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Scene-IF ガイ様華麗に代役!

「すみません、仕事が終わりません」

それは、ガイのプレイヤーからのそんな一言から始まった。

GM:というわけで、今回代役として、急遽この方にお越しいただきました。
クラトス:うむ、よろしく頼む。
一同:えぇええええっ!?
ルーク:渋いよ! なんかすごい悪そうなガイなんですけどっ!?
ジェイド:おー、懐かしいなシンフォニアリプレイ(←当時のGM)
ティア:……なんか、キャラが崩壊しそうですね……
クラトス(以下、ガイ):はっはっは、大丈夫。まぁ任せておけ。

そう言って笑う代役プレイヤー。
だが、ティアの不安は当たってしまうのだった……

GM:では次のシーン。タルタロスを脱出した君たちだが、そこには既に六神将の姿が!(と、コマを並べ始める)
ルーク:多っ! もしかして戦闘になるのか!?
GM:うん、なるよ。ちなみに、作戦がうまく行ったからこれでも敵の数は少ない方だから。
ティア:(真剣な表情でボードを見つめ)ちょっとまずいかも……《ナイトメア》の範囲に微妙に入りきらない……?
ジェイド:あーくそ、私のレベルが45のままだったら楽勝だったのにっ!?(一同爆笑)
ガイ:GM、登場する。
GM:え、ここにですか!? 唐突すぎません!?
ガイ:こんなこともあろうかと、ファブレ公爵からルーク捜索の任を受けている。あとはトラブルを追ってくれば当たりが出るはず!
ルーク:俺がトラブルみたいな言い方すんなっ!?(一同大爆笑)
GM:……分かりました。確かにここで登場すれば戦闘も楽になるし、何よりかっこいい(笑)難易度高めだけど、判定に成功すれば1ラウンド目のセットアップから好きな位置に登場できるよ。
ガイ:(ダイスを振る)お、クリティカル! 好きな位置に登場、でいいんだな?
GM:え? は、はい。
ガイ:そうか、好きな位置か! ふっふっふ……

意味ありげな笑みを浮かべるガイのプレイヤー(代役)。
この時点で確かに、キャラが変わっていた。

GM:? じゃあ、セットアップに入ります。ガイ、どこに登場しますか?
ガイ:ではまず、タルタロス上空から飛び降りる影が一つ。
一同:上空っ!?
ガイ:そしてルークの近くにいたエキストラ兵士を切り伏せる! (渋い声で)……ほう、マルクト軍に神託の盾まで勢揃いとは、都合がいい(なんか邪悪な笑み)

それは悪役のセリフです。

ルーク:ちょ、ちょっと待て! ちょっと待てっ!? 誰だお前っ!(一同爆笑)
ジェイド:お前はうちの軍の何を知ってるんだっ!?
ティア:何なのこの人! 刺客!?
ガイ:…………あれ?
GM:えー……敵は全員、ぽかーんとしている(笑)
ガイ:す、すまん、今のナシ! やり直しやり直し!!
ジェイド:あーびっくりした、俺てっきりGMと共謀して敵に回ってNPC化するのかと思った(笑)
ガイ:ふ、それはTOSリプレイの時に既に通った道です! つーかあんたがやったんだ!(一同大爆笑)

テイルズオブシンフォニア、好評発売中。

ガイ:えー……というわけで、やり直しっ! ルークたちの前に飛び降りて……(超渋い声で)……ほう、マルクト軍に神託の盾まで勢揃いとは、都合がいい(なんか邪悪な笑み)

それじゃさっきと同じである。

ルーク:変わってねえじゃねーか!(一同爆笑)
ガイ:…………あれぇ?
ティア:もう、いいんじゃないですか? それで。
GM:いや、よくないですよ! 伊藤君のと全然違いますって!
ジェイド:もっと爽やかに行け、爽やかに!
ガイ:あーもう、こうなったらヤケだ! こう、かっこよくポーズを決めて……ガイ様、華麗に参上!!(一同大爆笑)
ルーク:アホかーっ!?
ティア:TAKE3までやっといて、それですかっ!?

もう何がなんだか分からない。

ジェイド:(爆笑しながら)今の、リプレイに起こしてくれ! 絶対ウケるから!

というわけで、リプレイに起こしました。
でも、たぶん続きません。

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あとがき。

以前、拍手お礼にリプレイ風TOAを載せてたところ、「ガイはえんどーさんだと思ってました」とのコメントをいただきました。
せっかくなので、えんどーさんバージョンを書いてみました(笑)悪そうなガイになってるでしょうか……?
ちなみにTOSリプレイも、こっそりと配役だけは考えてあります。