ねえアスランちょっと聞いてくれる?
相談があるんだけど……、え、「いい」?
ありがとうアスラン、君ならきっとそう言ってくれると思ってた! さすが僕の親友なだけあるね!
あのね、最近カガリとどう? ……きったないなぁ、コーヒー噴かないでよ。
別にたいした意味で訊いたわけじゃないんだから。っていうか社交辞令だしさ。
だってまだキスまでしかいってないってことはちゃんと知ってるからね。
え、誰に聞いたのかって、やだなぁアスラン、そんな細かいこと気にしなくてもいいじゃないか。
ただでさえやばい生え際をこれ以上後退させる様な真似、わざわざ自分からすることもないと思うけどなぁ。
……なに泣いてるの? まぁいいや、早速本題行くね。
あのさ、フレイのことなんだけど。ちょっと、どこ行こうとしてるのさ?
種も第2シリーズ始まって、まあ残念なことにフレイはいないんだけど、回想シーンぐらい欲しいよね。
前のバンクじゃなくて、撮りおろしのやつ。そう、新カット!
その場合、どのへんまでなら許されると思う?
DVD総集編までとはいかなくても、やっぱりああいうシーンははずせないと思うんだよね。
どこまで思い出していいのかなあと思って、僕。
「やっぱり身体目当てなのかしら……」
目の前の赤い髪の少女のせりふに、カガリは口に含んでいたコーヒーをぶはぁっ!と噴き出した。
「きったないわね、コーヒー噴かないでよ」
お前のせいだろ、と思いながらもカガリは言った。
「お、お前、いきなり何を言い出すんだ!!」
「何って、男って一度しちゃうとそれしか考えられなくなるのかしらって」
平然としゃべるフレイに、カガリは顔を真っ赤にしながら口をパクパクさせた。
「気をつけたほうがいいわよ、カガリも」
「は?」
「簡単に許しちゃダメよ」
「な、なんの話だっ!?」
「種運命についてのアドバイスを」
「そんなアドバイスはいらん!!」
ビデオ撮ったけどまだ見てないです。
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