と征服された証として中の桃色のびらびらをぬるぬるの雄汁まみれのままひくつかせながら雌として雄の卑猥な肉棒の突きに屈してしまう。

「あっ!あうっ!あうっ!あうううっ…」
催淫効果のある果実に毒された身体は雄の望むままに甘くとろけ、自分の唇からはひっきりなしに穴奥を責められて悦ぶはしたない雌声が漏れ出していく。むちむちとした尻穴の奥深くにある突起状の桃色の雌ひだが何度もむちゅっ…!と青黒い亀頭に乱暴にくちづけられ、びちゅっ…とひだ奥からははめられる発情ではしたなく愛液があふれ、ねっとりとひだひだにしみていく心地とともに雌としての悦びが生じていく。

「ロキッ…ロキいいッ…」
切なげに弟であろう者の名を呼ぶとけだもののような雄たけびが巨人の口からのぼり、よりずんずんと豊満な肉尻を犯される。ひだ奥を卑猥な亀頭が執拗に愛撫し、こりこりとしたひだを上下左右にぬちゅぐちゅに押しつぶし、完全に自分の身体を全身性器と化した女に変えていく。
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
平時であれば目を覆うような激しい雄の竿突きが男の両手でも余るほどのむっちりと大きな肉尻を襲う。むちむちとした尻たぶにぶちゅっ!ぶちゅっ!と何度も結合部から垂れた白い種汁がこぼれ、ぬこぬこと湯気とともに桃色の肉の輪が勃起した巨大な竿でみちっ…と拡張され、肛虐の悦びを覚えさせるように激しく開いた穴をすりあげ、中の媚肉ごとずにゅずにゅと尻穴を犯していく。
「うんっ!うんっ!うんんうううっ…!!」
巨人の竿突きに合わせ、ぶるぶると自分の肉尻が巨躯の男の下で小刻みにせわしなく揺れ、にっちゅ、ねっちゅ、とこもる粘着音を立てながら穴がくぱあっ…とはしたないほど広がり、むちむちの媚肉が男の竿の味を存分にあじわうことで完全に雌堕ちし、湯気とともにとろおっ…とみだらにとろけてしまう。
「あんうっ!あんううううっ!」
とろけきった花びら状のびらびらはより嬉しそうによだれを垂らしながらぬちゅぬちゅと巨根をくわえ、女としての悦びに震えていることを気付いた巨人がさらに興奮で激しく一物を熟れた肉穴に突き立てる。伸し掛かる巨躯が異常な速さでずぽずぽと腰を動かし、ずぽっ!ずぷぷぷぷううっ…!と激しい結合音が洞窟内にこだまし、乱暴に犯されれば犯されるほど、自分の雌にされた尻穴がきゅん…とひくつき、発情でぶるぶると震える身体とともに雄の攻めを悦ぶようなあえぎ声を漏らしてしまう。
「んっ!んっ!あっ…んうううッ…」
女のように大きな肉尻が上からずっぽりと灰青の巨大な肉根を含まされ、逃げることを許さぬようにずぬぬっ…!と熟れ切った敏感なびらびらを竿の形に押し開かれ、じゅぽじゅぽじゅぽっ!と浅ましい速さではめられた尻を上下に揺らされ、雌になるひだ奥を硬い亀頭でねっとりとこすられ、ぶるぶると突かれまくる。誰が聞いても雄に犯される雌の悦び声でしかない嬌声が自分の口からひっきりなしに漏れ、両足首をつかまれ左右に思うさま広げられたみじめな雌畜姿のまま、巨人の反り返るほど勃起した竿にずんずんと大きな尻を上からはめられ、熟れきった肉のびらびらをぐちょぐちょに犯され、肉穴の中がにちっ…と巨大な一物の形に卑猥に変じていく。

「頼むッ…もう…もうっ…!」
ずぬずぬと恥穴に巨根をはめられながらむちむちの白い肉尻を震わせ、巨人にあさましい懇願をする。解放されるということは男の中出しと種付けを意味していた。だがこれ以上気が狂わんばかりの悦楽に耐えられる自信がなかった。途端穴奥をうがつ動きがぴたりと止まり、甘い果汁の残る唇を分厚い舌でべろべろとなめられながら、ぬっぽりと中のびらびらで包み込んだ巨人の竿がぶくんっ!と尻奥でふくれあがる。

「あっ…!ああッッ…!」
種付けを望んでいたものの、そのあまりの大きさに一瞬で顔があおざめる。凶器ともいうべき姿かたちの竿の下にあったぱんぱんに膨らんだ陰嚢もとてつもなく巨大なものだった。どれだけの卑猥な種汁がこの竿の中から一気に放出されるのだろう。自分の桃色の肉ひだにまんべんなく巨人の子種がしみわたり、強い雨のようにびちゃびちゃと熟れ切ったむれむれの肉びらを雄汁でけがされてしまうかもしれなかった。ねっとりと花びら状の肉ひだが大量にかけられた子種を吸い取り、より卑らしくぷるんっ、と中のびらびらが赤みを帯びた桃色に熟れてしまうかもしれなかった。そうなれば例え腕の戒めを解かれても、この巨人から逃れることは出来なくなる。常にけだもののように身体に伸し掛かられることを望み、男の欲のままに穴を開かれぬちゅにちゅにたけり切った剛直で中を犯され、ぶびゅっ!と激しく子種を尻穴ではきだされ、敏感なひだ奥に放尿のようにぶびゅぶびゅと熱い種汁をかけられることしか考えられなくなってしまう。

「待ってくれッ…あっ!あっ!あんっ!あんうっ!頼むッッ!待ってくれえッッ…」
より太くなった巨人の巨根がうむを言わさず律動を再開させる。
「あうんっ!あっ!あうっ!あっ!あっ…」
雄を誘うような甘い声が自分の口から漏れる。心はあらがいを示すものの、すっかり雄の肉筒と化した身体がはめられることを悦び、雄の動きに合わせてぶるぶると勃起竿を含まされた肉尻を淫らに震わせてしまう。
「んうっ!んうっ!んうううっ!!」
中出しされることを雌として受け入れたと捉えた巨人の腰がよりずんずんとうがつ速さを増していく。ぱん!ぱん!、ぱん!ぱん!と尻と勃起竿がぶつかる生々しいはめ音があたりに大きくこだまし、ぬちゅぐちゅにむちむちの肉尻をはめられながら、支配される悦びでぞくぞくとした興奮が背を駆け上がっていく。

「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
獣の野太い咆哮とともに最後の仕上げとして上から激しい動きでずぽずぽと女のように大きな肉尻を犯される。ぶちゅっ!と肉厚な肉の輪と巨人の一物が卑猥に結合するたび、淫猥な悦びで自分の身体がじんっ…と甘く痺れ、中のひだがめくれあがるほど小刻みに竿を抜き差しされ、花びらのように重なるびらびらが交尾でしごかれまくり、種付けを待つかのようにむんむんに熟れてしまう。

「あんっ!あんううっ……」
一番女にされてしまうなひだ奥をこれ以上突いてほしくはなかった。だがぐりゅっ!と青黒く硬い亀頭がぷるぷるとした肉ひだに押し付けられ、種を植える場所を探すためにぶぶぶぶぶっ…!とせわしない振動を受けてしまう。
「ああああうううッッ…!!!」
汗まみれの身体が巨人の下でびくっ!びくっ!と強く揺れる。
頭の中が真っ白になり、交尾されることを悦ぶはしたない笑みを浮かべながらにゅぐううう…と含まされた巨根をびらびらで締め付ける。自分の中出ししてほしいという雌としての懇願に呼応した巨人の男根が激しい雄たけびとともに中で熱く激しくはじけ、あひあひと啼きあえぎながら大量の子種を肉ひだにぶちゅぶちゅとかけられる。
「あんうっ!あんうううううっ!!」
支配されたことを教え込むようにびゅるるるッッ…と放尿のように強く長い射精がひだ奥にかけられ、その放出でさんざん犯された桃色のひだ奥がぷる、ぷるるんっ、と揺れ、白濁とした子種まみれにされていく。
「んっ…んううっ……」
もうこの巨人にあらがうことは出来なかった。異形の化け物の女に変じた身体は種付けされることを悦び、受け入れてしまっていた。
「あっ…あうんっ…」
切なげに甘い声を漏らしながら初めて種を中につけられ女にされる心地をじっくりと味わい、荒い息つぎを何度もしながら乱暴にずぽずぽと腰を振る巨躯の下でただひくひくと中出しされ続けるぬるぬるのはめ穴を淫らにひくつかせ、はしたないほど広げられた両足を凌辱の余韻でびくびくと震わせる。

「ひっ!?だめだッッ!だめえええっっ…」
巨人の巨体にみあった大量の中出しのあと、射精してもなおびんびんの巨人の肉棒がつんつんと具合を確かめるように子種でぬるぬるのひだ奥を突いてくる。種をつけられてさらに敏感になった肉ひだはその動きだけでにちゅっ…と尻奥から愛液を淫らににじませてしまう。つる草で縛られた腕がほどかれ、大蛇のように太い勃起竿をびんっ!と勃て、あぐらをかき、座位になった巨人の上に身体を抱えあげられる。
「だめええっ…!んう!んっ!んっ!んうっ!」
種付けでとろとろにほぐれた肉穴がにゅぷううううっ…と嬉しそうに主である男の男根をどん欲にくわえこむ。
「あっ!あひっ!あんっ!あっ…」
すぐに激しい抽挿がはじまり、挿入されたむちむちの肉尻をぶるぶると下から竿突きで揺らされる。
「おっ…あうっ!あうっ!あうんっ!!」
洞窟の内部に飽くことなく互いの交尾声が響き続ける。そうして俺は朝まで犯され、何度も貫かれたぬるぬるの身体のまま、巨人の腕に抱かれながら眠りについた。







「んっ…」
ひやりとした冷たく大きな手が肌を撫でていく。重い瞼をのろのろと持ち上げるとこちらを伺う異形の男と目線があう。ヨトゥンヘイムの氷の巨人となんら変わらぬその姿。だが瞳だけは禍々しい赤色ではなく灰緑で、そのどこか自分を気遣うまなざしに思わず小さく笑みが漏れてしまう。

「…やはりお前だな、ロキ…ずいぶん探したんだぞ」
だが言葉を忘れたように巨人の口は硬く閉ざされたままだった。
「お前がオーディンの子でもアスガルド人でもないことは気付いていた…だが何があっても、出自がどうあろうと、お前は父上と母上の息子で俺の弟だ…」
激しい交合のせいで喉がからからに乾いていた。自分の唾で口内を潤しながら、離れようとする灰青の手をつかみ、頬を摺り寄せる。
「巨人の力をうまく扱えず元の姿に戻れなくなったのか…?もう不安に思うことも、一人孤独に怯えることもないぞ、ロキ。これからはずっと一緒だ…」
「……」
黒い涙が弟の頬を伝った気がした。徐々に眼前の巨人の身の丈が縮み、灰青の肌に白さが戻っていく。
兄上、と数年ぶりに心地のいい声が自分の名を呼んだ。俺はそれに微笑みかけ、同じように涙をこぼした。








それから様々なことがあった。アスガルドの民や父母は第二王子の帰還を喜び、長きにわたる放浪の旅を経て凛凛しく成長した面差しに国王の面影を重ねていた。ロキが次代の王になるのか、自身の延臣になるのかはまだ分からぬことだった。だがどちらにせよ、互いを支え、ともに歩んでいくつもりだった。あの洞窟での一夜は自分が持ちうるすべての根幹を変えてしまった。ただ今でもあれが弟を救う最良の方法だったとそう信じていた――。


夜の回廊を進み、弟の部屋に向かう自分の耳に終課の鐘の音が流れてくる。自身の持つ巨人の末裔としての呪われた力を制御できるようになったロキは望めばいつでももう一つの姿を見せるようになっていた。弟の部屋にはいればすぐに巨大な腕に抱えあげられ、人間の男の男根など比べるべくもないほどの大きく、卑らしい一物が自分の尻穴を狙うだろう。すっかり巨人の男専用のはめ穴と化した自身の肛門を夜が明けるまではめ尽くして欲しかった。たっぷりと種がつまった巨人の黄みがかった濃い子種でむちむちに熟れた桃色のびらびらをびゅくびゅくとけがして欲しかった。巨人の男の竿の味を知った俺はもう人外との雌としての交尾でしか肉悦を感じなくなっていた。今夜もまた、ロキはからかいながら何が欲しいか、そう自分に問うだろう。そうなればすぐに着衣を脱ぎ、挿入される予感でひくつく肉穴をむっちりとした尻たぶでぎゅっ…と押しつぶしながら上ずる声でねだればいい。すべてが欲しい、と。後は穴という穴をただ一人の兄弟にむさぼられ、歓喜の声をあげるだけだった。