年 (平成年)

勘吉郎の会 国立文楽劇場

9月27日(日)

配役
昼の部(11:00開演)
一、長唄「君が代松竹梅」
一、長唄「藤娘」
一、義太夫「妹背山道行」

一、長唄「二人椀久」
椀屋久兵衛:六代目 片岡愛之助
松山太夫:二代目 市川亀治郎

一、清元「お祭り」
一、長唄「天下る二人傾城」
一、長唄「浅妻船」
一、清元「吉原雀」
一、清元「玉兎」

一、清元「色彩間苅豆 かさね」
かさね:二代目 市川亀治郎
与右衛門:六代目 片岡愛之助

夜の部(16:00開演)
一、清元「四季三葉草」

一、清元「梅川」
忠兵衛:二代目 市川亀治郎
梅川:藤間勘由香

一、義太夫「吉野山道行」
一、長唄「風流船揃」

一、義太夫「蝶の道行」
小:二代目 市川亀治郎
佐国:六代目 片岡愛之助

一、長唄「一人椀久」
一長唄、「阿国歌舞伎」

一、清元「色彩間苅豆 かさね」
小槙:二代目 市川亀治郎
与右衛門:六代目 片岡愛之助

※配役は一部しか載せてません※

筋書
愛之助丈関連
5ページ:ご挨拶(素顔写真あり、モノクロ)
12ページ:舞台写真「源氏店」与三郎(カラー)
13ページ:プロフィール、舞台写真「女殺油地獄」河内屋与兵衛(カラー)
料金
座席指定:8,000円
筋書:無料
その頃、他の劇場では…
歌舞伎座

感想

昼の部を中央花道寄りで観劇。

私が今まで観た踊りの会は自由席のことが多かったけど、今回は指定席なので楽だった。
しかし、途中で空席が目立ったのは勿体なかったな。

二人椀久
椀屋久兵衛(愛之助丈)が花道からよろよろと登場。
まどろんでいると、松山太夫(亀治郎丈)が現れ、2人で仲睦まじく踊る。
最初はゆったりしていたけど、だんだんペースが上がっていって大変そう。
最後は松山太夫がくるくると回りながらスッポンへ消え、椀久は松の木にすがりついて倒れてしまう。
いやー、綺麗だった。

かさね
花道からかさね(亀治郎丈)が、舞台上手側から与右衛門(愛之助丈)が登場。
2人で仲良くしている時は与右衛門がちょっと頼りなさげに見えるのだが、髑髏が流れてきた辺りから豹変する。
本当に悪い男なんだけど、かっこいいんだよな〜。

かさねは最初は可愛らしいのだが、顔が醜くなってからは情念丸出しで恐ろしい。(与右衛門の仕打ちを考えると、仕方ないけどね。)
かさねが帯を振り回す時の攻撃力には驚いた(笑)。
以前観た時は、舞台が暗くなって手招きするかさねの腕にだけスポットライトが当たって、とてもおどろおどろしかったけど、今回は舞台は明るくかさねの全身が見える状態で手招きしていた。(それでも十分怖い。)
見ごたえがあって楽しかった。