「Wrong Heaven」シリーズの後日談的な。兄×妹であまあまえっち(と、思い込み)付き。
俺がアルの魂を、俺の造り上げた肉体に定着させてから半年余りが過ぎた。
今や、俺とアルはもう引き返す事の出来ない場所へと向かって歩き始めている。
死んだ母さんそっくりの身体を得たアルに俺は惹かれ、遂にはその身体を陵辱したと言うのに、決して赦される事のない罪を再び犯したこの俺をアルは受け入れてくれたんだ。
そうして、俺達は誓いあった。もう、決して離れないと。
けれど。俺は未だに迷っていた。
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休日の俺達は日がな一日読みたい本を読み、その内容について議論を交わし、腹が空けば適当に物を喰い、そしてどちらかが眠りにつくまで話をして。
そんな、子供の頃の日々を取り戻していた。ただし、アルはもう弟じゃない。
「ねえ、シャワー浴びてきなよ?」
アルがソファに寝転んで本を読み続ける俺に向かってそう言う。そう言えば、昨日も風呂に入り忘れてたっけ。
「んー…明日の朝にする…」
今読んでいる本はあと数十ページで読み終えるから、とりあえずはこれを片付けちまいたいと思ってそう返事をすると、アルが呆れたように俺の顔を覗き込んでこう言った。
「…そう言って、入った事ないもん。兄さんは!たかだか10分かそこいらなんだから、さっさとシャワー浴びてから本の続きを読めば?」
結局、アルのその言葉に負けてシャワーを浴びる事にした。大急ぎで身体を洗ってバスルームから出ると、入れ違いにアルがやってくる。
すれ違う時に、ふわり、と甘いような、なんとも言えない匂いが俺の鼻先をくすぐった。
そして、こんな時に思い知らされるのだ。子供の頃のような日々を取り戻しても、もうアルは俺とは対岸に存在しているのだと。
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例えるならば、アルが錠前で俺は鍵。俺は東、アルは西。不思議なもので、全く正反対の存在なのに重なりあえる。東の果ては西の果て。世界は一つの輪で繋がり、男の俺と女のアルはそうして繋がる。
そうだ。俺達は互いが必要だと言い、愛しているのだと誓いあったのだ。あの夜に。
けれど、それ以来、俺達は互いに触れる事はしていない。
俺はまだ怖かった。アルが俺を求めた時、乞われるがままに俺自身をアルの中に突き立てた時の、あの嵐のような熱狂の渦は俺を捕らえて離さず、どろどろに疲れて眠りにつくまで俺を翻弄した。
だから、再びアルとそうなれば今度こそもう二度と離れる事が出来なくなりそうで、恐ろしかった。
「…寝るか」
なんだか本を読み続ける気勢をそがれて、大人しくベッドに入る事にした。しかし、それにも馴染めず、俺は上掛けの下で盛んに寝返りをうち、そしてどうして寝つけないのか、その原因に思い当たって身体を起こしたのだった。
…身体が熱い。それはシャワーの湯で身体が暖まったなんてものではなく、俺の身体のある点でどくどくと脈打つそれが発熱の根本だったのだった。
「…ふぅ…」
ベッドのふちに腰掛けて、そして自然に左手が股間へと伸びていく。下穿きを膝の辺りまでずり下げて先程から熱を帯びているその先端を指先で撫でると背筋にぞくぞくと悪寒に似た快感が走り抜けた。
「つっ…んっ…」
指先を先端の敏感な所から根元の方まで移動させて、それから竿の部分を握って上下に動かすとそれは増々硬さと体積を伴って熱く張り詰めた。夢中でそうしていると先端からにじみ出た液でにちゃにちゃというなんとも言えない淫猥な音を発し始めたので、俺は頭がぼうっとなって更に激しく手を上下に動かす。
「くっ…あ…アルっっぅ…」
つい口を突いて出るその名前。ああ、愛しているんだ。でも、あんな風にまた繋がったら、今度こそ離れられなくなっちまう。
いよいよ俺の中心が爆発しそうになる。しかし、そんな時に事もあろうに部屋のドアがノックも無しに突如として開いたのだった。
「にいさーん、リビングに本おきっぱ…ひゃあ!」
下半身を露出させている俺を見て、アルは素頓狂な声をあげるとすぐさまドアを閉めた。そしてドアの向こうで小さく呟いた。
「ごっ…ごめん…」
俺はすぐさま膝の辺りで留まっている下穿きをちゃんと穿き直すと、わざと陽気な声で叫ぶ。
「わ、悪ぃ!ちょっと抜いてた!」
「………」
「身体もさっぱりしたし、こっちの方もすっきりってな具合で…」
「……にいさん…」
「あ…アル…?」
「……ひとりで…するほうが…いい?」
「あっ…」
ドアの向こうのその声は、侮蔑の色を含んだものではなくて、ただやるせない、と耳元で直に囁かれているかのように俺の胸に突き刺さった。
「違う…ちがうよ、アル!」
「ごめんね…やっぱり、無理だよ…ね…ボク、おとうと、だもんね…いくら身体がこうでも…やっぱり、気持ち悪いよね…」
「いやっ…その…」
「いいよ…ごめんね。あの時は、無理してボクのお願い聞いてくれてたんだって、分かってるから…」
ちーがーうー!そうじゃなくって!!
そしてドアの向こうでとん、と本を置く音がしたので大急ぎでドアノブに手を掛け、部屋の中にアルを引きずり込んだ。
「なっ…なに?」
いきなりの事にアルは涙目を大きく見開いて俺を見た。あーあ、また泣かせちまった…言わなきゃ。アルに俺の気持ちを伝えなきゃ。
「俺は…お前の…」
「…?」
「お前が好きだし、でも…お前は…」
「にいさん…?」
「俺のおとうと…だったのに…俺が全部ぶち壊して、なのに、どのツラ下げてお前を抱けばいいんだよ?お前のナカは…それこそ天国の中にいるみたいに気持ち良くて、一度浸ったらもう出たくなくって…俺はお前をブチ壊したのに、お前でそんな風になっちまう…自分が…嫌なんだ…」
アル、お前を避けるのは自分の醜さを避ける為に。せめて、形だけでも兄貴としていられるように。
背中を丸めて座り込む俺に、アルは顔を寄せて、そして微笑んで言った。
「…ボク、どんな兄さんも好きだよ?でも…もっと素直にボクの事を欲しいって、言ってくれる兄さんが、一番すき…」
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「はじめては無理矢理で、次は勢いで」
ベッドの端に腰掛けて、アルが呟く。
「そう言えば、ちゃんとした事ってないよね」
そう言われて思い出すのは、うつろな瞳でただ俺のなすがままにされるアルの姿だった。何度名を呼んでも応えてはくれず、それが腹立たしかった俺はアルの中でめちゃめちゃに腰を突き動かし果てたのだった。あの行為に快感なんて物はなかった。ただ反射的な刺激の果てに射精しただけに思えていた。
そして再びアルを抱いた時は、自分にこれはアルに対しての贖罪なのだと繰り返していた。自分はこれからアルの元を去り、どこかで泥水をすすりながらその内朽ち果てるのだ。そうなる前にあいつの望みの一つでも叶えてやりたいと、ただそれだけが頭の中を支配して。
でも、本当は違うんだ。あの息も出来なくなるような熱に捕われるのが恐ろしくて。そう思い込んでいただけなんだ。
お前の感じ易い胸のてっぺんよ指先でくすぐりながら溢れる蜜を思いきり味わってみたい。それからお前の中をじっくりと味わうんだ。でも、もしかしてあんまり良すぎて我慢出来なかったゴメンな。
…誓いあったあの夜からずっと、そうしたかったのに。まだ、俺の中ではそうする事にためらいがある。男と女として繋がることに。
「…もう、部屋に戻るね、ボク…」
「え…あ、ああ…」
黙り込んだ俺を気にしてか、アルは優しい微笑みを俺に落として、そうして部屋を出ていこうとしたから、ついまた俺はアルの手を取ってベッドに無理矢理座らせる。
「あ…アル、俺は…お前の事…抱きたい…よ…」
ずっと言えなかった言葉。愛の宣誓を交わしてもなお、躊躇われたその言葉。でももう躊躇う事は許されない。
アルは一瞬何かに囚われたように動かなくなり、それから照れたように俯いた。
「…ボ…クも…して欲しい…」
なんだか俺まで恥ずかしくなって、2人して下を向いたままでいたけど、やがてどちらともなく手を引き寄せ、指をからめて囁いた。
「決めた…今夜が俺達の、初めてだ」
「はじめて…?」
「ああ。ちゃんとお互いに納得してするんだ」
「うん…」
空いている方の指先でアルの顎をこちらに向けてキスをした。するとすぐにアルの方から舌をからめて来て、俺もそれに応える。
「ふ…む…ふぁ…あ…」
キスしながらアルのパジャマの上からゆるゆると胸の膨らみを揉んでやった。するとアルは苦しげに唇を俺から離して小さく喘ぎはじめた。
「や…んん…きもち…いい…」
今気がついたけど、アルの奴、寝る時はブラジャーをつけてないんだな。パジャマの上からぷるぷるの膨らみを揉んでいたら、乳首がぷっくりと膨れて外側から見ても分かる位だった。調子に乗ってそのぷっくりした乳首を服の上から摘んで話掛ける。
「胸、感じるのか?」
「んっ…そうされると、気持ちいい…」
はあっ、と悩ましげにため息をつき、アルは身体を俺に預ける。すると、先程嗅いだあの匂いが俺の鼻をくすぐった。
…かすかな石鹸の匂いに交じって嗅いだそれは、まだ俺が子供の頃に感じていたものによく似ていた。そう、母さんの。
できたてのアルの身体は泉から湧き出た水のようにさらさらと美しかった。匂いもなく、腕や足は長く、細く、どちらかと言えば少年のそれに近かった。
やがてその身体はふんわりと優しさを纏い、俺とは違う甘い匂いを放ち始めた。
そうさせたのは俺なのかも知れない。俺がアルを対岸に追いやった張本人なのかも知れない。
「…アル、変わっちまった…」
つい出た言葉にアルは悲しげな瞳を俺に向けた。俺は慌てて弁明する。
「悪い意味じゃなくて!…本当に、女になっちまったって…そう、思ったんだ…」
すると、アルは伏し目がちに、ほんの少し微笑むように話し出した。
「…うん。そうかもね…。あのね…ボク、自分の本来の身体がどんな風だったか、もうぼんやりとして思い出せないんだ…当たり前だよね、だってこの身体で24時間ずっと過ごしてるんだから。それでも時々、兄さんを見て、ああ、もしかしてボクもこんな風になったのかなって、思うんだ…」
…やっぱり、アルは俺を恨んでいるのかと思い到って胸が痛む。抱きしめた腕の力を抜いてアルの身体を解放してやると、今度はアルが困ったように微笑んで俺に話し掛けた。
「ねえ、ボクはこうなった事をもう、どうこう言うつもりはないんだ。今は却ってこうなって良かったって、思う…だって、昔はこんな風に話した事はなかったでしょ?お互いに溜めるだけ溜め込んで、いっぱいいっぱいになってようやく吐き出してさ。お互いに同じ男だから、どこかで分かってくれるだろうって油断してた。自分の気持ちを必死で隠し通してるのに心のどこかで期待してたんだ。分かって欲しいって…」
「そうだよな…一番近くにいたのに、なんにも分かっちゃいなかった」
「今だって、必死にならなきゃお互いを理解出来ないのは同じだけどさ、でも、こうして兄さんの身体に触れて、ボクに兄さんが触って…少しだけ、やり方が分かった気がするよ。どうやったら素直になれるのかって…」
一度大きな河の対岸に引き離された俺達は、今、必死になって互いに腕を伸ばしているようなものなのかも知れない。一度その手に触れてもまた激しい流れに引き離されるかも知れないけれど。でも、お前の匂いを感じて、お前がどこにいるのかはっきりと分かる。どんなに離れていようと、もう、お前を見つけ出せる。その柔らかな手を掴む為に。
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「ねえ…兄さんが欲しいよ…もっと…触って…」
切なげにそう訴えるアルをベッドに横たえて、着ていたものを全部剥ぎ取った。ふるりと揺れる白い胸が露になって俺を誘っている。指で触れずにそのまま顔を近付けて舌先でてっぺんを舐めあげると、アルは頭を仰け反らせて声を上げた。
「うんっ…」
敏感な先端はあっと言う間に花の蕾のように膨らみ、赤く色付く。もう片方も同じように舐めて、それから唇で銜えて転がせばもうアルは自分を見失ったように頭を振り俺に縋り付いて来た。
「ああっ…そこ…んっ…」
「…ここ、こうされるの好きか?」
「うん…すき…おっぱい…感じ…る…の…」
乳首を刺激し続けていると、今度はアルの下半身が俺のそれに擦り付けられる感触に気がつく。こっちもして欲しいんだともじもじと擦り付けられる太ももの隙間から左手を差し入れ、湿ったその部分に指を這わせた。
「…あっ…」
中指でつうっと割れ目をなぞって、それから指先を埋めると、アルはぴくん、と身体を引きつらせた。徐々に奥の方に指を進めて、指がすっかり根元まで呑み込まれた様を見て俺は興奮して声を上げてしまう。
「すごい…俺の指がお前の中に根元まで入っちまってる…」
「あ…当たり前でしょ…指、なんかより長くて太いのを入れるんだからぁ…」
長くて太い、と言われてちょっといい気分になる。すっかりくわえこまれた指を前後に抜き差ししつつ、指の腹で内部を探ってやると、アルが身体を震わせて抗い始めた。
「ダメ…そっ…それ…よすぎる…」
「ここが?」
「んあっ…!ダメ…ダメ…やだぁ…」
言葉とは裏腹に、アルのその部分はとろとろと甘美な蜜を吐き出し始める。
「ダメなのぉ…そこぉ…イっちゃう…」
「いいよ…イっちゃえよ…」
自分でも呆れるくらい優しい声でそう囁いて、アルの中でまた指を動かしてやった。とたんに、その指が入口辺りできゅうっと捕らえられて動かしづらくなる。
「ふぁ…もっ…もお…イ…く…」
俺の右肩を掴んだアルの指が、金属をかりかりと引っ掻いて、そしてふっと力が抜けて、アルが達した事を知らせたのだった。
とろんとした目でどこかを見ているアルにキスしてやる。まだ締め付けられている指を引き抜くと、手首の方まで蜜が滴り、びっしょりと濡れていたので、それをアルの顔の前でかざしながら言ってやった。
「ほら…すごいぜ…お前の…すぐこんな風になるんだ…」
「やだ…みせない…で…」
まだぼんやりとしたアルが、俺の指先から顔を逸らすとそう言って自分の手で顔を覆う。その指の隙間から除く紅潮した頬が熟した果物のようで、俺はたまらなくなってアルの手を退けつつ頬に噛み付くようにキスを落とした。
「喰っちまいてぇ…」
「…いいよ、食べて…」
「…やだ。もったいないからずっと取っておく。ずっとしまい込んで誰にも見せないし、誰にもやらない」
「…わがままな、にいさん…」
くすり、と笑ったアルはそう言うと、細い腕を俺の首に回して俺に縋り付いて来た。そして耳元で何度も、そう、何度も繰り返したんだ。
「にいさん…大好き…ボクはもう絶対に兄さんから離れない…」
「…ア…ル…っ!」
途端に胸がいっぱいになって、俺はアルの中に自分のものを突き立てると激しく揺さぶった。俺の下でアルが泣いている。俺も同じように泣いちまう。
「ね…どうして泣くの?なか…ないで…」
お前だって泣いてるじゃないか。そう言う代わりに唇を重ねて、俺はその言葉が聞こえないようにしたのだった。
俺が泣くのは悲しいからだ。お前という人間から全てを奪い取ってなお飽き足らず自らの体裁を繕おうとしているからだ。情けなくて悲しくなる。
でも、そんな下らない奴を昔と変わらず呼んでくれるお前がいる。
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それはそれははるか遠い、白くもやの掛かった対岸にいる筈のお前は、実は俺の背中合わせに立っていた。
それに気付いたんだ。ようやく重ねる事の出来た手をもう離すまい。
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「…にいさん…もう…」
俺の背に回されたアルの腕にわずかに力がこもり、それが近い事を知らされる。
同時に、それまで当然のようにアルの中に放って来た事に考えが及び、不安が沸き上がった。
「なあ…このままじゃあ、まずいだろう…?」
いつまたアルを傷つけ兼ねない事態にならないとも限らないのだ。自分も爆発しそうなのを動きを止めて堪えつつ、そう問うと、アルは上気した顔で微笑んで応えた。
「大丈夫だよ。今日は…大丈夫な日だから。このまま…出して…」
「本当に?」
「ん…ちゃんと毎月計算してる…病院で教えてもらったんだ…大丈夫、だよ…」
アルのこの言葉に俺は安堵して、また動き始めた。とたんに、アルが声を上ずらせて丸く柔らかな腰を押し付けてくる。
「やだっ…あ…ああ…!に…兄さん!」
「アル、一緒に…」
「うん…つ…つかまえてて…ど…こか…あ…と…飛ばされそっ…あっ…や…あ…ああ!」
「んくっ…で…る…ア…あ…あっ!」
血印の刻まれた白い喉元を曝け出しながら、アルは達し、俺はきゅうきゅうと締め付ける暖かな内部に全てを吐き出した。
アルのじっとりと汗の滲んだ胸の上に頭を載せて甘ったるい余韻に浸っていると、いつの間にか左手の指先がアルの右手と重なっているのに気がついた。さり気なく指先に力を込めてからめてやると、アルもそれに応えてくれた。
「…離さないでね」
「うん…」
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未だ俺達の世界は不完全で、ようやく繋がった輪はいびつな形をしているけれど。
俺の東はお前の西にようやく出会った。この日が俺達にとって始まりの日になる。記念日になるんだ。
狭いベッドの中で、アルとぴったり身体をくっつけて眠る。これから幾度となくそうするんだろうけど、この日の事は忘れたりしない。
記念日だからだ。本当に、俺とアルが出会えた日だから。
毎度ヘタレ過ぎなうちの兄さんと妹でした。どうも私はアニメ版で肉屋のバリーに襲われた時の兄さんとか、原作だと師匠に人体錬成がバレて「無理しなくてもいい」とか言われているあたりとか、グレイシアさんちにウィンリィを迎えに行った帰り、振り向いているところとか、503のシーンの、どうする事も出来なくてパイ食べるだけしか出来ない兄さんとかが萌えなようでして。正直、かっこいいとは言えない、どっか子供な感じが好きです。
この話は本にした「Wrong Heaven」の方から続くのですが、まあ、Webの方だけでも分かるよね?
それから、「俺の東はお前の西にようやく出会った」あたりはThen Jericoというバンドの「What Does It Take?」という歌の中の「Still your East don't meet my West」っつー歌詞が好きで使いました。歌詞とは立場が逆なんだけど、自分の中ではライジングサンな兄さんなので兄さんが東です。むりやりー。