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馨君(かおるのきみ)(0)
主人公。花の香り芳しく馨る君という意味で、通称・馨君と呼ばれる。白い肌と赤い唇の持ち主。
明るく真面目だが負けん気が強く、やんちゃな一面も。 |
芳姫(よしひめ)(-1)
馨君の年子の妹。明朗活発な人柄。幼い頃から男子のように駆け回って遊んでいた。 |
惟彰(これあきら)(+2)
次代主上。東宮(春宮)。優しく男らしい性格。馨君を芳姫と誤解し、恋慕を抱いている。 |
水良(みずら)(-1)
惟彰の異腹弟。第二皇位継承者。
大らかでのんびりしていて素直。愛される性格。 |
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若葉(わかば)(+3)
馨君付きの女房。ハキハキと物を言い、世話焼きで竹を割ったような性格。
馨君一番で、馨君のためなら兼長にも意見する。 |
小霧(さぎり)(0)
芳姫付きの女房。耳年増で芳姫のよき相談相手。大人びていて内弁慶。 |
熾森(おきもり)(0)
馨君の乳兄弟。小舅。何よりも馨君を思うよき従者。 |
呉竹(くれたけ)(?)
馨君付きの女房。若葉の祖母。馨君の口やかましい養育係だが、馨君を実孫のように可愛がる。 |
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濃子(のうこ)(+3)
兼長の政敵、藤原行忠の二の姫。東宮妃。気位が高く、無表情で感情が分かりづらい。 |
澪姫(みおひめ)(+3)
東宮傅・源頼善の娘。東宮妃。控えめで大人びている、いじらしい性格。 |
朱子(あけこ)(-2)
兼長の政敵、藤原行忠の三の姫。水良の妃候補。行動的で勝気。行忠に可愛がられている。 |
柾目(まさめ)(+10)
式部卿宮の一の宮。権大納言行忠の一の姫の婿。利発で、主上の侍従を勤める。いつも笑っていて性格が読みにくい。 |
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時の宮(ときのみや)(0)
蛍光親王の一の宮。後に臣に下り源充時に。女好きでやんちゃで華やかな性格。笛の名手。 |
富久子(ふくこ)(+4)
蛍光親王の女一の宮。時の宮の同腹姉。美人ではないが、おだやかでおっとりとした性格。別名、萩の宮姫。 |
椿の宮(つばきのみや)(-1)
時の宮の同腹弟。活発で一途。両親から可愛がられている。 |
冬の君(ふゆのきみ)(-2)
母を亡くし、遠縁の蛍宮家に世話になっている。いつも無表情で、自分の立場をわきまえている。 |
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藤原兼長(ふじわらのかねなが)(?)
馨君・芳姫の父。大納言。宮廷では出世頭だが、家では妻や子供たちに振り回されるよき父。 |
藤原楽子(ふじわらのらくこ)(?)
馨君・芳姫の母。宮腹の娘。占い好きで、思い込みが激しいお嬢さま。 |
二条の方(にじょうのかた)(?)
馨君・芳姫・惟彰の祖母。兼長と絢子の母。先々帝の女一の宮。内大臣である夫・兼芳の死後、出家。 |
四の姫(よんのひめ)(-3)
兼長と藤原娘の妾腹の姫。二の姫に続いて水良の妃候補になる。素直で絵が達者だが、性格は子供っぽい。 |
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主上(おかみ)(+17)
惟彰、水良の父。今帝。
大人しいが朗らかで、歌の名手。 |
絢子(あやこ)(+18)
通称・藤壺女御(ふじつぼにょうご)。二条の方の娘で兼長の同腹妹。惟彰の実母。水良の後見人。明るく素直で賢い。美人。 |
倫子(みちこ)(-5)
惟彰の同腹妹。気位が高くて口が悪いが、おっちょこちょいで可愛い面もある。 |
麗景殿(れいけいでん)
先々帝の女五の宮で、水良の母。水良を生んですぐに亡くなった。 |
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王命婦(おうのみょうぶ)(?)
後宮の古参女房。絢子の里下がりについて兼長邸へ来た。絢子の相談相手。 |
朝顔(あさがお)(0)
水良付きの女房。落ち着いていて、水良のことを常に考えている。 |
玉里(たまさと)(+5)
惟彰付きの色気のある女房。惟彰の身の回りの世話をしている。 |
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源三篤(みなもとのさんとく)(+20)
治部大輔で、雅楽寮にも勤める。身分は高くないが、舞楽の知識を豊富に持ち、兼長に乞われて馨君に舞を教えた。 |
源頼善(みなもとのよりよし)(+38)
式部省大学寮文章博士。東宮傅。大学寮でも学生を指導している。 |
会恵(えけい)(+23)
花河天皇の兄宮。早くに内裏を出て独身のまま宇治で暮らし、三十代で出家した画僧。 |
白梅院(はくばいいん)(?)
先帝。今は退位して一条に居を構える。惟彰、水良の祖父でもある。 |