無自覚症状


「ふんぎゃーーーーーーーーーーーー!!」
まるで猫の仔の悲鳴のような耳を劈く声に、東方司令部の執務室の面々は顔を見合わせた。
「・・・なんだぁ?」
「鋼の大将の声だったみてーだが・・・」
その子供は確か隣の上官の個室で査定の書類を待っていたはずだ。本日はサボり癖のある上官の手綱を取る優秀な副官は休暇。弟のアルフォンスは買出しに行くと言うそのリザ・ホークアイに付き合って荷物もちをしに行った。詰まるところ隣室にはロイ・マスタングとエドワード・エルリックの2名しかいない筈で、先刻の悲鳴はその隣室から聞こえたのだった。
「ど、どうしましょう?」
こんなとき真っ先に現場に向かうのは普段ならばリザの役目であるため、いざリザのいない状況となると全員が二の足を踏んでしまう。
とは言えエドワードがあれほどの悲鳴を上げたことはこれまで記憶に無い。放って置くわけにも行かず、ジャン・ハボックは立ち上がった。
その瞬間、隣室に続くドアが勢いよく開け放たれ、ジャンの腕の中に金色の小動物が飛び込んできた。
「うぉ?!た、大将??」
ジャンプして胸の辺りに飛びついてきたエドワードをよろけながらも何とか抱きとめ、左腕で抱きかかえたまま右手で後ろ頭を撫でてやる。
ジャンは割と子供に懐かれる性質で、田舎にいた頃は似たような目にも何度もあったことがある。ので慣れてはいるのだが、エドワードがこういう行動を取ったことは今まで一度も無かった。
「大将?どうした?」
ぽんぽん、と背中を叩いてやって、ふと違和感に気がつく。エドワードは普段はどんなに暑くても人前では上着を脱がない。機械鎧を見られたくないからなのだろうが、そのエドワードが上着を着ていない。しかも常にパンツの中にすそを入れているはずのタンクトップがはだけている。
「・・・」
少し落ち着いたらしいエドワードが、しがみついていた腕を少し緩めて顔が見れるようになった。
完全に眉がハの字になってしまっている。
まさかと思って視線を落とせば、エドワードのベルトのバックルは外され、パンツの前はくつろげられていた。
「・・・まさか、襲っ・・・!」
状況から洒落にならない事態が推測でき、ジャンはエドワードを抱えなおした。
「あーよしよし。怖かったなー」
宥めるように背中を擦ってやると、エドワードの腕が再びジャンの首に回された。
ロイはエドワードを口説いているのだが、まったく相手にされていなかった。というより口説いていることを信じてさえもらえないでいた。どうにかして信じさせようとして、そのまま勢いあまってと言うところか。
「少尉ぃ・・・」
「もう大丈夫だからなー」
勢いあまるにしてももうちょっとやり方を考えろと言いたくなる気もしないでもないが。
大体あの男がそこまで下半身が切羽詰っていたとは思えない。先日だってジャンが通いつめてようやくデートの約束を取り付けたパン屋の女の子をあっさり横から掻っ攫っていったのだ。本命がいるくせにと苦情を言えば、私が振り向いてもらえないのにお前が幸せになるのは許さんとか、大体鋼のは私じゃなく何故お前に懐いているのだ納得がいかん、こうして世の女性に判断を委ねれば私のほうがいい男であるのは一目瞭然であるのにとか、わけの分からない八つ当たりをしてくれた。
「アイツ変態だっ」
「うんうん。変態だなー」
「いくらなんでもそれは上官に対して不敬だとは思わないのかねハボック少尉」
エドワードがビクリと硬直する。
「別に大将は『アイツ』が『誰』かなんて言ってないんで上官かどうかわかんないっすけどね・・・ってああ、そのツラ見てよーく分かりました」
ロイの左頬には見事なもみじ。大きさから言って確実にエドワードのものだ。左頬についているということは機械鎧の手でびんたされたということだろう。
「ならば鋼のをさっさと渡したまえ」
「っぎゃーーーーーーーーっ!!!こっち来んな変態ーーーーーーっ!!!」
伸ばされたロイの手をかわそうと必死のエドワードがジャンの身体をよじ登り始める。
「痛っイテテテテテ!!大将!落ち着け登るな!!渡さねぇから!!」
無理矢理よじ登られるジャンはたまったものではない。
猫さながらにジャンをよじ登ったエドワードは、頭を乗り越えて背中側に滑り降りた。そのままジャンの腰にしがみついている。
「渡さない?」
「どー見ても洒落にならないことをしたようにしか見えませんのでね。ここで引き渡すほど鬼じゃないんで」
「軽いイタズラだったのだがね。大体上司の執務室で熟睡する鋼のだって褒められたものではないだろう」
「い・・・イタズラだとぉ!?」
噛み付くように怒鳴ったエドワードに、ジャンも内心で同意した。これだけ怖がらせておいてイタズラですむわけが無いだろう。
ジャンにとってはエドワードは歳の離れた弟のようなもので、結構可愛がっていると自分でも思っている。そのエドワードをここまで怖がらせて、黙ってはいられない。ついでに先日パン屋の子を取られた恨みもかねて意趣返ししてやろう。
「大体大佐この前オレから奪ったパン屋の子はどうしたんすか?付き合ってる人がいるならイタズラでもそんなこと他の人間にしちゃいかんでしょうが・・・。まさかオレから取るだけ取っておいて付き合わないでポイ捨てしたなんて言いませんよね?」
左頬にもみじの跡をつけたままでも嫌味な笑顔を絶やさなかったロイの表情が、あからさまにビシッと凍った。それはそうだろう、本命に聞かれるにはまずすぎる話だ。
「少尉、何それ?」
「ハ、ハボック!!」
話の内容に興味を持ったらしいエドワードに、慌ててロイが口止めに入る。だがジャンはロイの制止を華麗にスルーして見上げてくるエドワードに哀れっぽい表情を作って見せた。
「大将、聞いてくれよ〜。駅前のパン屋のアルバイトに可愛い子がいてさ、俺一ヶ月通いつめてようやくデートの約束取り付けたんだよ。なのにデートの当日待ち合わせ場所に大佐が来て、いきなりその子ナンパしてんの。俺の目の前で。そんでそのままお持ち帰りで、俺とのデートキャンセルだぜ?俺の立場はどうなんのよ?って感じだよな」
エドワードがロイに白い目を向ける。
「サイテー・・・」
「ま、待ちたまえ別に彼女のことは本気ではなかったんだ!」
「尚更悪ぃな。そんないい加減な気持ちで周りの人間傷つけて平気なんだなアンタ?」
「い、いや・・・大体彼女とハボックは付き合っていたわけでも無くてだな、それは彼女にも確認して・・・」
「そんな付き合う気でもなくアソビで口説いたりとかいつもやってんだ?」
「おう、取られたのパン屋の子だけじゃないぜ?花屋の子にレストランのウェイトレスに病院のナースに・・・、」
「余計なことを言うなハボック!!」
あからさまにうろたえているロイにジャンは内心で舌を出した。少しくらい俺の気持ちを味わえ。
「なんだ、いっつもそうなのか。どうやって断ろうか真剣に悩んで損した。オレにうだうだ言ってくるのもどうせアソビだろ」
「ち、違う鋼の!私が本気で想っているのは君だけだ!!」
「あっそ。んなこと言いながら平気で他の人間も口説ける程度だろうけどな」
エドワードがふいっと顔を背ける。ロイがジャンに恨みがましい視線を向けた。
「あ、あのう・・・」
ようやく会話が途切れたところに、恐る恐るケイン・フュリーが口を挟んだ。
「大佐、その顔は早く冷やしたほうがいいと思うんですけど・・・」
「いや、しかし・・・」
ロイがエドワードに視線を向ける。エドワードはジャンの腰にしがみついたままだ。
「大分腫れてきてますぜ?明日ホークアイ中尉が出勤してきて、その理由を聞かれたら困るんではないっすかね」
ハイマンス・ブレダもフュリーの後押しをする。リザはエルリック兄弟のことをかなり可愛がっている。ロイの取った行動を知られたら射撃の的になることは間違いない。
う・・・とロイは小さく呻くと、部屋に冷たいタオルをお持ちしますから、とフュリーに促され、しぶしぶ自室へ戻っていった。
「大将?もう大佐いねーぞ?」
背中からしがみつかれている為、いつものように頭を撫でてやることがでできず、腹の辺りに回されている手を軽く撫でてやる。と、その手が少し震えていることに気がついた。
確かにタンクトップ一枚では少し肌寒い気温だが、何も震えるほどではない。意地っ張りのエドワード本人にそれほど怖かったのか、なんて聞いても絶対に頷くことはないだろうが。
「フュリー、あっちの部屋行ったらついでに大将の上着も持ってきてくれや」
「あ、はい。分かりました」
洗面器とタオルを持って部屋を出ようとしたフュリーに回収を頼むと快くフュリーは引き受けた。おずおずと腰に回されていた手が緩められるのを感じて、ゆっくり振り返って膝をつく。
「少尉・・・?」
「服直してやるから。じっとしてろ」
「いいよっ、自分でできるからっ」
「まぁまぁ、いいからいいから」
まだ少し震えている手では、ベルトのバックルを止めるのは難しいだろう。タンクトップを整え、パンツの前を閉めてベルトのバックルを止めてやる。一通り身づくろいが終わるとフュリーが戻ってきた、がその手にはエドワードの上着はない。
「その、大佐が・・・本人が取りに来いと・・・」
「あぁ?」
「す、すみませんっ!」
眉をひそめたジャンにフュリーが慌てて頭を下げた。
「いや、お前は悪くねーけどな。あの人も往生際の悪い・・・」
エドワードは唇を噛んでうつむいている。ロイの執務室に入りたくないのだろう。
「ブレダ、俺のロッカーからYシャツ出してくれ。クリーニングしてあるやつ入ってるだろ?」
丁度ロッカーの前にいたブレダに頼むと、Yシャツを投げてよこされた。そのシャツをエドワードの肩にかけるとエドワードは不思議そうに顔を上げた。
「今日はコレ着ててくれ。明日ホークアイ中尉が来れば大佐もんな駄々は捏ねないだろ」
「あ、でも・・・。オレ機械鎧だから、白いシャツはグリースで汚れる・・・」
「そんなん気にしねーでいいって。シャツなんか洗えばいいんだよ洗えば」
頭を撫でるとエドワードは素直に頷いてシャツの袖に手を通した。
「・・・デカイ」
ぼそりと呟いた声に視線を向ければ、シャツの袖が15cm以上あまっている。不満そうな顔に苦笑しつつも袖を捲ってやると、ぶつぶつ言いながら反対側の手も差し出してきた。
「寒くないか?」
「・・・おう」
少し頬が赤いのは世話を焼かれることに照れているのだろう。
「それにしても大将、いつもなら大佐の執務室で眠ったりしねぇだろ?今日はなんだってまた居眠りなんかしたんだ?」
「昨日ちょっと徹夜しちまって、すげー眠かったんだよ。大佐にオレの書類さっさと寄越せって言ってもすぐ終わるからちょっと待てちょっと待てって言いながら全然終わんねーし、それでついうとうと・・・」
エドワードは言っている傍から眠そうに目をこすっている。
「目が覚めたら服は脱がされてるわ、大佐の顔ドアップだわ、口の中に何か・・・大佐の舌?入ってるわ、何か変なとこ触られてるわ・・・大佐重くて身動きできねーしで・・・」
眠そうにつらつらと発された言葉にその場にいた全員が凍りつく。
「・・・殴られて当然だな」
「そう・・・ですね・・・」
「ホークアイ中尉が聞いたら射撃の的どころか完全に銃殺刑だぜ・・・」
「大佐・・・眠ってるエドワード君になんてことを・・・」
4人が一斉にため息を吐いた事は意に介さず、エドワードが膝をついたままのジャンの肩にぼふっと顔をうずめた。
「ねーむーいー」
「あっおいコラ大将!俺を枕にして寝るんじゃねぇ!」
「やだ。寝る」
ロイが視界から消えて安心したことで急激に眠気が襲ってきたのだろう。今にも夢の国に旅立ちそうだ。
「ハボ、そのまま寝かせてやったらどうだ?さっきの話だとそんなヤバイ状態になるまで目を覚まさんくらい寝汚いらしいし、仮眠室なんかに一人で放り込むほうが心配だ」
「・・・まぁ、そうかもなぁ」
ブレダの指摘も尤もだ。男の比率の高い軍部に置いて、そういう趣味を持っている人間は結構な数に上り、ロイを除いてもエドワードにそういう意味で目をつけている人間は少なからずいる。
とは言え床に膝をついている体勢でいきなり寝こけられても困る。それにシャツを着せたとは言え眠るにはそのままでは寒いだろう。
「大将、せめて椅子まで移動してくれ。ここで寝られると仕事もできねー」
ゆさゆさとエドワードを揺さぶると、少し身体を離したエドワードが据わった目でジャンを見て、手を伸ばした。
「運べ。んで枕になれ」
「マジッスか・・・」
別に重くもないし構わないと言えば構わないのだが、ソファで一人で寝る気はまったく無いらしい。
しょうがないと諦めて抱き上げれば、そのまま肩にすりついてくる。
「あー大将、もう少しだけ我慢してくれや」
「うう〜〜〜〜」
エドワードを抱きかかえたまま自分の席に座り、エドワードに少し上体を起こさせてジャンは上着を脱いだ。その上着でエドワードを包んで、左肩に寄りかからせる。
「ほい、おやすみ」
「おやすみぃ〜・・・」
あやすように腰の辺りをぽんぽん叩いていると、5分もしないうちにエドワードは安らかな寝息を立て始めた。
「安心しきってますね」
感心したように覗き込むファルマンの言葉を受けて、ブレダが苦笑いする。
「さっきあんな目にあったばっかなんだから、もうちょっと警戒心があっても良さそうなもんだがな」
4人分のコーヒーを持ってきたフュリーも参戦する。
「ハボック少尉の人徳ですかねぇ」
「俺かよ!」
「だってさっき、エドワード君迷わずハボック少尉に飛びつきましたよ?」
「そりゃ俺が立ってたから・・・」
コーヒーをずずず、とすすったブレダが冷やかすように笑った。
「中尉とかアルが居ないからってのはあるかもしれんが、男に襲われかかった直後に男に飛びつくのは人畜無害だと思われてる証拠じゃねーのか?」
「・・・微妙な言い方すんじゃねぇブレダ」
男が人畜無害と言われて喜ぶわけが無い。まぁ男に襲い掛かる男だと思われているとか言われるよりはマシだが。
「じゃ無きゃここからも逃げ出すほうが自然だろ。まして俺らは鋼の大将から見れば大佐の部下って人種に分類されるんだろうしな」
話題の中心の本人は、むにゃむにゃとなにやら幸せそうな寝言を呟きながらジャンの胸にすりついている。
その幼い仕草に苦笑しつつジャンは煙草に手を伸ばしかけ、ふと思い立ってその手を引っ込めた。
「吸わないのですか?」
驚いたようなファルマンに苦笑してみせる。
「この状態じゃ大将にモロに煙かかっちまうしな。ま、ちょっとくらい我慢すっか、とな」
「・・・かーーーーー・・・。お前本当に鋼の大将には甘いな?」
呆れたようなブレダにそんなんじゃねぇよ、と返しつつ、ジャンはエドワードの前髪をかきあげた。強い意志を宿す瞳を閉じればその顔はまだまだあどけなく、頬は瑞々しい。
と、突然ブレダとフュリーとファルマンが一斉に立ち上がった。
「な、何だぁ?」
「見回りいってくる」
「た、大佐の洗面器の水をそろそろ替えないと・・・」
「資料室に行ってきます」
ぞろぞろと連れ立って出て行く同僚に首をひねるが、一体何がそのきっかけになったのかが分からない。
「ま、いいか」
ドアが閉じられたのを見て再びエドワードに視線を戻す。
人畜無害、と言われるのは嬉しくないが、この少年が安心して頼れる存在であると言うことについては素直に嬉しいと思う。いつも無理や無茶ばかりしているのを見てハラハラしている分、余計にだ。
実際に本気で戦闘行動を起こせばエドワードの方が強いだろう。こんなに小さくても国家錬金術師なのだ。それは十分理解している。
けれどどうにも庇護欲を掻き立てるのだ、この小さな金色の猫は。
「少なくとも俺の膝の上に居るうちは誰にも邪魔はさせないからよ。今はゆっくり眠れよ、大将」
ジャンはエドワードの額に軽く唇を触れさせた。



「「「ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・」」」
執務室の扉の外で、3つの人影が一斉にため息を吐いた。
「いい加減進展しませんかね、あの二人・・・」
呆れたように呟いたのはフュリー。
「人畜無害と言われたのに反応したということは、無意識ではあれやはりそういう感情があるのだと思いますが」
改めて再確認したらしいのはファルマン。
「今更だろ。あんなデレデレのツラで大将の寝顔見てるんだ。本人に自覚が無いってことの方が異常だな」
バリバリと頭をかきながらブレダがその意見を肯定する。
「やっぱりハボック少尉は自覚していないんでしょうか?エドワード君がそういうことに疎いのは分かるんですけど・・・」
「相手の感情に気づいていないと言うならともかく、自分自身の感情にすら気がついていないと言うのは・・・」
「ハボの鈍感も筋金入りだ。奴ぁ一番肝心なことにはいつも気がつかないからな。大体大将への感情に気がついてたら大佐への意趣返しに自分の振られ話はつかわねぇだろ」
そして再び3人そろってため息を吐く。
「周りから見れば十分カップル・・・と言うか・・・」
「バカップルの域だな」
「ですよねぇ・・・あれで本人たちに全く恋愛していると言う自覚が無いなんて・・・」
「正直言いますと、時々大佐がハボック少尉に嫌がらせをするのも無理は無いと思うんですよ。アレを無意識に見せ付けられるのは辛いでしょう。わざとだと言われるのならば敵意の向けようもあるのでしょうが・・・」
「しかし大佐も大将を狙ってるんなら、下手にハボの狙ってる女なんかに手出すよりハボとどこぞの女をさっさとくっつけちまった方が都合はいいはずなんだがな。嫌がらせ優先しちまうあたり大人気は無いな」
そして互いの顔を見合わせて。
「しかし成立してくれた方がいいのか成立しない方がいいのか判断に困るところではありますね」
「上手くいってくれれば、あんな無意識のラブラブオーラに当てられなくても済むと思うんですけど?」
「ラブラブオーラ、ってフュリーお前・・・ま、言い得て妙ではあるけどな・・・。しかし上手く行っちまうと大佐はどうするよ?って問題もあるしな」
「そのラブラブオーラと言うのも緩和されるどころか発展する可能性もありますね」
「ホークアイ中尉の言うとおり、結局見守ってるしかないってぇことか?それまでこの状態かよ。勘弁して欲しいぜ全く・・・」
そして3人は再び盛大にため息を吐いて、思い思いの場所に散っていった。







↓のバナーを見て思わず爆笑し、そのまま勢いで話を書いてしまいました。
この話、ちゃんとカップル成立するまで続きます。


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