Rule
ユーリくんのN◎VA講座
第一回 『スタイル』について
ユーリ:よう、ユーリだ。
ルーラー(以下、RL):はじめまして。ルーラーです。
ユーリ:ここで『トーキョーN◎VA』について解説しろ、と言われているんだが……
RL:うん、今日はN◎VA初心者のユーリと、N◎VAを知らない読者の方のために、少し解説をしていくことになるよ。
ユーリ:その前に聞きたいんだけど、『ルーラー』って何だ? オリキャラか?
RL:いや、違うよ(笑)ルーラーっていうのはトーキョーN◎VAの用語で、他のゲームで言うゲームマスターのこと。セッション……まあN◎VAでは『アクト』というんだけど……の、進行役。
ユーリ:なるほど、オレ達がプレイヤーで、ルーラーがGMってことだな。
RL:そうそう。ちなみに君達プレイヤーキャラクターのことは、『キャスト』という。まあこの辺は、用語解説をいずれ作るから詳しくは省く。
RL:さて、今回のテーマは『スタイル』についてなんだけど……
ユーリ:ルーラー、質問。スタイルって何だ?
RL:お約束な質問をありがとう(笑)スタイルと言っても、その意味するところはおおまかに二つある。一つは『その人の生き様』のこと。そしてもう一つは、『トーキョーN◎VA』というRPGにおける職業にあたるもの。ファンタジーRPGで言うところの、戦士とか魔法使いとかね。
ユーリ:TOVで例えるとオレが剣士、フレンが騎士、エステルが治癒術士……って感じか?
RL:そうだね。今回解説するのは後者の意味の方。こっちはゲーム用語でルールにも関わってくるからね、しっかり覚えてくれ。
ユーリ:……はいよ(まあ適当に何とかなるだろ)
RL:最初に、スタイルは大きく三つに分けられるんだ。ユーリ、君のキャラシートの『スタイル』の欄を見てみて。
ユーリ:どれどれ……えーと、『フェイト』『カタナ』『レッガー』って書いてあるな。
RL:キャストは必ず、スタイルを三つ持っているんだ。全部バラバラの人もいるし、二つが同じの人もいる。全部同じ人もいるけど、とりあえず一番分かりやすい全部バラバラのユーリのスタイルで説明するよ。
ユーリ:ああ。最初はどれだ?
RL:まずは一つ目、『ペルソナスタイル』だ。これは表の職業、とか、他人から見てどう見えるかを表したもので、◎のマークをつける。
ユーリ:オレのは『フェイト』についてるな。
RL:『フェイト』は探偵とか、正義の味方とか、そういったものを表すスタイル。
ユーリ:オレはこの話の中では探偵業を営んでるから……
RL:ユーリのペルソナは『フェイト』つまり職業が探偵ってこと。ちなみに、ペルソナスタイルは他人にも分かるんだ。ユーリは周りの人からもちゃんと探偵として認識されているよ。
ユーリ:……ホントか? なんかただの便利屋みたいに思われてる気がするんだけど。
RL:ちゃんと探偵業の方で依頼が来たでしょ、文句言わないの(笑)
ユーリ:で? 次はどんなのだ?
RL:はいはい、次は『キースタイル』について。これは凄く重要なスタイルだよ。
ユーリ:へー、どう重要なんだ?
RL:うん、これはその人の本質を表すスタイルで、●のマークがついているものだよ。
ユーリ:ってことは、オレのキースタイルは『カタナ』ってことか。
RL:『カタナ』は、肉弾戦が得意な人のスタイルだね。用心棒とか、荒事師とか、殺し屋とか。
ユーリ:それがオレの本質ってことか?
RL:ペルソナスタイルと合わせて考えると、ユーリは職業こそ探偵だけど調査や推理よりも実力行使の方が性に合ってる、と表すことができるね。他にも、『表の職業は探偵だけど裏で殺し屋をやっている』という表現もできるけど……
ユーリ:さすがにそれは請け負ってないな。
RL:みたいだね。ユーリは前者ってわけだ。では最後は『シャドウスタイル』について。これは何も印がついてないやつだよ。
ユーリ:オレのは『レッガー』だな。
RL:『レッガー』は、裏社会の住人のこと。マフィアとか893の人とかね。
ユーリ:悪い奴なのか?
RL:まあ、大体が犯罪者だけど、中にはいい人もいるよ。任侠の世界を表すスタイルでもあるからね。で、『シャドウスタイル』がどんなスタイルかというと、潜在意識を表すスタイルなんだ。
ユーリ:潜在意識?
RL:自分でも意識してないけど、なんとなくそれっぽいとか、実は才能があるとか、そんな感じ。ユーリの場合だと、なんとなく言動がチンピラっぽい、って感じ(笑)
ユーリ:うるせー!(笑)
RL:第一回はここまで。お疲れ様でした。
ユーリ:次の解説講座はいつになるか分かんねえけど、またな。