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感想 1回目 |
3日夜の部をやや後方上手側で観劇。(この辺りがカードやら何やらの割引席のもよう) 観終わった後の感想を一言で言うと… モヤッと! モヤッと!! モヤッと!!!(←一言じゃないぞ。)
ちなみに、一緒に観劇したMさんも同じような感想だった。 舞台には人形が置いてあり、通路を通って登場した2人がお芝居について解説をする。
左から、公曉、軍太夫、喜之平、新左衛門
暗転し、パッと明るくなると、そこは鶴ヶ岡八幡宮。この舞台は綺麗だった。中央には北条政子(萬次郎丈)、上手に軍太夫(亀鶴丈)。政子は威厳があって素敵だった。
傾城櫻木(七之助丈)が巫女さんの格好で登場。櫻木は神事のために八幡宮に来ている。
軍太夫が櫻木にせまっているところを義時(勘太郎丈)が助けに入る。すると、櫻木が義時を捕まえてせまる、せまる。
喜之平がやってきて、おいさと再会。喜之平が「主人(義時)に勘当されたけど、前の主人(=霧太郎)に再会した」というようなことを話す。10時間以上(橋之助丈談@「Top Stage」)の物語を3時間強(幕間を抜いて)に縮めているせいか、この場面に限らず説明台詞が多い。小説のあらすじばかり読まされている感じだったなぁ。
魚を盗もうとした乞食坊主=公曉(薪車丈)が漁師にボコボコにされる。薪車丈はかっこいいのに、小汚い格好で少し勿体無い。
実朝が疱瘡で寝込んでおり(←霧太郎の仕業)、義時が鬼切丸を持ってくる。ところが、刀を抜いたら、桜の枝がびよよん♪ 勘太郎丈の目をまん丸にする表情が可愛くていいなぁ。義時は鬼切丸紛失の罪で勘当され、鬼切丸を探すことになる。
二幕目。
花里屋には義時がかくまわれていて、「喜之平は忠義者だ」とか「今頃、本当だったら鎌倉で…」とか言ってしょんぼりとしている。櫻木が梅の枝を折って慰めようとしたところへ軍太夫が踏み込む。
軍太夫「義時は許さないからな。しょっ引いて詮議しちゃうもんね」
幽霊達は「義時を思い切らねば、義時を取り殺す」と言う。
霧太郎が宙吊りで現れて「鬼切丸を渡せ」と言い、喜之平は板ばさみの大ピンチ。
霧太郎は千代姫に「公曉の妻になれ」というが、“義時様命”の千代姫は当然拒む。このとき、千代姫は傾城の衣装ではなく、お姫様ルック。
キャンプファイヤー、もとい、祭壇で魔術決行というその時に、新左衛門と義時が現れる。新左衛門は颯爽としていてかっこいい。新左衛門が千代姫の髪を祭壇に投げ入れると、霧太郎の魔術の効力がなくなった。千代姫は父・義経と同じで歯の数が33あるんだそうだ。新左衛門、おいしいところを持っていくなぁ。霧太郎は暴れまわって大立ち回り。
そして、ラスト。
なんかねー、「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えな〜いっ!」って言ってる横(しかも舞台中央)でドロンジョ様がガッツポーズをとって幕が閉まったようなモヤッと感が…(←若い人にはわからない例えかも)
このお芝居では、大笑いしたりボロボロ泣いたりすることがなかった。演出の見所も多いし、物語的な山場もあったと思うんだけど、どうも私は盛り上がれなかった。さらさらっと最後まで終わっちゃった感じだ。
この感想をアップするのには少し勇気がいったけれど、思ったままを書いてみた。 観劇日の翌日は愛之助丈のお誕生日。おめでとうございます。
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感想 1回目 その2 |
mixiやブログの感想は好意的なものが多いので、私(とMさん←何気に道連れ)がひねくれてるのか…? 私がヒネクレモノであることはさておき、登場人物が中途半端なのが原因ではないかと思った。
まずは、霧太郎。
続いて、喜之平。
さらに、義時。
そして、櫻木。
公曉と軍太夫はキャラクターが一貫していてわかりやすかったな。実朝は色ボケでイカレポンチだった冒頭と、ラストではキャラクターが変わっていたぞ。鎌倉は政子と新左衛門でもっているんだなぁ。新左衛門がいなかったらどうなっていたことか… |
感想 2回目 |
表の看板が青から赤に変わっていた。
18日昼の部を三階右バルコニー舞台寄りで観劇。 ↑眺めはこんな感じ。
右バルコニーだけど一番端の席だったため、舞台上手側もちゃんと見えてかなりよかった。 2回目の観劇だが、感想を一言で言うと… ビィ〜ミョォオォォォ〜〜〜!!!(オダジョー@ライフカード風)
それぞれの場面を単独で見れば、それなりに見せ場もあるし、衣装も装置も綺麗だ。でも、通しで見ると、何か足りない。
不満はこれくらいにしておいて。
先回と違うと気付いたところ。
ここからはおまけ。
休日だけあって、大向こうがたくさんかかっていた。なぜか、「エイヤッ!」「カイヤッ!」としか聞こえない大向こうが… どうも橋之助丈にかけてたみたいなんだけど、何て言ってたんだろう?
次に行くのは楽日。 |
感想 3回目 |
去年の顔見世の模型が置いてあった。ガラスにいろいろ映りこんで綺麗に撮れなかったけど…
さて、楽日。 ※「だいたいこんな感じのことを言っていた」ということであり、一言一句この通りにお話されたわけではありませんので、ご了承ください。
まず、橋之助丈が丁寧なご挨拶。
橋之助丈のご挨拶の後に、順番にご挨拶。
勘太郎丈と七之助丈が「橋之助の叔父」と言ったとき、橋之助丈はジェスチャーらしきことをしていた。たぶん、『叔父って言うな!』という意思表示なのだと思われる。
橋之助丈は感極まって泣きそうになっていた(泣いてた?)。勘三郎丈襲名の顔見世のカーテンコールを見て、その時に「3月でもカーテンコールがあったらいいなぁ」と思っていたとか。
とってもいいチームだったのは伝わってきたし、またお芝居をするなら観に行くけど…
今更ながら、思ったこと。
義時(勘太郎丈)は刀の詮議で廓に潜伏中は月代が伸びてるのね。(最後はちゃんと剃って出てくる。)
そうそう、今回、久しぶりに「松嶋屋!」という女性の声を聞いた。千穐楽だし、土曜日だし、大向こうさんがたくさんいて声をかけてるんだから、でしゃばらずにすっこんでいてほしい(と、思うようなかけ方だったのだ)。 本日のお弁当。またも、高島屋地下の「わらびの里」で購入。
カーテンコール&ご挨拶で15分くらい延びたけど、地下鉄の駅まで早足で歩いたら、前と同じ新幹線で帰ることができた。(M嬢オススメのみたらしは諦めたけど…) |