Mine
昼間見た光景が忘れられない。
彼はとても熱いスープを飲んで舌をやけどした。ピンク色の柔らかそうな舌だった。
熱いものが苦手なのにクリスは何度もスープを啜ろうとした。その度に舌先が覗き、ほどよく日焼けした頬に赤みがさす。
空想の中ではその柔らかなそうな舌も上気する頬もすべて僕のものだった。
実際の現実は酷く惨めで、今恋人のいない彼が気まぐれに僕に付き合っているだけだった。
挿入なしで、身体を時折触らせてくれるだけ。クリスはおおらかで陽気で人を惹きつける。だけど彼を信奉する人間に対してはいつも気まぐれなんだ。触らせるのも機嫌が良くないと許してはくれない。そうして時折許可が下りると僕は罪を許されたような顔をして彼に触れる。女役をするのには抵抗があるのだろう。肉付きのいい臀部に触れると途端彼は笑いながらそれを拒否する。夢の中ではいつも僕は彼のそこに顔を突っ込み、肉穴を舐めしゃぶる。そうして自分のいきり立つものを挿れて彼を味わう。だが現実は一言詫びて、その魅惑的な臀部から手をどけるだけだった。
「いいよ」
ベッドに寝そべり、雑誌を読みながらそうクリスが声をかける。
お互いに多忙な状況下での久しぶりの再会。何を?なんて尋ねない。少しでも時間が惜しかった。
窺うような笑顔を見せながらハーフパンツとタンクトップ姿の彼にそっと触れる。
「…ッ」
脇から手を滑り込ませると冷たかったのだろう。息を呑む音がする。鍛え上げられた胸筋は豊かに発達し、適度に柔らかかった。
彼は何気ない顔で雑誌を読み続けながら、伸し掛かった僕に胸を揉まれ続ける。敏感な彼はすぐに乳首が勃ってくる。キャンディのようにしゃぶりたい気持ちになりながら、小さなそれを指でしごく。気持ちがいいのか徐々に滑らかな頬に赤みがさし、ハーフパンツごしに彼のペニスが存在を主張し始める。いつもは丁寧に僕がそれを取り出し、口で慰める。でも今日はそれをしたくなかった。
「あっ…!」
少し乱暴にハーフパンツから男根を取り出し、胸を刺激しながら強く抜き始める。
「んっ…んっ…!」
新作を撮影中の彼は役柄にあわせて60年代風に髭を整えていた。いつもとは少し違う外見が新鮮で可愛らしかった。"可愛い"だなんて本当は僕と同じ背丈の男に使う言葉じゃない。でも彼は本当に可愛いんだ。無邪気な大型犬で、大きな胸と細い腰と大きな肉尻で僕の欲望を刺激し続ける。
「あっ!あっ…トムッ…これは嫌だっ…」
胸を揉まれながら強引に抜かれるクリスが抗議する。性具のような扱いが嫌なのだろう。珍しく焦る姿に興奮する。無言で抜き続けると、皺が出来るほど雑誌を握りしめながら、熱い吐息が何度も彼の唇からこぼれていく。タンクトップを鎖骨までずり上げ、下着ごとハーフパンツをむちむちとした肉付きのいい太ももまで引きずり下ろす。
「んっ…んっ…あっ!あッ…」
大きな胸とくびれのある細い腰、むっちりとした下半身が丸出しの状態でぶるぶると揺れる。彼が僕に犯されている。それを脳裏に焼き付ける。
「クリス…」
微かな声で囁き、無理やり唇を奪う。自分の舌であの柔らかそうな舌を探す。
「ふっ…んッッ」
喉奥に引っ込められたそれを引きずり出し、ぐちゅぐちゅと音を立てて絡め、甘い唾液をすする。
「んっ…!んうっ…!」
もう会ってはもらえないかもしれない。ただ細部まで考える余裕はなかった。しごく手をより早いものにし、クリスの男根を抜き上げる。
「あっ!あっ!」
彼は僕を牙を抜かれた獣のように扱っていた。いつだって主導権は彼にあった。だがクリスは大人しい僕にも征服欲があることを気付くべきだった。
「ああッ…!!」
敗北した声が彼から上がる。自分の口角が無意識に上がっていく。断続的な喘ぎが漏れ、僕の手の中のペニスがびゅくびゅくと射精を繰り返す――。
「ひっ!ひっ…ひッッ…」
抵抗が極端に無くなった彼の肉尻に顔を埋め、肉厚な肉の輪を舌でぬぽぬぽとしごく。
「あっ!あっ!あっ!」
僅かな抵抗が起きるたび、酷く大きな肉尻がむちむちの尻肉を揺らしながら振動し、より僕の興奮を煽っていく。
「あっ!ああっ…あっ!」
ベッドの上でうつ伏せになった状態の彼に伸し掛かり、女のように豊満な肉尻を堪能する。むっちりとした肉の輪の内部は肉ひだが年輪状に重なり、その柔らかな壁をれろれろと舐めしゃぶるとぶびゅっ…!と肉尻の最奥から発情した腸液が卑らしくあふれ出す。
「あっ!ひんっ!ひッ…!!」
僕の両手でも余るほど重量のある肉尻が桃色の肉穴をぶりゅぶりゅとしごかれ、よりむっちりと肉肛門が熟れていく。
「あっ!あっ!ああっ…!」
綺麗な桃色をした柔らかで皺の少ない肉厚な肉の輪。想像していたよりももっと卑猥で美味な入口をペニスに見立てた自分の舌でずりゅっ!ずりゅっ!と犯し続ける。
「トムっ!んっ!ひんッ…!」
また陥落の声を愛らしい生意気さを持っていた筈のクリスが上げる。腸液がぶちゅっ…と肉ひだのうごめく最奥から卑猥にあふれ出す。それを彼にも聞こえるように大きく音を立ててすすり、耳まで真っ赤にした彼の豊満な肉尻からずるりと舌を抜く。
「あっ…ふっ…」
喘ぐ声に解放された安堵が混じる。だが調教されたばかりの初々しい肉肛門はまた太いものを挿入して欲しくて穴ひだをひくひくと震わせていた――。
「クリス、いいかな?それとももう聞こえてない…?」
履いていたチノパンから勃起した自分のものを取り出し、亀頭でぬぶっ…と肉の輪を押し開きながら窺いを立てる。
「挿れるよ…」
「…ッ…」
熱くて狭い腸道が亀頭に絡みつく。ずっと犯したかった恋人の豊満すぎる肉尻。
「んんっ!!」
ずるんっ…!と無言で一気にその肉尻を貫き、誰よりも男らしくて無邪気で生意気だった彼を僕の"女"にする。
「愛してるよ…本当に愛してる…」
「あっ!あっ!あっ!あっ!」
処女だった肉ひだは唾液と腸液ですでにぬるぬるになっていた。その卑猥な肉の輪っかを欲望のままに勃起した男根でぐちゅぐちゅと掻きまわし、彼に雄の味を教え込む。
「あっ!あっ!ああッッ…!!」
むちむちとして熱くてきつくて最高の肉穴だった。肉厚なそれがぐにいっ…と僕の勃起したペニスの形に拡張され、だらだらと接合部から先走り汁をこぼしながら竿で淫肉をしごかれ続けるのもたまらなかった。
「あっ!ひっ!ひんっ!ひッ…!」
僕のペニスの突きにあわせて女のように大きな彼のむちむちの肉尻が激しく揺れ続ける。
「あひんっ…!!」
ずりゅんっ…と膨張した男根を根元まで挿入し、自分のペニスで彼の肉肛門に蓋をする。
「ひっ!トムッッ…!いやだっ!あっ!あんっ!あんっ!」
処女の肉ひだをごりごりと突きまくり、彼の肛門を僕の肉棒の形に変えていく。大きな胸と細い腰とむちむちの大きな肉尻の中には僕のペニスの形にぐにゅっ…と拡張された卑猥な肉壺。
「あひっ!あっ!あうっ!あうッッ!」
もしそんな卑らしい身体にクリスが変じてしまったら、今以上に彼に執着しそうだと考えながら具合のいい肉の輪をぬぷぬぷと犯しまくる。
「あっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
僕達は愛し合ってるんだ。そう呪詛のように彼に囁き続けながら肉肛門を貫き続け、ぶちゅぶちゅと潮噴きのように肉の輪から互いの愛液を激しく飛び散らせる。
「あっ!あっ!あっ!」
処女の肉の輪を孕ませたくなり、大きすぎる肉尻に根元までペニスを埋め込んだまま、激しく上下に肉ひだをにゅぼにゅぼとしごきまくる。
「あっ!ああっ!あっ…」
完全に犯す雄に屈したとろりとした雌声がクリスから漏れる。汗と精液にまみれた大柄で肉付きのいい身体を背後から抱きすくめ、ぐっ!とむちむちの肉壺により男根を挿入させる。
「んっ!んうううっ…!!」
どぴゅっ…!!とむっちりとした肉壺の中で何かがはじける感触があった。
「あっ!熱いっ…!あっ!ああっ!!」
女のように豊満な肉尻への濃厚な種付け。孕ませる意思を持った子種をびちゅびちゅと激しくむちむちの肉壺にかけ続ける。
「あっ…ああっ…!」
処女だったクリスの肉ひだに雄の種がねっとりと沁みていく。時間をかけて孕ませるように射精を肉の輪で繰り返し、ぶぽんっ、と音を立てて一度目の中出しを終えた僕のペニスを抜いていく。
「あっ…あっ…」
処女だった肉穴が犯した男の男根の形にくぱっ…と最奥まで拡がり、白濁まみれの淫肉がひくひくと卑猥なひくつきを繰り返す。常に僕を魅了してきた豊満な肉尻が桃色のむちむちの肉の輪から中出しされた精液をぶっ、ぶっ、と垂らし続け、その多すぎる子種の量からいかに具合のいい肉壺だったかを晒し続ける。
「今度会う時はずっとこれをしよう、クリス。君も気持ちよかったみたいだし…」
また挿れたくなって半ば萎えた自分のものを抜きながら彼に話しかける。まだ強い快楽から抜け出せない愛しい僕の恋人は、声を出す事すら忘れているようだった。
「あっ…!」
唇から漏れる短い悲鳴を聞きながら、受精でぬるぬるの肉壺をずるんっ…と犯す。
「やあっ!あっ!あひっ!ひんッッ!!」
豊満なむちむちの肉尻を上から押しつぶす様にしてがくがくと腰を振る。ぶっ、ぶっ、と肉棒に拡張された肉厚な桃色の肉の輪から種付け済みの精液が噴きだし続ける。
「あっ!あっ!あっ!あっ!」
目を閉じるとより彼の長い下睫毛が強調される。その顔を横から眺めながらぱんぱんと激しく音を立てて肉穴を犯す。
「ああッッ…!!」
竿に絡みつく、むちむちの肉ひだがたまらなかった。すっかり僕のペニスに馴染んだ肉壺がきゅうきゅうと肉筋がびっちりと浮いた竿を締めつける。
「あっ!トムッ…!あっ!あっ!」
最高にハンサムで、無邪気で気まぐれな僕の恋人。やっと支配権を手に入れた僕は、勝者としての快楽を味わい続けるのだった。