配役 |
12:00開演(16:00時終演予定)/9日、17日は16:30開演(20:30終演予定) 元禄忠臣蔵〈第二部〉 大石内蔵助:四代目 坂田藤十郎 小野寺十内、新井勘解由:五代目 片岡我當 進藤八郎右衛門:八代目 坂東彦三郎 落合与右衛門:六代目 中村東蔵 富森助右衛門:五代目 中村翫雀 堀部安兵衛:六代目 中村松江 不破数右衛門、寺坂吉右衛門:二代目 中村亀鶴 上臈浦尾:初代 中村歌江 腰元おうめ:六代目 上村吉弥 大石主税、羽倉斎宮:六代目 片岡愛之助 ![]() 中臈お喜世:三代目 中村扇雀 瑤泉院:五代目 中村時蔵 御右筆江島:二代目 中村魁春 遊女浮橋:二代目 片岡秀太郎 徳川綱豊卿:四代目 中村梅玉
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筋書 |
愛之助丈関連 33ページ:出演者のことば(1/3ページ、素顔写真あり、カラー) |
料金 |
特別席:12,000円(学生8,400円) 1等A席:9,200円(学生6,400円) 1等B席:6,100円(学生4,300円) 2等席:2,500円(学生1,800円) 3等席:1,500円(学生1,100円) 筋書:800円 |
戯曲 |
その頃、他の劇場では… |
→歌舞伎座 →新橋演舞場 →松竹座 |
感想 |
チケットを取ったときは、国立劇場の特別席が中央ブロックということを知らなかった。(←座席表を見て、ようやく桟敷席がないことに気付いたアホ) 次にチケット取る時は覚えておこう。
18日に1列目20番で観劇。
浮橋(秀太郎丈)が飛んできて主税をかばう。
このとき、両手をついてちょこんと座っている主税が可愛い。内蔵助の扇をおでこに突きつけられた姿は、「マテ」と言われた子犬みたいだった。このいたいけいな十五歳が楽しいこともあまり経験できないまま、主君のために仇討ちに加わって腹を切るんだからやるせない。
二幕目は御浜御殿。
助右衛門(翫雀丈)は熱いを通り越して暑苦しいくらいの熱演だった。(←褒めてます。) ちょうど目の前に座っていたので、表情などがよくわかった。「お家再興になったら、敵討ちはできなくなるぞ」と言われ、座敷に入って必死に目で訴えるところがよかった。
内蔵助が瑤泉院(時蔵丈)の屋敷へ暇乞いに現れる。仇討ちを期待して浮き足立っている腰元たちが面白い。
外に出たら、今度は酔っ払いのおっちゃんに絡まれる。その酔っ払いは羽倉斎宮(愛之助丈)で、「俺は赤穂義士にこんなことをしてやったんだぞ!」と主張した挙句、「それでも人か! 侍か!」と内蔵助を傘でびしばしと叩く。
散々ののしられた後、しょんぼりとてぬぐいで着物を拭く内蔵助。
最初、「第二部ってことは、『殿中でござるー!』もないし、討ち入りの手前だし、ひょっとして一番つまらない部分?」と心配していたけど、そんなことはなかった。
おまけの話。
ちらしのコーナーに地味な一色刷りのちらしがあった。
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