年 (平成年)

日本の古典芸能特選トークショー
片岡愛之助とおもてなし料理
NHK文化センター 岐阜教室

2月24日(日)

配役
12:30〜15:00
日本の古典芸能特選トークショー 片岡愛之助とおもてなし料理
会場:鵜匠の家旅館すぎ山
講師:六代目 片岡愛之助

料金
一般:13,650円
会員:12,600円
その頃、他の劇場では…
歌舞伎座
松竹座

感想
聞き間違い、覚え間違いなどあったら、ごめんなさい。

NHKの葛西アナが司会。
最初にお料理の説明。
普段にはない特別メニューで、「三都御膳」。三都の食材と岐阜の食材を使ったお料理。
三都とは、京都、大阪、江戸。
片岡仁左衛門家では、三都で活躍できるように、お正月に3種類のお雑煮を食べるので、それにちなんで三都らしい。
どのメニューも美味しかった。

デザートが出てきた頃に、トークショウ開始。(1時間くらい。)
愛之助丈はグレーの紋付袴で登場。愛之助丈はお料理を食べてないのだとか。
写真撮影は禁止だったけど、テーブルごとの記念撮影があった。

トークの内容は、覚えているところだけ。

七之助丈のお富さんについて。
愛之助丈「お富の七之助さん、綺麗ですよね」
葛西アナ「綺麗になりましたね〜。昔はやんちゃだったんですけど」
愛之助丈「今もやんちゃです(笑)」

与三郎の傷について。
鳥屋口で、お富さんが出ていく横で、裸になって傷を書いているのだそう。
愛之助丈「お客さんには見せられません(笑)」
慣れない時は、パッと開いて丸見えになって「閉めて!」なんてこともあったのだとか。
葛西アナ「お富と一緒になったのは浅草だから。普段は下手からお富が出てくる」

『蜘蛛絲梓弦』について。
「最後は皆で出たい」と話し合って、松竹に「役を作ってくれ」と頼んだ。そして、台本も書きかえてもらった。
最初、保昌は隈を取らなかったんだけど、全部隈を取った方がいいということになり、衣装もそれに合わせて派手になった。
実は中に鎧も着ていて、それは『暫』の鎌倉権五郎が着ている鎧。

『鳴神』代役について。
約束事を台本に書き写すところからはじまった。(それも、『鳴神』に出てる人の台本を借りて。)
普通はやったことのある人に代役がいくのだそう。

海老蔵丈「やったことあるんですよね?」
愛之助丈「ないよー!」
海老蔵丈「大丈夫〜?」
愛之助丈「大丈夫じゃないけどっ…」

孝太郎丈がホテルに来てくれると言ったけど、その日は覚えるだけで合わせるところまでいかなさそうなので、朝に合わせてもらった。
結局、その夜は諦めて寝た。
居酒屋でお弟子さんと二人、「無理だな。後見だけ覚えといて」と話していたけど、後見は成田屋のお弟子さんがやってくれた。

その他。
敵役は面白い。ストレスがたまらない。でも、先輩を踏んづける時は気を使う。「もっと踏め!」と言われても、「踏んじゃっていいのかな?」と思う。
顔見世の『河内山』と『流星』と『新選組!!』のVTRが流れた。
楳茂都流には面白い踊りがいろいろあって、父、母、子の『三人連獅子』もあるらしい。
秋に、現代劇と時代劇の映画を撮る予定。
愛之助丈は昨日のうちに博多から名古屋へ移動していたらしい。

もっと面白い話を聞いたような気がするんだけど、とりあえずこんなところ。


『三都御膳』

前菜

椀物

造里

焼物

おしのぎ

強肴

煮物


御飯・香の物

水菓子