国立劇場視聴室について。
2010年7月14日
国立劇場視聴室では、過去に上演された演目の録画記録を見ることができる。(予約制)
有料ではあるが、30分50円、1日入り浸っても700円(平日の10:00〜17:00)と、なんとも手頃なお値段。
12:00〜13:00は休憩で外に出なければいけないのかと思ったら、そんなことはなかった。ただし、その時間に外に御飯を食べに出ても、使用時間としてカウントされる。

文化デジタルライブラリーで検索すると、見たいものがたくさんありすぎて、時間が足りない。(ちなみに、上演時の名前でしか検索にかからない。仁左衛門丈の昔の映像を観たければ「孝夫」で検索しないと出てこない。また、古いものだと映像がないので、「視聴覚資料」ボタンを押して、チェックが必要。)
愛之助丈の千代丸時代の「上方歌舞伎会」なども見たかったのだが、残念ながら、国立劇場の大劇場と小劇場で上演された演目のみ視聴可能なのだという。(国立文楽劇場で上演された演目は見ることができない。)

何を見ようか迷ったが、下記3つに決めた。
・2000年6月 第56回歌舞伎鑑賞教室「封印切」
・2004年7月 第65回歌舞伎鑑賞教室「傾城反魂香」
・2005年3月 第244回歌舞伎公演「通し狂言 本朝廿四孝」
他にも、見たい映像がたくさんあるので、東京へ行く機会があったら、できるだけここに寄れるようにしたいなぁ。

当日、楽屋口の隣の入り口で、守衛さんに「視聴室の予約をしています」と告げ、入館証をもらう。
受付でビデオテープを渡してもらい、個室へ。
この時、カメラやカメラ付き携帯はコインロッカーに預けないといけない。一眼レフ(←前日に野球場で使用)をロッカーに放り込むのには抵抗があったが、決まりなので仕方ない。

個室には会議机と椅子があり、液晶テレビ、VHSのビデオデッキ等が置いてある。ベータのデッキやレコード盤などが置いてあったのには驚いた。映像や音源のデータ化はしないのかしらん。
冷房が効き過ぎて寒い時のために(?)、小さな毛布もある。

ビデオはたまにノイズが走る。
役者さんが登場した時に、テロップでキャストを入れてくれると嬉しいけど、映像記録だから贅沢は言えないか。
映像の感想については、後で書く。

お昼は「濱ゆう」のハヤシライス。

お店で御飯を食べていると、舞台の声や音が聞こえてくる。
ここまで来て、録画だけ見て生の舞台を見ずに帰るのは勿体無かったなぁ…

見終わったビデオを巻き戻して受付に返し、そこで料金を払って、守衛さんに入館証を返す。
1日引きこもってビデオ三昧… 楽しかった〜。
これからも機会を見つけて、他の演目も見に行くぞー!

視聴室で観賞した後は、近くのグランドアーク半蔵門でケーキセットを頼んで、一休み。
チョコレートケーキの味が濃くて美味しかった。