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少しぬるめのお風呂に一緒に入ると、君は嬉しそうに僕の髪を
洗うんだ。だからお返し。洗ってあげると照れくさそうな顔をする。

「ねえねえ・・・入浴剤、入れてもいーい?」

お気に入りはお湯が真っ白になるやつ。
いいよ、というとご機嫌で入浴剤を入れる。
「うふふふ・・・・、なんか別の場所みたいだよねえ」
楽しそうにお湯をかき回している君をみると、ちょっとむくれた顔して
「なによぅ・・・どこみてるの・・・?ぅー。えっち」といった。

 

帰ってきて早々、なみだ目のお出迎え
「・・・・ぎゅーして・・・・」
なにか嫌な事があった?ときくと違うという。
怖いテレビでもみた?ときいても違うという。

「ちょっとだけさみしかったの。おかえりなさい」

そういって僕の胸に顔を押し付ける。
僕は力一杯抱きしめるんだ。

ふと見ると、机の上には・・・・本。
・・・・愛猫が死んでしまった、という内容。

・・・これだな・・・。僕はちょっとだけ苦笑い
君は何を考えたのかな?ホント、想像力豊かだよ君は。

 

一緒に布団にはいると、いそいそと僕にくっついてくる君


「えへへへへ」
そう一人で笑って僕のパジャマをひっぱってこういう。
「もうちょっと、足くっつけていい?」
いいよと言う前にぎゅっと抱き寄せてやるんだ。


「ぅー・・・っ。腕枕、禁止・・・腕いたくなっちゃうよ」


いいからいいから、寝るまでだから・・・・。そういってさらに密着。
スコシ冷えた君の足。眠さで火照った体にとても気持ちがいい。


「・・・・あったかい・・・」
そういって君からまた少し、僕にぴったりと寄り添う。

「はいコーヒー」
ありがとう。

「・・・・」
・・・・。

「ねーねー・・・ぎゅーってして?」

また急に。どうしたのかな?
ちょっと力を込めて抱くと、髪からはシャンプーのにおい。
そろそろ寝る?またいつもみたいに一緒に寝ようか。

「・・・・・」
違うの?どうした?

「あのね、DVD明日返さなきゃなの。そんでね、ちょっとね、怖いのなの。だからね・・・」
・・・・わかった。ヨシ、こっちおいで。一緒にみようか。

・・・・あとで・・・こっそり怖がらせてみるのも、面白いかもなあ
あいたたたたた!つねるなっ!

「ずるい・・・手加減してるでしょ」
いやしてないって!というけど、疑った眼差し・・・。
うーん。確かに、負けっぱなしはかわいそうかなと思ってたのは事実。気をつかってプレイしてたのかもしれない。

「もう一回。今度は本気ね。」

そういったけど、また君が負ける。
そしてすごく悔しそうにしている・・・ウーン・・・
・・・そうだ、ちょっと卑怯だけど・・・

ねえ、次のゲームでさ、負けたほうが勝った方のいうこときくってどう?「ん、ん。わかったー」
・・・・そしてまた負ける君。そして僕はいうんだ
じゃ、君からの熱烈なチュウがほしいナア

真っ赤な顔して、君は、いいよ、と悔しい顔しつつもちょっとだけうれしそうな表情をした。

帰ってくるなり焦げ臭い
これはもしや・・・・と思うと案の定。
君は僕をみるとはっとして

「ごめんなさい・・・・」

と、気まずそうな、申し訳なさそうな声。

あんまり器用でない君の度々ある失敗。精一杯の気持ちだけいただくよ。

「んでも、今日のゴハン・・・・」
うーん・・・。でもなんで目玉焼き?え?先に作ってた・・・ハンバーグも焦がした・・・・なるほど・・・・。
「・・・・ごめんねえ」
今にも泣きそうな君の頭をくしゃくしゃっと撫でる。
仕方ないな、じゃあラーメンでも食べいくか、炊けたゴハンは
明日の朝でいいじゃないか、ね?怒ってないから。
目玉焼きは、僕のほうが得意だから、コツ、おしえてあげるよ。さ、いこうか。

君の携帯のアラームがなる。
うーん・・・と小さくうめき、はっ!としてがばっ!と起きて僕を見る君

「あわ・・・っ!えっ!今日早いの!?」

朝寝坊の常習犯の君なのに、ばたばたとエプロンをしてキッチンに立つ。
「もう着替えてるなんて〜・・・ううう、あさごはんあさごはんあさごは・・・」
あぶなっかしい手つきで用意をしようとする君。あわてたら怪我するよ。
「だってだって!うわわ・・・も、もしかしてもう食べちゃった・・・?」
うんというと、がくり、と肩を落とす君。
「今週こそはちゃんと朝おきてお見送りしたかったのに・・・・」
・・・・なるほど。
本当に、気ままというか・・・なんというか・・・・。思い立ったら動かないと気がすまないのかなあ・・・。
気持ちは、うれしいんだけど、ね。

「・・・・じゃあ、いってらっしゃい」
うん、いってくるよ。
「・・・いっちゃだめ」
え?
「いってらっしゃいの、ちゅう・・・・」

・・・・・・
妙に照れくさい。こういうの嫌いじゃないな、うん。

「うー・・・・・」

いつものお風呂上り、でも君の様子は少し違う。
すこし渋い顔、そして小さな唸り声。
早く着替えないと風邪ひくよ、と声かけてもうなるばかり。

しばらくして決心した顔。
「よし、痩せる。今度こそ痩せる、絶対痩せる」

別に細くならなくても今のままも可愛いのにな、と思うけど。
うーん・・・・。

じゃ、お風呂あがりに買ったアイスは食べない?
「う・・・・・・・」
君の大好きなモナカのアイスだよー?
「うううう・・・」

悩んでいる悩んでいる・・・。さて、意地悪はこの辺にしとくか。

じゃあ、半分こして食べようか?
「う・・・うん。半分こする・・・。」

うれしそうにアイスをぱくつく君の顔があまりにも幸せそうで、僕は少し笑った。

休日、お出かけ30分前。
君は着替えも半端でテレビに夢中。
出かける前はいざいこういこうって騒ぐ割に、尻が重いというか・・・。

声かけようか、と思ったけどなんとなく君を観察してみる

やってるテレビはちょっとしたドキュメンタリー。悲しいシーンになると
顔をゆがめ、救出シーンで助かるとホッとした顔。チョット面白い。

新しく買ったから見てと自慢された下着。たしか僕に何色がすき?とか聞いてたな。
そんなの関係ないのになあ、とか思いつつも一生懸命な君。
僕と共同でつかっている靴下。
それがすこしミスマッチで可笑しい。

「うー・・・なにみてるのよぅ・・・えっちー」

いつの間にか、僕のほうをみて真っ赤な顔をしている。
僕はテレビより、君のほうが面白いとおもうんだけどなあ。

珍しく、布団に入ると君がキスをしてきた
キスをかえして撫でて、いつもするまえの儀式みたいなものをする。

ゆっくり服をぬがせあって抱きしめると君がすごく暖かくやわらかい。
こんなやわらかいものがあるのか、といつも思う。

いとおしい、そう感じる。
いつも思うけどね。特別再確認する。


今日はなんかうれしそうな君
どうしたの?と聞くと照れくさそうにこういった
「ふにゃー・・・えへへへ。ん?んー・・・んとねえ」
そういったあとまっすぐ僕をみていった。
「気持ちくしてくれて、ありがとう・・・・。えへへー。大好きだよー。」

何があったのかわからないけど。僕も大好きだよ。
そういって軽くキスをした。