<<話選択へ
(1/1ページ)
「いいかげんにしてよね!」
カサンドラは激高して叫ぶと、姉に掴みかかった。
神に命じられて世界の剣士を相手に互角に渡り合ったソフィーティアも、
その力を失い、ただの幸福な女性となった今では妹の勢いを止めきれなかった。
頭を脇に抱えられ、鍛えた腕でぎりぎりと締め上げられてしまう。
「全くどいつもこいつも二言目には乱暴者だの羞恥心ゼロだの言いたい事言って、
それもこれも全部姉さんのせいなんだから!」
「な、何言ってるの……? それ、私関係な……痛!」
「それに何よ、ヘパイストスも姉さんばっかり可愛がって、私には何にも力を貸してくれないでさ、
そんなに私の裸には魅力が無いって訳!?」
それは全くソフィーティアのせいではなく、単なる言いがかりも甚だしかったが
度重なる罵倒で理性を失った彼女にはもう関係無かった。
幼い頃からずっと優等生の姉と比較されてきた鬱憤も手伝って、
姉を締めつける腕の力は緩むどころかますます力強い物になっていく。
「いたい………おね……が、い……カサンドラ、や、め……」
悲痛な声で哀願する姉に、カサンドラは初めて姉に優越感を抱き、
もっと悲鳴を上げさせ、もっと優越感を抱きたいと思った。
「カサン……ドラ……」
しかしソフィーティアは最後にそう呟くとあっけなく気を失ってしまい、
いよいよこれからだと思っていたカサンドラは欲求不満を持て余してしまう。
「もうおしまいなの? 意外とあっけないのね」
ふてぶてしい視線でソフィーティアを見下ろしたカサンドラは、
姉のスカートがめくれて白い下着が見えている事に気付くと淫靡な笑いを浮かべた。
ソフィーティアが目覚めると、靴が目の前にあった。
それが妹の物であることに気が付いて、身体を動かそうとしたが、
両腕が後手にしっかりとくくられていて起きあがる事さえ出来ない。
「姉さん起きた?」
「これは一体どういうこと? 解いてよ!」
珍しく取り乱している様子のソフィーティアに満足を覚えながら、
カサンドラは手にした剣で姉の胸先を切り裂く。
豊満な胸の為に深い切り込みを入れ、
紐で支えていただけの上衣はあっけなくその役割を放棄してしまった。
「な、何を……」
窮屈そうにしていた乳房が開放された喜びに震え、その本当の姿を現す。
片手で掴みきれないほどの大きさのそれを、カサンドラは無造作に掴んだ。
「っ! お、お願い……やめて……」
愛撫などではない、加減も何も無い力で敏感な場所を握られて、ソフィーティアの顔が苦痛に歪む。
「なんで姉妹なのにさ、姉さんはこんなに大きくて私は小さいわけ?」
「し、知らな……いやぁっ!」
答えようとした所で乳首を潰されてたまらず悲鳴をあげる。
すっかり怯えた様子の姉に、カサンドラは嗜虐的な笑みを浮かべると、
もう片方の胸もはだけさせた。
結婚しているのに全く型崩れせず、色素の沈着も無い乳首を指先で摘み上げる。
「う……」
弱々しく反応するソフィーティアに、カサンドラは調子に乗って桃色の頂きを指腹で転がしはじめた。
「いや……ぁ……っん……」
すぐに指の中で大きく、硬くなりはじめた乳首を、引っ張り上げていく。
伸張の限界を超えた乳首が指から逃げ、乳房全体が大きく弾んだ。
「なんかたぷんたぷんって感じでいやらしいわね。いっつも旦那とどんな事してるのかしら。こんな風?」
そう言いながら、唇だけで挟み込み、赤子のように吸い立てる。
「それとも、こんな風?」
今度は口を一杯に開けて乳房を吸い、舌全体を使って舐め、転がし、唾液をまぶす。
「あ……あ……ん……、っう……ふっ、ん……」
自分の一挙手ごとに嬌声を漏らす姉にカサンドラが飽きる事無く愛撫を続けていると、
突然舌に熱い物が絡んできた。
驚いて顔を離すと、乳首の周りに白い液体が滲んでいる。
それが何か気付いたカサンドラが指で先端を軽く摘むと、
赤子がねだっていると勘違いしたソフィーティアの身体が母乳を吐き出した。
「なんだ、大人しそうな顔してやることやってるんじゃない。
そりゃそうよね、こんなに大きいんだもの」
「い……や……」
普段赤ん坊に乳を与える時はカサンドラが見ていても平気なのに、
カサンドラに乳を吸われる異常さがソフィーティアの心を羞恥に染め上げる。
「これってずっと吸ってたらおっぱい小さくなるの?」
「し、知ら……ない……わ……」
「じゃ、試してみようかしら」
「い、いや……んっ、っ……あ……ん……」
嫌がる姉に興奮したカサンドラはソフィーティアの身体にのしかかり、激しく乳房を吸いはじめた。
心は否定しても本能はソフィーティアの身体を感じさせ、子の為に乳を生み出し、
もっと子に吸わせようと乳首を硬く尖らせる。
我が子よりも技巧に満ちた口技で責められたソフィーティアは、
いつしかはばかる事無く淫らな声を上げはじめていた。
姉の身体から分泌される白液は決して美味しいものではなかった。
それでもカサンドラは我慢して吸い続けていたが、それもやがて飽き、顔を離すと、
口の周りを白く塗ったまま、姉の顔を覗き込んだ。
「もう……いいでしょ? 今なら許してあげるから、お願い……解いて」
カサンドラは実際そうするつもりだったが、許してあげる、
というソフィーティアの言い方が気に触った。
姉の身体をうつぶせにさせ、スカートをまくりあげ、母性を象徴するような大きな尻と、
それを控えめに包む下着を露出させる。
「きゃっ! な、なに……?」
「いい歳してこんな短いスカート履いてさ、恥ずかしくないの!?」
「そ、それは私のせいじゃ……」
「じゃあ誰のせいだって言うのよ!」
カサンドラは答えに詰まってしまったソフィーティアを嘲るようにそう言うと、下着をずり下ろした。
下着の色とさほど変わらない真っ白な双臀がこれからどうなるかを考えて
思わず舌なめずりをしてしまう。
「もう……許して……」
頭上高くに腕を振り上げ、思いきり打ち下ろした。
皮と肉がぶつかり合う、乾いた音が辺りを圧して響く。
「かはっ………!」
ソフィーティアは悲鳴さえあげる事が出来ず、口から多量の息と涎を撒き散らして悶絶した。
「まだ、こんなもんじゃないんだから!」
もはや姉の状態も目に入らず、ただ一撃毎に赤く染まっていく尻のみを見据えて
カサンドラは幾度も手を打ち下ろす。
容赦の無い手が尻を捕らえる度、ソフィーティアの身体が反りかえり、
声にならない苦痛で懸命に許しを乞う。
しかしそれは、既にカサンドラにとって興奮を促進させるものでしかなく、
ソフィーティアは哀れにのたうち回る事しか出来なかった。
巨大な丘が双つとも夕日のように赤く染まった頃、ようやくカサンドラはその手を緩めた。
ソフィーティアは微動だにせず、気を失っているようにも見える。
しかしカサンドラは気にした風もなく姉の身体を仰向けにすると、
腰を抱えあげて秘所を眼前に持ってきた。
ぐったりとされるがまま肩にのしかかる足を抱え込み、
乳首と同じく全く型崩れを見せていない陰唇にいきなり奥まで指を入れる。
「ひっ……! いや、いや……!」
荒々しく体内に侵入してきた異物に、ソフィーティアは強引に意識を取り戻させられてしまい、
新たな責め苦が彼女を苛む事になった。
「こっから赤ちゃんが出てきたんだよね。凄いよね、あんな大きなのが出て来るんだから」
そう言いながら指を無遠慮に動かし、ソフィーティアの肉壁の全てを抉っていく。
もう恥ずかしいと思う事さえ出来ず、妹の指が荒々しく膣を犯す度、
いまや甘い声で続きを促すのが彼女に出来る全てだった。
「あふ、そこ……もっ、と……いい、いい……っ、い……!」
初めて耳にする姉の淫声に、カサンドラも鼻息荒く指先をねじ込む。
限界まで押しこみ、そこで手首を返すと、指を包む淫肉が一斉に蠢き、
カサンドラの指を締め上げた。
「いや……だめ、も、出ちゃ……う……!!」
堪える暇もなくソフィーティアは絶頂を迎え、あろう事か小水まで放出してしまう。
鼻をつく匂いの黄金色の奔流が噴水のように吹き上げ、ソフィーティアの身体を汚していった。
長い間続いていた放尿もようやく終わり、最後の滴が彼女の神々に愛された身体を伝って行く。
姉の体内から指を抜いたカサンドラは、凄まじい締め付けに辟易したように手首を振ると、
汚水で汚れたソフィーティアの身体を無造作に押し退け立ちあがった。
「ふぅ、すっきりした。それじゃね、姉さん」
自分の足元で力無く横たわっているソフィーティアに、嘲るように言葉を残してカサンドラは立ち去った。
しかし、数歩歩いた所で、突然凄まじい力で頭を掴まれる。
「ね……ねえ、さん?」
他に誰も居ないのを知りながら、なお別人であることを祈って恐る恐る尋ねるカサンドラに、
ソフィーティアは清々しいほどの声で答えた。
「ヘパイストスに授けられた力、見せてあげるわ」
いつどうやって回復したのか、凄まじい腕力で頭を締め上げる姉に、
カサンドラは今更恐怖を覚えたが、もう遅すぎた。
ソフィーティアは流石に姉妹だけあって、
寸分違わぬ格好で妹の頭を抱えると、全く同じ場所に拳を落とした。
しかし見た目は同じでも自分で言った通り一度は神に愛され、
更にパン作りで鍛えた腕力は比較にならない破壊力でカサンドラの頭蓋を襲う。
「痛たたたたたた! わかった姉さんごめんなさいもうしません許してー!」
「あら、さっき泣いて頼んだのに許してくれなかったのは何処の誰かしら?」
鈍い音がして、もがいていたカサンドラの身体から急速に力が抜け、その場に崩れ落ちた。
指先が痙攣していて、かろうじて生きてはいるようだったが、
自分のそれよりもわずかに淡く、ソフィーティアが密かに嫉妬さえ覚えている、
美しい金色の髪に包まれた頭部の一部が心なしかへこんでいるようにも見える。
「やりすぎちゃったかしら」
ソフィーティアは起きあがる気配の無い妹を困ったように見下ろしていたが、
小さく舌を出すとその場で一回転してそう呟き、悠々と立ち去っていった。
<<話選択へ