年 (平成年)

フェリシモ神戸学校
「歌舞伎の楽しみ〜表現すること 継承すること〜」
エスパスフェリシモホール

2009年7月11日(土)

配役
13:30〜16:00(開場13:00)
「歌舞伎の楽しみ〜表現すること 継承すること〜」
ゲスト:六代目 片岡愛之助

料金
全席自由:1,200円 (学生 1,000円、中学生以下無料)
その頃、他の劇場では…
歌舞伎座
松竹座
巡業(中央コース)
コクーン
国立劇場

感想
※「フェリシモ神戸学校」サイトのレポートはこちら

楽しかった〜。
入場後と休憩時間にお茶とお菓子が出て、至れり尽くせりだった。スタッフさんも親切で感じよかった。
あと、500色の色鉛筆の見本を1本もらった。

愛之助丈のトークも面白かったし、司会のお姉さんが天然っぽくて可愛かった。←愛之助丈にいろいろ突っ込まれてた(笑)。
司会者は5月南座の『小笠原騒動』で初めて歌舞伎を観て、「アクロバティック」という感想をもったそうだ。

タイムテーブルは、
第一部:13:30〜15:00(司会者との対談形式)
休憩:15分
第二部:15:15〜16:00(質問に答える形)

聞き間違い、覚え間違いなどあったら、ごめんなさい。

生い立ち、歌舞伎との出会いなどからトークが始まり、司会者からの質問に答えるような形で対談は進む。
途中、「これからの歌舞伎界をどうしたいか?」というすごい質問をされ、
愛之助丈「そんなこと言ったら、インターネットに『愛之助がこんなこと言った、あんなこと言った』と書かれる…」
… …。
なんだかごめんなさいだけど、差障りなさそうで、覚えている部分を書くことにする(笑)。
ちなみに、上記質問については、「関西でたくさん歌舞伎をかけたいので、皆さん、たくさん歌舞伎を見に来てください」というようなことを言っていた。

歌舞伎で使われている音を流し、何の音か当てるクイズもあった。(川の流れ、激しい雨音、雪の音)
見得についての話になり、
司会者「私達も…」
愛之助丈「私達って、皆で見得するんですか?(笑)」
結局、「やってみましょう」ということになり、片方の目を寄り目、もう片方の目を中央にする見本を見せてもらった。指を動かしながら、それを見るようにすればできるらしい。私には無理だけど。

現在巡業中の『義経千本桜』で、小金吾の死の間際の台詞に「女人禁制の山なれば」という言葉を付け足したそうだ。
死の間際、若君に「御台様を伴い、△△に御台様を残し、人を頼んで高野山へ登るように」というような台詞を言うらしい。(私はまだこの場面を観た事がないので、台詞うろ覚え。)
楽屋で秀太郎丈から、「高野山は女人禁制の山だから御台様を置いていく、ということがお客さんにわかるだろうか?」と指摘を受けたかららしい。
これから巡業を観に行く人は要チェック!

今まで演じた役の写真を見ながらのトーク。
夕顔、平成若衆歌舞伎などの写真が映る。
宝塚の役者さんとのお芝居を再演したかたったけど、スケジュールが合わなくて延び延びになっているうちに、宝塚の方がほとんど退団してしまったので、再演できなくなってしまったそうだ。

『寺子屋』松王丸が映ると「衣装が重い」という話になった。
司会者「そういう衣装でアクロバティックは…」
愛之助丈「これはアクロバティックじゃないです。無理です(笑)」
次は「義賢最期」の写真が映り
愛之助丈「これはアクロバティックです」
愛之助丈はまた義賢を演じたいそうだが、なかなか機会がないらしい。

質問コーナーで「海外で座頭公演ができるとしたら、どこに行きたいですか?」という質問に「イタリアに行きたいからイタリア」「ハワイやオーストラリアでもいい」と趣味に走った答えをしていた。
他には、映画の話、永楽館の話などもあった。

とにかく面白くて、面白いお話をいっぱい聞いたのだが、とりあえず、こんなところで。