■案2:三年トリオの過去話 ■出演:四条院貴子、宇治木龍太郎、深月由紀 ■場面: 貴子 「さ、龍太郎、部活を作るわよ」 宇治木 「えーっと、ボクらは一年生というのはストッパーに成り得ませんか。ところで何故ですか? しかも唐突に」 貴子 「面白そうだからよ、そして面白そうな人を集めて盛り上がるの、最高でしょ?」 宇治木 「そもそも、何でボクに?」 貴子 「勿論、愛故に! あとは、そうねわたしの前に座ってるからよ?」 宇治木 「……えっと、拒否権は?」 貴子 「あると思ってる?」 宇治木 「いえ、聞いたボクが馬鹿でした」 貴子 「よろしい、んじゃ早速だけど、最低でも後1人は欲しいわ」 宇治木 「……で、アテは有るんですか?」 貴子 「もちろん、曰く付きの可愛い子が居るのよぉ」 宇治木 「……どんな?」 貴子 「隣のクラスに居る、深月って子知ってるわよね?」 宇治木 「……いえ、というかボクらは入学したばかりだったような? まだ4月ですよ?」 貴子 「なんで知らないのよ、もう、使えないわね? ……いいわ、仕方ないから説明してあげるわね、これも愛の為だし」 宇治木 「なんていうかツッコミ所ばかりだけど、素直に聞く事にするよ……」 貴子 「よろしい、隣のクラスに深月って文学少年がいるんだけど」 宇治木 「……可愛い子、という話だったような?」 貴子 「だから、可愛い文学少年なのよ♪ なんていうかずっと愛でたい感じ?」 宇治木 「……あー、話を先に進めてください」 貴子 「そう? じゃあ続けるわね。引っ込み思案で内気、女の子みたいな外見ってこともあって、イジメの対象になりかけたらしいのよ、まったくむかつくわねガッデム。で、その時に彼の持っていた本から化け物が出たとかいう噂があるのよ」 宇治木 「……化け物? 西洋系の悪魔とかかな、となると、悪魔使いとか悪魔憑きの類かな?」 貴子 「詳しい事は知らないわ、で、そんな特技持ってるなら面白いじゃない、凄く可愛いし、なんていうか持ち帰りたいわ、というわけで龍太郎、協力しなさい!」 宇治木 「……クダンの彼を部活に入れるのは一向に構わないと思うけど、そもそもキミが作りたい部活なわけだし。ただ、誘拐は犯罪だよ?」 貴子 「貴子よ、わたしの名前を知らないとは言わないわよね?」 宇治木 「ああ、ゴメン。流石にクラスメイトの名前は暗記してないよ、どう呼べばいい?」 貴子 「貴子って呼んでね? もちろん、愛を込めてv」 ●タイトルコール 由紀 「……えっと、な、なんでしょうか?」 貴子 「だから、深月くん、キミは私の部活に入りなさい、大丈夫、怖くないわよ、お姉さんが優しくしてあげるから、ね?」 宇治木 「……傍若無人だが、悪気はきっと無いと思いたい、部活とかまだ決めてなかったら、えーっと、貴子、さんに協力してくれると助かるかな」 由紀 「……でも、何の部活かも分かりませんし、僕なんかじゃ何をやるにしても足手まといじゃないかと」 貴子 「そんな事無いわ、その可愛すぎるルックスと、悪魔を召喚できるらしいと言う特技! 十二分に面白すぎるわ、うん、文句なしで合格!」 由紀 「!? ……えっと、気持ち悪くないですか?」 貴子 「ん? なんで?」 由紀 「だって、この本には妖怪が入っているんですよ? ……現にみんな気味悪がって近づきませんし……」 貴子 「は? なんで気持ち悪いのよ、よく分からないわね、まぁ、いいわ、このクラスの大半がガッデムな事が分かったけど、それは兎も角、はいかイエスで答えてね、わたしの部活に入りなさい」 由紀 「え? ……えぇ!? はいか、イエス? ……え、でも……え?」 宇治木 「……それは選択権がないし、質問じゃなくて命令じゃないかな」 貴子 「龍太郎……、細かい事は気にしちゃダメよ? ま、龍太郎はさておき、由紀くん。あ、由紀くんって呼ぶわね、っで、入部するわよね?」 由紀 「……え、あ、……はい」 貴子 「よろしい、じゃあ決まりね。あ、龍太郎、学校への書類手続きと、部室の確保お願いね」 宇治木 「……何もやってなかったわけですか、仕方ない、承知しましたよ。……閣下」