配役 |
昼の部(11:00開演) 一、息子(むすこ)27分 金次郎:七代目 市川染五郎 捕吏:初代 中村信二郎 火の番の老爺:五代目 中村歌六
二、一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)
三 上、雨の五郎(あめのごろう)
三 下、うかれ坊主(うかれぼうず)上記と合わせて33分
四、人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)74分
夜の部(16:30開演)
二、鞍馬山誉鷹(くらまやまほまれのわかたか)30分
三、連獅子(れんじし)55分
四、おさん 茂兵衛 |
雑誌 |
『和樂』2006年4月号 46ページにわたる片岡仁左衛門丈の大特集。 54〜57ページ:「熊谷陣屋」の化粧からこしらえまでの様子 58〜59ページ:舞台写真「熊谷陣屋」熊谷直実 60〜61ページ:芸談 ※愛之助丈は出てません。 |
感想 |
熊谷陣屋 2006年4月30日22:00より、NHK教育にて放送 仁左衛門丈の熊谷直実はとても貫禄があった。(冒頭のインタビューの穏やかな方があんなに迫力あるお姿になるなんて!) 『和樂』4月号に、顔を作ってこしらえをするまでの写真、芸談が載っていたので、読み返してみた。改めて、「こんな細かいことまで考えてお芝居してるんだなぁ」と思った。 愛之助丈は堤軍次役で出演している。『演劇界の歌舞伎年鑑 2006年版』で「相模と訳ありみたいな感じがしないでもないんですけどね(笑)」「いい男だからね」と言われていたのに納得した。ワケアリというよりは、お母さんの手を引く息子みたいに見えたけど。 物語はとても切なくて、涙涙だった。特に場面転換もなく、役者さんの語りで延々と続いていくのだが、飽きることはなかった。 ![]() |