「ねぇロックバイソン、アタシの笑顔ってどうやったらもっと魅力的に見えると思う?」
「魅力的? そうだな、何というか、こう、挑むような目で人を見下げながら鼻で笑ったりすると……」
「それ、アタシじゃなくて、唇の下にホクロのある誰かさんなんじゃないの?」
「え、なになにそれ?!ファイヤーエンブレム、それアニエスさんのこと?! そうだったんだー! ボク、応援するよ、ロックバイソン!」
「へぇ、ロックバイソンって踏まれたいタイプなんだ。ふーん」
「な、なんだお前ら、何言ってんだ。俺は別に特定の誰かのことなんか、だな」
「ホント、ロックバイソンはからかうと面白いわねぇ。……でもその鈍感さ、時々本当にムカつくわ」
「ロックバイソン、ワイルドタイガーとずっと仲いいんでしょ? ニブさも似てるのかな」
「……どーしてそこでタイガーが出てくるのよ」
「ローズ、結構めんどくさいよね。……でもボク応援するからね」