「っはぁんっ」
可愛くあえぐフレイの声が嫌いなわけではない。
ただ、もっといろんな顔が見たいだけ。
ねぇフレイ、試してみてもいい?
耳元でそう低くささやくと、キラは驚いて顔を上げたフレイの唇を塞いだ。
くびれた腰を少し強めに引き寄せると、指先が肋骨の形を知覚する。
そのまま下に滑り落ちるように身体のラインをなぞり、丸くて滑らかなしりの部分に辿りつくと、キスに陶然となっていたフレイの舌がぴくりと動いた。
キラが何を言わんとしているのか気づいたのだろう。
うそ、とやや青ざめながら慌てて身体を離そうとするのを、逃がさないようにキラは片手で抱きしめてもう片方を目的の場所に潜り込ませる。
「だめぇっ、そこは違っ……はくぅっ!」
フレイの制止を無視してキラは人差し指を進めた。
キラだってもう16、そういった知識もあるのだ。
信じられない何するのと訴えてくる目、それすらもいとおしくて、キラは己の末期ぶりを思い知る。
身をよじってキラの指から解放されたがっているフレイがこんなにも。ああ、相当重症だ。
「いやぁ、キラ、お願いやめて! いや、いやぁ……」
苦しさに涙を浮かべるフレイの目元を舐め、キラは後ろから支える腕に力を込めた。
指を抜くと、ほっと安心したようにフレイが息を吐く。
その身体を、支えながら少し後ろに傾けると、不安になったのかすがるようにこちらを見てきた。
ごめんと心の中でわびて、キラはぐっとあごをひく。
曲げた足と足の間にある濡れた場所、そしてさらにその向こう。
キラは息をひとつつくと、フレイの体重を自分の上にかけさせた。
「っあ、あ、いたい、ねぇキラ、いたい!」
声を上げ、涙でにじんだ色彩でフレイがキラを責める。
ぎゅう、と締め付けられてキラは小さく掠れた声でうめいた。
予想はしていたが、きつい。
「そ、んなの入らな、無理よ」
フレイはキラの肩に救いを求めてなんとか体重を移動させようと懸命になっている。
その間にも、キラはフレイの中を進んでいく。フレイの息がせっぱつまってくる。
「うっく、ふ、抜い、て……っあ」
懇願されても、もう手遅れだ。
「やぁっ……もぉ」
キラの胸を押しのけようとするフレイの腕の力も強い。
そんなにつらいのだろうか、とキラは少し哀しくなる。
それはとても自己中心的な哀しみなのだけれども、自分がこんなに気持ちいいことを、彼女は嫌がるのだ、ということが
キラの胸に今更ながらに後悔の念を呼び起こす。
無体を働いているという自覚はあるのだ。
それでももうしばらくの間、我慢をしてもらおう。後でいくらでも謝るから。
キラはゆっくりと、腰を動かした。




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