「やあヴェイグ、早くこっちへおいでよ。」

扉を開けるとそこは、アフタヌーンティとピーチの香る、素敵な英国空間でした。

「………。」

ぱたん。←扉を閉めた音
すぅー……はぁ。←深呼吸
がちゃ。←また開けた

「どうしたんだい、ヴェイグ?もしかして照れているの?ははは、可愛いなあー★」

ばたん!←急激に扉を閉めた音

(な……なんだあれは?!何が起こった?!)

今日の宿はそれなりにでかい。
オフシーズン(?)ということもあり、比較的大人数のヴェイグご一行だが一人一部屋を取る事が出来た。
ここ最近は野宿ばかりだったので、さっさと部屋に行って寝てしまおう、と若者らしからぬ枯れた思考でヴェイグは自分に割り振られた部屋を開けたのだ。
しかしそこは安息の地ではなかったらしい。

ガチャ。
「どうしたんだい、ヴェイグ。折角いれた紅茶が冷めてしまうよ。」
「ッ……?!」

いきなり扉が開いて、尚且つそこから覗いていたのが喜色満面のサレだったのだから、……ヴェイグの驚き、推して図るべし。

最近、サレはこうしてヴェイグの前に姿を現すことが多い。
しかもピーチパイの手土産とともに。
ソレがあんまりにも頻繁に起こるものだから、ヴェイグの警戒は少しずつ薄れてきていた。

サレが少し強引にヴェイグを部屋に押し入れる。
部屋は、紅茶とピーチの美味しそうな香りが、相変わらず漂っていた。
サレは見事な仕草で椅子を引き、それにヴェイグを座らせた。
目の前には、とても美味しそうなピーチパイ。
この状態のサレは、ヴェイグが大人しく目の前のご馳走を片付けないと帰らない。
深めのため息を一つついてから、ヴェイグはパイを一口頬ばった。

「ねえ、ヴェイグ。オイシイ?」
「………ああ。」

ポプラおばさんのピーチパイには、劣るけどな。
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あー、サレヴェイ飢えてます。サレヴェイーっ!
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