年 (平成年)

新派120周年記念 九月新派公演 南座

9月6日(土)〜9月27日(土)

配役
昼の部(11:30開演)/夜の部(16:00開演)
一、遊女夕霧(ゆうじょゆうぎり)
作:川口松太郎
演出:大場正昭

遊女夕霧:波乃久里子
与之助:六代目 片岡愛之助
悟道軒円玉:笹野高史

二、明日の幸福(あしたのこうふく)
―新派百二十年記念ご挨拶申し上げます―

作:中野實
補綴・演出:石井ふく子

松崎恵子:二代目 水谷八重子
松崎寿敏:笹野高史
松崎淑子:二代目 英太郎
松崎寿一郎:安井昌二(昼の部)/立松昭二(夜の部))
松崎富美子:瀬戸摩純
松崎寿雄:六代目 片岡愛之助
滝政江:波乃久里子


筋書
愛之助丈関連
32ページ:愛之助丈紹介(扮装写真あり、カラー)
グッズ
ガーゼてぬぐい:420円
ガーゼはんかち:320円
豆はっぴ:530円
料金
1等席:12,600円
2等席:7,350円
3等席:4,200円
特別席:13,650円
筋書:1,300円
その頃、他の劇場では…
歌舞伎座
新橋演舞場
巡業 西コース
三越劇場
赤坂ACTシアター

感想

23日に前方花道横で観劇。
簡単に感想。

「遊女夕霧」
泣いたー! 与之助(愛之助丈)の出番は前半だけ。
インパクトが強い役ではないけれど、誠実そうな好青年という感じだった。
苦界に沈んでいたら、こんな青年に癒されるだろうなぁ。

夕霧(波乃久里子さん)が円玉(笹野高史さん)のところへ借用書に判をもらいに行くところで、泣けて仕方なかった。
久里子さんは涙で顔をくしゃくしゃにして、嗚咽というか、咆哮というか、感情の表し方がすごかった。でも、ここで綺麗な顔して泣いていたら、あれほど感動しなかっただろうなぁ。
よかったー。

「明日の幸福」
笑ったー! 家宝のハニワを巡るドタバタ劇で、登場人物がそれぞれ面白かった。
コワ〜いおじいちゃん(安井昌二さん)、嫁には厳しく?孫には甘いおばあちゃん(英太郎さん)、カタブツのお父さん(笹野高史さん)、良妻賢母のお母さん(水谷八重子さん)、ワガママ坊ちゃんの息子(愛之助丈)、まだ初々しい若奥さん(瀬戸摩純さん)。さらに、来客、お手伝いさん、離婚調停中のマザコン坊ちゃん、モンスターマザーなど、笑える登場人物大集合。
愛之助丈はワガママなボンボンで、拗ねてる時はお母さんに代わって説教したくなったけど、奥さんとはラブラブしているときは見てて微笑ましい。

とにかく面白くて、大笑いしてすっきりした!

カーテンコールでは、役者さんが勢揃い。
八重子さんが「富美子をやって、恵子をやって、おばあちゃんをやったこともある。120周年ということで、恵子に若返った。次は富美子を」みたいなことを言って、安井さんも「次は寿雄を」と笑わせた。
笹野さんは「チョー! キモイチイイ!」と受けを取っていた。
愛之助丈は「歌舞伎はもちろん、新派にも呼んでいただける役者になりたい」と言っていた。

泣いて笑って拍手して、気持ちよく家に帰ることができた。


↑この日食べたお弁当(高島屋の地下で購入)。


↑出町ふたばの豆餅(これも、高島屋の地下で購入)。