Rule

ユーリくんのN◎VA講座

第二回 『コネとスート』について


ユーリ:よう、ユーリだ。
ルーラー(以下、RL):このアクトを担当しているルーラーです。
ユーリ:んじゃ、とっとと終わらせるか。
RL:その前に、今日はもう一人呼んであるんだ。
フレン:こんにちは、フレン・シーフォです。今日はよろしくお願いします。
ユーリ:って、フレン!? なんでここに!
フレン:今回、僕の登場シーンだったからね。それにユーリ一人じゃ心配だから。
ユーリ:余計なお世話だっての……
RL:そんなわけで、今日はこの三人で進めていくよー。

ユーリ:今回のテーマは『コネとスート』か。コネって確か、誰と繋がりがあるかってのを表す技能だよな。
RL:そう。コネっていうのは『コネクション』の略。N◎VAでは有力者とお知り合いになると色々と有利になるからね。じゃあ、ユーリの<コネ>技能を見てみよう。今回、アクト開始時にフレンのコネを渡したよね?
ユーリ:ああ、確かキャスト番号順なんだっけ。あ、でもフレンもオレのコネ持ってるよな?
フレン:これは事前に経験点を支払って取得したものだから、ユーリの持ってる僕へのコネとは少し違うんだ。
ユーリ:どう違うんだ?
RL:うん、アクトで渡されるキャスト間のコネは、アクト終了時に消える。
ユーリ:ぶっ!?
フレン:大丈夫、終わった後で経験点を支払えば、コネは取得できるよ。
ユーリ:ああ、なんだ……でもオレ、お前のコネ1レベル分しか持ってねえんだけど、お前は3レベルも持ってんのな。
フレン:そうだね、<コネ>技能は情報収集なんかで重要だから。
RL:ちなみに<コネ>技能っていうのは、『相手が自分のことをどう思っているか』を表すものだから、この例でいくと実はユーリの方が気持ちが強いってことになるんだよね(笑)
ユーリ:マジでかっ!?
フレン:うん、マジで。僕はユーリのことを1レベル分しか思ってないけど、ユーリは僕のことを3レベル分も大好きだってこと。だから君もこのアクトが終わったら僕のコネを取ってね。
ユーリ:畜生……なんか無性に悔しい……

RL:次はスートについて少し解説しようか。
ユーリ:それくらいオレでも知ってるぞ。技能のスートとトランプの手札のスートが合わないと判定が失敗になるんだろ?
RL:そう、でもユーリ、スートに込められた意味もちゃんと分かってる?
ユーリ:は? 意味?
フレン:クラブが感情、スペードが理性とか、そういう奴だね。
ユーリ:……? よく分かんねえな。技能に感情とか理性とかって必要あんの?
RL:じゃあ、分かりやすい<コネ>技能で説明しよう。ユーリ、フレンへのコネはどのスートで取ってる?
ユーリ:(キャラシーを確認して)……ハートだな。
RL:ハートは肉体関係
ユーリ:肉体関係っ!?
フレン:つまり僕は……ユーリを愛しちゃってる、ってことかな?
ユーリ:ばっ、お前……!
フレン:いや、ええっと……それ以外にも、血縁とか杯を分けたとか、あと兄弟のように育ったとか、そういう関係のことでもあるんだけど……
RL:でも君ら、ぶっちゃけデキてるでしょ?(笑)
フレン:……まあ、このアクトはフレユリ前提ですから。
ユーリ:さらっと言うなよっ!?
RL:何ならスート変える? 今なら間に合うよ。
ユーリ:いや、いい。事実だし。
フレン:君だってさらっと言ってるじゃないか!
ユーリ:い、いいんだよ。ほら、オレ、カタナだから生命の能力値高ぇし!
RL:システムが変わってもそういうところは変わらんねぇ(笑)
ユーリ:そ、それよりフレンはオレのコネどれで取ってるんだよ!?
フレン:僕のはクラブ、スペード、ハートだよ。ユーリは僕に友情を感じていて、尊敬もしていて、そして肉体関係(笑)
ユーリ:それはもういいんだよっ!?
RL:ちなみに、取ってないダイヤのスートは外界……つまりビジネス関係ってこと。まあ君達には一番縁遠い関係かもね?
フレン:え、でも僕、ユーリのコネ4レベル目取りますよ?
ユーリ:取んなよっ!? 意味ねえよっ!

RL:というわけで、第二回はこのへんで。
ユーリ:なあ、これって連載が一話進むごとにやるのか?
RL:やるわけないでしょ、めんどくさい。
フレン:言うと思いました……