年 (平成年)

京都創生座 第3回公演
「四神記〜神降る都の物語〜」 弥栄会館

3月21日(土)

配役
18:30開演
「四神記―神降る都の物語―」
男:片山伸吾(観世流能楽師シテ方)
武者:豊嶋晃嗣(金剛流能楽師シテ方)
青龍:片岡愛之助(歌舞伎役者,日本舞踊楳茂都流家元)
朱雀:尾上青楓(日本舞踊尾上流)
白虎:宇竜成(金剛流能楽師シテ方)
玄武:片山紫乃(子方)
イノシシ:茂山正邦(大蔵流狂言師)
シカ:茂山茂(大蔵流狂言師)
能楽囃子
 笛:左鴻泰弘
 小鼓:曽和尚靖
 大鼓:谷口有辞
 太鼓:前川光範
長唄
 唄:杵屋勝彦ほか
 三味線:杵屋浩基ほか
邦楽囃子:中村寿慶ほか
邦楽
 箏:野田友紀
 尺八:岡田道明ほか
地謡:武田邦弘、古橋正邦、吉浪壽晃、宮本茂樹
後見:味方玄、豊嶋幸洋、大江信行ほか

料金
S席一般:3,000円
A席一般:2,000円
A席学生:1,000円
筋書:入場時に配布
その頃、他の劇場では…
歌舞伎座
新橋演舞場
国立劇場

感想
都の開発を進めるため、青龍、朱雀、白虎が邪魔となる。
大男は勅命を受け、彼らを倒す。
「失するは易きことなり。しからば、我らが消えゆくを救いたもうは誰そ(←うろおぼえなので違うかも)」という台詞が繰り返される。
途中、シカとイノシシの狂言が入り、客席から笑いが起きる。
水は涸れ、木々も枯れ、男は異形の者となる。
男は勅命に従い、青龍、朱雀、白虎を倒したのに、帝は異形となった男に弓矢を向ける。
玄武が現れ、青龍、朱雀、白虎が舞台に再び登場。男と四神が舞台に並んで、幕。

青龍は凛々しくかっこよく、朱雀は優雅に美しく、白虎は杖をついた長老で威厳があり、玄武は子供の姿をしていた。
メッセージもわかりやすく、いろいろな分野の芸能が一度に見られて面白かった。
ただ、鳴り物さんの声(鼓叩く時の声とか)と台詞がかぶって聞こえにくいところがあったので、素人にも聞き取りやすくしてほしかったな。