配役 |
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昼の部(10:30開演)
二、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
三、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
四、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
五、お染久松(おそめひさまつ)
夜の部(16:00開演)
二、十八代目中村勘三郎襲名披露 口上(こうじょう)
三、京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)
四、雁のたより(かりのたより)
五、乗合船恵方萬歳(のりあいぶねえほうまんざい)
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筋書 |
勘三郎丈の襲名特集。
愛之助丈関連 |
舞台写真 |
愛之助丈は、 「猿若江戸の初櫓」福富屋万兵衛:2種類 「俊寛」平判官康頼:3種類 「雁のたより」若殿前野左司馬:3種類 「乗合船恵方萬歳」大工芳松:3種類 「乗合船恵方萬歳」集合写真:2種類 |
料金 |
一等席:24,150円 二等A席:11,550円 二等B席:9,450円 三等席:7,350円 四等席:5,250円 特別席:26,250円 筋書:2,000円 |
その頃、他の劇場では… |
→歌舞伎座 |
感想 |
昼の部 外観は何度か見ていたが、初めて中に入った。 23日(祝)3階右バルコニー3番で観劇。
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一、猿若江戸の初櫓
二、寿曽我対面
三、道行初音旅
四、川連法眼館
仕掛けも面白かったが、物語も面白ろかったし、泣けた。
五、お染久松浮塒鴎
昼夜入れ替え時の南座前はすごい人だった。人ごみを抜けて、南座の通りの俵屋吉富で顔見世ボンボン、ジングルベルボンボンを購入。美味しかった。 ![]() ![]()
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夜の部 23日(祝)1階7列3番で観劇。
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花道が邪魔で舞台が見えにくいかと思っていたが、そうでもなかった。花道で見得を切る時に反対向きなのは残念。
一、俊寛 千鳥(孝太郎丈)の仕草が可愛かった。登場したのに恥ずかしがって花道を戻っていったり、岩に隠れて様子を見ていたり(涙をぬぐったりしていた)、俊寛を助けようと瀬尾に貝?を投げつけたり、少将は都のすました女性と違うところがよかったんだろうな。 瀬尾は本当に憎憎しかった。妙な髪形してるくせに!(←それは関係ない。) 丹左衛門(我當丈)が瀬尾が言ったのと同じような台詞で助けを拒むところはスッとした。愛之助丈は地味に二枚目だった。
船がだんだん遠ざかっていき、耳を済ませて「おーい、おーい」という声を聞く場面が切なくて見るのが辛かった。「辛くて見てられない。でも、目を背けて熱演を見逃すのは勿体無い」という感じで苦しかったなぁ。
二、口上
三、京鹿子娘道成寺 最後は珍しい(らしい)押し戻し。花子は怨霊となり、大館左馬五郎(我當丈)が竹やりを持っていかめしく登場。すごい迫力だった。目が合ったら、きっと思わずそらしちゃう。残念ながら、怨霊と大館左馬五郎の花道での見得は反対向き。あー、見たかった! 鐘の上で幕引きの方が、綺麗な姿のまま表情だけ怨霊という感じで、女性の情念がこもっていて怖いかもしれない。今回は、「なんだかよく分からないけど、すごい物を見たなー」という感じで満足。
四、雁のたより
殿「つかさ(ハート)」 このしょんぼり顔がなんともいえない。この殿が義経ルックだったら、間違いなくバカ殿だろうな。
三二五郎七(藤十郎丈)と若旦那(翫雀丈)のやりとりが面白かった。
三二五郎七とお玉どん(秀太郎丈)のやりとりも楽しかった。お玉どんの両手を合わせて「堪忍して」のポーズが上手だなぁと思った。近くの席の男性が秀太郎丈を見て「きれいだねぇ。結構年のはずなのにねぇ」と細君に話しかけていた。(京都のお客さんはよく喋る。いちいちイライラするのも精神上よくないので、こういうものだと割り切った。)
五、乗合船恵方萬歳 昼も夜も、大向こうさんはすごく気合が入っていたようで、チャリーンと音がした時点で「中村屋!」「松嶋屋!」「成駒屋!」と声がかかる。その声を聞いて、次に登場する人がわかるくらい。舞台に出てないうちから「待ってましたぁ!」ってかかるんだもん。ちょっと早過ぎない?(私の席から見えなかっただけ?) 昼夜通しての観劇だったが、あっという間だった。しかし、実際はあっという間などではなく、座りっぱなしのせいか体が痛くなった。それでも、すごく楽しくて、行ってよかった。お値段は高かったけど、それだけの価値は十分あったと思う。 |
おまけ |
![]() まねき。
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