少女は気づいたときにはすでに両腕、両足が無かった。
どうやら何かの罪で、このような仕打ち「罰」を受けていることは「幼心」にわかった。
逃げるにも逃げられない。なぜ、このような状況になったのか、少女はわからない。
だから、少女は「私は生まれついて四肢がないのだ」と思いこむことにした。
うっすらと思い出すとてもとても幼い日、立った、走った、そんな記憶は夢だと必死で思いこんだ。
いつの間にか…そう、まさに「気がついた」ら、男達の暴力の矛先になっていた。
バランスをくずし転ぶと殴られ、そして、髪を乱暴に引っ張りあげられ、また元のように無くなった
足の付け根で起立させられた。
恐怖と、引きつった尻の筋肉のせいで少女は常にガタガタと震えていた。
その震えか、巫女服の下は普段の着こなしからは考えられない、腰の位置辺りまでだらしなくずり
下がっている…それが、ますます、地流のものどもの被虐心を煽った。

目の前のオヤジが少女に唾を吐き、「天流…くずめ!」と罵りながら少女の性器を乱暴に嬲る。
「タイザン部長のわからずやぁあああ!!」時には地流のストレス発散のための生きるサンドバックにすらなった。
ナズナと呼ばれていた少女は、記憶をなくし、なぜ犯されるか、何もわからず、ただひたすらに責め苦に耐えつづけた…。
唯一、彼女が幸福であったのは見せしめのため、ミカヅチグループの社員決起集会の場で四肢を切断された
壮絶な記憶が無い、ということだけだ。
日本に住む、1O才の少女としてはあまりにも惨めな人生だった。
「おじちゃん、やめて…よ…う…」
暴力に耐えながら、式神を失う前の背伸びした頃からは想像もつかない幼い口調でナズナは哀願し続けた。
理解できない罪、直面している、罰。
それは…永遠に続いた。
”彼女”という世界が終焉を迎えた日まで…