豆鍋さんからまたしてもキョン子の縛り絵をいただいたのです


感動したので書いてみた↓


 どこのAVから飛び出してきたんですか、な格好をさせられていた。
 委細描写するなら、まず男物のワイシャツは前を開けられて胸を露出、臙脂のネクタイは谷間に撓み、胸の形を強調するようにぐるりと身体に巻きつけられたロープで両腕の自由を奪われ、それでもって下半身は何も身につけておらず、両脚は大きく開かされ、大事な部分を全部曝け出している。
 しかしここはAVの撮影現場ではなく、古泉の部屋のベッドの上である。
 俺はできるならいますぐ舌を噛み切って自害を果たしたかったのだが、口の中に突っ込まれた古泉の指が邪魔をするせいで、ただ涎を垂れ流すだけにとどまった。
「ふ……あぁっ……」
 恥ずかしさと気持ちよさの絶妙なハーモニーが俺の涙腺を決壊させようと容赦ない攻撃を加えてくる。
 ぷっくりと立ち上がった乳首がシャツに擦れてそれだけでもたまらない。
 太ももに当たる金属の冷たさ――――古泉の腕時計だ、そんな刺激でさえ快楽に変わり、俺はひくひくと震える。
 毛で遊んでいた古泉の指が、そこへ本格的な侵攻を開始した。
 身体をよじって逃れようとするも最初から逃げられるわけなどなく、容易く余所者の侵入を許してしまう。
 反射的に腰が引け、古泉のブツが当たって息を呑んだ。硬くなってる。
 まだ自分だって馴染んでいない、よくわからない仕組みになっている秘められた場所を遠慮なく弄くりまわす長い指。
 悲鳴に似た嬌声を上げる身体が痙攣するのも全部押さえ込まれて、指は更に奥をかき混ぜようと本数を増やす。
「……っ、あ……ゆ、び……ぃっ、やだ……ぁ、」
「大丈夫、気持ちいいことしかしませんから」
 それのどこが大丈夫だっていうのか、むしろ余計大丈夫じゃないだろうと、小一時間といわず問い詰めたいところだ。