『大人の為のお題』より【帰り道】
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旅立ちの朝 (HOTARU Original)
※この作品はホタルシリーズの基となった作品です。登場人物の名前は晃と茜ですが、苗字や設定は違います。ホタルシリーズとは別の作品として読んでください。
ふと、目を覚ました。
まだ、日が昇るには早い時間
ずっと前にもこんな事があった。
何の前触れもなく、突然目が覚めた事。
あの時は明けの明星が光っていた。
俺はベッドから降り、窓の外を見た。
あの日と同じ明けの明星が輝いている。
やがて空はゆっくりと太陽をつれてくるだろう。
そう…あの日と同じように
俺、高畑晃があいつが出会ったのは中学のとき、一学年400人余りの学校では入学してから3年間名前も知らずに卒業していく奴も多い。
でも、俺は彼女を1年の時から知っていた。
小柄なくせに声だけは大きくて、気が強くて、正義感が強くて、涙もろくて、いつも誰かの為に一生懸命で黒目がちな大きな瞳で真っ直ぐに人を見詰める凛としたその姿に、俺は恋をしたんだ。
後ろで高い位置に結ばれた長い黒髪を解くと、腰の位置まであること。
気が強いくせに虫がこわいこと。
いつも男子に雷を落としているくせに、自分は雷が苦手な事。
それから・・・本当は寂しがりやのに癖に、強がってばかりいる事。
クラスが違ったけど、廊下や放課後の部活や校舎のあちこちで、あいつの姿を無意識に探していたから2年間分の情報量は半端じゃない。
多分、この学校の誰よりもあいつを知っていると断言できる。
雪森 茜(ゆきもりあかね)あいつにこの気持ちを伝えるなら、同じクラスになれた今が最後のチャンスだ。
2年間見つめるだけだった。でも、中学最後の1年はあいつと一緒に思い出を作りたい。
モタモタしていたら、すぐ受験でまともに遊ぶ事も出来なくなるかもしれないし、高校だって離れてしまうかもしれないんだ。
このまま告白もしないで、そんなことになったら俺、絶対後悔する。
そう思って俺はあの日茜を校門の前で呼び止めたんだ。
驚いたように目を丸くする茜。少し照れながら友達に先に行くように促し、俺と向き合って笑った。
―神さまが、お願いを叶えてくれたのかな?―
小さな声でそんなことを言ったのを聞き逃さなかった俺は、確信した。
茜も俺を好きだってこと。
「雪森、俺、おまえのこと好きなんだ。俺と付き合わないか?」
確信があった。茜が断るはずがないと…。
「高畑君、ごめんね。気持ちは嬉しいんだけど…私、付き合う事はできないんだ」
正直、あの時はショックを隠しきれなかったと思う。
「な…なんで?雪森も俺のこと…あ、いや、好き…ってまでいかなくても、嫌いじゃないだろ?」
でも、冷静になれば分かる事だったんだ。茜の様子がおかしかったこと。
いつもだったら絶対、見逃さなかったはずの彼女の変化。
茜は明らかに動揺していた。とても、苦しそうな表情で、俺の瞳を見ようとしなかった。
「嫌いなんかじゃないけど、でも、付き合うのは…絶対に無理なの」
いつもなら、どんな時も真っ直ぐに人の瞳を見て話す茜が、初めて人から…俺から目をそむけて話していた。
「俺、諦めないよ。伊達に、2年間想ってきたわけじゃない。茜が俺を好きになるまで何度だって告白するし、どれだけでも待ってやるよ。」
俺は茜も見据えて宣言したけれど、茜は相変わらず視線を外したまま、俺を見ることはしなかった。
「ダメ…なんだって。お願い」
「俺のこと嫌い?」そんなはずはないだろうと思いながら意地悪な質問をする。
茜の気持ちは痛いほと伝わってきた。俺のことを好きなんだ。
ただ、何か理由があってそれを告げる事が出来ない。
「…嫌いじゃ…ないけど…」
ほらね。全身が好きだって語ってるよ。素直になればいいのに。
「だったら、好きなんだな。じゃあこうしよう。期間限定!とりあえず1週間お試しってのはどう?1週間試してみて俺を好きになれなかったら断ってよ。俺も、本当に諦める。
その代わり1週間は真剣に俺を見て、できれば恋して欲しい。俺は全力で茜に俺のよさをわかってもらうから…。な?いいだろ?」
茜はまだ何か言いたそうだったけれど、俺の迫力に負けたのか諦めたように笑って頷いた。
「1週間だけだからね?」そう、自分に言い聞かせるように呟きながら…。
1週間。その間に絶対に茜を俺ナシではいられないくらい好きにさせてやると思っていた。
実際には、俺のほうが茜ナシではいられなくなったんだけど…
結局、1週間が過ぎて1ヶ月たっても茜は俺の彼女のままそばにいた。
期限の日、茜は俺に自分の気持ちを告げてくれた。
「私と付き合うのは辛い事もあるかもしれない。でも後悔だけはしないで欲しいの。私も決して後悔しない。生きている時は今しかないから、私、自分の気持ちに素直になりたいの。……私も晃が好きだった。ずっと…」
茜の言う後悔が何なのか俺にはわからなかったけれど、正式に俺の彼女になった事に有頂天になっていた俺は、茜を大切にしたいと強く思った。
絶対後悔なんてしないしさせないから。そう、自信たっぷりに言う俺に、茜はよろしくお願いしますと頭を下げた。
こうして茜は俺の彼女になった。
毎日飽きもせず、友達の恋や授業の事、お互いの思ったことを沢山話した。
学校の
帰り道にコンビニに立ち寄り、俺の部屋で一緒に宿題をする。
いつの間にかそれが二人の日課になっていた。
俺は結構成績が良く、特に茜の苦手な数学が得意だった。
「晃、これ、わかんないんだけど…」
そういって、彼女に頼られる事が嬉しくて仕方が無かった。
「どれ?」とノートを覗き込むと、フワッと甘い匂いがする。
この香りが好きだ。
癒されると同時に、いつも心臓が早鐘を打ち出して、茜を抱きしめたくなる。
それは流石に勇気がなくてなかなか叶わなかったけれど。
それでも、付き合いだして2ヶ月が過ぎた頃、俺たちは初めて唇を重ねた。
そっと抱き寄せたとき茜は少し震えていたけれど、俺の胸に手を添え静かに受け止めてくれた。
二人の鼓動が一つの同じリズムを刻んでいるのが感じられて、とても嬉しかった。
綺麗な涙が頬を一筋滑って、茜の頬に添えた俺の手を濡らして消えていった。
部屋の窓から差し込む夕陽が長い影を落とし、二人の顔を真っ赤に染める。
恥ずかしかったけれど、何だか幸せで、顔を寄せ合い額をくっつけたままクスクスと笑ったのを覚えている。
俺は茜と二人で過ごす時間がとても大切だった。
これから先長い人生を共に歩いてゆく女性がいるのなら茜以外には考えられないと思ってた。
俺はこの幸せが永遠に続くと信じていた。
+++ +++ +++
付き合いだして4ヶ月、毎日夏休みは二人で過ごした。
宿題の合間に他愛のないことを話したり、受験勉強の息抜きに近所のコンビニへ二人で買い物に行く。
デートらしいデートもした事がなかったけれど、二人でいれば楽しかった。
なんでもない日常がとても幸せだった。
だが、もうすぐ2学期になるという8月も終わりのある日、茜は突然俺の家に来なくなった。
電話をしても通じない。家に行っても誰もいない。
イライラと連絡を待つだけの日々…。
やがて2学期になっても茜は学校には来なかった。
……胸騒ぎがした。
茜に二度と会えなくなる様な、言いようのない不安。
大切なものを失う恐怖が押し寄せてくる。
茜、いったい何があったんだ?
+++ +++ +++
その日、俺は茜の家の前で夜遅くまで誰かが帰ってくるのを待っていた。
制服のままで夜の10時過ぎまで家の前で待っていた事に、帰宅した茜のお父さんはとても驚いた様子で、すぐに家にあげてくれた。
感情で後先考えずにやってきた俺だが、なんと切り出していいか言葉を探していた時、お父さんは茜の事を話してくれた。
「茜は今、入院しているんだよ」
意外な言葉に俺は手にしたグラスを落としたことにも気付かなかった。
茜が…入院…?
「茜は、昔から心臓に欠陥があってね。10才まで生きられないと言われていたんだ。
それでも、今日まで何とか持ちこたえてきたのは、あの子の生きたいと願う強い思いがあったからだと思う」
茜のお父さんの声がまるで水中で聞いたいるようにワンワンと耳に響く。
聞こえているのかいないのか自分でも良く分からない。
……イッタイ ナニヲ イッテイルノ…・・
「高畑君は、茜とお付き合いをしているんだよね。茜はとても幸せそうだったよ。
毎日私がやきもちをやく位、君の話を聞かされてね。
毎日が生きているって感じがするって言っていた。あんなに幸せそうな茜を見るのは、今までで初めてだったよ」
足元にこぼれたグラスの中身が、フローリングの溝に導かれるように伝って流れていくのを、ボンヤリと目で追った。
「茜は…治るんですよね?」
声が震えているのは分かっていたけれど、止める事なんて出来なかった。
声だけじゃない。体中がガクガクと震えて、コントロールが利かない。
必死に力を入れて震えを抑えながら、次の言葉を待っていた。
心のどこかでウソであって欲しいと、願いながら…。
お父さんの辛そうな表情が、俺のわずかな希望を摘み取るのが分かったけれど、心がそれを受け入れられなかった。
「茜は…もう、長くはないんだよ。学校にも多分もう戻れない。
この間の発作で、茜は今ベッドから起き上がれないほどに衰弱している。意識もハッキリとしていない。
ただ、うわごとで君の名前を呼び続けていてね…。私たちも君に連絡を取るべきか、実は迷っていたんだ」
「……何故、迷う必要があるんですか?教えてくれればもっと早くに駆けつけることも出来たのに」
「君は、茜の死を受け入れる事が出来るかな? もう、茜はどんなにがんばってもそう長くはないんだよ。限られた時間、君は茜を死と共に受け入れる事が出来るかい?」
……死と共に受け入れる……
その言葉が重くて、俺は絶句した。
一気に現実がのしかかってくる。
茜が死ぬ。
俺を残して逝ってしまう。
二人で過ごした時間が思い出に変わってしまう。
『私と付き合うのは辛い事もあるかもしれない。でも後悔だけはしないで欲しいの。私も決して後悔しない』
茜の言葉を思い出した。後悔するかもしれないと、俺の告白を最初に断った理由。
『生きている時は今しかないから、私、自分の気持ちに素直になりたいの』
茜は知っていたんだ。
辛さも、苦しみも、不安も微塵にも見せずに、全部独りで抱えて真っ直ぐに俺に向かってきてくれた。
茜の強さに俺は自分の存在の小ささを感じずにはいられなかった。
負けていられないよ。茜
俺、お前を大事にするって決めてるんだ。
絶対に後悔しないしさせないって言っただろう?
独りには絶対にしないよ。
最期の時まで……。
俺は真っ直ぐにお父さんの顔を見た。
俺の気持ちが伝わったのか、お父さんは何も言わずに頷いてくれた。
「行きます、俺。茜の所へ…病院を教えて下さい」
+++ +++ +++
次の日の朝学校へ行く前に俺は病院へ向かった。
短い時間でもいい。ほんの少しでも茜に早く会いたかった。
茜は真っ白な部屋に眠っていた。
もうずっと目を覚ましていないという。
俺は茜の傍に立ち、手を取って語りかけた。
「茜、起きろよ。いつまで寝てんだよ。もう、夏休みは終わったんだぜ?」
茜は何も言わず眠り続ける。
「もう2学期始まってるんだからさ、いつまでも寝坊してんじゃないぞ?」
いつものように軽口で言ったら茜が『寝坊なんてしてないもん』っていったような気がした。
「また、一緒に学校に行こうな?」
俺は茜の額にキスを一つ落として病室を出た。また、夕方来るよ…。そう言い残して。
病院を出た空は真っ青で雲がまだ、夏の名残を残していた。
茜と過ごした夏の思い出が一気に胸に押し寄せてきて、知らず知らず涙が溢れてくる。
茜、来年もこの空を一緒に見ることは俺たちには叶わないことなのか?
茜が入院している病室の辺りを見上げる。
ぼんやりと考え事をしていたから気が付くのが遅れた。
俺の後ろから、居眠り運転の車が歩道を乗り上げ、突っ込んできたことに。
+++ +++ +++
病院で意識が戻っても、俺の世界はずっと暗いままだった。
俺は事故の後遺症とかで、まだ目が見えないでいる。
目が不自由なのは困るけれど、茜と同じ病院に入院できた事は喜んでいいことなのかもしれない。
俺は暇さえあれば茜の病室へ行き手を握って語りかけた。
茜の顔を見ることが出来ないのはつらいけど、手に、顔に直接触れ、茜の様子を毎日感じている。
随分と痩せてしまったんだな。
俺が入院してから1ヶ月。秋はすっかり深くなっている。
茜、俺の目が回復したらお前の顔を一番に見たいよ。
そっと頬を指でなぞり、柔らかい唇の位置を確かめると、指の位置を頼りにゆっくりと茜に唇を寄せた
触れた唇から…あきら…と呼ばれたような気がした。
哀しい甘い唇だった。
それが茜との最後の日だった。
茜は次の日の夜明けと共にこの世を去った。
俺に挨拶もなしに…
俺に看取られることもなく…
失意の底にいる俺に医者が手術の話を持ってきた。
俺の目は実は失明しているとその時初めて聞かされた。
茜のことで頭がいっぱいだった俺は、自分の事なんて何も考えていなかった。
角膜提供者がいるので出来ればすぐにでも手術をしようと言われ、事態を飲み込むことも、茜の死を受け入れる事も何も出来ないままに、手術の手続きが取られた。
+++ +++ +++
結局俺は角膜移植の手術を受ける事によって、茜の葬儀にも参列する事が出来なかった。
俺は茜の死顔をみていない。
最後にふれた茜の唇は温かかった。
心がどうしても受け入れられない。
茜がこの世にもういないなんて……。
手術は無事成功し、俺の退院が明日に決まった頃には、季節はもう冬の足音が聞こえる頃になっていた。
ようやく長い入院生活はおさらばだ。
茜と過ごしたこの病院のあちらこちらをゆっくりと歩いてみる。
茜の病室までもう少し…
病室のネームプレート。そこにはもう、別の誰かの名前が入っていた。
現実が重くて、苦しくて、どうしても心が受け入れることを拒絶してしまう。
この世界のどこかに茜が生きていると信じていたかった。
茜が俺に何も言わずに逝ってしまうなんてありえないはずだったんだ。
その夜俺は、茜との思い出をずっとたどっていて、なかなか眠れなかった…。
明け方ウトウトしていた俺はふと目を覚ました。
まだ、日が昇るには早い時間。
何の前触れもなく、突然目が覚めた事になにか胸騒ぎを感じる。
カーテンをあけ、空を見上げると、明けの明星が光っていた。
ゆっくりと空が色を変え始め漆黒の闇が薄明るく紫色に変わっていく。
徐々に赤みを帯び始める空はやがてゆっくりと太陽をつれてきた。
一筋の金色の光が闇を裂くように空を染め始める。
徐々に空が一面の茜色に染まっていった。
―――― あかね ――――
お前なのか?
俺に会いにきてくれたのか?
鮮やかな赤い空を見つめて茜に問い掛ける。
……あきら……
あかね?
……ごめんね?何も言わずに逝ってしまって。
茜なんだろ?
……伝えたかったの。ありがとうって。
待って姿を見せて?
……あなたを心から愛していたわ。
俺だって愛していたさ
……私の瞳と共に私の生きられなかった分まで生きてね。
茜の瞳?
……晃、幸せになってね。私はとても、幸せだった。
あなたと出会って、あなたに恋して、同じ時間を共有して
沢山話して、沢山キスして…沢山勇気をもらったよ。……ありがとう
俺もお前に沢山の勇気をもらったよ。俺はまだお前に何もしてやれていないのに…
お願いだ、まだ逝かないでくれ
……晃、幸せになってね……
茜? あかねっ!逝くな。だめだっ。逝かせない。いやだ、いやだっ! あかねぇぇぇぇっ!
……私、幸せだったよ。晃…さようなら……
空が金色の太陽をつれてくる頃、茜色をした空に茜の魂は還っていった。
俺の心の叫びも
悲しみも
苦しみも
茜を繋ぎとめることはできなかった。
涙が幾筋も流れ、頬を伝った。
顔を上げると鏡に映る自分をじっと見つめている見覚えのある瞳がそこにあった。
『私の瞳と共に私の生きられなかった分まで生きてね』
茜のあの言葉の意味をやっと理解する。
角膜を提供してくれたのは茜だったんだ。
俺は何もしてあげられなかったな、茜。
約束するよ。お前のこの瞳と共に精一杯生きるよ。
それが俺に出来る唯一のお前への愛情だ。
この瞳と共に、お前の分まで生きて幸せになることを…。
+++ +++ +++
ふと、目を覚ました。
まだ、日が昇るには早い時間。
ずっと前にもこんな事があった。
何の前触れもなく、突然目が覚めた事。
あの時は、そう、茜が会いに来たんだ。
俺はベッドから降り、窓の外を見る。
あの日と同じ明けの明星が輝いている。
やがて空はゆっくりと茜をつれてくるだろう。
そう、あの日と同じように…。
会いに来てくれたんだな、茜。
俺、今日結婚するんだ。
お前と過ごした数ヶ月は、俺にとって人生の宝物だ。
あの頃のような激情はないけれど、穏やかに俺を愛してくれる女性をみつけたよ。
お前のくれた瞳で真っ直ぐに未来を見据えて歩いていくよ。
お前が生きたかった分まで、大切に人生を歩んでいくよ。
新しい今日が始まる。
ゆっくりと空が茜の色に染まり始める。
愛していたよ…茜。
紅く染まる朝焼けが晃の顔を染めていく。
晃、幸せになって…。
茜の声が聞こえた気がした。
*** Fin ***
2005.Aug.改稿
この作品は【ホタルシリーズ】の基となった作品です。
原作は思春期の頃に書いたン十年前の作品ですので、大変未熟な為原形では公に出来ません。(;´Д`)
公開にあたって、描写など少々手を加えてある部分もありますが、物語の流れそのものは当時のままとなっています。
恋に憧れていた頃の純粋な(?)柊花を垣間見ていただけましたら…と思います(爆)
【ホタルシリーズ】は長く創作から離れていた私が再び筆を取るきっかけになった作品で、柊花ワールドの核となる作品でもあります。
この作品を書いていなければ【ホタルシリーズ】は生まれませんでしたし、柊花ワールドをこのような形で公開する事も無かったでしょう。
以前は【ホタルシリーズ】の後書きのおまけとしてコッソリ公開していましたが、ある意味とても重要な作品ですので、お題を利用して単独公開することにしました。
現在の作品とは少し雰囲気が違うかもしれませんが、お気に召して頂けましたら幸いです。
朝美音柊花
〜photo by Soten〜
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