年 (平成年)

第65回歌舞伎鑑賞教室 国立劇場大劇場

7月3日(日)〜7月24日(土)<16日(金)休演>

配役
(11:00開演/14:30開演)
歌舞伎のみかた
解説:六代目 市川男女蔵

片岡十二集の内
傾城反魂香(けいせいはんごんこう)82分

監修:十五代目 片岡仁左衛門
浮世又平 後に土佐又平光起:六代目 片岡愛之助
狩野雅楽之助:二代目 中村亀鶴
土佐修理之助光澄:三代目 澤村宗之助
下女おなべ:二代目 片岡嶋之亟
土佐将監光信:六代目 嵐橘三郎
又平女房おとく:初代 片岡孝太郎

料金
一等席:3,800円
二等席:1,500円
学生:1,300円
Web記事
日本芸術文化振興会サイト内
7月歌舞伎鑑賞教室 爽やかに開幕!!

雑誌
『演劇界』2004年9月号→演劇界 2004年 09月号
愛之助丈関連
41ページ:舞台写真「傾城反魂香」浮世又平(カラーグラビア)
81ページ:舞台写真「傾城反魂香」浮世又平(モノクロ 5枚)
82〜83ページ:歌舞伎鑑賞教室の劇評

感想
2010年7月に国立劇場視聴室で記録映像を観た。(映像の収録日は2004年7月15日)
国立劇場視聴室についてはこちら

時折、画面に字幕が写る。(舞台の端に字幕をつけていたらしい。)
字幕があればわかりやすいけど、字幕ばっかり見ちゃって、役者さんが目に入らなかったりしたら勿体無いな。

頼りなさそうな又平(愛之助丈)としっかり者のおとく(孝太郎丈)の夫婦は本当にお似合いだと思う。
又平はことあるごとにおとくの方を見て頼りにしているし、おとくもいちいち世話を焼いている。
そして、孝太郎丈と愛之助丈のコンビは、こういう夫婦役が合っていると思う。
又平が自分を使者にしてほしいと必死で訴えているのを、おとくが後ろで見つめているところがいい。
以前浅草で見た時は、将監の奥方がいたはずだが、この映像では下女しかいない。

最初の方に柄杓を落としたことが、手水鉢の絵が抜けたことに気付く伏線になっていて、よく考えて作ってあるなぁと思った。
最後、頑張った人が報われて、「よかったねー!」という気持ちで終わるところがいい。