始めに。 18禁です。 凝りもせず、城之内が小さいです。 ご注意ください。 正体を無くした克也を抱きかかえた宗次郎は、自室へと戻ってくると布団に克也をそっと横たえた。 行燈へ灯りを灯すと、月明かりの青白い部屋がオレンジ色へと変わる。そして、文机のひきだしから用意していた香を取り出し火を移した。お香から細い一筋の煙がたなびいていき、甘い香りと共に空気の中に混じっていった。 きつくは無いがかすかな甘い香りが部屋の中全体に紛れ込んでいって、克也を甘く包んでいく。 「さてと……。」 甘い独特の香りを胸に吸い込んだ宗次郎は灯りに染まる克也の隣に膝をつくと、浴衣の腰ひもをを解いく。簡単にしか着せていない浴衣は支えを失い、さらりと衣づれの音をさせて開いていく。 「…………。」 開いた胸元へと宗次郎は掌を這わせ、ごくりと息を飲んだ。 先ほどの名残か、白い肌はしっとりとしていて掌へ吸い付くようだった。絹のひんやりとした温度とは対照的な熱い体温の感触を堪能するように、浴衣を脱がせていく。 「ふふっ………目が覚めているときに脱がすのも面白いけど、また次のお楽しみにしようね。克也くん。」 興奮した声がうわずっている。 力の無い細い腕を袖から抜くと、隠すのもが無くなった克也の裸体が宗次郎のもとに曝される。オレンジ色の灯りの下で白い肌が淡く染まり、日本人には無い長い手足が絹の上で投げ出されている。 「すばらしい。完璧だ……。」 今まで遊んできた綺麗とされた稚児よりも克也は美しく、宗次郎の歪んだ性癖を満たしていく。この完璧な玩具を山奥に閉じこめ、思うように仕込んでいけるのだ。そう想像するだけで宗次郎の股間に熱が籠もっていった。 始めのうちは嫌がるだろう。抵抗もするはずだ。恐怖に震える克也を蹂躙して身体を開いてやろう。夕べと先ほどの反応からすると十分に手応えはありそうだ。どちらかというと快楽には従順であるのかもしれない。ならば、時間をたっぷりと掛けて真っ白な身体に淫らな欲望を染みこませていこう。 「先が楽しみだよ。克也くん。これから叔父さんが君を仕込んであげるからね。」 「…………んっ………」 克也の薄い目蓋がぴくりと動く。 「もうすぐ、お目覚めかな……」 克也を目覚めさせるように、シルクの感触の金糸を宗次郎の大きな手がかき混ぜた。 「…………っふっ……」 まだ眠りから覚めない克也の口元が綻んでいる。夢の中では父親が髪を撫でているのだろうか。 宗次郎の指がまだ濡れている髪の束で遊ぶ。克也の持つもの全てが日本人とはかけ離れていて 「かわいい。克也くん。眠りの時間は終わりだよ。」 髪を弄る指はそのままに、宗次郎は弾力のある頬へ唇を落としていった。 「………っ」 何かが這う感触克也の身体がひくりと動く。 「………?」 若い肌に宗次郎の唇が吸い付いて離れない。ちゅっ。と湿った音を轢きながら場所を移して行き、薄く開いた小さな唇に吸い付いた。 「………ぁっ……!」 身体にかかる重みと口内を這う自分とは違う温度に克也の意識が夢の世界からこちら側へと戻って来た。 「………んぁ…?」 焦点の合わないぼんやりとした視界の先にうごめく誰かがいる。次第にはっきりとしてくる意識がその人物を宗次郎だと認識してくと同時に、反射的に逃げようと身体を起こそうとする。 「ぁっ?」 が、身体がしびれたように力が入らず、わずかに身をよじる事しか出来ない。 「…っふ…ぁ…?」 絡み取られた舌は自分のものではないようで、言葉を発することさえままならない。 やだっ!!どうしてっ!! まるで神経の繋がらない身体に恐怖がわき起こってくる。瘧のように身体が震えてき、克也は力を振り絞って逃げようと手足に力を込めるけれども、宗次郎に組み敷かれているということを差し引いても、その身体の下から抜け出すことは出来なかった。 「……ぉじ……さ…ん……ゃめ……」 唇を解放されるが、そのまま、肌にねっとりと舌を這っている。 自らの下で藻掻く克也が可愛くて面白くて仕方が無いのだろう、宗次郎は上機嫌で克也を補食していった。 「はっ……」 自分は風呂場にいたはずで、そこに宗次郎が入ってきて、また身体を触られて、分からない熱に飲み込まれて………そこからの記憶が克也には無い。 今、どこにいるのか。 何をされようとしているのか。 宗次郎は何をしようとしているのか。 また、あの、熱病のようなものおそわれてしまうのだろうか。 克也の目に涙が浮かぶ。 身体を這い回る掌が、ぬめった舌が気持ち悪い。 「ぅんっ………?」 首をわずかに動かしてせめてもの拒絶の意を示すけれど、宗次郎が触れるところからわき上がってくる熱い何かに、克也の顔が歪んだ。 「、、、はぁっ、、んんっ!!」 きつく首筋に吸い付かれて、思わず大きな声が喉を突いた。話したいことは思うように言葉にならないのに。 「ぃぁ、、、、、、、っぃ、、」 伝う唾液は空気に触れて冷たいはずなのに、その冷たさ後からうずき始める熱さに克也の白い肌が桜色に色づき始める。 まだ、表に出てこない喉の奥の固まりを辿る唇と舌。 いたずらに逃げると追いかけてきて、歯を立てられる。 「いっぃ、、、、!」 歯型がうっすらと残るくらいの痛みに、克也の体が強ばった。 「お目覚めだね。克也くん。」 自らの中から湧き上がるどす黒い欲望を隠そうとせず、宗次郎は震えている克也を見下ろした。 組み敷いた下にいる克也の怯えた表情が、震えて緊張のしている体躯が、捉えられた小動物のようで、宗次郎の嗜虐心を満たす。 「って、言っても自由は利かないからすっきりとした目覚めにはならなそうだけどね。」 部屋に焚いた香の甘ったるい香りの成分で克也の体の自由は奪われている。 「や、、めっ、、て、、ください。」 痺れて回らない口で拒絶する克也。見下ろす宗次郎をきりりと意思をもった強い視線で見返す。 「…っ!!」 強い克也の青い瞳に宗次郎が唾を飲み込む。 ただの、何も知らない従順な子供だと、なんの力も持たない弱きものだと思っていたのに……予想以上の強い意志に宗次郎は一瞬魅入られてしまう。 姉さんの子だけということか。海馬の血か…… 異国の血が混じっているとはいえ、甥を犯すという禁忌に宗次郎の凶暴な顔がのそりと姿を現してきた。 「何をやめるのかな? そんなに怖がらなくても良いんだよ。 おじさんは克也くんと仲良くしたいだけなんだからね。」 「いや。いや。いやだ。」 甘く粘質的な大気の中でもがく克也が、それでも懸命に首を振る。 「克也くんにはもう、おじい様や叔父さんしかいないんだよ。お父さんもお母さんも死んでしまった今、克也くんを保護して上げられるのは叔父さんたちしかいないんだからね。」 宗次郎は克也が聞き漏らすことがないように、耳元で囁いた。 克也にはもう、帰る場所は無いと分からせるために。 「…………。」 克也の真っ青な瞳が大きくなり、暗い天井を映す。瞼を閉じれば涙が零れ落ちた。 母さんを帰せ! 貴方たちが母さんを俺から取り上げたんだ。 家族で過ごした家に帰るんだ。 と、叫びたかった。しかし、声は声帯を僅かに震わせるだけで声にはならず、きつく睨むことしか出来ない。 その克也の行為が宗次郎の加虐心を煽ることになっているとは、克也には想像も付かなかった。潤んだ青い瞳に映る宗次郎の唇が卑猥に歪んだ。 「いいよ。完璧だよ。」 自らの腕の中で気丈さを失わない克也の心根に宗次郎は喜びの声を上げる。 逃げ場のない絶体絶命の状況の中でも、負けない意思の強さ。 外見から内面まで、求めていたものを凝縮したものを手に入れて、宗次郎の唇が乾いていく。それを一舐めして潤すと、克也の唇を塞いだ。 「んっ!!!」 咄嗟に唇に力を入れて閉じようとするが、宗次郎の舌はあっけなくそれをこじ開けて口内を蹂躙していく。歯列の一つ一つを辿り、奥に引っ込む舌を絡めとると舌伝いに唾液を送り込んだ。 「ぁぁっ、、、ぃや、、」 部屋に充満する甘い大気に体に力が入らない。繋がらない神経に苛立つのとは対照的に体の奥から強制的に熱が溢れてくる。 「、、、んんんっ、、ふぅ、、」 好き放題に動き回る舌に翻弄されて、流れてくる唾液を反射的に飲み込んでいると、克也の体温が上がっていった。 隠すものも無く、行燈の灯りの下にさらされた肢体には手が這い回っている。 宗次郎の指先が辿るところから火がつくように熱が篭っていき、克也の体がぴくりと爆ぜた。 「ぃゃ、、、、もぅ、、、っっ、、、」 桜色に染まる白い肌がしっとりと、汗に潤う頃になって、ようやく唇が解放される。混ざり合った唾液が頬に一筋の跡を残す。 「ゃだ、、おじさん、、、っふぅ、、」 上がる体温に思考まで犯されてるのだろう、克也の青い瞳が潤んでいて濃さを増している。 理性が宗次郎と淫らな行いを拒否しようとするが、薬によって目覚めさせられた欲は理性の箍を簡単に外していった。 「はぁ、、、」 全身を桜色に変え、汗が肌に珠を作る。 身体に渦巻く欲望の正体を何も知らないまま、克也がその終わりのない流れに巻き込まれていく。 「かわいいね。克也くん。」 熱い息を吐きながら、湧き上がる欲に戸惑う克也に宗次郎は唇をゆがめると、再び肌を食む。 ゆるく、首を振り抵抗する克也が可愛かった。 首筋のあちこちに朱を散らすたびに、克也の体が跳ねる。薄い胸板にある二つの尖りの一つを歯で挟み、先を舌でこそげ取ると、 「!!!んふっぅっ!」 克也の体が仰け反った。 「おじぃっっっさんっ!!!そこっっ、、、ぉくっ、、だめっ!!」 宗次郎の力加減に会わせて、勝手に身体が跳ね上がっていく。舌のざらつきの一粒さえ鮮明に感じ、小さな乳首が見る見る間に芯を持っていった。 「いぃやぁぁっ!」 歯に噛み切られるのではないかという、恐怖の先に舌でねっとりと捏ねられて、もう片方は指先で抓られ、掌全体で揉みこまれていく。 全く違う刺激を与えられ、お香の成分の染込んだ身体に容赦のない性を刻み込んでいった。 「だめ、、だめ、、、、、、だめ、、」 白いシーツを手繰り寄せ、身体を緊張させて抵抗しようとするが、宗次郎の手管の前ではなす術も無く、全て徒労と終わってしまった。 片方の胸が唾液で濡れて光ると反対も同じように嬲られて、時間の間隔が麻痺してしまいそうなくらい、乳首をいたぶられる。 全く思うように動かない身体では、宗次郎の責めから逃れることは出来なかった。 「ぉじ、、、ぃぃぃ、、、さぁんっ、、、」 もう、やめてくれ。と、涙を一杯に溜めた瞳で訴えるが、宗次郎に聞き入られることは無い。 舌と指先が蠢くほど、克也の思考に霞が掛かっていった。もう、抵抗することさえ億劫になるくらい、体の中で渦巻く熱を押さえることが出来ない。 その熱は一箇所に集まっていて、固く熱く天を向き、宗次郎の腹に当たっていた。 「克也くん。感じてくれているんだね。おじさん、うれしいよ。」 宗次郎は新たに克也を嬲れる材料を見つけて、唇をいやらしくゆがめて荒い吐息を吐く克也を見下ろす。 「、、、っんん?」 ようやく、胸への愛撫から解放された克也が宗次郎の視線に合わせていくと、まだ、下生えのない下半身に固く立ち上がるものに気がつき、目を見開いた。 「うそっだっ!!」 宗次郎と大きさは違えども、同じ部分が同じ様相を見せているのが信じられない。 やめてくれと縋るように宗次郎を見上げても、受け入れられることはなかった。 乳首を弄っていた手がするりと移動して、立ち上がるまだ皮に包まれたものを弾いた。 「ぁハッっ!」 「克也くんにもいやらしい血が流れているのさ。信じようと信じまいと関係ないんだよ。これが本当の克也くんの姿なのさ。」 「ちが、、、、っ、、、ぅうっ、、」 知らなかった部分を指摘され、恥ずかしさで真っ赤に染まっている顔を覗き込まれて、克也は思わず目を閉じた。 「はぁ、、、っ、、、ぁうっ、、、」 視界を閉じたからといって淫技が止むわけでもなく、反対に鮮明に宗次郎を感じてしまって克也の鼓動がさらに早くなった。 「いたぁっ、、、、めてっ!!」 宗次郎が固く立ち上がるペニスを護っていた薄皮を剥き、外気に触れたピンク色の亀頭を舐め上げる。生まれて初めてのダイレクトな刺激に、克也は仰け反る。 「はっはっっっ、、、、、フッゥ、、」 皮との境から、尿道口、亀頭の裏側まで、舌の洗礼を受けないところはない。克也は上手く息を継ぐことも忘れて強烈な刺激に耐えた。 「ァァアアっっ!!!!!」 下っ腹のそこから湧き上がってくる熱いマグマが、まだ、精通を迎えていない身では吐き出すことも出来ず、まさに拷問の時間でしかない。 「ヤメッ、、、、てっ!!!!やだっ!!!!」 内腿がぴくぴくと痙攣して、克也は限界になっている。もう、これ以上は頭がどうにかなりそうだ。 涙を流して懇願する克也は陥落寸前だ。金色の髪がさらりさらりとシーツとこすれている。 「……おっと、これくらいで気をやってはいけないよ。これからが楽しいんだからね。」 「、、、、、、、もう、、、、いらなぃ、、、、よぅ、、、、」 宗次郎は流れる涙を舐め取ると、いたずらっ子のように笑う。しかし、克也の涙で歪んだ視界では、上手く捉えられることはなかった。 「きっと、克也くんなら気に入ると思うよ。そして、大好きになって、癖になるだろうね。」 怯えて震える克也の唇を自らの唾液で湿らすと、だらんとして力の入らない両足を抱え上げ割開いた。 「やだあっ!!!!!!!」 オレンジ色の灯りの元に、誰にも見せたことのない部分が曝された。下生えのないつるりとした下半身の奥の小さな窄まりまで、宗次郎の視線が這って行く。 「ぴくぴくしてるよ。可愛いね。」 「、、、、んぐっ、、、、」 大きくて力強い腕で固定された下半身は、自由の利かない身体では捩ることも出来なかった。そのかわり、尻たぶと窄まりが宗次郎を誘うようにひくついている。 「美味しそうだ。」 「い!!!!!ぁっっつ!!!」 ぬちゃり 誰にも見せたことのない、触れることの無いところを舐められる。いたずらでは済まない行為に克也は絶望的な悲鳴を上げた。 「ぃゃ、、、ぁっ、、、やめて、、、やめ、、て、、」 部屋の中に克也の嗚咽交じりの声が響いた。しかし、助けてくれる人は誰もいない。 宗次郎の舌が動くたびに湿った音がする。未成熟な蕾を開花させるのは極上の遊びだ。 舌に合わせて窄まる皺の一本一本を丁寧に辿り、唾液をまぶしていった。 「ぁっっ、、、ぁっ、、、ひゃっぁ、、、」 熱い舌で麻痺してくる後口は気が緩むとほころんでしまう。括約筋を潜り抜けてくる舌の感触に慌てて克也は後口を閉じようと力を込めた。 「いいね。」 克也のささやかな抵抗に親指で押し開き、空いた僅かな隙間から舌を軟体動物のように内部へと侵入させた。 「ァァっ、、、!」 狭い肉門を潜り抜けて内部に蠢く長い肉に背筋が震えた。 「ぁぁ、、ぁ、、ゃめ、、ぅ、ぅんんっ、、、」 ありえないところを舐められることに、克也は信じられないと顔を真っ赤にして拒絶の言葉を吐く。 これがまともな行いでないことは、幼い克也でも十分に分かっている。こんなことは叔父との間でも、自分のような子供がすることではないはずだ。 しかし、拒絶する意思とは無関係に克也の体は、叔父の愛撫によって熱く火照って行った。 何故、体の自由が利かないのか、叔父の愛撫に過剰に反応してしまうも、性的な知識のない克也には分かるはずも無かった。 「、、、、っひっく、、っ、、、ぃやっ、、、、ぅっくっ、、、っ、、、」 勝手に暴走していく身体に、克也はとうとう泣き出してしまった。 溢れる涙が、青い瞳を濃くして、白いシーツに染みを造っていく。嗚咽でへこんだお腹がさらに抉れている。 「……克也…くん…」 克也の変化に宗次郎はようやく顔を上げ、抱えていた足を下ろした。 「、、、もう、、やなの、、、おねがい、、、いいこに、、、するから、、、っ」 涙でぐしゃぐしゃの顔で、宗次郎に懇願した。 もう、これ以上はやめてください。と。 「………」 宗次郎は震えている克也を抱きしめるとやさしく口付けた。 「、、、。」 「大丈夫さ。怖くなんかないよ。じきに恐怖なんて分からなくなるからね。」 表面上はやさしさを張り付かせて、そのくせ目は笑っていない。暗い欲望がにじみ出てきている。 「やだ、やだ、やだ。」 堰を切った恐怖に克也の涙は止まらない。 「泣き止みなさい。我がままを言う子は嫌いだよ。」 「っ!」 宗次郎の低音に克也の体が強ばった。喉を詰まらせ、力の差に顔が青くなる。 「怖いのは最初だけだからね。すぐに良くなるよ。」 宗次郎はそう言うと、香をしまっていたのと同じ引き出しの中から、赤色の小さなガラスで出来た小瓶を取り出した。 蓋を開けると、焚かれている香と同じ甘い香りが鼻に付く。 「これは大陸から取り寄せたものだけど、気持ちを楽にしてくれるものなんだよ。ちょうど克也くんには良いかも…」 小瓶を克也に近づける。 「、、、、いや、、、だっ、、、、、、」 宗次郎は親切そうに言うが、どうせろくなものでないのは確実だ。克也は息を止めるが抵抗も長く続かない。息苦しさに空気を思いっきり吸い込んだと当時に、めいいっぱい甘い香りを吸い込んでしまった。 「 んっ ? 」 甘い香りが克也の中を満たすと、泣いて強ばっていた表情がとろんと緩む。青い視線も力がなく、焦点が合わなくなった。 「さすが。三千年の歴史は違う。相変わらず、よく効く。」 宗次郎は弛緩して力の抜けた克也の様子に満足気だ。 ぐったりと布団の上に横たわる克也。先ほどのように力が入らないだけではなく、今は、甘い何かに満たされた身体は徐々に体温が上昇している。宗次郎が触れなくても息が乱れ、全身から汗が滲みだし、珠を作った。 「、、、、、はっ、、、はっ、、、はっ、、、ぁぁっ、、、」 無理矢理引きずり出される感覚に克也の精神は追いつかない。 「さてと。」 宗次郎は口角を上げると、赤い小瓶を傾けて中身を掌の上に垂らす。 蜂蜜のような液体がとろりと掌に堪った。そして、それを指にたっぷりとまぶし、さっきまで舌で解した、窄まりに塗り付ける。 「あああぁん、、」 熱が籠もったままの窄まりを再び弄られて、克也の目が見開く。しかし、それはすぐに溶けていった。 ゆるく緩んだ口は難なく一本目を飲み込んでいく。ほどよい抵抗の先にあるやわらかな肉襞全てに、香油が塗り込められ濡れ光る。 「んんんんっ」 入り口が解れると、宗次郎がすかさず指の数を増やしていく。浅い部分から奥まで余すところなく香油が染み渡るころには、後口は3本の指を容易にくわえ込んでいた。 「ぁぁっぁああ、、、っ、、」 休むことのない出入りに合わせて、丹念に開かれたところから湿った音がたつ。 「 あ つ ぃ 」 指が触れるところが熱くてたまらない。火傷しそうな熱が直腸がら湧き上がり、全身に広がっていくようだ。 「ん、、、ぃ、、、あ、、、っ、、」 思考の片隅に残っている正常な意識が悲鳴を上げている。しかし、強制的にもたらされる感覚に脳内まで犯されてしまっていて、麻痺していった。 「んふっ、、、、っふっぅ、、」 内部を好き勝手に蠢く指先がふいごのように熱を高めていった。でも、その指先にほっとしているのも事実。摩擦に慰められている部分もあったのだ。 「ぁぁぁ、、っ」 促されるまま脚を開き、紅く充血して指をくわえ込む窄まりを曝した。動きに合わせてひくつく双丘も拡張された後孔。 「はっぁ」 ばらばらに動く指先を腸壁で感じ、背筋を駆け上がるものに、克也の背中がしなった。 「すっかり、ここは、ほぐれたね。ほら、美味しそうにおじさんを飲み込んでるよ。」 香油によって濡れ光る指をぐっと奥まで押し込むと、ぐるっと手首を回す。 「いっはぁぁ、、、、っ、、!」 円をかくように広がる後孔。 「すごいよ。こんなに広がって。」 「、、、、うぅうんっっん」 一旦、指を抜き、今度は両手を使って、孔を開いた。ぽっかりと口を開けた向こうにざくろのように真っ赤に熟れた腸壁が覗いた。 「ぃぃ、、、っ、、」 身体の中を。とりわけ排泄にしか使ったことのないところを見られて、克也の顔が真っ赤に染まった。羞恥のためか香のせいか。 「も、、、ぁぁっ、、」 湧き上がってくる熱に克也の意識はもはや酸欠状態だ。水面と大気の間で溺れる寸前だった。 指の抜けた後孔がじくじくと疼いてて、喪失感が残った。この熱さを収める決定的な何かが欲しい。 「、、はぁ、、はぁ、、んぐっ、、」 息が苦しくて喉が渇いて仕方がない。克也は口内に溜まった唾液を飲み込む。 「どうして、欲しい?」 耳元で悪魔が囁いく。 息が過敏になった耳たぶに掛かって、背筋がぞわりと蠢いた。 火のついた身体を持て余して、克也の目が揺れる。 「、、わから、、ない、、、」 性交の知識のない克也にとって、どうして欲しいと訪ねられても答えることが出来るはずもない。ただ、熱く火照った身体を冷まして欲しい。 「あつ、、、いの、、、たすけて、、、っ」 回らない口を必死に動かして、助けを求める。 決して助けてくれる人ではないのに…… 「最初にしては上出来だね。褒めてあげるよ。」 宗次郎を見上げる泣き顔の克也は、桜色の唇が脹らみを増ししっとりと濡れていた。宗次郎はゆっくりとそれを舐めると、深く口腔を嬲っていく。 深く口付けながら、克也の腰の下に枕を差し込んだ。 脚を大きく割り開いて、もう一度窄まりをなぞり解れ具合を確かめ、浴衣の間から大きく張り詰めた男根を数度扱いた。これから犯していく禁忌に先走りが伝って湿った音を立てた。 「見てごらん。おじさんのが克也くんの中に入っていくんだよ。」 「、、、いぁっ、、!」 焦点の合わない克也の顔の前に竿を突きつける。 赤黒く血管の浮いたグロテスクなものは風呂場の時より、大きく天を向いていて、腹に付きそうなくらいになっていた。 目元を染め恍惚としている中でさえ、はっきりと認識できるほどの凶器に克也の眉が歪んだ。 オレンジ色の灯りをうけ、てらてらとぬめる凶器に涙が溢れてくる。 身体の奥にある熱さを満たすのは、これしかないと身体がいっている。しかし、その余りにものグロテスクさと大きさに身体が震えた。 欲しいのに、いらなくて。 いらないのに、欲している。 相反するものが、克也の中でぐちゃぐちゃになっていく。。 「、、、ぁ、、っ、、、た、、、」 「可愛いね。本当に可愛いよ。」 宗次郎は薄く笑みを浮かべると、太く猛った男根が小さな後口へと挿入していった。 「!!!」 散々に嬲られたところを圧迫してくる熱いものに克也の身体が強る。 「痛くないから、大丈夫だよ。」 「、、、ぁぁ、、っ、、っくっ、、」 侵入を拒むように後孔に力を込めるが、お香の香りに絡め取られ、直接体内に香油を塗り込められた入り口は十分すぎるほど解れていて柔軟に宗次郎を受け入れていった。 少し挿入しては抜いて、また少し奥に入れる。 単調だがゆっくりと小刻みな出し入れを繰り返すたびに、ぬちゅっと淫音が上がる。 「やだっ、、、、、、ぁ、、、」 男根が入ってくるたびに、神経がむき出しの内壁が形を捉えていった。 丹念に開かれたてはいるが、日本人離れした一物が内臓を押し上げ苦しくて克也はシーツに爪を立てる。 「ぁぁぁぁーーーーーーーーーっ」 何度も何度も同じことを繰り返されて、克也の中に全てが納まった。 「さすがに、キツイ…っ」 柔らかな尻肉に当たる宗次郎にか細い悲鳴が上がった。 宗次郎は狭い肉道に引き絞られる感触に息をはく。 「ほら、全部、克也くんの中に入ったよ。分かるかな。」 克也の手を取ると、結合部分に導いた。捲くれて盛り上がった縁を触らせて、繋がっていることを教える。 「いやぁっ」 指先に感じる薄く引っ張られ皺の伸びた肛門に根元まで突き刺さっている凶器。宗次郎の陰毛が指先に絡まる。 宗次郎に弄られたときよりも奥深くまで含まされ、拡張されて、火傷してしまいそうなほど熱い。 すべらかな切っ先が奥の微妙なところを圧迫していた。 この家に引き取られなければ、知る必要も無い未知なる感覚。 熱くて 苦しくて、でも、その先にある何かを体の奥深くは知っている。 これ以上の感覚を追っていってしまったら、もう、もとには戻れなくなってしまいそうな予感があった。 「ひゃっぁっ!」 先にある何かに慄くのに反して、宗次郎をくわえた内膜が収縮を始めた。 「あっぁぁ、、、、」 宗次郎を一杯に頬張っているはずなのに、決定的な刺激が足りないと焦れた直腸が男根を貪るようにうねる。 引き止める意思とは別に、勝手に快楽を求め始めた身体。男根に密着している処から背筋を抜け、鼻先に抜けていく感覚に克也の肌があわ立った。 「腰が動いているよ。」 もぞもぞと腰を振りはじめた克也に、宗次郎がくすりと笑う。 入れたまま一向に動こうとしない、宗次郎に焦れた行為なのだが、緊張と弛緩のなかで、宗次郎の形を覚え自ら感じるところに誘導するかのごとく、無意識に身体が動いてしまったのだった。 「ぃぁ、、、ぁ、、、」 自分の恥ずかしい様子を指摘されて克也の顔が真っ赤になった。 「…だよね。このままだと克也くんも辛いよね。」 「ぃっ!!!」 腰を繰り出し、さらに奥まで突き入れる。 「あああああっ」 動き出した宗次郎に克也から絶望的な悲鳴が上がった。 密着した腰で奥を捏ね、きつく収縮したタイミングで先っぽまで抜いていく。 長いイチモツで入り口から奥まで擦りあげる。 「ぃっああっぁ、、、、っぁ、、あっ、、」 徐々に突くスピードが上がっていき、克也は付いていけない。開かれて抱えられた脚が宗次郎の動きに合わせて揺れている。 塗り込められた香油と異物に反応した腸液と宗次郎から出てくる先走りの粘液が、直腸内で混ざり合って、じゅぼじゅぼと音をたてた。 十分に突き上げられた直腸は排泄器官ではなく、男を銜える性器に造りかえられていく。 「ぁああああっんんんっん!」 擦られて、捏ねられてた腸壁は焼け付きそうだ。その熱は克也の脳天から脚の先まで燃え移り、快楽のうねりの中に放りだされる。 宗次郎のイチモツは、入り口付近のビリビリくる部分から、直腸の奥に眠っていたそこのない快楽の泉まで満遍なく押しつぶし、突いていく。 その証拠に、まだ、射精することのなかった小さなものが震えて天を向いている。半分皮を被ったままの尿道口からは色のないさらりとした液体が溢れていた。 「とっても、締まってる……このまま、イけそうだね。」 煽るように腰を使う宗次郎。 「可愛い克也くんが初めていくところをおじさんしっかりと見せて貰うからね。」 唇を片方だけ歪ませ、さらに激しく中を捏ねくりだした。 「っぃっ!!ぁぁああああっ!!」 未熟だった器官は突き上げられて、どろどろに熟してしまっていた。 一突きごとに奥まで入り込んでくるところから、湧き上がる悦楽。抜かれる時に浅いところにある射精と直結した部分を引っ掛けられて、克也の小さなペニスが飛び上がる。 「もっ、、、もっお、、、だめ、、っ、、とめ、、てっ、、」 これ以上の刺激はいらないと青い目から涙が伝っていく。 「へっ、、おかし、、っくぅっ、、、、、な、、ぁ、、、るっ!!」 いらないのに、いらないはずなのに、克也の意思とは無関係に腸壁が蠢き、もみこんで、繰り出される動きに合わせて、男根を貪り、そこから生まれる刺激を脳に流し込んだ。 「いぁぁぁっだめえだめでちゃっ」 突き上げられる奥から、熱いマグマが押し上げてくる。 「ぃっぃぃっぃっ」 そのマグマをやり過ごす術も、逃れる方法も克也は知らない。 ただ、どうすることも出来ないまま、激流に飲み込まれていった。 「!!!!!!!!!!!!!!!」 克也の体が硬直した。と、同時に幼いペニスからまだ薄い精液が噴出す。克也は声も出せないまま、生まれてはじめての吐精に耐えている。 「 、、ぁぁぁああっ」 2度3度と精を吐き出して、大きな波が去ると克也の体から力が抜け、弛緩する。もう、腕も思うように動かすことは出来ない。 息を乱し、初めての感覚に呆然としている克也の様子に宗次郎はほくそ笑んだ。 「どう?はじめての射精は。気持ちよかっただろ。記念にこの精液を貰うね。」 「!!!!!!」 克也のへこんだ臍辺りに飛び散った精液を掬い取ると、宗次郎はそれを口にした。 「ゃっ、、、ぁ、、」 長い真っ赤な舌で、克也に見せるように精液の付いた指を舐めていった。まさかの宗次郎の行動に思わず視線を逸らす。 「美味しいよ。」 ぐっと顔を近づけた宗次郎は克也の耳元でいやらしく囁いた。 「も、、、、ぃや、、、ぁだ、、、んんんっ」 宗次郎の常識を逸した行動に突いていけない克也は、せめてもの抵抗に視線を合わそうとしない。だが、ささやかな抵抗も許されるはずも無く、克也の顎は固定され再び深く口付を受けることになった。 「!!!!!っ」 まだ、口の中で残っていた克也の精液を混ぜ合わせた大量の唾液を舌伝いに流し込んでくる。 「、、、、、っ、ふっぐっ、、」 唇を唇で塞がれ、舌が口内で暴れ、口の中は唾液で溢れ、息苦しさの余り克也は飲み込んでしまった。 苦いものが喉を通り飲み込んだ胃の中まで、苦くなったような気がする。 「どう。美味しいでしょ。」 悪びれもなくそう言うと、克也の体を腕に抱きしめてピッタリと密着させ、腰だけを動かして過敏になった直腸を抉っていった。 まだ、克也の中にある男根は弾ける気配も無く、勃起したままになっている。 緩慢な動作で収縮を繰り返す内部を堪能していった。 「はっ、、、ぁっ、、んうっ、、、ふぅ、、」 二人の体に挟まれた小さなペニスは圧迫されて、もう一度大きさを取り戻していった。 一度ついた道は空いた栓が壊れたように、精液を零して、二人の腹を汚す。 「ぁっ、、はっ、、うんっ、、ぃっはぁっ、、、」 一度、絶頂を極めた身体では抽挿されるごとに生まれる刺激を、拒むことは出来ない。 突かれ、捏ねられ、擦られて、擦り切れてしまいそうな摩擦が痺れるような快楽を生み、全身を突き抜けていった。 「いぁぁぁああっ!」 「また、来そうだね。中が痙攣をしてる…」 つきたての餅のように柔らかく男根を包む肉壁が徐々にきつさをまして、ぴくぴくとしているのを、自らのイチモツで感じ取った宗次郎は、なおも克也を攻めたてていく。 突き出させた臀部の中心を激しく穿ち、内臓ごと揺さぶった。 「だっ、、、、、、くっ、、、、る、、ぅ、、、っんっ、」 宗次郎の腕の中で克也の身体がしなった。と、同時に直腸も宗次郎を絞り上げる。 「、、、、、、、、、、」 息をつめ、全身を硬直させて、歯を食いしばる克也。 「くっ…きついっ…」 直腸の強烈な締め付けに、宗次郎も溜まらなさそうで、深く腹の奥まで抉るように突き入れ、最奥に大量の精液をぶちまける。 「ぁっ!!」 腹の奥で熱いものが溢れて腸内を満たしていく。 びくびくと脈打つたびに、精液が腸壁叩きつけられ、最奥まで熱に侵食されていく。 「ぃっ、、、、やぁ、、、」 まるで放尿されているようなくらい長い射精に、克也の腸内が一杯になってしまった。 止まない射精を止めようと、腸壁が唸りをあげて宗次郎のものを締め付ける。しかし、余計にイチモツが内部を圧迫して、克也の官能は深まっていくばかりだ。 「ふぅ…克也くんの中に一杯、出しちゃったね。」 満足気に深呼吸をした宗次郎はぎゅっと克也を抱きしめ、額から頬、そして首筋へと唇を落としていった。 長い射精が終わり、これで解放されるとされるがまま、ぐったりしたまま考えていると、今度は抱き上げられ膝の上に降ろされる。 「まだ、終わりじゃないよ。」 「ぃやっ!!!!」 背後から貫かれ、自らの体重あり、一気に奥まで貫かれる。 抱え上げられて両脚を開く姿は子供が用を足すのと同じだ。深く入れられたため、奥にある精液で満たされたところに亀頭が当たり、克也の中に再び火が灯される。 「いっはっ、、ああっ、、、」 宗次郎が下から腰を突き上げた。 力の入らない身体では与えられる刺激を受け止めることしか出来ず、下からの突き上げに小さな身体は翻弄されるばかりだ。 「あっ、、あっ、、、あっ、、あっ、、」 真っ赤に充血した窄まりに禍々しい男根が出入りを繰り返している。先ほど放った精液が幹に纏わりつき湿った音をたてている。 重力に引っ張られて、奥に注ぎ込んだ精液が漏れ出して、二人の尻と股間を濡らしている。途切れることなく男根を伝って溢れてくる白濁としたものは、端から見ればまるで克也自身が濡れているようにしか見えない。 「ああっ、、、、つっ、、、」 下からする粘質的な音に、耳を塞ぎたかった。しかし、それもかなわず律動に身を任せる克也。 そのとき 襖が音も無く開く。 その先にいたのは、 祖父。 「いやああああああああああああ」 克也の狂った長い夜は始まったばかり。 終わりませんでした。えっち長くなるのは最近の傾向のようです(汗) たぶん次で終わります。これからは本編でお話が展開していくはずなのですが… で、ごらんのように見出しも変えました。すでに、前編中編後編でないですから…(大汗) 別人の城之内にお付き合いいただいてありがとうございます。 ちなみに変態ちっくな宗次郎さんは大好きです。 続きで会いましょう。 |