父子家庭 そのA

   次の日の朝、僕は父ちゃんと二人、早い時間に登校することになった。僕は、お尻が
痛くて痛くて歩くのが大変だった。黒い学生ズボンの下にいつも穿いている白いブリーフが
叩かれたお尻に触れるだけでも、もう飛び上がるほど痛かった。反省しきりである。
   学校へ着いて、父ちゃんと二人、担任の先生の所へ行った。そこで僕は、とても
驚くことになった。
 父「よお、浩太郎。」
 先生「あー、せ、先輩。和也先輩。」
 僕「えっ、えっーーー(驚き)」
なんと、僕の父ちゃん(島田 和也)と僕の担任の先生(川崎 浩太郎)は、先輩と後輩の
間柄だったんだ。大学時代からなんだって。
 父「則夫が大迷惑かけて申し訳ない。厳しくお仕置きしてきた。」
先生「則夫、しっかり反省したか?」
 僕「はっ、はい、先生。はっ、反省しました。ごめんなさい。」
 父「浩太郎。うちの則夫が悪い事したらビシバシやってくれよ。後で、この手紙、
   読んどいてくれ。」
先生「先輩からの手紙、、、。」
手紙の内容は、先生から後で聞くことになる。
  何日か過ぎたある日の放課後、先生から居残りさせられた。

先生「則夫、ちょっと社会科準備室へ来い、、、返事は。」
 僕「はっ、はい、先生。」
えー、なんだろう?先生、怒ってる。僕は、社会科準備室へ行った。
 僕「せっ、先生、、、」
先生「なんで呼ばれたか、わかってるか?」
 僕「、、、、、、(俯いて黙っていた)」
先生「則夫、お前、この頃、朝自習、真面目にやってるか?」
 僕「えーと、、、(あー、なんかまずいことに、、、)」
先生「ちゃんとやってないな?則夫。」
 僕「(沈黙)、、、、、(俯いている、、、)」
先生「連絡帳出せ。則夫。」
 僕「(やばい)せっ、先生、父ちゃんには、父ちゃんには、、、お願いです。先生、
   かっ、勘弁して下さい」
先生「わかった、則夫。んじゃあ、先生の言うこと、聞けるか?」
 僕「せんせい、、(もう泣きそうな僕)」
先生「先輩からの手紙の通りに、厳しくお仕置きするから覚悟しろ」
 僕「えーー、せんせい、許して下さい」
先生「則夫、手を膝に乗せて、ケツだせーー、20発、ケツ叩くから反省しろー」
 僕「(先生の手には竹の棒が)せんせい、勘弁して下さい」
先生「よーし、10発追加だー。お子ちゃまには、ケツ叩きが一番だー。
   則夫、ケツだせーー。30発、ケツ叩きだーー。」
僕は先生に言われたとおり、手を膝の上に乗せてお仕置きされる格好に、、、。恥ずかしい。

先生「いくぞー、1発ーー(ビシーー)」
 僕「あうー、イテェーーー(ケツ押さえて飛び上がる)」
先生「こらーー、痛いの当たり前だー。ちゃんとケツだせー、あと29発だー。」
ビシィーー、バシー、バチーー、、、、(同じようなところに)バシーーー、、、
先生「12発、13発、、、、15発」
ビシィーー、バチィーーー、バシィーーーー、だんだんよけるようになる僕、、、
 僕「あっ、あっーーー、いてぇー、あうー、ごめんなさーーーい、、、」
先生「17発、、、、20発、、、、25発、反省しろよー」
バシーー、ビシィーーー、バチィーーー、痛さが増す、、、ケツいてぇーーー
 僕「いてぇー、あうー、あっーー、いってぇーー、あー、せんせい、許して下さい、
   いてぇーー、反省しました、あうー、いてぇーーー」
先生「26発、27発、28発、29発、最後、30発」
あーー、強烈な痛さ、、、いてぇーーー
 僕「いたっ、あっーー、いてぇーーー、勘弁して下さーーーーーーい」
30発、ケツ叩きが終わり、僕は、痛いケツさすりながら床に跪いた。涙、涙、、、
父ちゃんの手紙の内容は、学校で僕が悪いことをしたり、真面目に勉強していなかったら、
遠慮なくケツ叩きして厳しくお仕置きするように、ということだったのです。