近所の主婦達のうわさばなし

「ワタル君おうちのしつけって厳しいんですってね。」
「そう、あそこのお母さんは、きちっとしつけるからね。」
「ワタル君が言い付けを守れなかったりするときや悪いことをしたときには容赦なく竹の物差しを振るうそうよ。」
「竹の物差し?痛そうね。」
「そりゃ痛いわよ。私たちも子どもの頃、思い出があるでしょう。」
「私のうち、ワタル君ちのすぐそばでしょう。ワタル君がお仕置きされている音が聞こえるけれど、どうもズボンの上から打たれている音じゃないわね。」
「そう、私ワタル君のお母さんから直接うかがったんだけど、あそこのうちではお仕置きはお尻に竹の物差し、そしてお仕置きのときにはズボンを脱ぐのが決まりですって。」
「じゃあワタル君はパンツの上からお尻を物差しで打たれているわけ?」
「ワタル君が普段はいている半ズボンだってすっごく短いわよね。」
「そう、お尻のほっぺたが少しはみ出しちゃうぐらい短いわよね。」

「うちのさやかがね、教室で体操服に着替えるときに見たんだけど、ワタル君ってすごく短いパンツはいているらしいのよ。お尻のほっぺたが半分はみ出るぐらい短いパンツなんですって。」
「それくらい短いパンツじゃないと、あの半ズボンからはみ出しちゃうものね。」
「でもそれくらい短いパンツだと、物差しでお尻を打たれる時いたいでしょうね。」
「そう、ほとんど素肌を叩かれているのと同じだものね。」
「ワタル君、四つんばいの姿勢でお尻を叩かれているみたいね。」
「うちは隣でしょう。お仕置きの時の声が全部聞こえるのよ。お母さんがワタル君に、『さあ、半ズボンを脱いで、四つんばいになって。』と、命令するのが聞こえるの。お母さんは、打つ数を数えながら、物差しを振るっているわ。『ひと一つ、ふた一つ…』ってね。ワタル君の悲鳴はぜんぜん聞こえないの。あの子の性格だから、きっと歯を食いしばって物差しの痛さを我慢しているんじゃないかしら。」
「ワタル君、いつもいくつぐらい打たれているの?」

「そう、いろいろあるけど、12回とか、24回が多いみたい。なぜか6の倍数なのよ。私が聞いた中では、お母さんから竹の物差しで打たれるのは24回が最高かな。『…24!…』って最後のムチの数を数えた後、お母さんの声が急に優しくなって『ワタル、今日も本当に勇敢にムチを耐えたわね。偉いわ。』っていうのを聞いたことがあるの。ほんとに1年間に何回かだけど、お父さんから革のベルトで打たれる時もあるみたい。その時は100たたきみたいね。」
「そういえばワタル君て、いつもハイソックスをはいているわね。」
「そう、あれがかっこいいのよね。」
「スマートな太股とお尻がきゅっと引き立つわよね。」
「さやかの話だと、ワタル君、学校でも先生にムチで打たれることがあるんだってね。」
「ワタル君のことだから自分がへましたとかの理由じゃなくてね。学級委員として責任をかぶったり、他の子の身代わりになったりして罰のムチを受けるんですって。」
「わあ、かっこいいわあ。」
「きりっとして、教室の前に出ていって、教卓に両手をついて潔くあのかっこいいお尻を突き出す、突き出したお尻やスマートな太股がハイソックスで引き立てられてすごくかっこいいんだって。」
「先生のお使いになるムチって、よくしなる細い竹ですごく痛いんですって。でもワタル君はうめき声一つあげずにお仕置きのムチを受けきるんですって。」

「ワタル君、学校ではいくつくらい打たれるの?」
「学級委員として、クラス全体の代表として打たれるときは、38人分だから38回ですって。」
「38回も打たれるの?しかも声をあげないで?」
「38回打たれた後、普通だったら倒れてしまいそうなのに、ワタル君はお尻をさすりもせず、額から流れ落ちる脂汗を拭おうともしないで、『先生、今日は38回のムチ打ちありがとうございました。これから、学級委員としての責任を自覚して努力したいと思います。』っていうんだってさ。」
「あ、ワタル君のお母様が来たわよ。それじゃあ、今日はこの辺でお開きにしましょう。」