「兄上」
少し笑いを帯びた声がかけられる。答えても無視しても結果は同じだった。ならばこのまま寝台の上で目を瞑っていたかった。
「ふふ…」
ロキの小さく声が聞こえる。いつも何も身に纏わずに眠りについていた。どこかをこじ開けられるような異様な感覚に目が覚め、気付けば魔術で自分を呪縛した弟に全てを奪われてしまっていた。まだ誰とも睦み合ったことのなかった身体で一晩中弟を受け入れさせられ、初めて味わう挿入の痛みは執拗な交合で次第に奇妙な肉悦へと変わっていった。
『ああ、兄上…』
今でもあの興奮に満ちたロキの声を覚えている。弟の大きすぎる肉棒で自分の肉尻は何度も達し、最後は湯気と大量の精液がどろりとついた肉竿を抜かれ、弟の竿の形に開いたままの肉ひだをひくひくと見せつけながら初めて貫かれた肉尻をぶるっ、ぶるっ…、と何度も受精の余韻で揺らし続けてしまっていた。
「兄上に心酔してる者達が見たらどう思うだろうね」
上から伸し掛かる弟に声をかけられ、咄嗟に憤りで顔を横に反らしてしまう。
ロキに襲われて以来、せめてもの抵抗として身に着けた寝衣を白い手がはぎ取っていく。
「"お姫さま"は凌辱されてすっかり弟のペニスに夢中だって…」
「…ッ…」
市井の者達が自分を陰で揶揄う時の呼び名をわざと弟が口にする。
「兄上…」
一糸纏わぬ姿にさせられ、欲望を孕んだ声が掛けられる。
いつもロキは念入りにあの細く赤い舌で肉肛門をほぐしていく。もうこれ以上犯されたくはなかった。関係を公にすると脅され、第一王子としての矜持から怒りや屈辱を押し殺してきた。夜になると魔術を使い、弟が部屋にやってくる。そうして欲望のままに犯される。快楽を感じたくはなかった。だが気付けば頭に靄がかかったような状態になり、浅ましい交尾姿で頻繁に淫蕩な声を上げ続けてしまっていた。
「ああ、もうこんなに乳首が膨らんでる…」
少し咎めるような声の後、抱かれる期待で無意識に勃起してしまった乳頭を弟がぬぽっ…と赤子のように吸っていく。
「あっ!いやだッッ!!やあっ…!」
強い吸引力でぶりゅ!ぶりゅ!と乳芯を吸われ、ぬぽぬぽとしごかれ、乳頭を肉性器の一つとして犯される。
「やあっ!やっ!やあっ!あんっ!あんうっ!」
肩まで伸びた長い黄金の髪を振り乱し、卑猥な乳辱に耐える。
「兄上は穴という穴を貫かれるのが好きだからね…ちゃんと胸も念入りに犯さないと…」
「あッッ…!? 」
ぶるっ…!と親指と人差し指で肥大勃起で膨らんだ乳頭をはさまれ、敏感な乳穴を犯しやすいようにむにっ…と拡張させられる。
「穴の奥がぱくぱくしてる…"これ"が欲しいのかな…」
眼前にずるっ…と長く赤い舌が突き出され、拡張した乳穴に押し当てられる。
「やあっ!!」
ずりゅんっ…!と強引に舌が勃起した乳頭に突き入れられ、ぐちょぐちょと音を立てながら小刻みに動かされ、乳穴をたっぷりと雄にむさぼられる。
「あんっ!あんっ!あっ!あんっ!」
「相変わらず甘い乳の味がする…中で吸ったらこの大きな乳芯から乳牛みたいに白い乳があふれ出てくるんじゃないか…?」
「ひんっ…!!」
乳穴の中も舌でずちゅうううっ…と卑らしく吸引され、弟の痩躯の下でびくびくと肉付きのいい身体を震わせてしまう。
「だめだっ!あんっ!あひっ!あんっ!あんっ!それだめッ…!」
ロキの欲望のままにじゅぽじゅぽと勃起した乳頭から搾乳されながら、ひくっ…、と自分の大きすぎる二つの尻たぶのはざまにある肉厚な肉の輪がぱんぱんに膨らんだ男根を挿れて欲しくて疼き始めてしまう。
「やっ!やっ!やあっ!」
ずんずん!ずんずん!と激しく乳穴を舌でピストンされ、馬並みの大きさを持つ弟の勃起したペニスをロキが纏う暗緑色のクラヴァット越しにずりっ…!と恥部にすりつけられる。
「達していいよ、兄上…いつもみたいにほら…」
「あっ!あうっ!あんっ!あんっ!」
母乳が出る筈はないのに執拗に乳腺を刺激され、舌で拡張された乳穴をじゅるるるるうううっ…と大きな音を立てて吸われ、ずぽっ!ずぽっ!と乳頭を膣のように貫かれ続ける感覚が気持ち良すぎて、いつものように卑猥過ぎる凌辱を受けながら思考が熱く混濁していく。また弟に抱かれ、犬の交尾のように激しく腰をぶるぶると振ってしまう。太すぎるペニスで肉の輪を貫かれる事しか考えられず、ひたすら挿入して欲しいとはしたない要求を声に出し続けてしまう。最奥を巨大な亀頭でぐぬりと突かれ、浅ましい笑みを浮かべながら悦び声を上げ続け、肉ひだが弟のペニスによる激しいピストンで淫らな絶頂を迎えてしまう――。
「兄上…」
「あっ!ああっ!ああッッ…!」
目の前にある冷たく白い肌を持つ痩躯にしがみつき、勃起していた自分の肉棒からびゅるっ…!と勢いよく精液を飛ばしてしまう。
「んうっ!んうっ…んうっ…」
そのまま乳頭に弟の舌をずっぽりと突き入れられた姿でびくっ、びくっ、と射精を繰り返し、犯された雌として達したことを晒してしまう。
「あッ…あうっ…」
乳辱を止めることが名残惜しいのか、執拗に乳穴が舌でずにゅずにゅとほじくられ、ぬぽっ…と音を立ててよだれ塗れの弟の舌が貫通済みの乳頭から抜けていく。
「はっ…はっ…」
また雌として乳頭を犯されたことで更に乳芯が肥大し、乳穴自体も度重なる挿入で常に犯されていることが丸分かりの恥ずかしい変形をしてしまっている筈だった。もう誰にも見せられないほど卑猥な胸にされてしまっているのに、犯されると抗えず、男根を手でしごくようにして膨らんだ大きめの乳頭をしこしこと弟の欲望のままに激しく手でしごかれてしまう。乳穴も我が物顔でずんずんと舌で犯され、母乳を出すように強要されながら長時間乳頭の中をずるううううううっ…と吸われ、それが済むとぱんぱんに膨らんだペニスで肉の輪をずるんっ…!と強引に貫かれ、陥落した笑み顔で雌として絶頂し続けるまで豊満な肉尻をずぽずぽとハメられ続けてしまう。嫌で仕方がない筈なのにどうして弟の逞しい肉棒をこんなにも身体は望んでしまうのか。何も考えられなくなり、ただ挿入された肉棒をずこずこと抜き差しされながら大きすぎる肉尻を浅ましい速さでぶるぶると揺すってしまうのか。どぴゅっ…と孕ませるようにして肉ひだに種付けされると甘い雌声が止まらくなり、より種を得ようと大きすぎるむちむちの肉尻を頻繁に上下に振り乱し、淫らな受精の虜になってしまうのか――。
「………」
様々なことを考える俺の右の太腿をぐっ、と弟がかかえあげる。
「…ッ…」
そうされると挿入して欲しくてひくひくと疼く肉厚な肉の輪がむちっ…と欲情した雄の前で丸見えになる。
「あうっ…!」
みっともない発情した雌犬の声が無意識に漏れる。ずちゅっ…、と無言で充血した亀頭が肉の輪に押し付けられる。またぐちょぐちょと激しく肉壺の中を硬い肉棒でかきまぜられ、絶頂させられながら最奥のひだをずりゅっ!ずりゅっ!とつつかれてしまう。挿入された雄のペニスを喜ぶ雌声があひあひあんあんとひっきりなしに部屋中に溢れ、大きすぎる肉尻を上から弟の痩躯にむちゅっ…と押しつぶされ、ずちゅうううううっっ…!と肉ピストンで徹底的に肉壺をハメ尽くされてしまう。
「…っ…ッ…」
だがもう激しい乳辱で混濁した思考では抗うことは出来なかった。はあはあと甘く熱い期待のこもる呼吸を繰り返す俺の肉の輪にぐぐっ…!と硬くて熱い弟のペニスが押し込まれる。むちむちの太い太ももを片足だけ抱えられ、ひくつく肉の輪が丸出しになった恥ずかしい雌犬の交尾姿の上で容赦なくロキの痩躯が腰を強く打ち付ける。
「ああうッッ…!!」
結合したことが丸分かりの声が部屋に響く。
「あうっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
ずちゅっ!ずちゅちゅっ!と結合音を立てながらすさまじい速さで肉厚な肉の輪を膨らんだ巨大なペニスで抜き差しされる。
「あんっ!あんっ!ひだに竿がひっかかって…ッ…だめっ…これ駄目っっ!!!」
乱れたくはないのに雌として発情した身体で淫語を発しながら乱れに乱れてしまう。
「あっ!あうっ!あひっ!あんッッ」
ずにゅうううううっ…と年輪状の肉ひだが硬く太い肉茎にしごかれまくり、視姦されていることを分かっていながら豊満な肉尻をぶるぶるに揺らし、雌としてよがりまくってしまう。
「あんっ!あんっ!あんっ!ああんッ…!」
ずるんっ!ずるんっ!と凶器ともいえる太さと長さを持つペニス全体を使って、熟れた肉壺を高速でしごかれる。
「あうっ!あんっ!あっ!あっ!あっ!」
ぐちゅんっ…と肉の輪と太竿が隙間なく重なり、結合部が丸見えになった状態で興奮した雄に犯される。
「あひっ!ひんッ…!あんっ!あんっ…!」
勃起したペニスで大きすぎるむちむちの肉尻をぶるぶるに揺らされ、抜くための穴として肉厚な肉の輪をずるずるにしごかれ、ぶるっ…とはみ出た舌とともに陥落した笑みを浮かべてしまう。
「ひんっ!ひんっ!あっ!あんっ!ああんッッ…!」
ずこずこっ!ずこずこっ!と巨根で淫肉をえぐるような卑猥な肉ピストンで責め立てられ、弟の逞しい肉棒で年輪状の肉ひだをずりゅんっ…と押し開かれることしか考えられなくなっていく。
「あん!あん!いいっ!気持ちいいッ…ッ…!!」
ずりゅっ!ずりゅっ!と恥ずかしいほど大きな肉尻を勃起した太竿で犯されながら淫らなよがり声があふれ出る。
「あひッ!あんっ!あんっ!あんッ!」
弟の好む浅ましい笑顔と恥ずかしい体位で肉付きのいい身体をぶるぶるに揺らし、逞しいペニスをぬるぬるの淫肉で味わい続ける。
「ロキっ…!こすって…中こすって…っっ」
片足だけを掲げられた卑猥な結合姿でぶるっ…とむちむちの肉尻を揺らし、より最奥まで亀頭が到達することを望んでしまう。
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
雌の要求に興奮した雄が容赦ない抜き差しで攻め立て、ぶっちゅ、ぶっちゅっ、と卑猥な結合音が部屋に響きまくる。
「あんっ!あんっ!あんっ!あんッ…!」
豊満な肉尻をうがつピストンが激しくなり、犯されている部分を丸見えにさせられた状態であひあひと喘ぎまくる。
「ロキッ…あっ!あんっ!いいっ!いいッ…!」
自分の濃い下睫毛に肉悦の涙が貯まっていく。欲情した弟に交尾する雄犬のような動きでずんずん!ずんずん!と恥ずかしいほど大きな肉尻をせわしなく貫かれ、ぶっ!、ぶっ!、と発情で肉厚な肉の輪のすきまから自分の愛液が淫らに垂れていく。
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
片足をかかげられた卑猥な体位で結合したまま、雌としての恥ずかしいよがり声が止まらなくなる。
「んっ…んうっ…!あんっ!あんっ…!」
時折ねっとりと唇を吸われ、それにも雄の肉棒を挿れる穴と化した肉壺がとろとろに感じてしまう。
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
恥ずかしいほど大きな肉尻が中の肉ひだを巨根でずにゅずにゅとこねまわされるたび肉悦でブルブルに揺れまくる。
「あんっ!あっ!あんっ!ああんッッ…!!」
ぐちゅっ!ぐちゅっ!と雄の種汁を飛ばしながら太い肉茎で肉の輪を貫かれ、ずりゅうううううううっ…と水音を立てて中のひだひだまで肉竿でしごかれ、分泌した愛液でぬるぬるの肉壺が雌として淫らにとろけきってしまう。
「もうだめだっ!だめだッ…あひっ!あひんっ!」
恥ずかしいほど大きな肉尻とロキの巨根がずりゅっ…と隙間のないほど密着し、年輪状の肉ひだをにゅぼにゅぼにゅぐにゅぐと突きまくる。「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
きゅんっ、きゅんっ、と中の肉ひだが達する寸前の締め付けを見せ、雄を悦ばせるだけだと分かっていながら肉厚な肉の輪でむちゅううっ…と挿入された勃起ペニスを無意識に締め上げ、中出しを望んでいることを教えてしまう。
「あんっ!あんっ!いいっ!いいッ…!」
ずちゅずちゅっ!ずちゅずちゅっ!と興奮した弟に激しく絶頂寸前の肉の輪を責め立てられる。
「あひっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
まるで玩具のように弟に抱かれる身体がぶるぶると淫らに跳ね、ずにゅっ!ずにゅっ!と硬く膨らんだ巨根で徹底的に中の締め付ける淫肉をむさぼられる。
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
太すぎるペニスがずりずりと年輪状の肉ひだをしごくたび、肉悦で達しそうになり、自ら掲げられた右足の膝裏に手をあて、涙目で笑みながら結合部をむちっ…、とケダモノのような雄につきだしてしまう。
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
もう肉壺の中で出すことしか考えていない弟がより深く覆い被さり、がむしゃらな肉ピストンでずんずんずぽずぽと敏感な肉ひだを攻め立てる。
「あひっ!あひんッ…!!あんっ!あんっ!あんっ!」
種をつけられる苗床としてずこずこと貫かれる肉厚な肉の輪ごと素直に豊満なむちむちの肉尻をぶるっ…と突き出し、雄を見つめ笑みながら巨根で絶頂寸前の肉の輪をずにゅずにゅに犯される。
「あひんっ!あひんっ!あうっ!あううッ…!」
気持ち良すぎて雄の太竿のしごきで愛液が恥ずかしい穴からブッ!ブッ!と分泌しまくってしまう。結合した状態で互いの身体が交尾丸出しの動きでぶるぶると激しく揺れまくり、あっ、あっ、と漏れる甘い声と弟の荒い呼吸が部屋の中に響き続ける――。
「兄上……」
「んうッ…!!」
執拗な肉ピストンの後、最奥のひだをずるんっ!!と突かれ、弟の痩躯に羽交い締めにされた姿で絶頂を迎えてしまう。
「あんんッッ!ああんっ…!」
同時にぶちゅううううううっ…!!と大量の中出しが始まり、豊満な肉尻をぶるぶるに揺らしながら肉ひだを受精させられてしまう。
「あっ…あッ…」
「こんなに淫乱な"姫君"になったんだ…もう兄上を娶る男は誰もいないよ…」
乱れた髪を白い指がそっと撫でていく。
「…んうッ…んっ…」
激しすぎる絶頂に話しかけられる言葉が上手く聞き取れず、無意識に眉根を寄せてしまう。
「だから私がもらってあげるよ」
「あっ…あっ…」
ねっとりとした仕草で胸元を撫でられ、根元まで挿入されたペニスにぶちゅっ、ぶちゅっ、と執拗に種を植えつけられる。
「二人きりの時は常にこうして繋がっていようね…兄上…」
「ひんっ…!」
いう事を聞かせるように受精で敏感になった肉ひだの最奥をズリュッ…と亀頭で強くこすりあげられる。
「…ッ…」
そうされるともう泣き笑いの顔で弟を見つめ、頷くしか選択肢は残されていなかった。
「やっ!? あっ!あんっ!あんっ!ああんッッ!!」
弟が告げた言葉を半分も理解できないまま、また容赦のない肉ピストンに襲われる。
「あんっ!あっ!あッッ…!」
俺は種をひだの一枚一枚に執拗に植えつけられながら、熟れた肉壺を犯され続けるのだった――。