遠い夏休みの経験・その後

旅行から帰った僕にとってポン君のお父さんからのお仕置きは忘れられない
経験となりました。
また、同じようにお尻を叩かれたいと思うのと同時に、もしかしたらまたポン
君が悪さをしてお父さんにまたお尻を叩かれているかもしれないと思うと、
妙な気持ちにもなったものです。
しかし、当然そのような機会があるはすがありません。
帰ってから1ヶ月くらいたったときでしょうか、日曜日父親と二人きりになった
ことがありました。僕は小さいとき母親から2、3回数発された記憶はあるのです
が父親からはお尻を叩かれたことはありませんでした。
ここで悪いことをしたらお尻を叩かれることになるかもしれない、と思いついたの
です。

1階の居間で父親はテレビを観ていたのですが、そこで僕は玄関の前でボール遊び
をしていた僕は、わざとガラスにボールを投げつけました。
「ガン!」、大きな音はしましたが、ガラスは割れません。やはりどの程度の
強さで割れるのかも分からなかったせいでしょうか、それとも緊張していた
のもあったのでしょうか、ボールは真っ直ぐ僕のところに跳ね返ってきました。
覚悟を決めて今度は、先ほどより強い力でボールを投げつけました。

「ガシャ〜ン!!」・・思っていたより大きな音を立ててガラスが割れました。
想像以上の大きな音に驚いていると、父親が飛んできました。
「何やってるんだ!すぐに入りなさい」の声のままに家に入ると、すぐに父親
は箒と塵取をもってガラスを片付けようとしていました。自分でやっていながら
僕も手伝おうとすると、「お前は危ないからいい。部屋に入ってなさい」と言わ
れました。

僕は部屋でしばらく待っていました。自分でしてしまったことについて少し興奮して
いたのでしょう。落ちつかなくて部屋の中をウロウロしていました。
「おい、こっち来い」の父親の声に急いで部屋を出ました。
すると割れたガラスの破片はすでに綺麗に片付いていました。「今度から気をつけろよ」
と言いながら父親はまた居間に戻りました。その声からは特に怒った様子は感じられま
せんでした。どこかホッとしながらも拍子抜けの感がありました。

居間に戻った父親はまた寝転んでテレビを見出しました。僕はその後姿にドキドキしな
がら声をかけました。このときが緊張のマックスでした。
「あのお父さん、ごめんなさい・・」
父親は顔だけ振り返り、「ああ、今後から気をつけろよ」と言ったあとすぐテレビの
画面に目を戻しました。
もう覚悟を決めた僕はすぐ続けて言いました。
「悪いことをしたんで、もしかしてお仕置き?」自分でも顔が赤くなるのを感じました。
すると父親は少し驚いた様子でこちらを向き、「何だ、お仕置きしたほうがいいか?」
と聞き返しました。
「いや、そういいわけではないけど」 父親は体を起こし、僕の方に向きました。
「そうだなぁ、今度したらおばあちゃんに来てもらおうか」
その言葉にドキリとしました。僕は以前一度だけ、近くに住んでいるおばあちゃん
からお仕置きをされたことがあったのです。それは畳にうつぶせにされ、お尻に
小さなもぐさを乗せられてお灸を据えられるというものでした。これはとんでもなく
熱くて辛いものでした。
もともと父親は子供のころ、このお仕置きをされていたようです。

僕はあわてて、「そ、それはいやだよ!」と大きな声を出しました。
「ならば、お尻でも叩こうか」と言われました。
父親は半分まだ本気にしていなかったようですが、その言葉に対して僕は迷いながら
も小さな声で「・・うん」と返しました。
すると不思議そうな顔で、「おい本当にするか?」と聞いてきました。今思えば当然
だと思います。
僕は「悪いのは僕だから」と以前使った言葉を出しました。そうして父親の方に体を
預けました。
やはり父親は驚いた様子でしたが、何も悪いことをしていないならともかく、ガラス
を割ったのですからお仕置きの理由はあります。よい、じゃあ少ししてやるぞ、とい
う空気になりました。

ポン君のおじさんの時と同じように正座した膝にうつぶせになりました。父親はお前も
もう重いなあと言いながら、少し腰を浮かせるように指示しました。
僕がいわれるままに腰を浮かすと、当然のように半ズボンとパンツに手をかけ、太もも
のあたりまで下ろしました。おじさんの時は、お尻を出すかを確認させられましたが、
今思えば、こういうことを平気でやれるのが実の親とポン君のお父さんとは違うところ
なのでなないかと思います。その代わりポン君は当たり前のように下ろされていたのかも
しれません。

あっという間に僕はお尻を出された格好になりました。またあの妙にスースーした
空気が腰から下を包みました。父親は僕を膝に乗せたまま、少し手を伸ばして目の
前にあったテレビの電源を消しました。
「じゃあお尻叩くからな、男の子なんだから我慢しろよ」
パチン!
「あっ、イ、痛い・!!」
パチン!
「痛い〜!」
パチン! パチン! パチン!
「ああ、痛いよ〜!」
父親は無言で、僕のお尻を叩きました。その強さはむしろおじさんより強かった
ようにも思います。
パチン!パチン!パチン!
「あっ・・あっ・・あっ・・」 僕は同じように足をバタバタさせて体をひねり
ました。少し膝から体がズレた体勢になりました。
「お前がしてくれと言ったんだろ?それとも本当におばあちゃんに来てもらうか?」
その声に僕は無理やり顔を後ろの父親の方に少し向けて、いやそれは嫌だからと
言いました。ならばまだ我慢しろと、左手で背中を押してまた体を完全にうつぶせに
させました。そして前よりも強い力で抑えられました。
パチン!
「・・くぅ痛い」
パチン!パチン!パチン!・・

ようやくお仕置きが終わりました。また同じようにしばらくハア−とため息をつき
ました。膝下まで下げられたパンツと半ズボンを父親がほら、穿けという感じで
たくし上げようやく僕は起き上がりました。
これでずいぶん懲りただろう、もうこんかことあせるなよ、という言葉をもらい
うんと言いながら僕は急いでお尻をしまいました。
その日はしばらくお尻が火照ったような感じでした。