福知山は遠かった…
が、行っただけの価値は十分にあった!
聞き間違い、覚え間違いなどあったら、ごめんなさい。
最初に、JTBの支店長さん(だったと思う)のご挨拶。
そして、愛之助丈の登場。
司会のお姉さんに「片岡先生、よろしくお願いします」と言われ、愛之助丈は「初めて“片岡先生”と言われました」と照れ笑い。手話の先生にもきちんとご挨拶して、講演開始。
生い立ちから歌舞伎の世界に入るまでの経緯で、今までに聞いたことのないエピソードがいくつかあった。
以下、覚えていることを並べてみる。
- おじい様は奄美大島の出身で節約家だった。
- お父様の納入についていって、バス停で待っていたら忘れられた。(お父様、ミスターみたい…)
- 名題試験は実技重視で、審査員の大幹部さんが○×で決める。落ちるか受かるかギリギリのところだと、筆記試験の成績が効いてくるのだそう。
スライドで写真を映しながらの講演だったので、今まで見たことのない写真も見ることができた。
最初は、実家で造っていたプロペラの写真、次に小学校の修学旅行の集合写真。
以下、映し出された写真を舞台の年の順に並べてみる。(映し出された順番ではない。抜けがあるかも…)
- 1992年3月「女殺油地獄」おかち(楽屋写真?)
- 1996年1月「御所五郎蔵」傾城逢州(楽屋写真?)
- 『週刊朝日』1997年1/24月号に載った写真
- 1998年1月「源氏物語 夢がたみ」光源氏(舞台写真)
ホリ・ヒロシさん作の人形との舞台。黒衣というか白衣のホリさんを人形と一緒に抱きかかえることになり、不思議な感じだったらしい。観劇にいらしていた高円宮御夫妻と一緒に写真に写り、お父様にすごく喜ばれたのだそう。
- 1998年8月「狐静化粧鏡」榛澤六郎(舞台写真)
- 1999年7月?「流星」織女(楽屋写真)
染五郎丈の楽屋へこしらえのまま遊びに行ったら、染五郎丈のお弟子さんに「写真撮っていいですか?」と聞かれて撮ってもらった写真。後ろに染五郎丈のものらしき隈取が写ってた。
- 2000年4月「眠り王」かぐや姫(舞台写真)
初めての宙乗り。それ以来、宙乗りはやってない。
- 2000年5月「源氏物語」夕顔(舞台写真)
台本にはト書きが多く、それも、「胸元に手を入れられてもだえる」みたいなト書きばっかりだったらしい。
- 2003年8月「新・油地獄 大坂純情伝」河内屋与兵衛(舞台写真)
- 2008年8月「操り三番叟」三番叟(舞台写真)、「口上」(舞台写真)、「奴道成寺」白拍子花子 実は狂言師左近(舞台写真)
※「永楽館柿落大歌舞伎」の舞台写真はとてもたくさん見ることができた。
質疑応答もあった。内容は失念したが、上方と江戸では浴衣の帯の結び方が違う、という答えは覚えている。
他にもたくさん興味深いお話を聞いたのだが、なんせ1時間30分もあったので、覚え切れなかった。
でも、楽しかった。この講演会を企画してくださったJTBさんに感謝感謝。