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「その顔が好きなんだ」

背後から俺に抱き着きながらトムが囁きかける。

「悔しくてたまらないって…顔…」
「…ッ…ッ」
挿入された恋人のペニスがぐにぐにと肉ひだをこすり上げながら最奥まで到達する。初めは無理だと彼を拒否した。同性との経験はなかったし、恋人のペニスはあまりにも大きすぎた。穏やかな年上の男は大丈夫だと何の確証もなく俺をなだめ、熱心に肉の輪をしゃぶり続けた。中の肉がやわらかい舌でほぐされ、とろとろになった瞬間に無理やり貫かれた。事後トムは笑って、お互い合意だったじゃないかと俺にいった。でも違う。一方的な挿入だった。にもかかわらず初めの挿入で俺はあまりの気持ちよさに放尿のように自分の肉棒からびゅくびゅくと精液を垂らし続けてしまっていた。

「あっ…!あっ!あっ!」
声を出さないように唇を噛むと、あの大きくて硬いペニスがこらしめるように俺の肉尻の上で激しいピストンを繰り返す。自分の明らかに重量のある肉尻は指と舌と勃起した男根で数えきれないほど犯し尽くされ、すっかり肉性器と化してしまっていた。今では挿れられるだけで軽くイッてしまう。同性に支配されることが悔しくて仕方がないのに、最後はずりゅずりゅと肉ひだを逞しい肉茎でこすりあげられながら、ぶるぶると豊満な尻を激しく振り、イクイクと甘ったるい声を漏らし続けてしまう。

「誰よりも男らしい君が…こんなに締め付ける子だなんて思わなかったよ…」
トムの話術は絶妙だった。劣等感をあおり、だが同時に褒めることで相手の怒りを封じてしまう。淫乱だとけなされながら肉尻をずぽずぽと貫かれ、褒められながら大量に肉ひだのびらびらに種を植えつけられる。中出しが終わった後も恋人の逞しいペニスを離したくはなくて無意識に淫肉で締め付けてしまう。そうすると重量のある肉尻をたっぷりと種ごと肉竿でかきまわされてしまう。イクッ、イクッ、と情けなく響く自分の声。ぶぽっ、ぶちゅっ、とセックス中なのが丸分かりの卑猥な音がいつまでも響き続け、最後は泡混じりの精液をびゅうびゅうと肉の輪の中にたっぴりと注がれてしまう。

「今日も出すけど…いいよね…」
「あひっ!あうっ!あっ!あっ!あんッ…!」
とろけきった顔でベッドの上にうつ伏せになった姿でひたすら犯される快楽を拾い続ける。いつも撮影中に宛がわれたホテルの部屋の中では過ごしやすいようにタンクトップとハーフパンツを身に着けていた。トムに犯されるためじゃない。だが恋人は上機嫌で俺の服をめくりあげ、覚えさせた性感帯を刺激していく。勃起した乳首を執拗にこねまわされて、ぶるっ…と肥大したそれを今度は舌でしゃぶり尽くされる。トムの手で無理やり射精させられた後は大股開きにさせられて、その下品な姿勢のままズルンッ…!とペニスを挿入されてしまう。ハーフパンツを脱がされ、タンクトップを鎖骨の辺りまでまくしあげられた姿でずちゅっ、ぐちゅうう…っ、と恥ずかしい結合音を立てながら豊満な肉尻を中の肉ひだごと犯される。イクイクッ、と泣きながら肉性器と化した肉ひだをごりゅごりゅとこすられ、勃起肥大した両方の乳頭を搾乳のように指でひっぱられ、誰にも見せたくはないイキ顔を晒しながら肉厚な肉の輪からブッ、ブッ、と分泌した愛液をたらし続けてしまう。そうしてその恥ずかしい姿のまま思い切り中出しされ、恋人の精液でどろどろの身体で事後はびくびくと痙攣を繰り返してしまう。いつも初めは抗おうとする。だがトムのなめらかな声を耳に注がれ、繊細な指が自分の身体を這い始めるともう無理だった。恋人の逞しいペニスでイキたくてたまらなくなる。激しいピストンで重量のある肉尻をずにゅずにゅと突かれ、卑らしい笑顔をトムに見せながら肉ひだにどろどろの濃い種を植えつけて欲しくて仕方がなくなる。

「あっ!あんっ!あうっ!あッ!あッ!」
ピストンがより直情的になり、肉ひだをこする恋人のペニスがぶるんっ…!と更に膨張する。
「あうっ…!」
敏感な自分のひだの中で大きくなった肉棒の感触に思わず嬉しげに舌を出してしまう。
「あひっ!あひんっ!あんっ!あんうっ!」
じゅぽっ、じゅぽっ、と卑らしい水音を立てながら豊満な肉尻の中が恋人の逞しいペニスでかきまわされる。
「あっ!あうっ!あっ!あっ!」
肉の輪の入口も腸道のむちむちとした肉ひだも最奥のしこりも、どこをこすられても全て感じてしまう。
「あひっ!ひんっ!ひんッ…」
ピストンがより容赦のないものになり、にちっ…と肉厚な貫通済みの肉の輪で勃起したペニスをくわえた姿で肉欲に屈してしまう。
「もう駄目だ…ッ…イクッ!イクイクッ!」
豊満な肉尻をピストンで犯されながらぶるっ!ぶるっ!と激しくゆすりあげてしまう。
「僕より先にイクのは駄目だよ…」
「ひっ…!」
勃起した俺のペニスの根元をトムの手が圧迫する。
「あっ!あんっ!あっ!あっ!」
射精をせき止められた状態で背後から犯され、より中の肉ひだが感じてしまう。
「イクッ!イクっ!イクっ!」
「可愛いよ…泣きそうなその顔…大きなお尻もぶるぶる揺すって…種が欲しくて仕方がないんだね…」
「あうっ!あんっ!あんっ!」
背後から強く腰を掴まれ、ずこっ!ずこっ!と最奥をえぐるように肉尻を突かれてしまう。
「イクううううッッ…!!」
涙目で笑みながら中の肉ひだが恋人のペニスでイッてしまう。同時に背後から息を呑む音が聞こえ、大量のどろどろとした種が肉ひだにかけられる。

「あっ…ああッ…!」
びくっ、びくっ、と震えながら根元まで挿入された逞しい肉茎から種を植えつけられる。
「あっ!だめッ!あっ!あひっ!」
途中子種でぬるぬるの肉ひだを肉竿でかきまぜられ、イク、イク、とはしたなく叫びながら肉びらが中イキを続けてしまう。
「イクうううううっっ…!」
豊満な肉尻がトムの種でいっぱいになり、肉の輪からぶぴっ、と下品な音を立てて溢れ始める。
「あひっ!あひんっ!」
その状態で容赦のないピストンが始まり、重量のある肉尻をぶるぶるに揺らしながら甘ったるく叫び続けてしまう――。




「ごめんね」
反省の言葉とともにぶるんっ…と恋人のペニスが抜けていく。散々肉棒でかきまぜられた肉ひだはとろとろで、まだ種が欲しくて肉の輪はぱくぱくと収縮を繰り返していた。
「明日も撮影が早かったのに…」
そういいながら肉厚な肉の輪を指でなぞり、どれだけ自分のペニスで恋人が感じたのかを確かめる。

「まだ中がひくついてる…舌を挿れてあげようか…?」
無言で拒否をするとなだめるように背中を撫でられる。関係を持って以来、酷く感じやすくなった身体がそれ以上を求めてしまうのは必然だった。出されながら中をつつかれると淫らな笑み顔を晒したままイキ続けてしまう。トムのペニスの形に肉の輪がくぱっ…と開き、中のびらびらが泡混じりの精液でぐちょぐちょによごされた姿。その状態でずにゅ!ずにゅっ!と肉びらを勃起した竿でしごかれ、より快楽に適した肉性器に変えられる惨めな時間。最初がどうであれ、トムのことは愛していた。だがまだ今以上の深みにははまりたくはなかった。

「おやすみ」
犯され尽くした渇いた声で言葉を告げると、残念そうな笑みを恋人が浮かべる。柔らかいキスが頬にもたらされ、ドアが閉じられる音を最後に俺の意識は深部へと落ちていった。