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某月某日 晴れ

明日は再び仕事があるので、その予定の航路をまわる。
でも、先輩は自分に回ってくる仕事をさらに私に回してくるなんて、いいんだろうか。
指名じゃないからいいんだよ、とか言ってるけど。

アテナも明日は自分で漕ぐ機会があるそうなので、出来るだけ指導してみた。
とはいっても今でも油断すると頭ぶつけてるし、大丈夫だろうか。
アリシアは昼前から一旦練習を抜け、午後にまた戻ってきた。
ますます練習の時間が減りそうな感じがするけど、大丈夫なんだろうか、と思う。

なんだか慌ただしいまま一日が終わった。
明日はどうなるだろう。

某月某日 晴れ

午前中は2件の予約をこなした。
どちらも先輩が受け持つはずの分を、白い舟を使ってやることに。
先輩は大丈夫だと言ってたけど、どう考えても叱られそうな気がする。

1件目・2件目とも家族連れで人数も多く、舟はとても重たかった。
自分は漕ぐのに必死で、案内は添乗した先輩が受け持ってくれた。
一人前はこのぐらいざらだぞ、と終わった後の昼食で先輩は笑いながら話していた。
たしかにあの重さを一日中支えるのは大変な仕事だ。

午後はいつもの黒い舟で営業。予約は当然ないので街を巡りつつ客を探すが、やっぱり片手袋じゃ乗ってくれる人はいない。
それでも2件はできた。そのうち1件は地元のおじいさんと犬。

地元の人相手にどういう案内ができるか悩んだが、散歩ついでに乗るのも面白いもんだな、と言ってくれたのが嬉しかった。ちなみに犬は先輩と戯れまくり。
たぶんアリシアなら一日潰せそうな、そういう楽しさが分かった気がする。

某月某日 雨

朝から曇り空かと思っていたら雨が降り出し、夜も降り続いている。

降り出した雨で予約のキャンセルが相次ぎ、先輩も暇が出来たというので部屋に誘われた。
早速話したのは昨日のこと。やっぱり叱られちまったよ、と。でも注意されただけらしい。
だから今後もお前に頑張ってもらうぞと言われた。ていうかサボりたいだけなんじゃ。

今日は一日中、先輩と話をして終わった。
歌の練習すらしなかった雨の日は久しぶりかもしれない。

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